PBL

2020年11月26日 (木)

思考コードが世界観を変える(01)首都模試社長山下一さんとの<思考コード新世界観プロジェクト>はじまる。

★コロナ禍にあって、山下一(首都圏模試センター社長)さんとずっとZoom対話で、世の中が劇的に変わっていることについて語ってきました。何が変わったのか?変わるのか?対話してきたわけです。首都圏模試自体、働き方をテレワークに移行したし、模擬試験を自宅と会場の両方で行ったり、保護者会をがんがんオンラインで行ったりして、大きく変わったわけです。

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★ロックダウンになったときには、完全テレワークに移行できたし、現状はハイブリッドで行っています。

★私もそうです。ハイブリッド・ライフになりました。

★しかしながら、何が変わったのか、デジタルインフラの変化やZoom体験による意識の変化、経済循環の変化などたくさんありますが、山下さんと私は、もっと根本的な世界観の変化について多くの人と共有することが大切だということになりました。

★人類が宇宙に飛び立って、その宇宙空間から地球を見たときにパラダイム転換が起こりました。人類は1つなのだと。そして、今回のパンデミックでデジタル空間から世界中の人がリアルな空間を見たときに、やはり人類は1つなのだと。

★今回は、宇宙飛行士からの伝聞ではなく、私たち自身が直接体験をしたのです。この体験の意味を、実は思考コードで見ることができます。いや創ることができます。

★そして、対話をしているうちに、思考コードを作成するときに参考にしたブルームのタキソノミーだけでは、この世界観の根本的変化に気づかないのだということに到ったのです。

★いやブルーム自身、認知のタキソノミーだけではなく、感情と精神運動も想定していましたが、それらを統合的に活用できていないまま月日は過ぎ去り今に至っています。

★ところが、コンパクトに思考コードはその3つを統合しているのです。スプートニク・ショックは、ブルームのタキソノミーで乗り越えることができたのですが、今回のパンデミックで生まれた衝撃は、思考コードで乗り越えることができるでしょう。

★現状、この気づきは3%の穴の中に隠されています。その3%の穴を多くの人と通り抜け、広げていくために、山下さんと編集者の市村さんと本間とで<思考コード新世界観プロジェクト>を始めることになったのです。初回は、プロジェクトの聖地首都圏模試センターに集まりました。今後はまたZoomでやりとりもしていくハイブリッド活動になります。

★多くの方々にインタビューをしていくことになりますので、その時は宜しくお願い致します。

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聖パウロ学園 イノベーティブエデュケーター(07)すでに30人学級もクリエイティブクラスへの道も開いている最強の「学習する組織」

★聖パウロは、聖なる山高尾に属するパウロの森にある小さな学園。高尾の駅舎はかつて皇室専用駅の面影を残しています。実は、高尾駅には第二次世界大戦の爪痕も残されていて、そういう意味では、静かに未来の平和な世界に知恵を絞る教育が、森の中で行われているのです。未来は、世界が今望んでいるファーストクラスからクリエイティブクラスへとシフトしています。

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★聖パウロは、2012年から21世紀型教育にシフトしました。この教育の眼目は学歴社会や偏差値教育から抜け出て1人ひとりの才能を見出しクリエイティブクラスとして世界を良い循環に変えて欲しいというビジョンがあります。そして、それは聖パウロ学園のmen for others教育(MFO教育)にもマッチします。

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(八王子はどこの学校も通学にはバスは欠かせません。学校説明会の時には、先生方が受験生をスクールバスまで案内します。)

★それゆえ、聖パウロ学園は、生徒1人ひとりが才能を生かしクリエイティブクラスとしてmen for othersを実現する目標から教育を実践しています。そのための教育の根幹は初めにロゴスありきという聖書に従って、対話です。

★ですから、今騒がれている30人学級というのは、とっくに実践されていて、むしろ1人ひとりとの対話がベースになって、その土台のうえにPBLがなされています。大人数教育だから、PBLでそこを補おうというのとはベクトルが逆なのです。

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(学校説明会は、教師一丸となって機能的に動きます。同時にウェルカムの精神に満ちています。グローバルな学校には欠かせないマインドですが、それはもちろんmen for othersの精神から流れ出ているのです)

★また、クリエイティブクラスは、才能だけではなく、テクノロジーも必要だし、世界の人びとと対話ができなくてはならないのでグローバル教育も充実しています。今回のコロナ禍において、フルスペックのオンライン学習もスムーズに行えました。

★全国の高等学校の卒業生の70%は高等教育に進みます。ざっくり大学へ55%、専門学校へ15%です。聖パウロ学園は偏差値教育はしませんが、高等教育に進む道を開くカリキュラムを開発していますから、この70%に属する生徒が入学してきます。

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(パウロの森という自然と教育と生徒のかけがえのない存在が好循環しているキャンパスです)

★しかしながら、入学時は、成績的には、70%の真ん中には到底達していません。それが、卒業時には、たったの3年間で、真ん中以上に伸びていきます。それは、高等教育(大学)卒業後、クリエイティブクラスとしてmen for othersを実現するという高邁な志があるからでしょう。

★そして、なんといっても、教師のチームが実に強い「学習すす組織」を結成しているというのが大きな理由でしょう。

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日本女子大学附属豊明小学校(02)美術教育の拠点 将来芸術を専攻しない生徒の未来にもよき影響を与える

★前回「日本女子大学附属豊明小学校(01)歴史を貫く普遍的な教育を現代化する授業を展開。最先端の本物教育を行っている。」のつづきです。同校を訪れると、キャンパスがすでにギャラリーになっています。したがって、すぐに美術教育を重視している学校であることは了解できます。

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★美術教育となると創造性が養われるということもピンときます。そして、図工や絵画という作品を生み出す時間が大切にされているということも。このような体験は小学校時代には大切ですが、同校のように、広大な美術教育の空間がある小学校はそうあるものではありません。

★日本の小学校における美術教育としては圧倒的な質感が広がっています。

★そして、図工や絵画などの作品をつくるだけではなく、たとえば、デンマークの小学校と互いの作品を交換し合う、ある意味美術国際交流も行っているのです。最近では、グローバル教育という言葉が当たり前のように使われる時代です。同校も小学校でありながら英語教育や英語を使って国際交流もしています。

★一般には、グローバル教育は英語が中心です。しかし、同校は英語だけではなく美術も介して国際交流ができているのです。

★日本では、アート市場が開かれていませんから、ピンとこないかもしれませんが、ロンドン、ニューヨーク、香港、シンガポール、台湾などでは、アート市場が拡大していて、そこで開催される芸術祭には、もちろん世界中のアーティストが集まります。

★当然ダイバーシティです。言語は多言語です。英語だけではありません。もちろん、英語やフランス語を話せるアーティストも多いですが、多様性ですから、アジアの多くの言語も飛び交います。それでも国際交流ができるのは、芸術という言語を超えた共通したものがあるからですね。

★思想や感情は、言語のみならず芸術体験を共にすることによっても交換できるのです。

★美術の時間に、子供たちはデンマークの小学校の生活やそこで創られた作品の見方を語り合います。動画や写真を見ながらデンマークの生徒のの使う言葉、彼らの表情、服装が日本とは違うのに驚きます。椅子などのファシリティーズも違うのに豊明小の生徒は目を大きくして見入ります。ランチのお弁当に、有機野菜をまるごともってくる様子に、どれほど驚くかは想像に難くないでしょう。

★ランチ終了後に倫理としてのアニメを見るというのも、日本では考えにくいですね。また、言葉の壁を超えるには、挨拶とニコッとする表情という美学が大切さだということも確認し合います。そう表情とは美学だったのです。

★このように、美術教育とは、図工や絵画作品をつくることだけが目的ではないというのが豊明小の大きな特徴です。

★東大の岡田猛教授らは、芸術を専攻しない学生が、ドローイングなどの芸術講座を受講することの重要性を説いています。欧米やアジア、たとえば、MITやバンドン工科大学では、ちゃんと芸術学部があります。しかし、日本ではまずないでしょう。東工大が美大と連携し始めたのも、そういう世界の常識に気づいたからかもしれませんね。

★東大の岡田猛教授らは、模倣が創造性をいかに生み出すかについて心理学や認知科学的なアプローチで検証を行っています。「探る表現: 東大生のドローイングからみえてくる創造性」(編集者 小澤基弘, 岡田猛出版社 あいり出版, 2014)でも、12名の学生がドローイングを定期的に行い、そのたびに、ファシリテーターがインタビューをして、リフレクションしていくポートフォリオ検証をしています。

★創造性が生まれる過程を共有することで、それぞれの学生の専攻に、その創造力を応用することが可能なのではないかという実験をしているのです。

★アインシュタインにしても、レヴィ・ストロースにしても芸術への造詣が深いばかりではなく、芸術の体験にヒントを得て、物理学や構造主義的文化人類学を組み立てている話は有名です。

★どうやら豊明は新しい美術教育の拠点ですね。豊明での芸術体験で得た多様な視点や創造力は、子供たちが将来芸術を専攻しなくても、それぞれの舞台で創造的な力を発揮することになるでしょう。もちろん、いまここで、教科学習を行うときも響いています。

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2020年11月25日 (水)

アサンプション国際小学校(03)最強の学習する組織に

★アサンプション国際小学校は、今年も多くの生徒が応募しました。その人気の理由は、グローバルコースだけではなく、アカデミックコースも英語を学び、PBLの授業が浸透しているからです。どういうことかというと、生徒中心主義で、コミュニケーションの竜巻が生まれているからです。

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★この竜巻は、先生方が生徒の成長に対する想いのビジョンを共有し、チームプレイで授業や教育活動を行っているからです。また、柔軟で、コンテンツベースではなく、コンピテンシーが伸びる環境をつくる豊かなシステム思考を先生方が互いに刺激し合っているからでもあります。

★何より、今回もコアファシリテーターが、互いの強みや弱みを対話できるオープンな雰囲気があるのです。それは子どもが成長する基盤を生み出していると了解できます。要するに仲間のメンタルモデルを互いに尊敬しながら弱みを強みに転換する対話ができているのです。

★また、HTHのビデオを自ら入手し、それを共有する対話を広めるなど、互いに自己マスタリーを自由に行ってもいます。

★「教え子が、75歳になった時に、伴侶、子ども、孫たちに囲まれて誕生日を祝ってもらえる人生を目指した授業をしている。」「意識しているのは自分の考えを持つこと、それを発信すること。また、自分以外の意見も受け入れて発見を新たに見つけて行くこと。」「多様性を認め合える授業。自分も含めて子どもも大人も全員がそれぞれの持っているものの良さを見つけて、価値づけできる時間を意識している。」「意識しているのは非認知能力(ソフトスキル)」「社会に出た時に自信を持って活躍できることを念頭において、そのために必要なスキルを身につけるような体験を授業の中でデザインしている」などなど、それぞれが自分の想いを語り、その共通性と違いについて対話を深めていくZoomミーティングになりました。

★学習する組織が自生的にできあがっています。これぞ最強です。人気がでるはずです。

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Zoom体験がもたらしたコト(03)メタメタ対話への気づきの道

★小林光一先生が主宰の<Self Design Dialog>に参加させていただきました。本日開催、よかったら20時から参加しませんか?とメッセンジャーが響いたので、もちろん!と。とはいえ、その日時でなければ、空いていないかったわけですから、運命です。

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★艱難辛苦を乗り越えて、煩悩具足の凡夫の境地に達した多様な舞台で活躍している老若男女とZ世代がZoom体験する場です。Z世代は、自分のキャリアデザインと先輩方の人生を対照しながら、こんな人が世の中では細々生きながらえているのかあ(私です^^;)とか、まだ見ぬ世界と見たこともない熟達したスキルで世界を駆け巡ってきたなんてと憧れたりするわけです。

★先輩との対話を3セッション行ったあとで、Z世代どうしでリフレクションです。このレフレクション対話で、情報交換以上に情熱の交換になるわけですね。

★先輩方もリフレクションします。

★そんなすてきな対話のあと、小林先生から感情と対話についてのメッセージがメッセンジャーで鳴り響いていたので、昨夜から夜中にかけてこれまたZoom対話をしました。

【現代化リベラルアーツ】

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★人間は対話する動物です。対話というつながりがなければ、呼吸ができなくなります。でも、その対話もそう簡単ではなく、思い通りにいかないですよねと。だからこそ対話するわけでと、いろいろな話になりました。

★おそらく「思い通りにかない」という小さな壁と世界の痛みの構造は意外と同じなのかもしれないなあと小林先生の話に耳を傾けながら感じました。

★「思い通りにいかない」にもかかわらず、対話に挑む。そこに感情があふれないわけにはいかないのです。

★なるほど、ピーター・センゲの仲間たちが共編集した「学習する組織のフィールドブック」にあるように、対話がメタ対話(metalogue)に進化する過程をZoom体験は、見える化しているなあと気づきました。

★そして、なぜ小林先生が、自身の目と耳で出会った大人とZ世代の一期一会体験を仕掛けるかも薄っすらわかりました。大人もZ世代も自分の関心領域でメタ対話をすることはできるように進化するのですが、互いに違う関心領域を往来して、共通するメタ対話をする体験を、私たちはふだんしないんですね。そうしなければ、本来は幸せな人間存在や社会が生成されないのかもしれません。

★それを小林先生は仕掛けているのだと思いました。そして、そのメタ対話をメタ対話するというメタメタ対話が何であるのかは、まだ小林先生の頭の中にあります。私は、私なりに、【現代化リベラルアーツ】のイメージが深まりました。以前ご紹介した図の真ん中にある対話の中に、CとAとSの三つの作用を顕在化する図にしました。

★このSomethingは、それぞれに違うでしょう。そこをメタメタ対話できるといいのですが、まだまだ滅茶苦茶対話(汗)から始めなければならないかもしれませんね。

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2020年11月24日 (火)

Zoom体験がもたらしたコト(02)もしヘッセがZoom体験をしたらどう感じただろう。探究も研究も超えて「道」を提唱したことを正しかったと思ったかもしれない。

★ここのところ、ますますZoomで対話をする機会が増えたし、SNSでの対話も多くなる一方です。私自身は、広く深くなる対話に満足しているのですが、最近、何か物足りない対話になっていると語る方も多くなってきました。おおー!みな「道」をZoom対話の向こうに見出し始めたのです。物理的な時空ではなく、Zoomというデジタル空間が内面の時空に置換えられる瞬間を感じるのでしょう。

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★学部時代や大学院時代は、法学部でありまながら、文学棟と哲学棟に入り浸っていました。当時ヘルマン・ヘッセとハイデッガーの第一人者がいたので、その空気を吸いたくて。だからといって、教授と対話したのは、数回です。

★今のように、フラットに話せる雰囲気はなかったからかもしれないし、自分の中でそう思っていたのかもしれません。何より、対話できるだけの自分の想いが明快でなかったということもあります。

★いずれにしても、私のメンタルモデルは、夏目漱石の前期三部作とヘルマン・ヘッセの「デミアン」「シッダールタ」「知と愛」「ガラス玉演技」「詩集」、ヘーゲルの「精神現象学」、トマス・アクィナスの「神学大全」、ニーチェの「権力への意志」「ツァラトゥストラ」、それから「ぼくタマ(地球)」(汗)でできています。もっとも、「ぼくタマ」は日能研時代に生徒から影響を受けたのですが。

★それゆえ、PBLの根底には、ヘルマン・ヘッセの自己の道発想があります。ひたすら自己の道を追究すると世界に到達するんだという発想。マイプロジェクトは友愛のプロジェクトになり最後は十牛図の十番目というのが、ヘッセのストーリーパターンなんです。

★ただし、デミアンのように、そこは平和な対話ではなく、平和をつくるために挑んでいくというパターンもあります。ガラス玉演技では、死という境地に至ります。しかしながら、それは悲しいのではないのです。光の境地なのです。まるで、鬼滅の刃ぽいのですが。

★ともあれ、ヘッセの次の言葉が、探究でもなく研究でもない「道」を示唆していると思うのです。

 自分の直感と感情をたいせつにしなさい。それから、自分の理性も信じなさい。 もちろん友愛もたいせつだし、芸術を観る自分の眼、自分が抱いている理想もたいせつにし なさい。くれぐれも世間の価値観に惑わされないように。多くの人の考えとちがっていても不安になることはありません。あなたはあなたの道を独りで往かなければならない のです。

ヘルマン・ヘッセ. 超訳 ヘッセの言葉 (Kindle の位置No.362-366).

★ヘッセの境地は、シリコンバレーのHTHが求める境地でもあります。

★自己への道が最終的に行き着く先は、時空を超えて共感し合える境地なのでしょう。それこそが、体験を通していきつく「道」の境地でしょう。IBやラウンドスクエアを創設したクルト・ハーンもヘッセとシンクロしていたに違いありません。

★第一次世界大戦前夜と第二次世界大戦を生き延びるという時代の違いこそあれ、凄まじい自己サバイバルと友愛の統合の道を追究した尊敬する人々です。

★学習指導要領に拘束された探究や文科省に揺さぶられる中での研究から独立した「道」です。

★Zoom体験は、この「道」を感じ取っているZ世代もいるし、リアルと何ら変わらない体験をしている人々もいます。その違いは、「道」を見出せる感性があるかないかですね。

★アフターコロナは、この「道」と仕事を一致させることができるかもしれにという希望が輝いています。探究や研究というかりそめの道をすすまなければ生きていけなかった自分が、自分の道を歩くことで生きることもできる。それこそが働き方改革の未来でしょう。結局、モリスのユートピアの実現ですね。

★いずれにしても、いかなる環境にあっても、それぞれ「自己の道」を見出せるように祈っています。とはいえ、安心安全の場から出発できるように社会を再構築しなくてはとおっせかいな自己の道が一方であるわけですが。

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GLICC Weekly EDU(02)首都圏模試山下社長出演予定 A Great Resetを語る

★今朝、山下一さん(首都圏模試センター社長)と緊急Zoomミーティングをしました。山下さんの問題意識は、「今回のパンデミックで、あらゆる領域が変わっていきます。ダボス会議でザ・グレート・リセットをぶち上げていますが、その通りですね。ただし、<ザ>というのはちょと違いますよね。いろいろなグレート・リセットが起こっていて、それが集合離散し合って、化学反応が起きて、大きなグレート・リセットが起こります。私たちのやろうとしているグレート・リセットもその一つです。もちろん共通するところもあるけれど、違うところもあります」と。

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★それは、20世紀末に未来学者アルビン・トフラーが提唱したパワーシフトに準ずるのではないかというのです。要するに、世の中を動かしてきたパワーは、軍事力→経済力→知力と変遷するのだという流れだと。

★これからは、学びの力で世の中が幸せな循環を創っていくのだという熱い意志がZoom空間に広がりました。

★山下さんはさらにこう語ります。「最初は、本間さんの言うように、3%の穴を掘りあてることかもしれないですね。それは今まさに私たちの想いと創造的な思考とアクションにかかっている」と。

★「では、その方法は?たとえば、開成の今年の社会の3番目の問題なんかは、水の問題ではあるけれど、その背景にSDGsの問題やなんといっても今直面しているGotoキャンペーンによる経済活性化と感染数防止のジレンマを乗り越える問題解決思考のヒントが隠されています」という話にもなりました。

★身近な生活の中に大きな地球上の問題の解決の糸口がある。そういう虫の眼と鳥の眼を持つマインドセットこそが大切だと。

★ブルームのタキソノミーだけでは、このマインドセットができません。そこで、思考コードなのだと。思考コードはたんに入試問題を突破する道しるべだけではなく、その向こうに見える未来をグッドにするかバッドにするかを考えるマインドセットをする場でもあるのですと。

★小さな次元に壮大な次元が隠れていることをみんなで気づきく学びを提供したいのだと。本間さんも語っている3%の穴をくぐりぬけるマインドセットと思考力をいっしょに創りましょうよ!という熱いコミットメントでした。

★ということで、12月のどこかで、GLICC Weekly EDUに登壇していただくことにしました!ご期待!♪ください。

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2020年11月21日 (土)

日本女子大学附属豊明小学校(01)歴史を貫く普遍的な教育を現代化する授業を展開。最先端の本物教育を行っている。

★日本女子大附属豊明小学校(以降「豊明」)から2年前の12月にメールをいただき、それから5回くらい訪問したでしょうか。なぜ私がメールを頂いたのか今もって不思議です。一般には、私は偉い人といっしょに赴き、先方もこの方の紹介ならしかたがないかあという感じでお付き合いになるというケースがほとんどですが、ストレートにいっしょに研究しましょうよというメールを頂くのは珍しいわけです。

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★何せ「ノーロゴ」の私で、肩書きがありません。「私立学校研究家」という税務上意味のない名称で生きているわけですから。しかも、豊明の場合、現状で何か困っているということもないのです。

★ただ、危機感は学校全体で共有している高い意識の組織です。組織というよりチームと言った方がよいでしょう。世界や未来の情報をお1人おひとりが持っているわけです。初回お会いした校長、教頭、プロジェクトメンバーの先生方と対話した時にそう感じたわけです。

★何の役に立てるのか、まずは学校説明会を見学して、研究するテーマを発見するところから始めましょうということになり、参加したわけです。体育館を埋め尽くした保護者の様子は、中学入試や高校入試のときとは段違いでした。

★私の慣れ親しんでいる市場とはかなり価値意識が違うので、できるだけ、先入観を括弧にいれて、観察しました。

★保護者のために授業の見学会もありました。次々と授業を見ていくのですが、キャンパス内は混みあっていました。さすがに今年は、パンデミックのためオンラインだったようです。

★それはともかく、学校案内と授業見学がセットになっていましたから、キャンパス内も見学できたわけです。

★教室は完全にオープンスペースですから、見学もしやすいのですが、なんと、それがゆえに、キャンパス全体が教室だったのです。ですから、廊下の掲示も、学習活動の制作物で満ちていました。特に美術の作品がギャラリーさながらディスプレイされていて、アーティスティックな感覚に感動しました。

★理科室も他校にはない空間になっていました。理科室で学びながら窓をあけると、そこから先は直接ビオトープさながらの自然が広がっています。しかもスロープになっているので、そこをおりていくと、崖下の植物群が迎え入れてくれます。キャンパス内で、自然観察学習、農園づくりができてしまうのです。なんという贅沢な!

★教室では、1人1台タブレットを活用して授業も展開しているのです。このデジタル空間は、今回のパンデミックで、一気呵成に拡大しました。パンデミック前は、使う教師は使っていたし、単元によって使うということはしていましたが、今ではどこでもいつでも使っています。

★美学の空間、自然の空間、デジタル空間が一体となっています。こんな学校が他にあるでしょうか。

★バラバラにある学校はたくさんあるでしょう。しかし、この3つの空間が交差し循環する理想的な学びの空間は、最近多くの学校関係者や経産省が憧れているシリコンバレーのHTHにもないのです。だから、シリコンバレー自体もHTHも欲しいといっているものが、豊明にはあるのです。

★新しもの好きの政財界人は、自分たちの今があるのは、渋沢栄一や森村市左衛門の世界精神があったからだということを忘れています。近代日本社会を組み立てた彼ら実業私学人の世界精神と日本女子大の創設者成瀬仁蔵の21世紀教育精神を強烈に気概を持って実践しているのは、もはや豊明の教師以外にいないかもしれません。そうそう、彼ら先覚者は、もちろん、新渡戸稲造や江原素六とも対話をしていました。

★エっ!?成瀬仁蔵が21世紀教育精神を持っていたということはどういうこと?と思われるでしょう。起業家精神をフルに発動し、政財界人を巻き込んみながらも、権力に屈せず誠の道を貫く人のことをクリエイブクラスといいます。

★20世紀私学人は世界精神を持っていますが、その表現はファーストクラスです。来春のダボス会議では、ファーストクラスからクリエイティブクラスへという流れを本格的に創ろうという話になります。再び成瀬仁蔵のマインドの出番です。

★つまり、時代がようやく豊明小学校に追いついてきたのです。まだ、ピンとこないと思います。それは、美学の空間と自然の空間とデジタル空間をひとつに結びつけるSomethingについて、まだ語っていないからです。それは、コメニウス―ルソーーペスタロッチーフレーゲー成瀬仁蔵ークリエイティブクラスに流れるマインドを指しますが、そのマインドとは何でしょう?

★そのマインドの現代化の旅が、この一年間だったのです。(つづく)

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2020年11月19日 (木)

才能力の時代(02)総合型選抜や帰国生入試で合格する才能力とは、ピカソの最後の境地とシンクロか?

★どうも、今年の総合型選抜や帰国生入試、海外大学入試準備でうまくいく生徒の力はピカソの最後の境地とシンクロするかもしれません。もちろん、いきなりそこに到達するのではありません。青の時代→バラ色の時代→分析的セザンヌの時代→ゲルニカの時代→ファイナルという物語とシンクロする学びが必要だということのようです。まるで十牛図なんです。

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★ピカソのファイナルは、すべての経験が無化される境地です。

★つまり、体験主義に依存していると必ずしもうまくいかないのです。

★もちろん、いわゆるMARCHぐらいまでは、主体的体験主義であれば、ギリギリいけそうだということも、一方でわかってきました。

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学校選択を考える(01)偏差値と大学合格実績で考えて問題ない。ただし、学校の雰囲気をお忘れなく。モデルは、かえつ、聖学院、工学院、静岡聖光学院、八雲。

★脱偏差値だあ!大学合格実績ではないんだあ!というのは嘘です。仮にそうだとしても、生徒募集は大切だと思っている学校はありますよね。そうすると、自己矛盾なのです。人気が高くなれば、偏差値は高くなり、大学合格実績も上がってしまうのです。

【学校の雰囲気をつくる9つの要素】

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★ところが、人気が安定していないところは、偏差値や大学合格実績で比較されると、選ばれなくなるので、それもまた自己矛盾に陥ってしまいます。

★そこで、そのような学校は、とにかく共感的コミュニケーションという学内外のコミュニケーション行為の大改革を行います。不思議なことに共感的コミュニケーションは学力も上げてしまうので、大学合格実績も出るし、偏差値もあがるのです。

★その戦略で成功しているのが、かえつ有明です。ですから、かえつ有明は、偏差値や大学合格実績も参考にしていただいてまったく問題ありませんが、私たちは共感的コミュニケーションの学校基盤をつくっているので、そこを見て頂けると嬉しいですと語るのです。

【各要素の4つの広がり】

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★共感的雰囲気は、9つの要素の関係総体によって生まれてきます。そして、各要素は、4つの広がりをもっています。4の9乗通りの学校雰囲気の質があるわけです。

★それにしても262,144通りですから、学校選択は単純ではないことはすぐに了解できるでしょう。

★かえつ有明と同じように共感的コミュニケーションの質を高め、結果的に人気がでてきているところが、聖学院や工学院です。静岡聖光学院は一気呵成に、今年オール4領域を形成しています。

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★八雲学園は、もともと高かったのですが、偏差値と大学合格実績を大切にする塾から人気が高いので、市場では八雲の真の良さを見ようとしてこなかったのです。しかし、今進取の気性に富んだ保護者も気づき始めています。

★開成は、エリートリーダーという指標でいくと最高です。ここで考えているのは、あくまで共感的コミュニケーションをベースにした指標です。だとしても、やはり開成は3%の穴を自らあけていますから、高いクオリティーを有していますね。

★A校とB校は偏差値65以上(首都圏模試センター)の学校ですが、学校雰囲気はそれほど高くありません。体育会系のコミュニケーションという指標でみればかなり高くなると思います。

★要は、雰囲気は、選ぶ側の価値観が反映します。

★私の主観的ものの見方ですが、みなさんがご自身で整理して考えるときのヒントになれば幸いです。

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