学校が変容するというコト(21)首都圏模試センター「高校受験情報誌」プロジェクト始まる❷サイレント・ウォール
★首都圏模試センターが立ち上げた「高校受験情報誌」プロジェクト。まずは状況把握による現状の輪郭を見定める対話から始まっています。今のところの課題意識は、「偏差値という垂直階層化による生徒のメンタルへの圧力は強く、それがきっかけで、体調を崩したり、不登校になったり、人間関係をうまくつくれなかったり、多くの亀裂が生まれている。なんとか解決できないか?」です。
(この小分けは、独断と偏見ですが、工学院大学附属中高の教務主任田中歩先生に助言をいただきました)
★要するに、今までの「自己肯定感」が低いと呼ばれてきたことを解決できないかということです。もちろん、その低さの原因は垂直的階層化だけでではないでしょう。しかし、大きなこの枠の中で、いろいろな人生のトレードオフ選択で悩むわけですから、関係がないとも言えません。
★いずれにしても、中学入試と違い高校入試は、上記の図のように見えない壁ではなく、見えているのですが、誰も問題にしない物言わぬ壁(サイレント・ウォール)があります。この壁が高校入試の市場を小分けにして、結果的に配分になり、中学入試のような自由闊達な雰囲気が生まれない現状があるのです。
★もちろん、自由闊達な雰囲気が生まれる必要があるのかという議論も当然あります。
★配分の正義が満たされれば、むしろその方がよいかもしれないのです。自由闊達も自由の種類によって光と影が生まれるからです。
★したがって、この壁をどのうのこうのするという問題解決よりも、別次元で制約の中でも発想の自由が生まれていることを可視化する新しい市場を創出する方が現実的ではないかという議論も生まれています。
★そして、別次元と言いながら、抽象的な話ではなく、各小分けの中でそれぞれの別次元を創るのが現実的でしょう。最終的には、その各々の次元が融合されて大きくなると期待したいと思います。
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