高校入試

2020年11月26日 (木)

思考コードが世界観を変える(01)首都模試社長山下一さんとの<思考コード新世界観プロジェクト>はじまる。

★コロナ禍にあって、山下一(首都圏模試センター社長)さんとずっとZoom対話で、世の中が劇的に変わっていることについて語ってきました。何が変わったのか?変わるのか?対話してきたわけです。首都圏模試自体、働き方をテレワークに移行したし、模擬試験を自宅と会場の両方で行ったり、保護者会をがんがんオンラインで行ったりして、大きく変わったわけです。

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★ロックダウンになったときには、完全テレワークに移行できたし、現状はハイブリッドで行っています。

★私もそうです。ハイブリッド・ライフになりました。

★しかしながら、何が変わったのか、デジタルインフラの変化やZoom体験による意識の変化、経済循環の変化などたくさんありますが、山下さんと私は、もっと根本的な世界観の変化について多くの人と共有することが大切だということになりました。

★人類が宇宙に飛び立って、その宇宙空間から地球を見たときにパラダイム転換が起こりました。人類は1つなのだと。そして、今回のパンデミックでデジタル空間から世界中の人がリアルな空間を見たときに、やはり人類は1つなのだと。

★今回は、宇宙飛行士からの伝聞ではなく、私たち自身が直接体験をしたのです。この体験の意味を、実は思考コードで見ることができます。いや創ることができます。

★そして、対話をしているうちに、思考コードを作成するときに参考にしたブルームのタキソノミーだけでは、この世界観の根本的変化に気づかないのだということに到ったのです。

★いやブルーム自身、認知のタキソノミーだけではなく、感情と精神運動も想定していましたが、それらを統合的に活用できていないまま月日は過ぎ去り今に至っています。

★ところが、コンパクトに思考コードはその3つを統合しているのです。スプートニク・ショックは、ブルームのタキソノミーで乗り越えることができたのですが、今回のパンデミックで生まれた衝撃は、思考コードで乗り越えることができるでしょう。

★現状、この気づきは3%の穴の中に隠されています。その3%の穴を多くの人と通り抜け、広げていくために、山下さんと編集者の市村さんと本間とで<思考コード新世界観プロジェクト>を始めることになったのです。初回は、プロジェクトの聖地首都圏模試センターに集まりました。今後はまたZoomでやりとりもしていくハイブリッド活動になります。

★多くの方々にインタビューをしていくことになりますので、その時は宜しくお願い致します。

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聖パウロ学園 イノベーティブエデュケーター(07)すでに30人学級もクリエイティブクラスへの道も開いている最強の「学習する組織」

★聖パウロは、聖なる山高尾に属するパウロの森にある小さな学園。高尾の駅舎はかつて皇室専用駅の面影を残しています。実は、高尾駅には第二次世界大戦の爪痕も残されていて、そういう意味では、静かに未来の平和な世界に知恵を絞る教育が、森の中で行われているのです。未来は、世界が今望んでいるファーストクラスからクリエイティブクラスへとシフトしています。

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★聖パウロは、2012年から21世紀型教育にシフトしました。この教育の眼目は学歴社会や偏差値教育から抜け出て1人ひとりの才能を見出しクリエイティブクラスとして世界を良い循環に変えて欲しいというビジョンがあります。そして、それは聖パウロ学園のmen for others教育(MFO教育)にもマッチします。

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(八王子はどこの学校も通学にはバスは欠かせません。学校説明会の時には、先生方が受験生をスクールバスまで案内します。)

★それゆえ、聖パウロ学園は、生徒1人ひとりが才能を生かしクリエイティブクラスとしてmen for othersを実現する目標から教育を実践しています。そのための教育の根幹は初めにロゴスありきという聖書に従って、対話です。

★ですから、今騒がれている30人学級というのは、とっくに実践されていて、むしろ1人ひとりとの対話がベースになって、その土台のうえにPBLがなされています。大人数教育だから、PBLでそこを補おうというのとはベクトルが逆なのです。

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(学校説明会は、教師一丸となって機能的に動きます。同時にウェルカムの精神に満ちています。グローバルな学校には欠かせないマインドですが、それはもちろんmen for othersの精神から流れ出ているのです)

★また、クリエイティブクラスは、才能だけではなく、テクノロジーも必要だし、世界の人びとと対話ができなくてはならないのでグローバル教育も充実しています。今回のコロナ禍において、フルスペックのオンライン学習もスムーズに行えました。

★全国の高等学校の卒業生の70%は高等教育に進みます。ざっくり大学へ55%、専門学校へ15%です。聖パウロ学園は偏差値教育はしませんが、高等教育に進む道を開くカリキュラムを開発していますから、この70%に属する生徒が入学してきます。

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(パウロの森という自然と教育と生徒のかけがえのない存在が好循環しているキャンパスです)

★しかしながら、入学時は、成績的には、70%の真ん中には到底達していません。それが、卒業時には、たったの3年間で、真ん中以上に伸びていきます。それは、高等教育(大学)卒業後、クリエイティブクラスとしてmen for othersを実現するという高邁な志があるからでしょう。

★そして、なんといっても、教師のチームが実に強い「学習すす組織」を結成しているというのが大きな理由でしょう。

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2020年11月24日 (火)

Zoom体験がもたらしたコト(02)もしヘッセがZoom体験をしたらどう感じただろう。探究も研究も超えて「道」を提唱したことを正しかったと思ったかもしれない。

★ここのところ、ますますZoomで対話をする機会が増えたし、SNSでの対話も多くなる一方です。私自身は、広く深くなる対話に満足しているのですが、最近、何か物足りない対話になっていると語る方も多くなってきました。おおー!みな「道」をZoom対話の向こうに見出し始めたのです。物理的な時空ではなく、Zoomというデジタル空間が内面の時空に置換えられる瞬間を感じるのでしょう。

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★学部時代や大学院時代は、法学部でありまながら、文学棟と哲学棟に入り浸っていました。当時ヘルマン・ヘッセとハイデッガーの第一人者がいたので、その空気を吸いたくて。だからといって、教授と対話したのは、数回です。

★今のように、フラットに話せる雰囲気はなかったからかもしれないし、自分の中でそう思っていたのかもしれません。何より、対話できるだけの自分の想いが明快でなかったということもあります。

★いずれにしても、私のメンタルモデルは、夏目漱石の前期三部作とヘルマン・ヘッセの「デミアン」「シッダールタ」「知と愛」「ガラス玉演技」「詩集」、ヘーゲルの「精神現象学」、トマス・アクィナスの「神学大全」、ニーチェの「権力への意志」「ツァラトゥストラ」、それから「ぼくタマ(地球)」(汗)でできています。もっとも、「ぼくタマ」は日能研時代に生徒から影響を受けたのですが。

★それゆえ、PBLの根底には、ヘルマン・ヘッセの自己の道発想があります。ひたすら自己の道を追究すると世界に到達するんだという発想。マイプロジェクトは友愛のプロジェクトになり最後は十牛図の十番目というのが、ヘッセのストーリーパターンなんです。

★ただし、デミアンのように、そこは平和な対話ではなく、平和をつくるために挑んでいくというパターンもあります。ガラス玉演技では、死という境地に至ります。しかしながら、それは悲しいのではないのです。光の境地なのです。まるで、鬼滅の刃ぽいのですが。

★ともあれ、ヘッセの次の言葉が、探究でもなく研究でもない「道」を示唆していると思うのです。

 自分の直感と感情をたいせつにしなさい。それから、自分の理性も信じなさい。 もちろん友愛もたいせつだし、芸術を観る自分の眼、自分が抱いている理想もたいせつにし なさい。くれぐれも世間の価値観に惑わされないように。多くの人の考えとちがっていても不安になることはありません。あなたはあなたの道を独りで往かなければならない のです。

ヘルマン・ヘッセ. 超訳 ヘッセの言葉 (Kindle の位置No.362-366).

★ヘッセの境地は、シリコンバレーのHTHが求める境地でもあります。

★自己への道が最終的に行き着く先は、時空を超えて共感し合える境地なのでしょう。それこそが、体験を通していきつく「道」の境地でしょう。IBやラウンドスクエアを創設したクルト・ハーンもヘッセとシンクロしていたに違いありません。

★第一次世界大戦前夜と第二次世界大戦を生き延びるという時代の違いこそあれ、凄まじい自己サバイバルと友愛の統合の道を追究した尊敬する人々です。

★学習指導要領に拘束された探究や文科省に揺さぶられる中での研究から独立した「道」です。

★Zoom体験は、この「道」を感じ取っているZ世代もいるし、リアルと何ら変わらない体験をしている人々もいます。その違いは、「道」を見出せる感性があるかないかですね。

★アフターコロナは、この「道」と仕事を一致させることができるかもしれにという希望が輝いています。探究や研究というかりそめの道をすすまなければ生きていけなかった自分が、自分の道を歩くことで生きることもできる。それこそが働き方改革の未来でしょう。結局、モリスのユートピアの実現ですね。

★いずれにしても、いかなる環境にあっても、それぞれ「自己の道」を見出せるように祈っています。とはいえ、安心安全の場から出発できるように社会を再構築しなくてはとおっせかいな自己の道が一方であるわけですが。

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GLICC Weekly EDU(02)首都圏模試山下社長出演予定 A Great Resetを語る

★今朝、山下一さん(首都圏模試センター社長)と緊急Zoomミーティングをしました。山下さんの問題意識は、「今回のパンデミックで、あらゆる領域が変わっていきます。ダボス会議でザ・グレート・リセットをぶち上げていますが、その通りですね。ただし、<ザ>というのはちょと違いますよね。いろいろなグレート・リセットが起こっていて、それが集合離散し合って、化学反応が起きて、大きなグレート・リセットが起こります。私たちのやろうとしているグレート・リセットもその一つです。もちろん共通するところもあるけれど、違うところもあります」と。

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★それは、20世紀末に未来学者アルビン・トフラーが提唱したパワーシフトに準ずるのではないかというのです。要するに、世の中を動かしてきたパワーは、軍事力→経済力→知力と変遷するのだという流れだと。

★これからは、学びの力で世の中が幸せな循環を創っていくのだという熱い意志がZoom空間に広がりました。

★山下さんはさらにこう語ります。「最初は、本間さんの言うように、3%の穴を掘りあてることかもしれないですね。それは今まさに私たちの想いと創造的な思考とアクションにかかっている」と。

★「では、その方法は?たとえば、開成の今年の社会の3番目の問題なんかは、水の問題ではあるけれど、その背景にSDGsの問題やなんといっても今直面しているGotoキャンペーンによる経済活性化と感染数防止のジレンマを乗り越える問題解決思考のヒントが隠されています」という話にもなりました。

★身近な生活の中に大きな地球上の問題の解決の糸口がある。そういう虫の眼と鳥の眼を持つマインドセットこそが大切だと。

★ブルームのタキソノミーだけでは、このマインドセットができません。そこで、思考コードなのだと。思考コードはたんに入試問題を突破する道しるべだけではなく、その向こうに見える未来をグッドにするかバッドにするかを考えるマインドセットをする場でもあるのですと。

★小さな次元に壮大な次元が隠れていることをみんなで気づきく学びを提供したいのだと。本間さんも語っている3%の穴をくぐりぬけるマインドセットと思考力をいっしょに創りましょうよ!という熱いコミットメントでした。

★ということで、12月のどこかで、GLICC Weekly EDUに登壇していただくことにしました!ご期待!♪ください。

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2020年11月19日 (木)

才能力の時代(02)総合型選抜や帰国生入試で合格する才能力とは、ピカソの最後の境地とシンクロか?

★どうも、今年の総合型選抜や帰国生入試、海外大学入試準備でうまくいく生徒の力はピカソの最後の境地とシンクロするかもしれません。もちろん、いきなりそこに到達するのではありません。青の時代→バラ色の時代→分析的セザンヌの時代→ゲルニカの時代→ファイナルという物語とシンクロする学びが必要だということのようです。まるで十牛図なんです。

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★ピカソのファイナルは、すべての経験が無化される境地です。

★つまり、体験主義に依存していると必ずしもうまくいかないのです。

★もちろん、いわゆるMARCHぐらいまでは、主体的体験主義であれば、ギリギリいけそうだということも、一方でわかってきました。

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学校選択を考える(01)偏差値と大学合格実績で考えて問題ない。ただし、学校の雰囲気をお忘れなく。モデルは、かえつ、聖学院、工学院、静岡聖光学院、八雲。

★脱偏差値だあ!大学合格実績ではないんだあ!というのは嘘です。仮にそうだとしても、生徒募集は大切だと思っている学校はありますよね。そうすると、自己矛盾なのです。人気が高くなれば、偏差値は高くなり、大学合格実績も上がってしまうのです。

【学校の雰囲気をつくる9つの要素】

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★ところが、人気が安定していないところは、偏差値や大学合格実績で比較されると、選ばれなくなるので、それもまた自己矛盾に陥ってしまいます。

★そこで、そのような学校は、とにかく共感的コミュニケーションという学内外のコミュニケーション行為の大改革を行います。不思議なことに共感的コミュニケーションは学力も上げてしまうので、大学合格実績も出るし、偏差値もあがるのです。

★その戦略で成功しているのが、かえつ有明です。ですから、かえつ有明は、偏差値や大学合格実績も参考にしていただいてまったく問題ありませんが、私たちは共感的コミュニケーションの学校基盤をつくっているので、そこを見て頂けると嬉しいですと語るのです。

【各要素の4つの広がり】

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★共感的雰囲気は、9つの要素の関係総体によって生まれてきます。そして、各要素は、4つの広がりをもっています。4の9乗通りの学校雰囲気の質があるわけです。

★それにしても262,144通りですから、学校選択は単純ではないことはすぐに了解できるでしょう。

★かえつ有明と同じように共感的コミュニケーションの質を高め、結果的に人気がでてきているところが、聖学院や工学院です。静岡聖光学院は一気呵成に、今年オール4領域を形成しています。

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★八雲学園は、もともと高かったのですが、偏差値と大学合格実績を大切にする塾から人気が高いので、市場では八雲の真の良さを見ようとしてこなかったのです。しかし、今進取の気性に富んだ保護者も気づき始めています。

★開成は、エリートリーダーという指標でいくと最高です。ここで考えているのは、あくまで共感的コミュニケーションをベースにした指標です。だとしても、やはり開成は3%の穴を自らあけていますから、高いクオリティーを有していますね。

★A校とB校は偏差値65以上(首都圏模試センター)の学校ですが、学校雰囲気はそれほど高くありません。体育会系のコミュニケーションという指標でみればかなり高くなると思います。

★要は、雰囲気は、選ぶ側の価値観が反映します。

★私の主観的ものの見方ですが、みなさんがご自身で整理して考えるときのヒントになれば幸いです。

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2020年11月18日 (水)

工学院インパクト(19)田中歩先生の超<学習する組織>力

★本日は別件で工学院大学附属中高に立ち寄り、立ち去ろうとしたところ、廊下で田中歩先生(教務主任)とばったり。廊下のスペースには、対話空間があるので、お忙しいにもかかわらず、まあまあと誘ってくれました。すると、体育科の安芸先生や柴谷先生、学際的教師の有山先生が、そばを通るたびに語り掛けてくれました。

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(左から安芸先生、田中歩先生)

★ああ、共感的コミュニケーションが満ちている雰囲気はこれだなあと感じ入りながら、幸せな時間を過ごせました。

★それにしても、このところ他の学校の校長や理事長と多様なデバイスでミーティングが続いています。今日も朝からコロナ禍による市場の意識や価値観の変化について5人の理事長あるいは校長あるいは社長と対話しました。それと2人の学校リーダーとは、これから対話します。田中歩先生も含むともっと多くなるのですが、今日は過密です。

★それから、この時期ならではの最大のテーマは組織改革の話と人材育成の在り方です。私自身の方法論を聞きたいということではなく、ホンマノオト21で紹介しているケースやモデルの話についての対話になります。

★それに経営者やリーダーの立場で眺めているので、市場の変容とダボス会議などのテーマと教育の関係を見据えながらの組織開発や人材開発の話になります。

★共感的コミュニケションや寛容性の組織にもたらす影響力の話がやはり中心になりますね。

★そして、自ずと、田中歩先生のスーパー学習する組織力の話になるのです。さっき会ってきたばかりですけどねと何度も私は口にする今日でした。あっ、もうすぐ始まるミーティングでも、きっと口にすることでしょう^^)。

★私がこういうテーマで話ができるのは、本当に一期一会でお会いした先生方との豊かな対話です。特に田中歩先生とは、もう7年以上も毎月対話する機会を共有できているのです。実に不思議です。そういえば、逆転の発想という共感的コミュニケーションの魔法言語をいつも使って盛り上がります。今日も新しいアイデアが生まれました。またまた今後が楽しみです。

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2020年11月17日 (火)

才能力の時代(01)品川翔英高校志望者数激増!その理由。

★品川翔英高等学校の志望者数が激増しています。柴田校長によると、「高校募集の来校者11月月間目標600組のところが11月13日時点で1300組に迫る勢いで、今年に入って学内は3度めの変化のウネリが起こっています」ということです。

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(品川翔英になって初の生徒会が発足、新たな歴史が生まれています)

★1つ目は、校名変更・共学化で生徒募集が増え、2つ目はパンデミックでオンライン授業へチャレンジしました。柴田校長は、昨年の9月に副校長として就任し、じっくり地に足ついた改革を練っていました。そのときお会いした時、同校の先生方の潜在的資質が実にいい。この潜在的可能性をいかにパワフルな実現力へ転化できるかなのだけれどと、ぼそっと語っていたのを思い出します。

★丁寧なコミュニケーションはたしかにできるが、まだまだパワフルでないんだよねと。

★どういうことかというと、つい昨年度まで、少人数の学園だったので、先生方の丁寧さは限定的なもので十分対応できたのです。

★しかし、今春倍増以上生徒が増えたので、今まで対応してこなかった新たな生徒のニーズが生まれます。急にコミュニケーションが複雑になるわけです。そこにパンデミックです。オンライン授業なんて、同校の先生方のみならず世の中未知との遭遇です。

★これを乗り切るには、学内のコミュニケーションはフル回転し、今まで以上の人数の生徒、しかも男子のニーズにも対応しなければなりません。

★生徒1人ひとりの才能を見出すためのコミュニケーションは今まで以上に複眼的多角的になります。しかもオンラインによってテクノロジーを活用せざるを得ない事態に直面したのです。

★学内のコミュニケーションによる共有活動の速度と量が一気に増えたのです。

★複雑な人間関係を豊かに効果的に形成するために、先生方のマインドが急激に変容していったわけです。

★一方で、PBLで1人ひとり才能を開花する必要があるのです。コミュニケーションと学際知と専門知のすべてが必要になります。

★人間力と学力の両方を豊かにし伸長させる必要があります。しかも、生徒たちのニーズは、「生徒第一主義」です。

★品川翔英になって初の生徒会が発足したばかりですが、新生徒会長は「生徒第一主義」をモットーに、私たちが自分たちの学校の歴史をつくっていくのだと燃えています。

★歴史は時間が過ぎれば堆積するわけではないのです。自分たちの独創的な才能が独自の文化を生み出していくのです。

★先生方は、今まで出会ったことがない生徒の才能を伸ばすPBLを工夫しなくてはならないし、一方で専門知を深め、生徒の探究心をマインドセットしなくてはなりません。

★それが、さらに生徒が倍増するというのが第三の波なのです。コミュニケーション力はもはや才能力に大きく転換しなければ、アクロバティックに乗り切れないでしょう。

★つい先日まで対応できていた自分たちのパワーでは、はやくも足りなくなってしまっているのです。覚醒、覚醒、そして覚醒!。柴田校長は、励まし、見守り、手綱を緩めません。

★観音様だと思ったら、不動王明王になります。そうかと思えば、阿修羅のごとく険しい道を進みます。その姿に生徒会がついていきます。先生方も動きます。すべては生徒第一主義のために。

★私もときどき立ち寄りますが、行くたびにパッション、テンションが燃えています。とても生き生きした雰囲気です。

★この雰囲気が多くの受験生を魅了するのでしょう。一年間で、先生方は3度めの脱皮を果たそうとしています。脱皮するたびに、先生方は美しい姿になるのでしょう。魅力が輝き続けるはずです。

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2020年11月16日 (月)

新しい教育社会(30)<RCEP>新しい理想の到来か?現代化リベラルアーツ急務。

★日本経済新聞(2020/11/15 19:00)「アジアに巨大経済圏 RCEP、日中韓など15カ国署名」によると、「アジアに世界貿易額の3割を占める経済圏が誕生する。日本など15カ国は15日、東アジアの地域的な包括的経済連携(RCEP)協定に署名。世界最大級の自由貿易協定(FTA)として早期発効をめざす。自由化に消極的だった中国が初の大型FTAに参加する一方、米国や欧州は国内の混乱で足踏みする。アジア主導で世界の通商戦略が変わる可能性がある」ということです。

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★RCEPの動きは、21世紀型教育機構設立の動きとシンクロしています。同機構は、IBのエッセンスには学びながらも、東洋思想が排除されているところを見抜き、独自のグローバル教育を行い、海外との交流を行ってきましたが、東南アジアと環太平洋圏との交流が多くを占めています。

★すでに明治以降岡倉天心は「東洋は1つ」で始まるあまりに有名な「東洋の理想」を書いて、西洋からの近代文明に右顧左眄せず、東洋の美学及び世界宗教の優れたところを自覚せよと提唱しました。それがナショナリズムやファシズムに利用されることもあったのですが、今も価値ある部分があります。

★その価値を、シリコンバレーはマインドフルネスに置き換えて注目しています。

★いずれにしても、欧州、英米、アジアという対等の経済圏ができることはまずはいいことです。

★あとは分断しないで、世界市民として一つの地球人社会を創りたいものです。そしてそれを可能にするのが、東洋的アイデアも含む現代化リベラルアーツへのパラダイム転換です。

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2020年11月15日 (日)

新しい教育社会(29)現代化リベラルアーツ 教科でもなく探究でもなく、教科でもあり探究でもある。

★人間の才能を耕すには、時期と自然と道具と人間関係と3Dを超える時空の循環の場が必要です。その場は、かつてはリベラルアーツでしたが、専門分化し、学問の分断が起きて、才能も分断され、格差が生まれてしまったわけです。おそらく、今世界でなんとかしようという分断は、知の分断に大きな原因があります。リベラルアーツそのものも、それを持てる者と持たざる者の分断はあったわけです。

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★この発想を覆してノーベル賞を受賞したのは山中伸弥教授です。自然学、特に細胞学上の革命が起きてしまっているわけですから、学際知のヒントとしてのリベラルアーツも現代化される必要があるのは当然です。

★リベラルアーツの現代化とは、すべての人々が、対話をする際に図にあるように5つの思考を縦横無尽に使えるようにすることです。ある意味、IBのコアの再定義です。

★新学習指導要領の教科学習や探究というのは、このコアに結びつく多様な領域の幾つかです。

★新学習指導要領やそれに基づく大学入試は、今のところ、このリベラルアーツの現代化に対応しきれていません。たとえ、総合型選抜であっても、この現代化リベラルアーツを有無を問う問題は出題されません。

★IBはTOKがあります。イギリスだとAレベルがあります。米国だとAPがあります。この現代化リベラルアーツに近いものですね。

★しかし、いずれも細胞学上の革命を想定していないので、知の階層構造という分断が起きているのです。

★その知の分断を前提にして、政治的あるいは経済的分断をなくそうとしても当然無理があるし、矛盾がはじめからあるわけだから、ジレンマが生まれるのは当然です。

★私はシステム思考が、対話と5つの思考を結びつける基礎だとは思いますから、システム思考ですべてをカバーできてしまうのですが、システム思考ができたからといって、セカオワのようなアーティストになれるわけではありませんし、毀滅の作家になれるわけではないのです。

★システム思考は思考の共通構造で、5つの思考の濃淡が、1人ひとりの才能を決定づけるのだと思います。

★役割分担主義から才能主義へとなるには、現代化リベラルアーツをトレーニングする場が必要です。

★細胞学や遺伝子の発展はコンピュータサイエンスがなければありませんでした。

★教育もようやくコンピュータサイエンスによって、現代化リベラルアーツが完成するのです。

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