八雲学園の教育の総合力は、ROUND SQUAREを抱え込んでいる。(1)
★まずは、次のイギリスの4つの私立高校の紹介動画を見て頂きたい。このような高校の生徒と八雲の生徒が英語でコミュニケーションをとれるのです。いずれの学校もエスタブリッシュだし、日本の私立学校の学費にくらべると、5倍から10倍です。
★この4校は、今年イギリスで行われる、ROUND SQUARE(RS)の国際会議に参加するRSの加盟校の生徒が立ち寄る学校です。この動画が出来たときは4校でしたが、現在では5校に増えています。RSは、すでに有名になってきていますから詳しい説明はもうよいと思いますが、世界のエスタブリッシュ私立学校200校の国際私立学校連盟です。
★八雲学園は、その加盟校です。したがって、毎年それぞれの加盟校が属している国や都市で開かれる国際会議に、八雲学園の代表生徒も参加します。ここ2年間ほど、コロナ禍であったため対面型のカンファレンスはありませんでしたが、今年は実施する予定です。
★最初の3日間は、オックスフォード大学に集結し、キーノートの講演を聴いたり、各学校やその国の文化などのパフォーマンスを披露します。キーノートのテーマについて、チームに分かれて対話をします。バラザと呼ばれています。問題解決をするためではなく、もっと多様性を尊重して、互いの感じ方や考え方に耳を傾け、自分の想いを伝え合うという共感の時間です。
★4日目からは、5つの学校の内一つを選び、その学校のアドベンチャープログラムやサービス(奉仕)プログラムを体験したりします。このRSの国際会議に参加する生徒の様子をこの動画で確かめることができます。
★このような生徒とディスカッションし、それぞれの学校の文化や教育に触れることができる経験は、RSでなければできないことは説明するまでもないでしょう。どこの学校でもこのようなっ国際会議に参加できるわけではないのですから。
★そして大事なことは、八雲学園の教育とRSの教育理念やPBLなどの教育方法論が一致しなければ、加盟校として認定されないということです。認定には3年も厳しい審査を受けるのです。
★いくらお金を出しても、加盟校でなければ、参加できないのです。このようなRSの教育は、もはや八雲学園の教育とシンクロしているわけです。したがって、加盟校同士の交換留学は、渡航費以外はかりません。一般の海外研修の場合、コーディネーターに頼みますから、渡航費や宿泊費、生活費以外に、コーディネート料やプログラム企画料がかかります。
★もちろん、国際会議に参加するには、相当な英語力と英語でロジカルにかつクリティカルに考える力、それと芸術や文化、歴史に関する教養も必要です。八雲学園が文化体験を重視していることは、認定の条件として重要なマッチングポイントだったということでしょう。
★それにしても、すごいのは、中1のときに帰国生としてはいってきたわけでなく、初めて英語を学ぶという生徒が、英語で困ることなく、RSの国際会議で、上記の動画にでてくるよな生徒とディスカッションができるようになっているということです。
★どうして、それが可能か?それは中1の時からスモールステップの巧まれたプログラムが目白押しで、小さく始めて大きく育てるようにシステム化されているからです。このことについて、昨日菅原先生と対話をしました。ぜひご視聴ください。
| 固定リンク
最近のコメント