2026年度中学入試(04) 昭和女子大学附属昭和 知的好奇心から研究し大学へ そして学び続けるライフデザイン
★先日、<GLICC Weekly EDU 第228回「昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校ー女性活躍の時代のグローバル教育」>で、同校の校長真下峯子先生のお話をお聞きしました。同校の3つのコースについての物語は実にすてきでした。グローバルコースとスーパーサイエンスコースと本科コースは、それぞれ学際的につながっていながら、特徴的なシステムが広がっています。
★グローバルコースは、もちろん準1級以上の英語力が養われているのですが、それは海外大学入試のためにというわけではないのです。ボストンの昭和カレッジでは中2の段階で全員が訪れるわけですから、英語力の育成はグローバルコースだけの特徴ではなく、3つのコースで当たり前のように実施されています。
★ではグローバルコースの特徴は何かというと、高1でカナダで10カ月の留学に行ったり、同校のキャンパス内のBST(ブリティッシュスクール)やテンプル大学で学ぶことができるということなのです。そのためには、CEFRでB2以上なければ講義は受けることができません。このような素晴らしい国際的な環境では、英語を学ぶのではなく、英語で学びたい授業に参加して単位を取得したり、国際文化を互いに学び国際感覚を身につける探究を行っているわけです。
★スーパーサイエンスコースでは、知的好奇心を研究に発展させ、そのキャリアを大学にも求めていくわけです。もちろん、研究の方向性は、理系にすすみながら文系にシフトするということも全く問題ないというところまで学ぶわけですが、昭和医科大学で、医者や看護師、薬剤師になることがだけが目的ではなく、医療関連の専門分野に進んだり、脳科学や薬学の応用の研究に進んだりします。山田新太郎財団と連携して、女子学生の理系キャリアを開発することなど、いろいろな外部団体のプログラムに挑戦しています。
★そして、BSTの理科の授業や実験にも参加できます。そのためには、サイエンスコースの生徒も英語は学ばなければならないわけです。
★本科コースは、グローバルコースとスーパーサイエンスコースの基礎でもある「知る、考える(探究)、つくる」という思考の基本的なメカニズムを体得し、探究をしていく学びを行っています。ある意味、日本語をベースにグローバルな社会課題やデータサイエンスを学ぶプログラムを行っているのです。
★この「知る、考える、つくる」というプロセスは、非常にわかりやすいのですが、現場では、「知る」ことの立体的な構造や「考える」ことの多様な方法論が広がっています。「つくる」ということも、プログラミングをして3Dプリンターでプロトタイプをつくることもあれば、論文を編集することもあるし、プレゼンのパフォーマンスをすることもあるし、アート表現を生み出すということもあって、多様なわけです。
★そして、とにかく3つのコースとも国内大学の研究者とコラボして最先端の研究分野を昭和女子大学附属昭和の生徒と共有しているのです。
★真下校長が生物の研究もしてきた長い経験もあるということで、修士や博士のレベルの研究を中高現場につなげているわけです。今回の真下校長の教育のデザインの実践のお話は、これからの私立中高一貫校の教育は、知的好奇心を深めていき極めていくレベルが、高校卒業レベルではなく、修士や博士につながる学びのシステムレベルだという未来が見えた瞬間です。
★密度の高いお話でしたから、詳しくはぜひご覧いただきたいのです。そして、今回はまだ前編で、後編は12月に真下校長先生が再びご登壇されます。乞うご期待です。
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