めちゃくちゃおもしろいサイエンスコミュニケーションWS!
★8月28日(月)10:30~15:30、立教池袋中学校・高等学校4階 地学実験室で、理数系教科研究会(理科・生物)の「実践研修会・講演会」がありました。テーマは『カーボンニュートラルを通じて科学と社会の繋がりを考える』。昼食を挟んでの一日がかりの研修会でしたが、めちゃくちゃおもしろいサイエンスコミュニケーションのワークショップ(WS)でした。時間は快速。あっという間でした。
★講師は、古澤 輝由先生(立教大学 理学部 共通教育推進室(SCOLA)特任准教授 サイエンスコミュニケーター)と高橋 良子先生(立教大学 理学部 共通教育推進室(SCOLA)教育研究コーディネーター)。
(古澤先生と高橋先生の講義と授業を融合するとこんな感じか?)
★古澤先生のサイエンスコミュニケーションとは何かというゲームをしながらの興味深い講義と実際に立教大学の街路樹の木々のCO2吸収量を計測するフィールドワーク(調査)とその結果分析という授業がDNAのように結合しておもしろい研修会となったのです。
★高橋先生の授業は、立教池袋の中3の授業で実際に行われた事例でもありました。10時間のプログラムで、同校の教諭であり、この委員会の委員である吉井佑介先生とコラボもしていました。
★高橋先生は、その事例を3時間くらいでコンパクトに行いつつレクチャーも行ったわけです。立教大学はキャンパスに、エコシステムを導入しています。まさにSDGsキャンパスですが、生徒はふと立教大学の街路樹の木々はどのくらいCO2を吸収し、炭素を固定化するのだろうと思うわけです。
★そこで、どのくらいカーボンニュートラルになるのだろうと。高橋先生と街路樹のCO2吸収量を測定するわけです。木々の胴回り、高さを計測し、その数値を入力すると、その量がわかる海外の無料のサイトに入力して出すのです。英語のサイトです。
★意外やまったく追いつかないことをしり、CO2削減のために木々を植えようとただ唱えるだけでは効果がないことに気づくのです。身の回りに課題があると実感するには、このような実測してそれからスコアに変換するシミュレーション方程式が必要なわけです。
★そのような方程式は、どのようにして専門家は作ったのかも学んでいきます。自分たちがデータを蓄積することが、その方程式の精度を上げる貢献をしているということもわかります。協働作業の意味も実感できます。
★この一連の調査は、サイエンスコミュニケーションにおいては、ゲームなのだと古澤先生は語ります。
★ゲームを通して、課題を発見する。ワクワクしながら切迫した課題を発見する。深刻だけれど、その課題を発見するモチベーションは好奇心なのだと。
★哲学対話や共感的コミュニケーションも、専門家と素人みたいな差をなくし、フラットな双方向なコミュニケーションという意味では、サイエンスコミュニケーションと共通しているとも古澤先生は語ります。
★ただ、ゲームを通して、深刻さの度合いを冷静に受け止める点では違うかなと。哲学的感動と科学的感動の違いと共通点。それは何でしょう。ワクワクしながらもディープな世界に導かれました。
| 固定リンク
「創造的才能」カテゴリの記事
- 期待が高まる変容する私学(05)なぜグローバル教育が必要か 文化によって違う思考タイプを知る(2026.10.17)
- 期待が高まる変容する私学(02)変容のメカニズムを生む5つの対話(2026.10.14)
- 工学院 グローバル探究学習モデルが生徒1人ひとりに内面化される こんなところがあったんですね(2026.10.12)
- 工学院 生徒を動かす鮮烈なRSIC(ランドスクエア国際会議)体験(2026.10.02)
- 八雲学園 教育の総合力 圧巻(2026.10.01)
「21世紀型教育」カテゴリの記事
- 期待が高まる変容する私学(05)なぜグローバル教育が必要か 文化によって違う思考タイプを知る(2026.10.17)
- 期待が高まる変容する私学(03)文大杉並 大胆かつ綿密な教育デザイン(2026.10.17)
- 工学院 グローバル探究学習モデルが生徒1人ひとりに内面化される こんなところがあったんですね(2026.10.12)
- 【驚嘆】2028国際バカロレアの革新を先取りしていた工学院(2026.08.25)
- 本質ベース教育(5)保護者も感じられる学校の質・授業の質(2026.08.22)
「中学入試」カテゴリの記事
- 期待が高まる変容する私学(05)なぜグローバル教育が必要か 文化によって違う思考タイプを知る(2026.10.17)
- 期待が高まる変容する私学(04)文大杉並 アップデートできる組織の質(2026.10.17)
- 期待が高まる変容する私学(03)文大杉並 大胆かつ綿密な教育デザイン(2026.10.17)
- 期待が高まる変容する私学(02)変容のメカニズムを生む5つの対話(2026.10.14)
- 期待が高まる変容する私学(01)変容のメカニズムを生む4つの質(2026.10.14)
「大学入試」カテゴリの記事
- 偏差値の誤用は回避しましょう(2026.09.17)
- 日本女子大学 理工学部(仮称)開設構想の意味 私立女子中高の先進性の証明か(2026.05.22)
- 海外大学進学準備教育の意味(04)筑駒の合格実績が、逆に海外大学進学の意味を映し出す(2026.05.03)
- 海外大学進学準備教育の意味(04)筑駒の合格実績が、逆に海外大学進学の意味が映し出される(2026.05.03)
- これからの大学と高校をつなぐ学びのOS 凍てついた思考の壁を溶かす(2026.04.17)
「創造的対話」カテゴリの記事
- 期待が高まる変容する私学(05)なぜグローバル教育が必要か 文化によって違う思考タイプを知る(2026.10.17)
- 期待が高まる変容する私学(02)変容のメカニズムを生む5つの対話(2026.10.14)
- 工学院 グローバル探究学習モデルが生徒1人ひとりに内面化される こんなところがあったんですね(2026.10.12)
- 工学院 生徒を動かす鮮烈なRSIC(ランドスクエア国際会議)体験(2026.10.02)
- 東京私学教育研究所 フージョン教育研究会 「コア・ループ」へ(2)(2026.09.29)
「PBL」カテゴリの記事
- 期待が高まる変容する私学(05)なぜグローバル教育が必要か 文化によって違う思考タイプを知る(2026.10.17)
- 期待が高まる変容する私学(03)文大杉並 大胆かつ綿密な教育デザイン(2026.10.17)
- 工学院 グローバル探究学習モデルが生徒1人ひとりに内面化される こんなところがあったんですね(2026.10.12)
- 工学院 生徒を動かす鮮烈なRSIC(ランドスクエア国際会議)体験(2026.10.02)
- 東京私学教育研究所 フージョン教育研究会 「コア・ループ」へ(2)(2026.09.29)
「高校入試」カテゴリの記事
- 城西大城西 理念を社会実装する(2026.10.08)
- 偏差値の誤用は回避しましょう(2026.09.17)
- 2026東京都私立学校展 2日間で 参加者45,000人超える(2026.08.30)
- 2026東京都私立学校展 1日目 参加者22,000人超える(2026.08.30)
- 東京の私学経営(理事長校長部会)宿泊研修で感じたこと(3)少子化リスクマネジメントの本質は唯一無二の経験ができる教育環境デザイン(2026.07.26)




最近のコメント