2023年首都圏中学入試動向(33)明日のGWE115回でノイタキュード代表北岡さんと<ノイタキュード>する時、内生的成長の一般化をしてみます
★明日、第115回GWEで、主宰の鈴木さんと、ゲストの北岡さん(ノイタキュード代表)と、今年の中学入試問題から私学について<ノイタキュード>する対話をします。私は、学校の頭脳とハートを見るのは、学校説明会やパンフやサイトではなかなか気づかないと思います。説明会の半分以上を生徒自ら主体的に説明し表現してくれれば、それはまた別ですが。やらされてる感満載では、見えにくいですね。
(明日のGLICC Weekly EDU 第115回「2023年度中学入試を振り返る②~ノイタキュード代表 北岡優希先生との対話」をぜひご視聴ください。)
★その点、かえつ有明の生徒は、主体的に説明会のみならずいろいろな企画を立て世のため人のためアントレしてしまいますから、このレベルであるかどうかが1つの基準だと思います。
★これからは、そういうダイナミズムが生まれてくると思いますが、それがなくても、入試問題を見ると、すぐにその学校の頭脳やハートの魅力がわかります。
★特に社会科ですね。社会の入試問題は、その学校の頭脳やハーとの真髄がわかります。知識集積型か世界の痛みを課題解決する深い学びや調べ学習を超えた探究活動が行われている学際型かがわかります。
★灘のように、社会科の入試問題がそもそもないという場合は、国語の文学的文章、特に詩の問題ですね。ここには教育や学びの真髄が見え隠れしています。
★麻布や武蔵のように全教科にその真髄がすべて反映している学校は稀です。
★この両校は、思考コードのB3やC軸の問いが創られています。生徒が未来をどう形づくっていくのか、その問いの中に才能を開く仕掛けがあります。過去問を学びながら、その才能が花開きかけた状態で、入試に臨み、6年間で開花していくわけです。そして社会で実を結ぶのでしょう。落合陽一さんのように仮にうまくいかなくても、その中学入試の学びは、おそらく今の落合さんを生み出す要因の1つではありましょう。
★そのような学びを昨年私はトランジション教育と呼んできたわけです。
★そのトランジション教育について、shuTOMOで7回連続で書く機会を頂きました。全部で約5万字ですから、まだまだ語り足りないのですが、その過程で、このトランジション教育の根っこには、ドネラ・メドウズのミーム(文化遺伝子)があるなと感じました。
★すると、鴎友学園女子の今年の社会の入試問題(第1回)で、ドネラが中心になって執筆した「成長の限界」出版50年目にして、そのミームを継承するレポートが2つ世に出たのすが、そのうちの一つ「人間の安全保障についての特別レポート」を素材に問いを創発されていたのに遭遇しました。
★そんなわけで、ドネラ・プロジェクトが50年かけてしっかり潜在的に広がっていることを改めて感じた次第です。
★明日は、私は入試問題を<ノイタキュード>して見えてくる「ドネラ・プロジェクト型学校」という内生的成長を果たしている学校の1つのモデルをお二人に話してみようと思います。
参照①)GLICC Weekly EDU 第114回「2023年度中学入試を振り返る①~ノイタキュード代表 北岡優希先生との対話」
参照②)GLICC Weekly EDU 第112回「2023年中学入試~出願状況から見えるコト」
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