« 東京私学教育研究所 フージョン教育研究会 「コア・ループ」へ(1) | トップページ | 東京私学教育研究所 フージョン教育研究会 「コア・ループ」へ(2) »

2026年9月27日 (日)

富士見丘 文化祭同時開催の中学校説明会 満席が意味するもの

★昨日本日と富士見丘は文化祭を開催。日曜の今日は13時から中学校の説明会も開かれました。最近どの回の説明会もたくさん集まると聞き及んでいますが、文化祭ではそうはならないだろうと思い立ち寄りました。しかし、満席でした。たしかに、いつもの説明会では生徒の姿はそれほど見ることができませんが、説明会では多くの溌溂とした生徒の姿を見ることができます。一石二鳥ですから、集まるのは当然だったのです。

Photo_20260927155501

★説明会が開催の10分前からは、テレ東の「ザ名門校」で紹介された富士見丘の学校の様子が流されていました。何度見てもインパクトあるという感じで参加者は真剣に見ていました。

★13時になると時間通りに吉田晋理事長・校長の挨拶から始まりました。日本私立中学高等学校連合会の会長でもありますから、今の日本の教育の現状を話されて、富士見丘の方針や在校生のキャリアデザインについて話されるかと思っていました。しかし、いきなり、富士見丘は女子校ですから始まったのですから衝撃でした。

★女子校の優位性は、男子の生徒に気を使う必要はないので、自由にのびのびと学園生活を送れるという話なのです。未来志向の吉田校長がそこから話すのは、少し不思議でした。しかし、話が進むとすぐにめちゃくちゃ新鮮な話だったのです。

★進路選択においてアンコンシャスバイアスにとらわれなくてよいのだと。女子は文系だではなく、理系に行きたければ応援するし、海外大学に行きたければやはり応援する。もちろん、文系にいきたければ文系にいくための応援をすると。

★今年コロンビア大学に入学した卒業生は理工学部に進んだと。中学の時はテニスをやりたいからと入学してきて、けがもあって高1から海外大学に行くことを決めた。生徒会活動でも大いに貢献してくれた。そんな生徒が富士見丘から巣立っていったのは、その生徒の努力や視野の広い活動がすごかったからだが、私たちも自信を持てたのだというわけです。

★たしかにネイティブスピーカーの教員が8人も入る環境を整えているのは、東京の私立学校の15%しかありません。生成AI憲章もつくり、STEAM教育にも力を入れる環境も着々とできています。スタディー7で、中3が東大の数学の問題を、中学まで学んだ数学の発想や理科の発想を使って挑む講座まで開催しています。

★吉田校長が、コロンビア大学に合格するのは東大より難しいかもしれないと語る背景には、いよいよ東大への道も開くよということだったのでしょう。

★吉田校長のあいさつの後、佐藤教頭が語りました。なんと富士見丘の分厚い突出したグローバル教育の話に特化していました。グローバル探究とB2(英検の場合だと準1級)のレベルの生徒が高3段階で30%いるけれど、これからは、ここを70%にできるという話は圧巻でした。

★総合型選抜と学校推薦型入試、海外大学入試にチャレンジする生徒が70%だから、各教科の話ではなく、教科横断型の学びの話がメインだったわけです。

★このような話にこれだけの受験生の保護者が参加するとは、中学入試はやはり変わってきたのでしょう。しかも、さらに驚いたのは、説明会の終わりに、本日の文化祭の見どころを中学在校生がプレゼンし終わったあと拍手が巻き起こったこともそうでしたが、そのあと佐藤教頭が静かに説明会は終わりますが、この後も文化祭は続いています。お時間の許す限りご覧になっていってくださいと締めた時のことです。ふわっと拍手が広がったのです。もちろん、吉田校長や佐藤教頭に対する拍手だったのでしょうが、タイミング的には、富士見丘という学校に対してだったのではないでしょうか。

★説明の内容がこれほどパーフェクトに実態と一致しているという実感に安心しましたという拍手だったのだと思います。

|

« 東京私学教育研究所 フージョン教育研究会 「コア・ループ」へ(1) | トップページ | 東京私学教育研究所 フージョン教育研究会 「コア・ループ」へ(2) »

「中学入試」カテゴリの記事

「グローバル教育3.0」カテゴリの記事