授業の時間と空間と道具と仲間と協働して世界が生まれる 生成AIもまた授業で新しい世界を生み出す
★今先生方と仲間と生成AIを活用しながらどんな授業ができるのか実践研究をしています。各教科の授業は、時間と空間が設定され学習道具が活用され教師と生徒、生徒同士の対話などがあって、それぞれの教科の世界が生徒1人ひとりに広がっています。ここに生成AIが加わると、どのような世界が広がるのか、ワクワクしながら毎回先生方と対話しています。
★30年前の1995年から学内に徐々にパソコンが入ってきました。ようやくインターネットとつながり、ネットスケープなどのブラウザーも認知されるようになっていました。3.11を境に、SNSが学校にも入ってきました。パンデミックを体験してからは、学校に生徒1人1台のパソコンが学習ツールとして定着し、オンラインの空間学習も広がりました。そして、今授業の中に生成AIが導入され始めています。
★生成AIという道具は、授業の時間も空間も変容させます。そして、各教科の専門性と普段思いつかない社会や自然の事象を結びつけます。各教科の授業の世界を専門的知識の深さと異領域異分野の世界に広げます。
★世界が広がるという点では、今までの教科の授業と同じですが、その広がり方が縦横無尽だという点で優れていると思われます。
★しかし、本当にすごなと思うのは、一人ひとりの生徒が自分の感情、思考、行動という思考動の方法論=コツ=ものの見方・感じ方・考え方・表し方を言語化できるということです。
★従来の教科授業でも「振り返り」をし、この思考動の方法論を自分なりに気づく機会をつくりますが、実際にはそれができないで終わる授業が多いでしょう。また、振り返りをしても、コンテンツを理解したかどうか、どんなコンピテンシーが得意なのかなどの振り返りが多く、自分のものの見方・感じ方・考え方・表し方を言語化したり可視化したりするところまではいきません。
★いわゆる出来る生徒は、暗黙知としてそれを身体化させています。小中高の学びは、実はこの身体化トレーニングが中心です。ですから、これだと暗黙知を体得できた生徒とそうでない生徒の格差がうまれるのです。
★この格差をなくすために、身体化トレーニングを重ねていくのですが、すべての生徒が獲得できるというわけでないことは今までを顧みるとわかるでしょう。
★もし、すべての生徒が、自分なりの思考動の方法論を言語化・可視化できたらどうなるでしょう。素敵なことになるのは明らかです。
★今までも、ある人の方法論を言語化・可視化し、それを獲得できていない生徒にパターン学習的にトレーニングしてきたのですが、それではうまくいかないケースが多いのです。自分の内側から生まれてきた方法論ではないからです。生成AIはそれをサポートする革新的学びのツールです。
★個別最適化とは、この自分なりの方法論を見つけるということであるのかもしれません。そして、協働的学びとの一体化の目的とは、互いにそれぞれの方法論を磨き合う関係性を構築するということなのでしょう。それが生成AIの登場によって、可能性が大きく開けたのです。
★これができると、本来的な多様な価値観を尊重するというウェルビーイングな状態が生まれます。
★先生方と生徒と仲間と一緒に生成AIを悪用せず最適な活用をするように相互モニタリングしながら新しい授業をつくっている日々です。
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