工学院の心理的安全は一味も二味も違う corresponndanceを生み出すケアの眼差し
★工学院の中学棟に訪れると、心が落ち着く。心理的安全が、生徒1人ひとりそして教師一人ひとり、キャンパス全体に広がっている。そういうと、何か宗教的な雰囲気?と思われるかもしれませんが、まったくそれはないです。心理的安全性をダライ・ラマ的な雰囲気で広げている人気の学校も湾岸エリアにありますが、それとはイメージは全く違います。田中歩教頭が共創している中学の教職員と生徒と教育環境が互いに響き合うという意味でcorrespondannceが生み出されているのです。
★coとrespoceの融合は、問う人と問われる人の関係性ではないのです。一般的な心理的安全性は、それができるオープンな雰囲気ということですが、田中歩先生は、(問われつつ)問う人と(問いつつ)問われる人の関係性がぐるぐる循環を生んでいるので、感動の連続なのです。
★この(問われつつ)問うと(問いつつ)問うという関係性の循環が持続可能になっているのがHABITです。そして、この習慣を持続可能にする家がキャンパスです。INHABITANCEですね。
★そして、この関係性を持続可能にするのが、互いにケアする精神です。こうして、生徒も教師も一人一人の中にDwellingという住まう境地が生まれます。
★しかし、これは田中歩先生のケアの眼差しがポイントなのです。
★このことに気づいたのは、文化人類学者ティム・インゴルドの「教育とは何か」という本に出合ったからです。10年以上前から田中歩先生と共に対話型の授業や思考コードによるリアルタイムリフレクションのシステムを作っていて、昨年からはそこに生成AIを融合して学び合っているのですが、そのことを言語化や可視化する本だったのです。2017年に書かれて2025年に翻訳されているのですが、まさに田中歩先生と共創している最中にインゴルドは執筆していたのですね。
★ちょっと感動しました。ただ文化人類学なのにデューイの哲学やハイデッガーの哲学的発想が交差する論考なので、なかなか読み進めないでいますが(汗)。ともあれ、いつものように、刺激を受けて勝手に自分のアイデアを生み出していて、とてもインゴルドの理解にはなっていないのです(汗)。
★それはともかく、こんなすてきな工学院。一般メディアではなかなか見えないのは、一般的な教育言説で語れない学校だからです。一般言説で語れないその向こうに真実はあるものです。何せ工学院の正面玄関には、真理は自由であるという言葉がギリシャ語で掲げられているのですから。
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