梶谷真司先生の哲学対話(01)否定がつくる壁を壊していく
★今年の日本私学教育研究所主催の「イノベーション教育(グローバル・ICT活用)研究部会」2日目は、梶谷真司先生(東京大学)の講演とワークショップ。
★まだ始まったばかりですが、世の中が作っている「目に見えない壁」をどんどんぶち破っていきます。
★たとえば、「問い」は大事なのですが、いい問いとかそうでない問いとか分けると、いい問いとはなにかということを気にして問いを話さなくなる、それが続くと結局自分は何を考えているかわからなくなるというのです。
★ここには、いい問いとかそうない問いとかを判断する実は相手を否定する目に見えない壁があるということを語っているように感じました。
★生まれると親に否定され、学校に行くと教師に否定され、社会に出るとやはり否定され、その「それは違うよ」という否定の連続が、考えることをしなくなると。たしかにそうですね。
★では、なんでも共感すればよいかというと、それも共感するしないという判断が加わる。だから、受けとめるとか人の話をよく聞くということのほうが大事なのだ。否定とは何か?結構難しい。
★それから哲学対話は、だれでもできるのだと。うちの生徒は偏差値が低いから哲学対話はうまくいかないと言われることも多いが、やってみるとうまくいく。むしろふだん自分の考えや気持ちを実はあまり受け止められていないから、哲学対話は盛り上がるのだと。
★知識は哲学対話をとめてしまう。その知識がわからないと対話の輪に入れない。一般に社会の周縁にいる人々の方が、今まで聞いてもらえなかった疑問がたくさんあるから、哲学対話はうまくいくのだと。
★さりげない日常用語で語りながら、いろいろな目に見えない壁を壊していく講義。おもしろい。まだまだ続きます。
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