高校入試

2026年1月13日 (火)

2026年中学入試(22)富士見丘 コロンビア大学合格 アイビーリーグの大学

★10日に出願がスタートしたばかりですが、富士見丘の中学入試の応募者は順調に増えています(同校サイトで1月12日現在の出願状況公開)。すでに帰国生入試は終わっていますが、帰国生の応募者総数も前年と変わらずで、帰国生からの人気も続いています。そんな中、富士見丘の生徒がコロンビア大学に合格したことが公開されています。1月9日に同校がサイトで「大学合格速報」を公開しています。

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(写真は同校サイトから)

★コロンビア大学は、ハーバード大学やイエール大学など8つの名門米国私立大学のグループの総称アイビーリーグの一つです。すでに、破格のグローバル教育とSTEAM教育や生成AIを授業で使うイノベーション教育も充実している質の高い教育環境をデザインしていますから、海外大学に多くの合格者を輩出しています。しかも世界大学ランキング100位以内の海外大学も多数合格していますから、いずれアイビーリーグの大学もと思っていました。

★富士見丘の海外大学進学準備教育の特筆すべき点は、富士見丘独自の教育システムで多数合格者を出しているということです。IBやAレベルなどを導入することが多い中、独自の教育システムによって海外大学の進路を開いているのです。

★しかも、海外大学進学準備コースというものは作っていません。すべての生徒が国内外の大学への道に進める教育環境デザインがなされているのです。ですから、一定の教師チームが海外大学合格のための指導をしているのではなく、ふだんの授業や探究活動がそのまま海外大学の進路に通じているのです。

★したがって、インターナショナルスクールに通わなくても、富士見丘に通えば、IBスクールなどの教育と同質の教育を受けることができるのです。いやそれ以上です。というのも、教育理念が「忠恕」という世界精神をベースにグローバル教育やイノベーション教育が展開していて、テニスなどグローバルアスリートが羽ばたく環境もデザインしているからです。

★つまり、トータルな人間力をベースとしたグローバルリーダーが生まれる教育環境なのです。近い将来、東大に進みたいと思う生徒がでてきたら合格するでしょう。

★本物教育で結果を出していく理想的な女子校です。

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2025年12月30日 (火)

【今年を振り返って➋】グリコのおまけにヒントあり?旧友がお前の話は「おまけ」の比率が高すぎるぞと。

★毎年この年末あるいは年始の時期は30年以上の付き合いのある友人とじっくり対話します。もちろん、特にテーマもなにもないし、それぞれの仕事は利害関係もないので、とっちらかった話なのです。ただ、家族の話や自分たちの老人にありがちの病気自慢話には花が咲きます(微笑)。友人との出会いは、米国とノートパソコンでした。いっしょに仕事をしはじめて、教育業界で、米国の学習理論とノートパソコンを活用した情報収集やプレゼン資料を作りまくっていました。

★そして、話だけではおもしろくないので、ちょうどHISの海外の格安チケット販売がブームになってきたときだったので、20世紀末に、格安で米国に視察に行き、ノートパソコンでインターネットを活用する環境をつくりました。2007年までは、海外を共に経めぐりながら、ITの可能性を探りました。グローバル教育とイノベーション教育の発想はそのとき以来続いています。しかし、友人は社会学的発想をおもしろがっていたし、こちらは哲学的発想をおもしろがっていたので、そこからは別々の道に進みました。ソフトパワーの重要性は共通認識だったのですが、捉え方が違っていたからです。

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★それでも、へーゲリアンウェイやプラグマティズムについては捉え方はだいぶ違いますが、共通しているので、年に1,2度の対話は続いています。今年も相変わらずものの見方は違いますが、最終的には、新しい方向性のヒントをもらいます。もらうのはいつも私の方なのです(汗かつ微笑)。

★友人が言うには、おまえの話はいつもグリコの「おまけ」の部分の比率が高すぎる。もっとバランスは考えないのかと言うのです。そういわれて、たしかにいつも「おまけ」をどう新しくするかばかりを考えて、小さい動きですが実行しています。

★実際には、友人の方が「おまけ」大好きです(笑)。ただ、実生活においては「おまけ」と「実質」のバランスを計算していますね。ところが、私は計算はしていますが、「おまけ」ばかり見ているような気が確かにします。同僚からも、今は本間さんの話にかかわらないですよ。目の前の仕事やりますからねとよく言われます(笑)。

★しかし、友人の話はそれで終わりではなかったのです。「おまけ」と「実質」をつなぐミッシングリンクが何かだろうよと。友人はその回答は言いません。聞いてもわからんなあと言うでしょう。もし回答したら、それいいねやろうよとなるのは見えているからです。やるんならお前が自分で考えて勝手にやりなということです。

★で、頂きました(笑)。そのミッシングリンクが何か?それが2026年の探究ではなく探求・冒険のテーマとして降りてきました。もちろんグリコのおまけの話はメタファーです。その前にグリコのおまけの歴史もググってみました。壁打ちにして最終的にこんな回答に落ち着きました。

「グリコのおまけは、100年以上にわたり子どもたちの「わくわく」をつくり続けてきた存在です。最初の絵カードから始まり、時代ごとにフィギュアや組み立て玩具へと姿を変えながら、開ける瞬間のドキドキを大切にしてきました。そこには「おいしさと健康を届け、子どもの成長を応援する」というグリコの変わらない思いが込められています。現在のおまけは環境に配慮した木製素材を採用し、日用品と組み合わせて遊べる仕掛けが施されており、子どもたちが自由に発想を広げられるよう工夫されています。こうした遊び心あふれる進化は、グリコのおまけが単なる付属品ではなく、世代を超えて創造力を刺激する小さな冒険の入口であり続けていることを示しています。」 

★このグリコのおまけの歴史を知ったうえで、友人は語っていたのだと、改めて感服。

★そうそう、友人は英語が堪能でPBLも得意でICT(生成AIはもちろんんこと)の実装力もすさまじい。そこに「おまけ」をちょっと付け加えると、22世紀の世界を開いていく人間像に近い姿になります。今も世界を飛び回り、世界の同じような質感の教師たちと子供の才能の「おまけ」と「実質」を引き出す方法を交換し共有している教育的な知的好奇心の塊です。

★そして、友人の隣人には、この「おまけ」も兼ね備えた教師もいます。その教師とも10年以上の交流をさせていただいていてよく対話するのですが、不思議と3人で対話したことはないのです(笑)。

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2025年12月29日 (月)

【今年を振り返って】学校選択の決め手:対話をするとき3タイプの理解方法を柔軟に融合する教師がどれくらいいるか?

★学校の授業や多様な教育活動において、教師と生徒、生徒と生徒が対話をする環境をデザインすることが求められています。その象徴的な手法が「主体的・対話的で深い学び」です。これを実行しようとする、対話は欠かせないのですが、互いが主体的に対話する必要があります。もしどちらかが受け身だとそれは対話ではなくなりますから。また、対話は自分と他者の化学反応を引き起こします。それが深い学びになります。

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★ということはその前提に互いの違いというものがあります。ものの見方や考え方、感じ方などの相違点と共通点があるからこそ第三のアイデアが生まれ深い学びが加速します。

★このような違いや共通点はどこからうまれてくるのでしょうか?それは以外にも思考の方法の特徴が違うので、ものの見方に違いが生まれ、ものの見方の違いは、感じ方の違いにも影響します。もちろん、ものの違いが違うから、考え方の違いや感じ方の違いに影響を与えるという循環が起こっているわけです。

★とはいえ、ものの見方や感じ方は複雑です。ところが思考方法の違いはだいたい3つくらいです。したがって、その3つの思考方法のタイプを確認するところからはじめたらよいのではないかと。

★一般に、人が何かを知ろうとすると、まずは物事を理解します。それが一つの事実としての理解になります。その事実を他の事実と結びつけるときにロジカルに因果関係を積み上げていくタイプと幾つかのアナロジーでつなげていくタイプとメタファーでいきなり結びつけるタイプと3種類あります。

★この違いを互いにリスペクトしながら対話していくとおもしろいものや発想が生まれ、それを実装にもっていこうとすると因果関係を積み上げていくことが重要になります。いずれにしても、エビデンスを見つけたり検証したりするときは、因果関係や相関関係が必要です。ただ、その因果関係だけだと新しいものや発想が生まれにくいということもあります。因果関係を積み上げるロジカルタイプとアナロジータイプやメタファータイプのコラボレーションが重要だということです。

★そして、さらにコラボレーションできるには、3つをつなぐ判断基準が必要です。それは直観的にということもあるでしょう。論理的にということもあるでしょう。身体的にということもあるでしょう。この判断基準の精度をあげていくには、経験しかないのかもしれません。同時にそれを見える化する方法のあくなき追究も必要ですが、これはもしかしたら学問や研究の重要な意味なのかもしれません。中高教育ではシンプルなリフレクションルーブリックの作成ということになるかもしれません。

★実は、今年、このような話をして意気投合してしまう校長先生や教頭先生に複数出会いました。また、このような話には興味がないという表情をされる方とも会いました。意気投合する校長や教頭のいる学校は、この対話の間口の広さと奥行きの深さを組織として創り上げています。よって、人気があります。

★逆に興味がないという校長や教頭がいる学校も、別の基準で人気がある学校もあるし、その別の基準は競争の尺度なので、負け組になるところもあります。

★学校選択は私事の自己決定ですから、選択の自由です。ただ、未来にかけてサバイバルする学校は、対話のシステムが立体的にデザインされているところです。競争的価値観は相対的で移ろいゆくものだからです。ただ、対話のシステムのデザインがされているかどうかは、なかなか目に見えるものではありません。説明会でお話をする校長先生をはじめ、多くの先生方や生徒の皆さんの対話の雰囲気を感じる以外になさそうです。

★とはいえ、それをなんとか言語化したり図式化したりすることにチャレンジし始めている学校も増えています。そのような学校と出会えるとよいですね。

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2025年12月28日 (日)

2026年中学入試(17)昭和女子学附属 パワフルガールススクールとして新たらしい女子校のマインドとシステムをデザイン 受賞される

★今年の仕事納めは、昭和女子大学附属昭和の校長真下先生の画期的なかつ本質的なお話を伺う幸せな時間となりました。同校は、今年10月から実施していた米ボストンで3か月間過ごす留学「SHOWA Boston ターム留学」がちょうど先ごろ終了したのですが、真下校長はボストンの生徒の成長を讃えるために、そしてボストンの先生方と次年度のプログラムについて打ち合わせるために、つい先日ボストンに飛び、帰国したばかりでした。パワフルガールズスクールのリーダーは、本当にエネルギッシュです。

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(写真は同校サイトから)

★そして、この同校の先生方及び生徒が学んでいるプロジェクトやプログラムに、真下校長先生がタイミングのよいかかわり方(つまり担当者に丸投げしない)をしてパワフルな組織をプロデュースした功績が、公にも認められたのです。今年11月、真下校長は、一般社団法人技術同友会による「第11回女性技術者育成功労賞」において、「組織優秀賞」を受賞しました。この賞は、女性技術者の活躍を推進・支援するために、女性技術者の育成に顕著な成果を上げた個人及び組織を表彰するものです。

★同校は、生徒の皆さんが、一人ひとり自分の知的好奇心がどのような学問及び仕事に直結するのか実にパワフルでプラグマティックなキャリアデザインのシステムを開発しています。そのためには、想像を超える多様な大学や教授をはじめとする専門家と生徒を結び付ける環境をデザインしているのです。そして、それはある意味米国のAPコースのような作り方にもなっている制度作りにまで広げているのです。具体的にはぜひ動画をご覧ください。驚くと思います。

★そして、これだけ多様で多次元のプロジェクトやプログラムが開発され、相互に循環するパワフルな学びの環境を大回転させているのは、実にシンプルな学びの基準が教師と生徒に共有され、学びのプランを立てたり、リフレクションするときに活用されているのです。それが「つくる・さぐる・ねばる・つながる・ためす」というマインドとスキルを豊かにする原理です。

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★かつてノーベル賞受賞者の湯川秀樹博士が、社会や自然の現象は複雑だが、その根底にある原理は極めてシンプルだと語ったと聞いたことがあります。グローバルとサイエンスを新結合(=イノベーション)する真下校長の眼差しに通じる言葉だと改めて感じ入りました。

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2026年中学入試(16)国立音楽大学附属「KUNIONミライ探究」 学際的プログラムのエンジンに音楽の響き

★shuTOMO 第34号(2025年12月14日発行)に、国立音楽大学附属中学校・高等学校で行われている「KUNIONミライ探究」という画期的ゼミ活動の記事が載っています。副校長の滝澤秀先生によると、この探究は生徒が自ら考え行動する力を育てることを目的に始まり、現在は12のゼミに広がっているようです。

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(副校長の滝澤先生と二人の生徒さんの対話が感動的です。貴重な動画をご覧ください)

★芸術祭で、生徒たちが探究の成果を発表している様子も載っていました。自然農法を研究するAさんは、虫の減少への危機感から環境に優しい農業を学び始め、和紙を使った土壌改善など具体的な実践を紹介していました。英語圏児童文学を学ぶBさんは、作品を読み返す体験を通して、自分の気持ちを言葉にする力や対話の大切さを実感したと語っています。

★また、探究と音楽の関係について尋ねると、Aさんはジャズの即興演奏と探究のプロセスが似ていると話し、Bさんは文学と音楽を「形を変えた言葉」と捉え、互いに影響し合うと述べていました。

★生徒の興味から広がる学びが、音楽を軸に多様な分野へつながっていく「KUNIONミライ探究」。未来を自ら切り開く力を育む取り組みとして注目されます。

★そして、音楽のデザインの仕掛けが多様な探究領域の学びの仕掛けと共振することを証明している唯一無二の学校。それがKUNIONなのでしょう。

 

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2025年12月24日 (水)

2026年中学入試(15)富士見丘 慶応義塾大学とコラボする画期的デザイン思考ワークショップ

★shuTOMO 第34号(2025年12月14日発行)に、富士見丘高校1年生が参加するグローバルワークショップのプログラムデザインの取材記事が載っています。

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(同記事の内容のシーンの動画を観ることができます)


★同校では、慶應義塾大学メディアデザイン研究科のドナ・チェン准教授や大学院生と連携し、デザイン思考を基盤とした全8回のプロジェクト型学習を実施しています。授業は英語で行われ、単なるアイデア発想にとどまらず、社会に働きかける力を育む本格的な学びの場となっているということです。

★生徒は「共感」「問題提起」「アイデア創出」「プロトタイプ」「テスト」のプロセスを繰り返しながら、疑問や違和感を出発点に社会課題を発見し、チームでアイデアを形にして検証し、最終的に社会的インパクトのある成果を発表しています。

★授業ではレゴを用いた表現や対話を通じて思考を言語化し、インタビューやリアルタイムのアンケートでアイデアをリフレームする仕掛けが組み込まれていますが、このリアルタイムのリフレクションがデジタル化されているところは、実に斬新です。

★こうしたダイナミックで綿密なデザインがなされている学びにより、生徒は大学レベルの思考と行動を高校段階で経験し、グローバルな視点や多様な価値観に触れ、未来を創る力を養っているということです。

★この取り組みは富士見丘のグローバル探究の象徴であり、生徒が言葉だけでは共感を生み出せないシーンで新たなメディアを生み出す画期的な挑戦です。つまり、「メディア・イノベータ」としての第一歩を踏み出す決定的な機会になっています。

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2025年12月23日 (火)

2026年中学入試(12)工学院 学びの桃源郷

★工学院大学附属中学の教頭田中歩先生に説明会の参加者数の状況など電話でお聞きしました。すると先週の土曜日の説明会は前年よりも多かったということです。そして本番に向け今年も手ごたえを感じているようでした。教頭に就任して2年目で、同校の教育の全貌をリフレクションし、それぞれの要素がつながるように教師と生徒と保護者とコミュニケーションを密にとってきた中で、工学院全体が活力あるメカニズムを作り上げているという自信とそこで教師と生徒が信頼関係を強くしていくたびに感動が生まれている核心・確信・革新をぶれない軸として抱いている感じが伝わってきて頼もしい教頭像が電話越しに見えました。

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★その時感じたことを書いてGooglenotebookLMでイメージにしてもらうと上記のような絵になりました。これはイメージ通りの絵だなと思います。

★歩先生が、うちのグローバル推進部長からも話を聞いてみてくださいと紹介されお話を伺うことにしました。気づくと4時間以上対話をしていました。それでも、続きはまたということになりました。

★歩先生と部長は10年以上共に英語科で活躍してきました。ケンブリッジやAレベル、PBL型授業(今ではIBLとして発展しています)開発、ラウンドスクエアにおける活動、帰国生入試や国際生入試の開発、数々の海外研修プログラム。そのお二人の歴史はとても4時間くらいでは語り尽くせないのは当然です。

★しかし、どのパーツの話にも必ず生徒がでてきます。海外研修に行っている生徒は、レポートを同校のブログに英語と日本語でアップしていますが、そういう主体性の実現を一つ一つつないでいくのです。もちろん、そこにはライティングやスピーキングなどのケンブリッジ流儀のフレームやメカニズムが背景に作用しています。

★学びの環境デザインに内包されたメカニズム。これが学校全体で共有されているのです。生徒中心主義の真骨頂です。しかし、これは目に見えるメカニズムではありません。また見える化しても部分的なものです。完全に教師と生徒の内包知として秘伝として継承されていくもののようです。

★カンボジアや多くの場でアントレプレナーが行われていますが、これはある企業と連携しているのですが、そのメンバーに卒業生がスタッフとして協力してくれています。ロンドンで帰国生のための説明会を開催すれば、イギリスの名門大学に進んだ部長の教え子がロンドンで教師として活躍しているのですが、その卒業生が駆けつけてサポートしてくれるわけです。

★内包的な秘伝が脈々と続いています。

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2025年12月20日 (土)

2026年中学入試(08)富士見丘の帰国生応募者数増加の理由

★昨夜、富士見丘中学高等学校の教頭佐藤一成先生と広報副部長・中2学年主任田中裕樹先生からお話をお聞きしました。今年も海外帰国生の応募者数は増加しているということです。海外からの注目度は本当に高いですね。また年内大学合格者数も昨年よりさらによいということでした。いずれこれらのデータはまとまり次第公開されるということですが、この上昇気流が湧き出ている理由はなんでしょうか?実は、同校の場合、それはまるで方程式のようにはっきりしています。お二人の先生の謙虚な姿勢と同時に自信があふれている言葉の力にそれは反映しています。

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★高2のグローバル演習はあまりにも有名ですね。台湾、マレーシア、グアムに分かれてフィールドワークをするのですが、このそれぞれ地球課題に取り組む探究というよりもはや研究は、高1の時から探究方法論であるデザイン思考のワークショップを行ったりして2年がかりの取り組みといっても過言ではないでしょう。このようなプログラムは、英語もふくめた高度な言語活動、データサイエンス、ICT、建学の精神を生徒一人一人が自分の生き方の判断の基準に転換させていく研修など実に複雑です。そして、年内合格者ばかりでなく一般入試や海外大学入試にも合格していくので基礎学力や教養の育成も緻密なカリキュラムが構築されています。

★これらが、シンプルに多次元方程式として教師や生徒の学びの言動を生み出しているのです。この多次元方程式ができるまでのある意味学校改革の努力の積み重ねは、お二人の自然体の自信となっているのでしょう。

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★もはやこれで安泰だろうと思っていたのですが、今年中2でガールズミートSTEMのプログラムをオイシックス、IBM、メルカリ、サイバーエージェントと連携して、企業が取り組んでいるテクノロジーを通して地球課題を解決しながら利益を生んでもいる経済システムを探究するプログラムを企画実施しました。いずれもグローバル企業ですから、英語も交えながらの連携だったようです。

★これは山田財団が女子校に理系教育のサポートとして始めたものようですが、財団がイメージしていた教育活動をはるかに超えたデザイン思考のプログラムを学年が主体的にデザインしていたことに驚きを与えたようです。中1のころから高校生のグローバル探究の活動を共有しています。毎年2月に集大成として全生徒に高2の生徒が研究成果とその苦労話をプレゼンします。

★中学時代は、5×2という自主探究の学びを続けていますから、このような共有は大いに役立つのですが、中2の段階で、高大連携ではなくグローバル企業との連携ですが、デザイン思考のプログラムの手法はそのまま活用できます。ルーブリックも生徒が活用しますから、中学高校と6年間一貫した基準をベースに有機的なデザイン思考やプロジェクト型の学びが展開しています。つまり富士見丘の学びの多次元方程式を富士見丘全体で共有しているのです。

★もちろん、もう一つの基準はCEFR基準です。こ基準をベースにC1英語(英検だと1級)を目指して4技能5領域のトータルな語学力を身に着けていきます。高3だとほぼ全員が2級以上は取得します。準1級以上の数も驚くほど多いのです。

★国内外の広い範囲でグローバルな教育環境が広がり、基礎学力と探究によるアカデミックな視点かつ教養という知恵が豊かに育っていく学校です。帰国生や国際生ばかりではなく国内生にも人気はあるのでは当然です。

★そして来年は、これらの教育活動に加え、各教科で生成AIを生徒も活用する授業を実施していくそうです。その準備を開始したと。これほど充実した教育活動であるのに、秒で変わる時代の変化にも対応する革新性!富士見丘の真骨頂です。

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2025年12月19日 (金)

2026年中学入試(07)文大杉並の帰国生応募者数高め安定の理由

★文大杉並の入試広報部長西田先生から、今年度の中学の帰国生入試の最終結果の連絡をいただきました。トータルで117名という大人数です。首都圏の中学受験生数の3%弱が帰国生人口ですから、この人数がいかに多いか、そして文大杉並が注目されているかがわかります。

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★2023年は109名、2024年は79名、2025年は141名(首都圏模試センター出願倍率速報による)ですから、多少昨年より減ったと言っても高め安定です。それはなぜでしょうか。

★それは言うまでもなく高校のDD(ダブルディグリー)コースに向けた全学的な文大杉並のグローバル環境が最高に魅力的だからです。帰国生にとって、海外の経験を日常の学園生活の中で継続できるのです。

★中学3年生になった時点で、準一級以上の生徒が20%弱、2級以上だと50%弱の生徒が取得しているのです。日本の大学入試では、英検2級あればかなりアドバンテージが高いというのは周知の事実ですが、それが中学の段階で約半分が到達できてしまうのです。

★しかもこれは年々右肩上がりになります。いずれ学校全体がほぼバイリンガル状態になるでしょう。

★したがって、帰国生入試の難度は当然爆上がりになるわけです。そうなると、当然、敬遠組もでてきますから、今回のように高め安定という状態が続くでしょう。

★そうそう、文大杉並の外国人教師の数は20人以上です。DDコースがあるので当然ですが、まさに海外の高校の環境があるわけです。ちなみに、東京の私立学校で20人以上の外国人教師がいる学校の割合はどのくらいかわかりますか?実はたったの2%です。

★帰国生に人気があるのは当然なのです!そして、その帰国生の活躍が、国内生のイノべーティブな活躍と相乗効果を生み出し、文大杉並の雰囲気はよくなる一方なのです。

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2025年12月16日 (火)

縄文式土器と弥生式土器と生成AI

★昨日聖パウロ学園の情報と国語の教諭高橋先生と生成AIの効率性だけではなく、本質を回復する可能性について立ち話をしました。生成AIに限らず、道具の実用性と意味性は古典的な問題ですが、この背景には、機械などの道具が、近代社会の影の増幅装置という側面ばかりが強調されてきた経緯があります。生成AIもその延長上で語られることが多いのですが、高橋先生は生徒と美学的な使い方をしているので、このようなゴーレム的な発想は生徒と共有していません。

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★家路に向かう電車の中で、生成AIに問いかけながら、最終的に縄文式土器と弥生式土器の違いのアナロジーを生成AIに活用するとどうなるのか問うてみました。ちょこちょこ対話しながら、最終的には、生成AIは、次のような文章にまとめてきました。それをGooglenotebookLMに一枚の絵にしてもらったのが上記の図です。文章もそうですが、生成AIはどうしてもわかりやすい二項対立の構図にしてきます。

「縄文式土器と弥生式土器の違いは、日本文明の進歩を象徴しています。縄文式土器は厚手で装飾性が高く、狩猟採集社会の精神性や自然との交感を体現した「本質的存在」でした。一方、弥生式土器は薄手で高温焼成され、壺や甕など用途別に分化し、食料の保存や調理に適した「効率性」を追求しました。これにより農耕社会が成立し、人口増加や定住化、階層社会の形成が進み、文明の基盤が整えられました。つまり、縄文土器は文化の象徴としての存在意義を示し、弥生土器は効率的な生産と分配を可能にする道具として文明を前進させたのです。このアナロジーを現代に重ねると、生成AIは弥生土器のように効率性を高める技術であると同時に、縄文的な人間の本来性を回復する可能性を秘めています。具体的には、①失われた自然観や伝統知を再構築し人々に提示する、②人間と協働して詩や物語など共同創造を促す、③効率化だけでなく精神性や意味を問い直す場を提供する、といった方法です。したがって生成AIは、効率と本質を統合し、文化と文明を同時に進歩させる新しい「器」として位置づけられるのです。」 

★正ー反ー合というダイアローグ(弁証法)的な流れを作ってきますが、どのように融合するのかどうも言葉だけにおわりがちです。プロンプトをどのようにせっていすべきか?それとも、そこは人間が考えるということなのか?

★いずれにしても、今度また高橋先生と立ち話をしなくてはと。。。

★ああ、それから、縄文文化が本質的という設定はもう少し考えなくてはと思うのですが。。。

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