聖パウロ学園

2022年9月28日 (水)

教育の質の高い中身を選択する時代(01)首都圏模試センター シン・高校受験情報誌創刊!

★中学受験専門の模擬試験会社である首都圏模試センターが、シン・高校受験情報誌を創刊しました。その名は「my SPECIAL ONE」。受験生1人ひとりの“スペシャル”になる学校を見つけるための情報誌というコンセプトのようです。

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★創刊号では、そのスペシャルになる学校20校が取材され紹介されています。取材記事は、写真が多用されているため、わかりやすくそれぞれの学校の特徴が印象付けらるように工夫がされ、詳しくはQRコードで首都圏模試センターのサイトの記事に飛ぶようになっています。

★まずは、ざっと20校目を通して比較して、「自分というスペシャルな存在」に適合する「スペシャルな学校」をマッチングし、それから続きはサイトに飛ぶという仕掛けです。勤務校の聖パウロ学園も紹介されています。ノイタキュード代表の北岡優希さんに取材して頂きました。パウロの森という自然をベースにしたGXの「先進的教育環境」や探究ゼミなど「コア教育機能」、ボランティアなどの「バッファー教育機能」にも触れていただいています。

★また、数学科の数学的思考の発想の研究についても、つまり「リベラルアーツ」の現代化のフィールドまで執筆して頂いています。

★総合型選抜メインなので、キャリア教育は、一般選抜向け受験指導とは違っている点については、教育ジャーナリストの中曽根陽子さんの提案している7つのポイントでスコア化されているので、わかりやすいですね。中曽根さんは、同号で「しあわせな高校受験」という記事を掲載しています。

★なぜ「しあわせな高校受験」なのでしょう。それは、時代はすっかり変わり、教育の中身が多様になり、質も高まっている学校も増えているからです。ところが、あえて「しあわせな高校受験」と言わなくてはならないのは、幸せの青い鳥が近くにあるのに、その情報をまだまだ知らないという事情があるのです。

★このSNSを見事に使いまくっている情報の時代に、なぜそれぞれの高校の魅力情報をゲットできないのでしょうか?タブレットやPCなど1人1台になったので、これから高校の魅力情報をゲットする時代であることは確かです。

★しかし、従来の高校受験情報誌は、偏差値ランキングや大学合格実績の情報がメインで、高校の中身の情報といっても、高偏差値の学校に偏っていたということがあります。

★そこで、首都圏模試センターは、高校の模擬試験会社、プラットフォーマー、教育ジャーナリスト、教育広報の専門家などなどの仲間を集めて、偏差値にかかわりなく、魅力的な教育を行っている学校の情報を発信することにしたようです。

★教育の魅力は、「先進的教育環境」「コア教育機能」「バッファー教育機能」の3構成要素の掛け算で映し出されるというのが私の最近の仮説です。同情報誌で紹介されているいくつかの学校をこの3構成要素で分析していきたいと思います。勤務校に導入できそうな魅力的教育は、参考にさせていただきたいと思っています。

 

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2022年9月23日 (金)

トランジション教育型学校(7)コア教育機能のクオリティC軸 と 3タイプの割合

★TQschoolの教育機能のうち、コア教育機能のクオリティを思考コードを参照基準としてみているわけであるが、東京の私立中高一貫校179校のA軸タイプ、B軸タイプ、C軸タイプの分布を調べてみた。独断と偏見の振り分けであるが、傾向は見えると思う。

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(A軸タイプは、学びの広さ深さがA1~A3の範囲で濃淡がある。B軸タイプは、A1~A3、B1~B3の範囲の濃淡がある。C軸タイプは、A1~A3,B1~B3、C1~C3の範囲で濃淡がある。たとえば、C軸タイプで、A1~C3まですべてカバーしているところもあれば、B1・B2・C1・C2の範囲に限定されてるところもある。)

★東京私立中高一貫校の中に、「受験指導型学校」は当然ながらない。なぜなら、バッファー教育機能である体験プログラムは程度の差こそあれどこも充実しているからである。また、先進的教育環境もなんらかの先進的環境をセッティングもしているからである。

★したがって、内容の違いはあるが、構造的違いはない。すると、やはり、コア教育機能の3つのタイプは学校の特徴を鮮明に表す。のはずだが、ここの分析は、受験情報シンクタンクでも教育関連シンクタンクでもまだなされていない。

★さて、C軸タイプだが、イメージ図は次のようになる。

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★コア探究型体験プロ五グラムとほぼすべての教科授業がつながっていて、知の循環が起こっている。あるいは化学反応が起きている学校である。

★このタイプは、探究か教科かという形の違いはあるが、T字型とQ字型の学びがどちらの授業でも行われているため、つながるし、それを学校が意識して、学校として取り組んでいる。

★もし教科授業までPBL型授業を貫徹させているとしたら、思考コードA1~C3までのすべての領域を教科と探究型体験プログラム循環の中で行えている。スーパーハイスペックの深い学びが行われていると言えるだろう。

★しかし、教科授業はPBLスタイルでなくても、問答型でも、C軸対応は可能である。ただし、そのときは、A1~C3まですべてをカバーしているわけではない。だから、タイプに分けたが、そこに3つのレベルでさらに分析をするとクオリティの差異がもっとはっきりする。が、そんな分析は、各学校のフィールドワークをする大規模なリサーチが必要で、現状それは不可能である。インターネットで収集できる情報では、ざっくり3タイプにわけるところまでである。

★なお、クオリティといっても、高い低いではなく、どの質感を好むかというだけであって、そこは価値自由である。本日のGWEで、C軸タイプ40校については、ご報告したい。クオリティのランキングなどはないが、C軸タイプのTQschool(トランジション教育型学校)の中に、2030年問題を乗り越える未来型学校がある確率が高いからである。

★C軸タイプの学校は、進路指導が東大ピラミッド型ではなく、国内外大学開放型であるということもいえる。

★なお、勤務校聖パウリ学園は、中学は設置していないが、C軸タイプである。ただし、現状は、A1~C3すべてをカバーはしていない。もちろん目指してはいるが。

 

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2022年9月18日 (日)

オープンスクール 聖パウロ学園 生徒と共に創る新しい風

★昨日、聖パウロ学園高等学校は、オープンスクールを開催しました。8月に行う予定でしたが、東京の感染数が激増した時期であり、それ以上に八王子市の拡大がすさまじく、3年ぶりの八王子祭りも中止になるぐらいでしたから、実施を断念。昨日に延期しました。たくさんのお申し込みをいただいたにもかかわらず、ご迷惑をおかけしました。

★にもかかわらず、本日多くの方が再度申し込みをしてくださり、心から感謝申し上げます。

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★オンライン説明会も考えましたが、体験を大切にする思考型授業と思いやり(黄金律)を一体化したパウロの教育を体験していただくには、リアルスペースでおもてなししたかったのです。

★今パウロは、生徒の主体的な行動力がコンセプトです。授業も行事も部活も説明会も生徒がパワフルにクリエイティブに活躍します。

★デモンストレーション動画も生徒が作ってくれます。自由意志という意味でのボランティア精神はスクールモットーです。そして、それを行動にシフトするために、作戦やシナリオを生徒は考え、対話し、改善し、実行していきます。

★毎日、ランチタイムは、なにかしらのプロジェクトチームがお昼を早めに切り上げ、会議室にきて、コンヴィヴィアルに対話しています。

★この時期は、文化祭や大学入試準備、3年生の引退試合を行う部活など、ブッキングが重なります。そこをやりくりして、生徒たちは勉強もしながら学園生活を送っています。クリエイティブテンションの雰囲気があふれでています。

★そんな中、生徒募集も、後輩を迎える準備だからとパウロの魅力をスピーチするリハをやったり、スライドをつくってシナリオを描いたり、受験生・保護者をもてなすアシストをしたり、30分のミニ体験授業を行う教師のアシスタントを担ってくれます。ときにはチームティーチングよろしく動いてくれる生徒もいます。

★前日は、会場設営なども生徒たちはかいがいしく行ってくれます。同時にリハもなされるわけですが、設営会場に一堂に会した教師と生徒が共に運営準備しているバックヤードの様子をみて、明日はうまくいくと確信を抱く「栄光の瞬間」でもあります。

★毎日の生徒たちの多様な体験のプロセスの交差が波打って、新しい風が吹いています。

★本番当日、自分たちがスピーチする出番を待っている生徒たちが、スピーチを終えてバックステージに戻って来るや、校長よかったよと声をかけてくれます。「生徒がいいからな」と思わず反応。ここはありがとうだろうと自分に問いながらも、いいねサインを交わしています。リフレクションする間もなく、説明会はどんどん進みます。

★彼らの出番は、オーディエンス側で聴きます。リハ以上に、感情をこめていますが、静かな情熱で語る生徒たち。ジェスチャーだけではなく、真理を語ろうと、昨晩も何度も自宅で練習していたとういのがわかります。スピーチ終了後会場から一斉に拍手が。もちろん私も。生徒たちとは、リハをいっしょにやっている(私は同席しているだけですが)ので、完全に対等なスタッフ同士の関係になっているのが心地よいですね。

★もちろん、指定校推薦などの面接のときは、生徒はスイッチの切り替えをして、別人です。生徒の表情は実に豊かです。

★それにしても、この生徒が主体的になる環境をセットする先生方は、すさまじいマルチプレイヤーです。そのことを生徒もちゃんとわかっていて、説明会で自分たちの先生を誇らしいと語るわけです。説得力あります。信頼の絆があることに参加された受験生・保護者は共感ししてくれます。

★先生方も、オープン・スクールの企画運営のために膨大な時間を使っています。同時にミニ思考型授業体験のプログラムもつくりながらです。PBL20%ルールやICTなどの学習ツール使用などのいつもの授業づくりの必須条件は共有しつつもオリジナリティを出そうとぎりぎりまで考えるし、語り合っています。50分の授業のエッセンスを30分でいかにデザインするか。

★小規模校です。リソースはパウロの森ぐらいで、あとは極めてコンパクトです。ですから、先生方は制約の中で創意工夫するイノベーターです。イノベーターは、すれ違いの隙間の時間で、よく意見交換しています。なぜか廊下が広いキャンパスなので、午前の体験授業終了後、生徒や保護者の反応の意見交換と午後への微調整への瞬間対話が行われています。

★なぜ瞬間かというと、個別相談に走る教師とスクールバスに受験生保護者を同伴する教師とにすぐに分かれるからです。野球部や馬術部は試合に出かけているので、専任の教員は総出で16人です。そのうち私は役に立たないので、15人で運営するわけです。10人の生徒が応援してくれなければできません。共に創るオープンスクールです。教師が生徒に指示して行っていたのでは、この手のイベントは無理です。生徒が主体的であるのが日常であるのは当然なのです。

★そして、それを超えて、むしろ阿吽の呼吸が生まれています。この息吹が新しい風となっています。

★生徒が語るパウロの魅力のシーンで、部活や行事について語るとき生き生きしています。しかし、驚いたことに、探究の授業のプロセスや教科の授業のプロセスにディスカッションや対話が埋め込まれていることの意義についてまで語るのです。

★もちろん、放課後、3つのしこたま勉強する時間の重要性も語るのです。どんな体験を通して自分は変わったのか、ビジョンを見据えられるのか、その体験の中に、学びの過程についても語る見識者である生徒たち。

★そのあと、ミニ体験授業です。生徒が語る通りの授業が各教室で展開されています。アシスタントの生徒もいつものように大いに楽しみながら深く考えていくプロセスを参加した受験生にファシリテートしていくわけです。

★もう私は、PBLの学習理論の講釈を垂れる必要はないのです。先生方が実践し、生徒自身がその授業を正しく認識しているからです。

★オープンスクールを迎えるまで入試広報部長伊東先生と何度も校長挨拶のスライドの創造的破壊をしてました。「校長、最後に生徒が教頭と対話しながらパウロの魅力を具体的に表現するのですから、できるだけ、抽象的にわかりやすく5分で」というわけです。めちゃくちゃシンプルになりました。しかし、実際に話してみて、まだ一枚カットできるなとリフレクション。例のジョブスの牛の絵のコンセプトを共有しながら引き算の美学を行うのはワクワクします。

★オープンスクールは、語り部が話していくうちに末広がりになって、最後は体験というわかりやすいけれど、生徒が学びの本質を語るトリガーを5分でというわけです。

★広報部長は、すべてのスライドを集め、ダブりがないように、でも強調したいところはリマインダー風に言葉を重ねていくという分解と統合という編集をしていきました。もちろん、そのつどわたくしと同様に担当の教師と対話を繰り返しています。

★氷山モデルは、教師も生徒も共有しています。校長の話は、見える氷山の一角から話すから話が長くなるというのです。目に見えない根底を単純に可視化してトピック化してあとはそれぞれの役割の演者が具体化すればよいという発想ですね。なるほど、伊東先生は数学科の教諭でもありました。

★多様な体験プログラムの背景にある根源的共通性をさりげなくいう。哲学的にではなくお願いしますと(笑)。

★哲学的な深層の話は大好きな先生方ですが、それと明示化は別なのだと。

★午前午後2回行ったので、午前のリアリスティックリフレクションをしながら、主幹の大久保先生が、ここを変えますよと入試広報部部長の伊東先生と交渉しているのもすてきです。生徒もステージのライトの調整をアシスト。パウロ祭の生徒による主体的運営がこういうところにも生きているなあと。変化を楽しむことのできる教師。防衛機制を解除する対話の瞬間。これもまた「栄光の瞬間」です。

★アンケートの評価は、先生方や生徒が創意工夫して昨年とは変えた点に集中し、そこを高く評価してくれていました。アンケートは9クラスのミニ思考型体験授業終了後とりますから、教師は収集しながら、「瞬時に」保護者のメッセージを浴びるわけです。それがまた教師間で対話のトリガーになります。

★からしだねの木は、あちらこちらで大きく育ち、新しい風に吹かれ共鳴音を奏でています。

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2022年9月10日 (土)

聖パウロ学園 父母の会委員会での対話ワークショップ 

★本日は、第3回目の父母の会委員会。30人強のお母さんお父さんが役割を担ってくださっています。小規模校ですから、委員の数は少ないのですが、役割を遂行する仕事量は、大小にかかわらず同じですから、多忙でたいへんな役割を担い果たしてくださっています。感謝の気持ちで頭は下がりっぱなしです。

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★前年度から、委員会が始まる前の90分間、父母の会会長のアイデアで、校長との対話の時間を設けていただきました。対話がしやすようにと、12人くらいの人数で、参加者は代わる代わる順番に、毎回行っています。昨年は、私がいただいたテーマに沿って、話をし、質問に回答するという形式でした。ソクラティック・メソッド風にしようかなと思っていたわけです。

★ところが、対話やワークショップは、若手の教師(私以外全員若手です^^)のほうが圧倒的に巧みなので、いっしょにやってくれないかと毎回いろいろな教員に依頼することにしました。二つ返事でOKでした。結局はいっしょにというより、ほとんどやってくれています(汗)。

★前回は、進路指導部部長の小島嵩志先生(国語科)、今回は企画戦略室長の伊東竜先生(入試広報部部長:数学科)。

★前回はミラパタを活用しながら、進路指導の実際をシェアしました。そして、嵩志先生自身の思考型授業(PBL)の写真を見ながら、実際の授業の本質を共有もしました。

★今回は、プレゼンテーション・パターンランゲージ及びハートとスクエアのポストイットを活用しながら、プレゼンテーションがなぜ思考を広げ深めていったり、感情を豊かにしていくのか。モチベーションをアップさせ、小さな達成感を積み上げていけるのか、興味や関心が生まれ、知識を動員しようとするのかなどなど、伊東先生が、実際の授業で行ったり、私と協働ワークショップをしたりしたものを、実際に保護者の方々にも追体験していただきました。

★体験の重要性やプレゼンが多様な機能を生み出し、生徒1人ひとりの才能を構成していくことについて実感していただきました。

★思考実験問題(実際に授業で扱った)をトリガーに実際に個人ワーク、ディスカッション、プレゼンテーションと行っていきました。そして、そのあと、これが実際の大学入試にどう結びつくのか、進路先及び社会に出た後でもどう役に立つのか情報提供を伊東先生といっしょに行いました。

★聖パウロオリジナルの「思考のメタ基礎」や「志望理由書の9つの視点」などいまここで具体的内容は公開できませんが、保護者の方々とはシェアできました。学園の教育と生徒の成長の関係についてご理解いただき、これからもご協力を頂けたら本当に嬉しいです。

★そして、会長に、「動画拝見しました、メタローグですね」と声もかけて頂きました。長時間の動画をご覧いただき、感謝の念に堪えません。

参考)GLICC Weekly EDU 第93回「聖パウロ学園:偏差値では測れない複眼思考型教育~すべての生徒が才能者」 

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2022年9月 8日 (木)

聖パウロ学園~数学的思考と数学問題の解法をいったん分解してみる

★東大の数学の入試問題の解法の中には、見事なまでに数学的思考や数学的センス、発想というものが埋め込まれています。ですが、ルビンの壺よろしく、見えるのは解法です。その背景に数学的思考やセンス、発想があるのは解ける人には当たり前のものとして可視化されていません。暗黙知になっているのでしょう。大学受験勉強だとそれよいのですが、東大に進学するのは、ざっくりいうと、高3生100万人のうち3000人強です。

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(左から伊東先生、松本先生、佐藤先生)

★勤務校は特段東大にこだわっていません。ですから、東大の入試問題の解法に重点があるのではなく、むしろその背景にある数学的思考やセンス、発想に興味があります。今後文理融合になっていったり、地経学的発想の必要性が高まってきたり、AI技術が高まってきます。その時必要なものの1つに数学がありますが、別に東大の数学の解法が必要なわけではありません。

★必要なのは、数学的思考やセンス、発想です。実はここの部分を日本の数学のカリキュラムは一つの単元として取り扱ってきたことはなかったので、可視化されたものがあまりないのです。ここの部分は、文系もちゃんと学べるし、実におもしろいのです。

★勤務校の生徒は文系の生徒が多いので、数学をともすれば授業の評定をとることで終わりがちです。数学は不得意という生徒もいます。しかし、それは数学が不得意なのではなく、数学問題の解法が不得意というか解きぬくモチベーションがないというだけのことです。

★しかし、数学的思考やセンス、発想の問いに関しては、文系の生徒もおもしろがって考えます。

★そこに気づいた勤務校の数学科の先生方は、ここ数年、毎月MM(Math Meeting)でこの部分をなんとか可視化しようといろいろな入試問題の背景を探索すべくアルゴリズムを創りながら解放のプロセスの中にある数学的思考、センス、発想を取り出そうとしてきました。

★今回は、10個以上の思考実験問題をカテゴライズしながら、それを可視化しようと対話をしていました。

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★すでに、上記のイメージはなんとなく共有されているので、数学的思考さえ可視化されればあとはなんとかなるわけです。数学的思考以外は、可視化されている研究成果がたくさんあり、世の中でも、「探究」という機会に多くの先生方が活用しています。

★しかし、「数学的思考、センス、発想」が可視化されていないために、感情的な議論が多く、クールダウンして対話することができないのが現場のアルアルです。

★数学的思考を可視化して活用できない「探究」は画竜点睛を欠くでしょう。STEAMも、数学的計算を活用しているだけで、「数学的思考、センス、発想」を可視化してスキル化できていないと、やはり画竜点睛を欠くでしょう。

★数学的思考のみは、なんと人類が誕生する以前からあったという超宇宙的普遍的思考です。と語る現代哲学者が欧米に増えてきています。

★日本の未来の教育は、PBLやSTEAMやDXの人材という要素だけではなく、その要素分解を統合する「数学的思考、センス、発想」を創り上げ、すべての生徒とシェアする必要があります。この辺については、GLICCの代表鈴木裕之さんが主宰しているGWEという番組で伊東先生が語っています。長い動画ですから、その部分は1時間27分あたりから始まります。

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2022年9月 7日 (水)

聖パウロ学園~スクラッチコーディングを教科の思考型授業に埋め込めるか?密度を上げるために。

★聖パウロ学園の生徒は、もちろん他校同様Z世代ですから、グローバル時代は当たり前でかつデジタルネイティブです。カトリック学校ということもあって、そしてスクールモットーが黄金律ということもあって、たとえば、志望理由書に基づいた校長面接において、経済学部志望の生徒は、欲望の資本主義じゃやなくて倫理的資本主義への道のりをあれこれ論じます。その基本的な信念と考え方に基づいて、地域経済や都市経済を再構築していきたいのだと。もちろん、資本主義の構造上あるいはシステム上の根本問題などは、これから大学で追及していくのでしょうが、その素養の枠組は考えているZ世代に感心し関心を抱く日々です。

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(数学の教師と保健体育科の教師がスクラッチのコーディングで授業ができるか実験的ミーティングをしているシーン)

★校長のところまで来るまでに、先生方は志望理由書や小論文、面接の練習を1人ひとりずっと寄り添いトレーニングをしているわけです。だからでしょうが、ここまで急激に生徒は自己変容するのだと感じ入るわけです。そして、そのトレーニングの現場を覗くと、Googleclassroomでやりとりしながら、ドキュメントの共有をして、対話すると同時に、打ち込んでいるわけです。互いに打ち込んで共同編集しているわけですね。

★その手前では、スライドを作成し、プレゼンしたりしているわけです。動画も編集したりしているのです。外部のオンライン研修に出たりしている生徒もいます。その合間に探究ゼミで、知の体験をしています。ハート・スクエア―のポストイットで、感情と論理を整理しながらワークショップ型授業に参加したりもしています。

★ICTはヘビーユーザーですね。PBL型の学びもベースになっていることがわかります。

★ここまできたら、次のステップだなと思っていたら、情報科・数学科の教師佐藤先生が、自分の探究ゼミの生徒は、スクラッチのコーディングはやり尽くしていて、がっつりプログラミングをやりたいというメンバーなんですよと。なんという以心伝心。

★それなら、全員がプログラミングへとなるのではなく、スクラッチコーディングを使った教科授業はできないか実験してみようかということになりました。興味と関心がある教師が3人集い、何やら創発ミーティングをしていました。どうなるやら、楽しみですね。

★とにかく少人数で、森は豊かですが、物質的リソースは限られいる学園です。コンパクトに教科の授業の中に埋め込む作業が必要な学園なのです。コンパクトだけれど密度を高くする作業ですね。

★このアイデアは、こういう柔軟な対話によって創発されます。ミニコレクティブインパクトがまずは大切です。カトリック的には「カラシダネ」インパクトというわけです。

★各教科でスライドを使ったとして、別にスライドの学びをしているわけではありません。あくまで教科の学びです。ただ、スライドを使うと、編集思考がサポートされます。思考の過程を可視化しながら進んでいけます。レトリック思考ですね。

★同じようにスクラッチのコーディングを活用すると、同じく編集思考の過程の可視化ができるのですが、おもしろいことにレトリック思考と数学的思考の過程の両方の可視化ができるので、物語思考と数学思考の横断ができるようになる可能性があります。

★STEAMというと物質的プロダクトが目的になりがちですが、教科の授業にスクラッチ的なコーディングを活用すると思考のプロセスを自ら使えるようになります。それがプロダクトと言えばプロダクトです。

★カトリック学校において、パンは、物質的プロダクトとしてのパンと精神的なプロセスの中で生まれる愛や信頼というマインドとしてのパンがあります。

★前者はSTEAMの過程で、後者は教科の中におけるコーディングという名のプログラミングの過程で形成されるのかもしれません。

★もちろん、そんな分け方は正しいわけではありません。正解は1つではないのです。ただ、現状の世の現象としてそうなりがちだというだけのことです。

★聖パウロ学園のPBL型学びは、「(複眼的)思考型学び」という名称をつけています。思考とは、「想い」と「考えること」の統合を意味します。今でいう非認知と認知の統合です。マインドフルネスでスキルフルネスの統合と言ってもよいかもしれません。

★どこの学校でも行う朝の会の情報共有の10分間の中で、2分間は、先生方の活動にどういう意味や付加価値があるか想いをつぶやきます。そのつぶやきが先生方の想いと同期すれば化学反応が起こるし同期しなければそれは空振りです。

★先生方は想いをプロジェクトします。私はスクリーンでそれを映し出し、その2分間で先生方とシェアするわけです。スクリーン機能が先生方のプロジェクトをきちんと映し出しているかどうかは、スクリーンの性能次第です(汗)。

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2022年9月 6日 (火)

マインドフルとスキルフルのズレを統合し変容する対話の段階メタローグ

★会話や対話、コミュニケーションなど、要は人間が発する表現は、相手に一義的に伝わることはほとんどない。ズレっぱなしです。それをズレてもいいんだよとマインドフルな対応をするか、ズレをなくすべきだとスキルフルな対応をするのか、またまたそこでもズレてくるわけです。両方大事なのに、どちらかに軸足を置いてしまうのが無意識のうちに習慣化する場合が多いために、亀裂、分断、葛藤などなどが恒常的になり、その当事者同士、互いに不機嫌、不寛容、不安、憂鬱などなどに陥るわけです。

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★そうならないためには、マインドフルな状態とスキルフルな状態を統合し適用し変容したりする必要があります。その具体的な対話法のヒントになるのは、上記の本かもしれません。かつて抄訳がでています。多くの方が、この本に書かれているワークショップデザインのコンセプトツールを、この本に書かれていないと思って活用しています。ほとんどのワークショップで使われていると言っても過言ではありません。

★それなのに、Amazonではその抄訳は中古でしか買うことができないのです。不思議です。

★ともあれ、次の箇所をどのように解釈するか?です。私は英語ができないので、雰囲気で読みますが、日本語だとスルーしてしまう内的構造を視覚的に読み取れるので、やはり原文と対照するのは大事だなと改めて感じました。

 A SAFELY DANGEROUS SETTING

People often express the desire to have a safe setting in which to explore difficult subjects and relationships. The safety of dialogue comes directly from the willingness to touch the dangerous. As one educator put it to me a while ago, “education is a process of endangering the soul in a spirit of enlightened discourse.” This is the spirit of dialogue.

Kleiner, Art; Smith, Bryan; Roberts, Charlotte; Senge, Peter M.; Ross, Richard. The Fifth Discipline Fieldbook: Strategies for Building a Learning Organization (p.375). John Murray Press. Kindle 版.

★“a safe setting”と“the dangerous”と“a safely dangerous setting”の関係が面白いですね。

★そして、この関係を考える時に、その前提に“ a spirit of enlightened discourse”があるのだと。

★これを英語のできない私が日本語にしてしまうと、マインドフルとスキルフルの葛藤を調整するメタローグとしての対話の機能がみえにくくなってしまいますので、このままにしておきます。

★いずれにしても、学校現場における教師と生徒のコミュニケーションは、最初はズレるのが当たりまえです。それを怖がらず光をともす。つまり、“a spirit of enligntened discourse”というメタローグ対話の精神をシェアする。

★もちろん、その過程や道のりは、そう簡単ではありません。

★ですから、この時期、各種推薦入試や総合型選抜の準備において、現場で高3生とクリエイティブテンションを共有しながら日々活動している先生方のその心根に敬意を表します。

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2022年9月 3日 (土)

聖パウロの伊東先生のミッション 学園の教育の中に「普遍的教育」を内在させ、世に普及するアクションプラン

聖パウロ学園の入試広報部部長であり企画戦略室室長でもある伊東竜先生とGLICC代表鈴木裕之さんと対話しました。とはいえ、伊東先生は私の同僚でもあるので、今回は私はときどきコメントするだけでした。鈴木さんの名ナビゲーター手腕あるいは翻訳・通訳的フィドバックで、聖パウロ学園の教育や伊東先生が挑戦しているその背景にある本質的・普遍的教育の模索を明快に映し出してくれました。本当にありがとうございました。

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GLICC Weekly EDU 第93回「聖パウロ学園:偏差値では測れない複眼思考型教育~すべての生徒が才能者」

★今回、伊東先生は、第一部で、入試広報部の側面から聖パウロ学園の教育のエッセンスを語りました。ぶんび両道(分かりやすさ美しさの両方を統合する)の信念でいつもの説明会の話を圧縮・変形した新たなスライドを作っていました。また、生徒が創った3分間動画、1分間動画も交えて語りました。

★具体的に写真なども交えながら語り、それを幾枚かの図で可視化していました。

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★たとえば、上記のスライドは聖パウロ学園の教育の全貌をコンパクトにまとめています。その背景にある「複眼思考型教育」は第2部で説明がありました。

★スライド自体は圧縮されていたのですが、鈴木さんのタイミングのよい問いかけやフィードバックで、対話が盛り上がり、第一部だけで1時間26分(1時間50分中)になりました。そのあと第2部で、その「複眼思考型教育」について話が展開されました。

★伊東先生の話は、授業やワークショップ、探究ゼミで実際に行ったものをメタ化(メタローグ)したものですから、すべて、体験済みの話でした。その体験を私などとの日々リフレクションといういう対話(ダイアローグ)を通じて、メタ化(メタローグ)のレベルに持っていっています。

★この第2部の部分は、説明会では話されません。今MM(数学科ミーティング)で、メタローグありきではなく、各教科の体験の中で、いかに教師や生徒が、複眼思考のメタ的基礎(メタローグコンセプト)をシェアしていくかという対話を毎月定期的に行っています。

★伊東先生も数学科で、数学科主任の松本先生と協働しています。そして、企画戦略室室長として、それを広げるクションプランを実行しています。

★シェアはあくまで、ダイレクトにではなく、インダイレクトに進み、仲間が気づいていく過程を創るのが伊東先生の戦略手法です。これは生徒においても同じです。ダイレクトというのはどうしても伝達に終わります。インダイレクトは化学反応を生む傾向があります。

★教師も生徒も内面の中で気づきとケミストリーが起こることが本質的なことでしょう。

★聖パウロのキャンパスは、広大なパウロの森そのもので、そのパーツとして一体化ししている小さなキャンパスがあるという感じです。そして、先生方が自然と学校と1人ひとりの才能が循環するチャレンジをしているのが、伊東先生の話から伝わると思います。

★日々、世界は、ひしひしと迫る危機感、不安をかかえています。2030年問題はたしかに憂鬱です。しかし、なんとかそれを乗り越えていく勇気と信念をもって複眼思考をして判断し行動する人間力を身に付けたい。それはパウロ生だけではなく、日本の生徒、いや地球規模で身に付けて欲しい。いまここで、伊東先生をはじめとする同僚は、まずはパウロ生と共に試行錯誤しながらチャレンジしています。そして、伊東先生は、それがやがて他の学校の先生方とも互いにシェアできるアクションプランを考え遂行しています。それがミッションです。

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2022年9月 1日 (木)

2030年問題はひたひたと迫る 教育出動必至。

★ダイヤモンドオンラインでは、こんな特集シリーズが連載されています。<「大阪」沈む経済 試練の財界>がそれです。趣旨を引用します。

「大阪は自信を失っている――。関西財界の大物幹部はそう自嘲気味に語る。新型コロナ禍でインバウンド(外国人観光客)特需が消失し、大阪経済の地盤沈下が止まらない。起爆剤として期待される2025年の大阪・関西万博や大阪IRでも、建設費の膨張リスクといった火種がくすぶる。財界に目を移せば、盟主、関西電力が不祥事に揺れる。万博やIRに向けた地元財界の動きに加え、大阪の金融や建設、電機業界の今を徹底解剖する。」

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★この趣旨の文章の「大阪」を「東京」や「日本」と置き換えても成立します。それだけ、地政学的かつ地経学的、人口論的な問題がぶつかり合って昏迷状態になっています。

★すでに2019年東京大学文Ⅱの帰国生入試問題でこんな問題が出題されていました。

「2020 年には東京でオリンピック・パラリンピックが開催される予定であり、2025 年には大 阪で万博(万国博覧会・国際博覧会・World Exposition)が開催されることが決定した。こ うした国際的で大規模なイベントを現在の東京や大阪に誘致し開催することの是非を、過去 に開催された東京オリンピック(1964 年開催)および大阪万博(1970 年開催)と比較しな がら多面的に論じなさい。」

★大学入試で問いかけられるぐらいですから、政財界ではとっくに喫緊の課題だと思って対応してきたでしょう。パンデミック、戦争、気候変動の3つの問題は、地政学、地経学、人口論の領域に甚大な影響を与えます。パンデミックで身に染みてわかっているように、現状の混迷とそれが起因する3大問題(でもこれはまだ根本問題ではないのです。この3大問題を引きおこす根本問題にたどりつけるかはポイントです。そしてさらにその根本理由は?)はなんとかしなければなりません。

★さて、どうしますか?それぞれの領域、つまり国、企業、NPO、農林水産業、大学、学校、個人などの問題は、実は一蓮托生ですから、それぞれのいまここでの場所で解決しながら、その解決がそれぞれの主語、つまり、「私」「友人」「家族」「組織」「社会」「世界」・・・へとつながる拡張性があるか検討していく必要がありそうです。

★「総合型選抜」の小論やそれに向けての探究の課題は、当然、先述の東大の帰国生入試問題のような問いも学びの対象の1つでしょう。受験への学びがそれぞれの主語につながっていく広く深い学びをしていくことがポイントです。

★これは、もはや偏差値軸1つではエンパワーメントエバリュエーションができませんね。

★偏差値も一つの尺度としてそれ以外の多面的な視点でものごとを考える「複眼思考型教育」を、まずは「学校」という主語のレベルはやっていかなくては。それぞれの学校で、2030年問題乗り越える共通意識をもって、独自の教育出動をする時代です。21世紀後半は、「地叡学」という言葉が生まれるでしょう。

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明日、GLICC代表鈴木裕之さんと聖パウロ学園の入試広報部長&企画戦略室室長伊東竜先生とこのあたりを対話します。

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2022年8月29日 (月)

気候変動ワークショップ 開発教育協会と聖心女子大学グローバル共生研究所に学ぶパウロ生

★夏期休暇中に、聖パウロの生徒が、気候変動ワークショップで学びました。聖心女子大学のグローバル共生研究所にコーディネートしていただき、認定NPO法人開発教育協会の伊藤容子さんと聖パウロ生は出会うことがかないました。

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★学校が工事中だったため、高尾の市民区民センターの和室を借りてのオンラインワークショップとなりました。参加した生徒は、気候変動とSDGsの関係について興味・関心・気遣いをもつところから夏期休暇前から集まってディスカッションしています。

★今回は、気候変動による多様な影響について理解を深め、その解決策を、「私」「学校」「社会」「国」「世界」・・・と主語を変えながらディスカッションしていくワークショップでした。

★伊藤さんが用意してくださった、3つのエピソードについて語り合いました。

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★最終的に、パウロ生が気づいていったのは、たしかに「自分事」は大事ではあるけれど、自分たちはまだまだ理解度を深める途上であり、解決策を考えたとしても、実際のアクションを起こすことの難しさについて改めて気づいたのです。ただ、それはネガティブな感情なのではなく、今後自分たちはどこに向かって変容していく必要があるのか、それぞれの道を拓いていきました。

★もちろん、伊藤さんが用意してくださった海面上昇によるキリパスの国土の危機、ネパールの農業の危機、ホッキョクグマに象徴される北極圏の危機などのケースは、パウロ生にとってはとても悩ましい問題でした。遠くの話で済まされない辛い気持ちになり、自分たちが何ができるのかそう思うこと自体、ジレンマを感じ苦しい想いでいっぱいになっていました。

★とはいえ、3ケースに比べ、まだまだ間接的ですが、自分たちの身の回りも気候変動による影響を被っています。身近なところからアクションはできるはずだと。しかし、・・・。

★こういう葛藤をどうクリアしていくか思い悩む体験は、根源的な問題に興味と関心、気遣いを抱くことにつながっていきます。おのずと行動が生まれざるを得ません。

★聖パウロ学園側のファシリテーター兼サポーターは、伊東竜先生でした。

★実は竜先生は、伊藤さんとは初めてお会いしたのですが、実によく打ち合わせをしていたのではないかと思わざルを得ない程、スムーズかつライブ感たっぷりな場を作っていました。竜先生自身、探究ゼミでワークショップをデザインしているし、外部の方との連携のコーディネートもしていますから、身体が自然と動くのでしょう。

★テーマは違っていても、このようなワークショップをデザインする人同士は、共感性が高いので、ある意味阿吽の呼吸で場を構成することができます。

★それは生徒も同じです。このようなワークショップに没入することができるのは、自己観察という内観をすることができる場を大切にしているからです。その場は、ファシリテーターによって用意されることを体験を積み重ねて身に染みているのでしょう。

★今年は、あの「成長の限界」が出版されて50年です。この書で、ドネラ・メドウズは、2030年問題を科学的に予測したわけです。そして、そうならないように、ネガティブシナリオをポジティブシナリオに転じる解決方法を地球市民自身が考え、判断し、行動できるように、システム思考の方法を次世代に継承する活動をしたのでした。

★今回のワークショップにもドネラ・メドウズや聖心女子大のOG緒方貞子さんのようなロールモデルの息吹がありました。

★このメンバーによる気候変動を中心とするSDGsの思索と探索はまだまだ続きます。なぜなら2030年問題に直面する当事者だからです。2089年や2050年からバックキャスティングすることはもちろん重要ですが、そのためには、まずは喫緊の2030年問題をクリアする必要があります。そこに未来はかかっていると言っても過言ではありません。

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