2026年度中学入試(14) 青稜 モダンアートの空間が好奇心を駆動する
★入試問題は学校の顔というわけで、青稜中は特に新タイプ入試をしているわけではなく、大学進学実績もとてもよいので、いわゆる進学校路線一本だろうと思っていました。ところが、どうもそれは私の先入観にすぎなかったかもしれません。
★というのも、私が信頼している研究者であり教育ジャーナリストでもある市川理香さんが、首都模試のサイトで「この春、青稜中学校・高等学校にヴンダーカンマーができました。」(2025年10月29日)という記事をアップしていたからです。
★モダンアートで埋め尽くした「驚異の空間」をDE-SIGNしたというわけです。
★同校の青田泰明校長の発想と構想の実現だそうです。印象派とかキュービズムとかではなく、モダンアートで埋め尽くす。しかもその空間をドイツ語で「ヴァンダーカンマー」と表現する斬新さ。
★ヴァンダーはワンダフルで、カンマーはルームではなく、キャビネットくらいの意味?英語でどう訳するのかというと、やはりキャビネット・オブ・キュリオシティーズらしいのです。それに室内楽の室はドイツ語で「カンマー」です。
★「驚異の空間」というより意味が広がりますね。アートの空間は、自分が求めなくても実は語りかけてくるらしいのです。建築家はそういう空間の仕掛けのことをアフォーダンスといっていますが、このことは現代文の大学入試でもでてきます。
★つまり、大事な教養というより、高校生なら身につけておきたい知性ということです。何を語りかけてくるのかは、人それぞれです。傾聴とか受容というのは、何もコトバだけの話ではありません。パフォーマンスやオブジェやアート作品など様々なモノが好奇心を駆動します。
★慶応義塾大学のKMDの教授なら、それらは知を引き出すメディアですと言うかもしれません。市川さんにいざなわれて、今度青稜の学校説明会にでも出かけてみようかな。すてきな記事をありがとうございました。
★それにしても、ググってみると、青田校長は、いろいろなメディアで教育のイノベーターという視角でいっぱい記事になっています。もっと私立学校を知る感度を高めなくてはと反省です。
| 固定リンク
「創造的才能」カテゴリの記事
- 工学院 生徒を動かす鮮烈なRSIC(ランドスクエア国際会議)体験(2026.10.02)
- 八雲学園 教育の総合力 圧巻(2026.10.01)
- 東京私学教育研究所 フージョン教育研究会 「コア・ループ」へ(2)(2026.09.29)
- 東京私学教育研究所 フージョン教育研究会 「コア・ループ」へ(1)(2026.09.27)
- [思考」を「思」×「考」と捉え返してみる(2)ポマト思考(?) 失敗のイノベーティブなエネルギー(2026.09.23)
「中学入試」カテゴリの記事
- 城西大城西 理念を社会実装する(2026.10.08)
- 羽田国際学園中学 ファン層を確保(2026.10.06)
- 工学院 生徒を動かす鮮烈なRSIC(ランドスクエア国際会議)体験(2026.10.02)
- 八雲学園 教育の総合力 圧巻(2026.10.01)
- 東京私学教育研究所 フージョン教育研究会 「コア・ループ」へ(2)(2026.09.29)



最近のコメント