私立中学校選択 氷山モデル(11)2026年度から大学入試の枠組が新しくなる転換点
★学校の教育の質を高める5つのタイプのうちDEタイプ(DEconsutoructionとかDEsignという「脱」の意味を込めている)の学校は、すでに破格のグローバル教育を行っていて、大学入試タイプや大学進学の要素をつくるキャリアデザインは、すでに包括的普遍的です。そしてこのことが、2026年以降の主流になる時代がやってきました。
★従来、国内の生徒の大学入試の指導をする時、一般選抜か学校推薦型か、年内入試かそうでないかという個別具体的な分類で戦略を立ててきたと思います。帰国生や留学生などの入試は、国内生には関係ないので、世界標準の資格を学ぶ生徒は海外大学進学準備教育だと思われてきました。
★したがって、国内大学を中心にキャリア教育を実施しているところは、当然海外大学進学準備教育は射程に入ってこなかったのです。ところが、突出したグローバル教育を行ってきたところは、両方すでに射程に入れてきました。
★それが東大の2027年9月入学の<College of Design>のコースの入学試験が実施されることになって、いよいよこの突出型グローバル教育を実施してきたキャリア教育がモデルになる時代がやってきました。
★上記のように、国内生か帰国生かという分け方ではなく、学習指導要領で高校卒業式をとる生徒か、学習指導要領も勉強しているが、世界標準の卒業資格を得る学びをしてきた生徒かに大きくわかれるわけです。
★そして、基礎学力、小論文、志望理由書、面接という4つが大学入試の基本要素となります。この要素のアレンジが、一般選抜や総合型選抜、海外大学アプリケーションなどで違いが出てくるだけです。
★また基礎学力のところは、学習指導要領ベースの生徒と世界標準資格ベースの生徒では違いもあります。共通テストを受験するかしないかの違いです。
★一般選抜は、基礎学力の共通テストの部分がさらにその応用発展ペーパーテストになるだけです。他の小論文や面接などの要素はない場合が多いですね。これからのAI時代は、ここだけに偏った学びだけでよいのかは、すでにみな疑問を持っています。ですから、東大でさえも、多様な入試を実施しているわけです。そして今回の2027年9月入学の入試は、今後の大学入試の基本要素を包括的普遍的な次元へシフトさせる影響があるでしょう。
★最近トレンドの、念内入試も、共通テストは1月に実施されますから、それに代わって、その大学が独自に基礎学力テストを実施します。それだけでは、一般選抜の期日としてフライングになり文科省から指摘を受けますから、小論文や面接など学校によってアレンジしてくるわけです。
★そして、特筆すべきは、今回の東大の見識は、入試要項に「創造的思考」というキーワードを埋め込んだことです。一般選抜では、論理的思考さえ身につけてくればよいのだというかつてある大学教員が言っていたとおりの試験だったのですが、東大も外国学校卒業者対象試験(帰国生や留学生対象)を実施していて、そこではIBのTOKを意識していると大学当局が言っているぐらいなのです。
★ただ、それを学習指導要領ベースの生徒には示してこなかったのです。もちろん推薦入試では示してきましたが、それも一握りでした。しかも英語ベースではありません。
★いずれにしても、外国学校卒業者対象の試験と推薦入試とCollege of Designの入試で、10%弱の生徒は創造的思考を意識して東大に入学するわけです。このインパクトは大きいですね。東大の10%は、他大学では30%以上のシェアになる影響力があるからです。
★すでに早稲田大学や慶応義塾大学では、新しい大学入試の要素のアレンジで入試を改革してきています。
★2040年には、この10%が東大でも増えることになるでしょう。東大が20%にシェアを増やしたら、他大学では60%シェアになるでしょう。学習指導要領ベースの生徒ももはや世界標準資格と同等の質をもった学びをするようになる転換点が2026年です。
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