駒沢学園女子の土屋校長の表現力の凄まじさ
★昨日、一般財団法人東京私立中学高等学校協会の常任理事会・理事会がありました。私は理事会の方で東京私学教育研究所の6つの研修の実施案内の紹介をしなくてはなりませんでした。だいたい5分でスピーチしなくてはなりません。1つひとつ説明していたのでは、とても時間がありません。かといって、実施案内を読んでいただければわかりますでは、これらの研修の企画をサポートしている研究所メンバーが本間はどう語ってくれるのかと楽しみ?いやチェックしていますから悩みどころです(汗)。
★終了後、挑戦したもののあまりうまくいかなかったなあと途方に暮れていたところ、次の委員会会場に移動する協会常任理事の土屋先生(駒沢学園女子校長)に出会いました。移動の合間30秒くらいでしたが、「駒女100周年記念にむけて学内で未来構想を議論しています。うちの『会食』は地球を救うアイデアが詰まっているので、そこを取りあげて下さって嬉しいです」と爽やかな笑顔で委員会に向かわれました。
★私のライフワークは私立学校研究家としての人生なので、首都圏模試の山下社長コーディネートのもとでshuTOMOでも寄稿のチャンスを頂いています。今年はOne Earth Projectシリーズで、自然と社会と精神の循環教育を行っている学校をリサーチしています。10月号は、「地球の危機を救う私立中高一貫校」で9校ほど紹介しました。その中の1校として駒沢学園女子についても記述しました。ご紹介します。
1.食から地球を救う
今、東京大学をはじめとする諸大学や国立環境研究所などは協力して「サステイナビリティ学連携研究機構」を立ち上げ、地球の環境や社会の変化で、生き物の種類が減ったり、自然が壊れたりしている危機的状況を食い止めて「自然と共生する世界の実現」を図っています。そのために、日本やアジアの自然を守るために、自然と社会がどう関わっているかグローバルな視野で調査もしています。
このような大がかりなグローバル探究は、私立中高一貫校ではコスト的にも物理的にもできませんが、将来このような「自然と共生する世界」を生徒が創る準備はなされています。
たとえば、駒沢学園女子では「会食」というランチが行われます。これは、黙って食事をする特別な日です。黙って「5つの食事の心得」を唱えて食事をします。その心得の内容は、①この食べ物が私たちの前に届くまでに、多くの人が関わり、その人たちの努力があることに感謝します。②日々の自分の行いを振り返り、この食べ物をいただくのにふさわしい行いができているか考えます。➂心を正しく保ち、欲張りや怒り、愚痴などの悪い心を遠ざけます。④食事は体を健康に保つための薬ですから、健康を得るために食べます。⑤食事を喜んでいただき、立派な人間になるように努力します。
このように、自然に大切な命をいただいて自分が生かされているからこそ自分が愛おしく、より良い生き方をする存在であると気づくプログラムです。 同校の建学の精神を支える仏教の考え方が身近な食事の中に宿り、そこでの気づきが、同校のグローバル探究の種になっています。
★この文章をわずか70字にまとめて、共感の響きを生み出す言葉と表情の表現力。さすがです。土屋校長はいまここに永遠の瞬間を生み出す教育が大切だといつも語られているのですから。すっかり元気をとり戻しました。ありがとうございます。
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