入試市場

2019年11月 9日 (土)

日刊ゲンダイ ベネッセと文科省の深すぎる関係を突く しかし、大事なことはそこではない。

★2019年11月08日 09時26分 日刊ゲンダイDIGITALはこんな記事を掲載しています。「英語民間試験問題をめぐり…ベネッセと文科省の“深すぎる関係”」がそれです。詳しくはそちらをご覧ください。

Cret

★しかし、問題はそこを突いても≪Z世代≫にとってあまり有益ではないのです。たしかにベネッセさんは、そのたくましい営業努力で、文科省に入り込み、各学校に入り込んでいます。でも、いずれも合法的な手続きを経ていますから、仲が良かったかどうか、忖度があったかどうかなど立証はできないでしょう。

★私も以前、OECD/PISAの報告書が大学教授や中高の先生方を巻き込んで書かれたので、興味をもって読んだら、今時中高の「探究」や「論文」でも書かない、OECDがすでに公表している内容のコピペ同然でした。あっ、やってくれたな。と思い、文科省の担当部署に電話で、いったいこのレポートはベネッセさんはいくらで入札したのですかと尋ねると、2000万円と即答されたので、エッ!この内容でですか?誰がチェックしているのですか?私どもですと聞いて唖然としたことを、どこかで書いたことがあります。

★レポートの連名に知り合いの先生方がたくさん並んでいたので、まあ合法的入札だからそこをクリティカルに論じてもしかたがないし、そんな暇もないと思っていました。

★おそらく、一事が万事、そういうカタチになっているのです。

★そもそも、この大学共通入学テストーー同記事は「英語民間試験」の話だけではなく、大学入学共通テストの採点の落札もベネッセさんがしたということを突いています――は、OECD/PISAの研究の団体NPO「教育テスト研究センター」が設立した時から構想がありました。

★この共通テストの前に、基礎なんとかテストみたいのがあって、そのテストの構想を私の知っている先生がもってきて、これは素晴らしいというから、一蹴しました。テスト漬けにしてどうするのだ。青春時代をと。その先生とはすれ違ったときに大人として今では挨拶する程度です。

★とにかく、ベネッセさんは知り合いの先生の学校に、たとえば、クラッシーというe-ポートフォリオを活用する前提のデバイスとプラットフォームを入れていて、その根の張り方は、他の教育産業では真似できないでしょう。

★米国のETSをモデルにしているでしょうから、なおさらです。米国でも同じような批判がでていますね。

★合法的な入札と言っても、これだけのテストを処理できる、これだけのデータを処理できる教育産業は、現状でないので、コンペをやっても、ベネッセさんに軍配が上がるのは当然なのです。それを蜜月と表現しようが、合法的なんです。

★話を戻します。このOECD/PISAの研究のNPO団体も、もちろんベネッセさんの仕掛けが背景にあります。それはサイトに入れば理事長がベネッセさんからきているし、ロゴのカラーが、ベネッセさんの企業カラーでできているところから、すぐにわかります。

★ここを母体にアンドレス・シュライヒャーさんを呼んだりして、セミナーや勉強会をやって、各学校の先生方を巻き込んでいるのです。もちろん、大学も文科省も。これも合法的です。

★しかし、全国学力テストもおそらくベネッセさんが落札していると思うのですが、もしかしたら、今は順番に他の企業と回しているのかもしれませんが、最初はベネッセさんでした。小学校と中学校の200万人強の人数を採点することなど、まあベネッセさん以外の教育産業では今のところ無理です。CBTにでもなれば、参入できるところもあるでしょうが。それとても、ベネッセさんが落札するでしょう。

★でも、そこが問題ではないのです。全国学力テストのB問題は、明らかにOECD/PISAの問題を意識したカタチと内容でできています。そして、公立中高一貫の適性検査ですが、これもまたOECD/PISA型の問題編集の影響を受けています。

★そして、公立高校の入試問題もだんだんそうなっています。私立中学の新タイプ入試が適性検査型入試と私立独自の思考力入試や自己アピール問題や総合型問題を作成しているのは、私立学校がこの流れを活用はするけれど、便乗はしないという意志決定なのです。

★さらに今回の大学入学共通テストです。素材が従来の文学とか論説文ばかりでなく、実務的な文章が選択されていますが、まさにこれはオーセンティックという名のOECD/PISAの作り方です。カタチも同じでびっくりしてしまいます。

★このOECD/PISAのテストや学力観を推奨した人々は、今回同記事で取り上げられている政治家や大学教授もいるのです。

★私が大学入学共通テストをやめたほうがよく、各大学の独自入試でよいじゃないかというのは、ベネッセさんが落札したとかどうでもよいのです。じゃあセンター入試でよいのかというと、それも違います。

★全国学力テストもやめたほうがよいのです。そうすると、今回の大学入学共通テストの国語の記述。採点が学生をやとうとできない難しいと言っている人がいますが、本文中の語句をつかった組み合わせの最低の問題で、学生で十分できるのです。こんなのが思考力記述問題なのだとぎゃぎゃあいっている人の見識がわかりません。こんな記述の問題は、実はOECD/PISAは出題しません。もっと自由度が高いですね。

★それは全国学力テストも同構造です。OECD/PISAの権威を借りたなんとかで、とんでもないのに、そこを問題にしない。採点ができるかどうか?なんで、こんな問題ができないのと思ってしまうわけです。私立の中学入試の2科4科の問題でもここまでモザイク型の記述の問題は今や出題しません。

★さすがに公立中高一貫校の適性検査は、OECD/PISAの本質をベースにしていますから、それ自体はよいわけです。ただ、PISA-全国学力調査テスト―適性検査―高校入試―大学入学共通テストというラインナップができ、少し記述を入れたりして、自由度を高め、キーコンピテンシーをコアにしているのだという話で、そのためにe-ポートフォリオなのだという、学びのシステム循環をもうすぐ構築できそうだというところまできていたのです。さて、今回そこに気づく人はいますかね。いても、今さら、クラッシーを使わないわけにはいかないし、シンケンゼミやスタディーサポートを使わないわけにもいかないのです。だって、これらの模擬テストも過去の問題のプラットフォームにクラッシーで入れるのです。過去の知識問題を再利用できるわけです。

★このベネッセの教育生態系をなくすなど、もはや現場も文科省もできないのです。ベネッセは鉄緑会も傘下に入れているので、私立高校のアッパー層の生徒の情報も把握し、東大にたくさんいれる学歴社会も支えています。大学入試改革はできるはずがなかったし、本気で誰も考えていなかったということが問題なのです。

★国語の採点に60億円税金をつぎこむのをやめ、全国学力調査テストもやめてしまえば、さらにお金は浮きます。毎年つぎ込まれるのですから、その分を、ICT[環境の充実にシフトして、個人がサイトで学べる環境をつくったほうがよいでしょう。離島問題も解決するはずです。つまり、N高校が注目されざるを得ないのですよ。英語も今やサイトで学べるのですから。そうだとしても、どこが落札するのか?企業の顔ぶれは変わらないのです。

★だから、どこの企業と文科省が蜜月期を送ったとかそういうことではないのです。税金の使い道を一律同じテストを小学校から大学入試まで活用するという事態から脱しようということです。テストの本来の使い方を考えたほうがよいのでは?そこを国民全体で議論する機会をメディアはつくる提案をしたほうがよいのではということです。もっとも、≪Z世代≫はすでに動き始めていますけれど。

|

2019年9月22日 (日)

2020年からの中学入試(21)聖学院インパクト④未来を創る教師セミナーに向けて

★昨日学校説明会終了後、児浦先生と内田先生は、多様な仕事をこなし、18:30に思考力セミナーのリフレクションを通して「第1回未来を創る教師セミナー」のプログラムブラッシュアップのミーティングを行いました。10月6日に、聖学院のフューチャーセンターで、開催します。総合司会の神崎先生(株式会社カンザキメソッド代表)も、卒業生の披露宴終了後かけつけました。

Dsc01746

★今回の5年生対象に行った「思考力セミナー」のプログラムを振り返りつつ、そのまま実施するのではなく、大人バージョンにパラメータを変えていくミーティングをしていきました。

★物語思考という思考コードでいう「C3」の領域の深い学びを形作るには、認知的スキルのみならず、EQ的なアプローチやU理論的自己開示プロセスも必要だというのが、聖学院の授業デザイン研究会の発見です。

★そして、このPBL(プロジェクト型学習)は、授業のみならずカンボジア研修やタイ研修、記念祭(文化祭)、糸魚川農村体験、ミツバチプロジェクト、2020東京パラリンピックプロジェクト、高大連携STEAMプロジェクト、SGDsプロジェクトなど多くの教育活動にも共通する土台です。

★すなわち、聖学院は授業と多様な教育活動、キャリアデザインなどが有機的に結びつき、シナジー効果があふれでているのです。それゆえ、そのあふれでる好奇心が旺盛になる学びの環境に受験生が魅了されているわけです。

★この「有機的な結びつき」というのは、どこでもよく語られるわけですが、実際にはどのように結びついているのか言語化や見える化がなされているわけではありません。むしろそうありたいという話で、実際にはなかなかつながっていないというのが現状です。

★しかし、PBLですべての学びを行う聖学院は、そのPBLのプロセスやデザインの方法を見える化しているので、ち密にロジカルに有機的に結びつけることが可能なのです。それがゆえに、EQ的アプローチやU理論的アプローチの恒常的な実行が可能になります。

★生徒の成長は、認知的能力だけではありません。認知的能力の成長する様子は、模擬試験、定期試験などで教師も生徒も知ることができますが、非認知的能力については、形成的評価を行っていくしかありません。そして、成長が見える評価にするには、プログラムの仕掛けが明らかになっている必要があります。

Dsc01753

(神崎先生も披露宴に出席したままのフォーマルスーツ姿で登場)

★場当たり的なプログラムでは、EQ的な成長は比較のしようがありませんし、U理論的プロセスも常に行われるわけではないからです。このプログラムのデザイン方法の重要性は、まだまだ多くの学校では気づかれていません。しかし、実際には、モチベーションや人間関係、倫理観などをどう形成するかは、大問題になっているはずです。

★児浦先生と内田先生、本橋先生をはじめ聖学院の多くの先生方は、ここに挑んできたのです。そして、仲間の学校とも連携し、情報交換や勉強会を通して、普遍化と聖学院の独自性の合力を着々と創っています。

★10月6日は、児浦先生、内田先生、本橋先生をはじめとする聖学院の先生方と児浦先生といっしょに21世紀型教育研究センターを企画運営している工学院の田中歩先生も集結して、「普遍化と聖学院の独自の合力」としてのPBL授業を「未来を創る教師」とシェアします。

★多忙な先生方ですが、自分の学校だけではなく、仲間の学校とと共に、現状に満足することなくさらにパワーフルなZ世代の未来をサポートする<新しい学びの経験>を創ろうというミッションに燃えているのです。このような世界知視野と倫理をもった先生方に頭が下がります。と同時に、ここに希望があるのです。

|

2020年からの中学入試(20)聖学院インパクト③自己の成長に気づく思考力セミナー 物語創作とモノ作りの融合

★今回、内田真哉先生は、5年生は5年生に合った「思考力セミナー」をという前々からあった要望に満を持して挑みました。このセミナーは「思考力対策講座」という趣旨があるため、どうしても6年生に合わせたものになってきました。もちろん混在してもよいのですが、5年生はやはりもっと自分でこんなことが想像できる自分がいる、こんなことができる自分がいるということを学びの経験を通して気づいてもらうプログラムにしたいという内田真哉先生の想いもありました。

Dsc01531

★内田先生は、技術科教諭ということもあり、モノ作りの学びの経験を通して、道具を使う技術を習得するだけではなく、自己を導く至福志向への気持ちの流れを生み出すモノ作りの過程とはいかにして可能かについて独自の研究を積んできました。IQよりもEQの重要性が近年言われていますが、そのEQの本格的な研究を研修会に参加したりたくさんの文献を読破したり続けてきているのです。

★そして、そのEQ的な心の至福至高な状態が生まれる過程をU理論で構築しています。自らを見つめる経験を通して自らの問題を発見し、それを他者と対話する中で解決の糸口を発見する過程です。そして、その糸口をさらに掘り下げていくとと突然稲妻が向こうからやってくるのです。自ら創造的に動き出す閃きがおとずれるわけです。そのようなU理論的な気づきと創造の発露の過程を授業の中に盛り込むことに成功したのです。

Dsc01532
(今回5年生は6年生とは別の空間で思考力セミナーを楽しみました)

★今回は、6年生がデータ分析を通して自分に必要な学びに気づきその学びを実現できる未来の学校を創るという学びの経験を通して自分に気づき、自分の技術をいかにしたら鍛えていけるかにまで到達しました。

Dsc01608

★一方5年生は、病気になった象のランディーを救う物語を創作する学びの経験通して、自らに気づき、自らを他者や世界に開く状態を生み出すことをやってのけました。

Dsc01606

★チームによっては、自己変容を創作にまで生かすところにまで到達し、内田先生は自分ながらU理論のパワフルさに驚いていました。しかし、自分に気づき他者や世界に開かれることによって、5年生であってもファイナルアクティビティである200字記述になんのそのという構えで取り組むことができました。やはり書きたい欲求が生まれれば、文章があふれ出るということでしょう。その経験こそが、のちのち編集技術を高めるモチベーションにつながるはずです。モチベーションのモチベーションを生み出すEQ的アプローチは、学びにおいて欠かせないことを実感しました。

Dsc01621

(勢いよく200字記述に挑んでいる様子が、鉛筆の音で伝わってきそうなシーン)

 

|

2019年8月 8日 (木)

【2020年首都圏中学入試動向04】東洋大京北の人気がとまらない。

★東洋大学京北中学校は、6月8日、7月13日と学校説明会を開催。いずれも前年対比増。6月は138%、7月は140%だった。今春の中学入試も多くの応募があったが、2020年はさらに増える可能性が大。

Keihoku

★7月の首都圏模試センターの「統一合判」における志望者登録数も前年対比111%。やはり、人気の勢いはとまらない。

★哲学教育×国際教育×キャリア教育を丁寧に教育実践している点が評判を呼んでいる。

★哲学教育では、知識を活用する思考力を養うディスカッションや哲学エッセイを書く作業が小まめに行われる。また、読書も必須だ。この学びのプログラムは都立中高一貫校が必ず行っている、新書本探究、小論文指導と共通するだけではなく、世界標準の哲学的思考実験が加わるから、教育の質の高さがわかりやすい。

★また、そのような世界標準の思考力が国際教育に結びついている。このような知識×思考力×国際力が、大学合格実績に直結していることも受験生と保護者を納得させる。

★東洋大(卒業生の40%弱合格する)を中心にMARCHクラスの大学には、いずれほとんどの生徒が合格できるようになるだろう。すでに大学合格実績は右肩上がりのカーブを描いているから期待値は高い。

|

2019年6月13日 (木)

【2020年首都圏中学入試動向02】昭和学院 新コース開設・新入試設定でアップデート鮮明!

★昭和学院は、2020年から新コースを開設し、それに対応する中学入試を設定する。

Photo_71

★新コースは、まずは中学1・2年は

インターナショナルアカデミーコース(IA)

アドバンストアカデミーコース(AA)

ジェネラルアカデミーコース(GA)

★この3つのコースで募集する。中3からは、

インターナショナルアカデミーコース(IA)

トップグレードアカデミーコース(TA)

アドバンストアカデミーコース(AA)

アスリートアカデミーコース(AA)

ジェネラルアカデミーコース(GA)

★5つに細分化され、選択できる。生徒の発達段階やキャリアデザインに対応できるようにしているのだろう。

★そして、中学入試において、インターナショナルアカデミー入試で英語入試を導入という画期的なアップデート。帰国生入試もスタートするから、このIAコースへの意気込みはすさまじい覚悟を感じる。

★1月20日の入試では午後入試(14:30集合15:00開始)も実施する。プレゼンテーション入試や適性検査という新タイプ入試はもちろん実施。

★千葉エリアで、昭和学院は最も新しい教育を実現することになろう。  

 

|

2019年5月23日 (木)

静岡聖光学院の新パンフレット 飛び出す生徒力!あふれる教育力!

★静岡聖光学院の新パンフレットを頂いた。表紙の「君はどう生きるか」という問いが脳髄を走る。そして開くや世界が輝く。イメージが広がる。ページを開いていくと、生徒の力がみなぎり、教師のソフトパワーがあふれ、教育デザイン力が知を描く姿が飛び出してくる。

Dsc02996  

★1985年に日本で公開された映画「アマデウス」の1シーンを思い出す。神の寵愛を受けた天才ヴォルフガン・アマデウス・モーツアルトに嫉妬しライバル心を燃やし続けた宮廷音楽家サリエリのシーンだ。あるときサリエリは密かにモーツアルトの楽譜を見た。とその瞬間、その楽譜からあのモーツアルトの完璧な音楽が彼の脳髄を支配した。

Dsc02998

★サリエリは、感動せざるを得なかった。どうしようもなくモーツアルトを世界で最も理解する自分の存在に浸ってしまた。がしかし、映画はさらに嫉妬心がヒートアップするのだった。そこは、静岡聖光学院のパンフレットとは違う。開くや、学びのモチベーション、学院生活の期待が爆発するからだ。

Dsc03000

★ただ、モーツアルトの楽譜と静岡聖光学院のパンフレットは、見つめるや否や、イマジネーションが膨らむという点では全く同じである。

★6月8日、そのパンフレットを手に取り、そのイメージ通りの学校であることを体験してみてはいかがだろうか。

|

2019年5月19日 (日)

八雲学園 教育の存在理由を語る(2)

★近藤校長が、広報部長横山先生の説明会トークを優しい眼差しで見つめていたのには理由があった。近藤先生は空手の達人、横山先生は剣道の達人。両者とも道を究める者どうしがわかる理由だ。私は何の道も極めていないので、わからないが、その話は説明会終了後近藤先生からお聞きした。

Dsc02521

★横山先生は、八雲学園の5つの特色を1人ですべて説明した。秋からの学校説明会は、学園の先生総出で話をするが、ミニ説明会は横山先生1人。学校説明会では、横山先生は、広報部長として入試要項変更のパーツでしか話さない。

Yakumo

★その対比が感動的だったと近藤先生は語る。簡単に言うと、横山先生が1人で話すのと、総出で学校説明会を行った場合の学校全体の説明の質はまったく変わらない。いやむしろ、参加された保護者を巻き込む声の抑揚、空気感、スライドのめくるスピードと説明の重ね合わせのタイミングは一人だからこそうまくなされていたと。そして具体的な説明を通して、八雲学園の教育の意味や魂が語られていたという。

★身体運動感覚と魂とイメージと聴き手の心との共鳴共感が自然に生まれる場づくりに近藤先生は感じるものがあったようだ。そこで、予定にはなかったが、そこはオーナーとして「感動教育」のキーワードを最後に保護者の方々と共有したいという気持ちにさせられたということらしい。

Rs

★八雲学園がラウンド・スクエア(Round Square)の加盟校になってどのくらいだろう。準備期間も入れると、5年以上たっているのではないか。IB創設に尽力したクルト・ハーンが、IBとは違うが、それ以上の質の世界の私立学校のコミュニティを形成した。それゆえ、一般の人にはあまり知られていない超エスタブリッシュな特別な団体。八雲学園はそこに加盟している。

★世界の加盟校が日本に訪れたとき、八雲学園を訪問するし、加盟校同士交換留学を実施している。八雲学園でも、毎月のように交換留学生が訪れ、八雲学園の生徒も海外に留学しに行く。

★留学生はホームステイをする。実は横山先生は、自身がホストファミリーになった。そこで、世界のエスタブリッシュな学校の教育を生徒から聞き、その生徒が八雲学園の生活を大いに楽しんでいるのを実感し感動した時に、グローバルリーダーを育成する環境が八雲学園にあるということを再確認したという。

★それからというもの、横山先生のグローバル教育論は、現実と理想が一致する地に足着いた話で、おそらくその点において右に出るものがない。

★したがって、ミニ説明会での横山先生のトークは、八雲学園の教育の特色を制度論的なしくみの説明に終始するのではなく、生徒がどう生き生きして取り組んでいるか学びのプロセスとそのプロセスの向こうにどんなに大きな世界が待っているかゴールを示す明快で深い話になっていた。

★企業が欲する人材の特徴のリサーチ結果も出し、多才な行事や体験そして授業の意義が、それに重なることも立証しながら語った。前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力、主体性、粘り強さ、そしてなんといってもコミュニケーション力。これらすべては八雲学園の教育が生み出す成果でもあると。そのような教育の成果の質の話に、参加された保護者は大いに共鳴共感していた。

 

|

2019年5月15日 (水)

八雲学園 始まります!「ミニ説明会と体験教室」

★今年も、八雲学園の「ミニ説明会」と同時開催の「体験教室」が始まる。今週の18日(土)から早速はじまるが、すでに予約はいっぱいのようだ。

Img266

★初回は理科教室。-196℃の世界を体験できる。理科の世界は、日常では目に見えない。いつも仮説と予測と検証と試行錯誤の世界。論理的だけれど、初めに解答があるわけではないから、推理と予測は少し違う。

★推理はある程度論理的に接近できるが、予測は直感という想像力/創造力も必要になる。したがって、ワクワクドキドキ。理科に限らず、どの教科もワクワクドキドキでスリル満点。

★受験勉強も八雲学園にかかれば楽しくなる。入試だけではなく、学校に入学してからも、もちろん、もっと楽しい。それはなぜか?体験教室でそれは納得できる。他の機会に参加してみてはいかがだろうか。

|

2019年2月21日 (木)

【2020年度首都圏中学入試動向の切り口_11】 中学入試市場のプラットフォーム多様化へ⑦

★海外大学進学準備教育というのは、これまでの日本の教育では、ほとんど行われてこなかった。最近では、eポートフォリオという話も出ているが、いったい生徒は、何をどう書けばよいのかどんな指導が行われているのだろうか?実は、このポートフォリオという考え方もその実践も海外における大学準備教育では当たり前のように行われていることだ。

Dsc09619

続きを読む "【2020年度首都圏中学入試動向の切り口_11】 中学入試市場のプラットフォーム多様化へ⑦"

|

2019年2月20日 (水)

【2020年度首都圏中学入試動向の切り口_06】 中学入試市場のプラットフォーム多様化へ②

★今回は、いつもと違って、すべてのセッションをトークセッションでというチャンレンジをした。司会やナビゲーター、モデレーターも複数で行った。21世紀型教育が一方通行型のアウトプットではなく、対話型であるとしているから当然と言われればその通りであるが、当たり前と感じられるほど、先生方は自然体で行っていた。ちょっと思い巡らすと、意外とトークセッションは難しい。生活世界における経験値がモノを言うのである。

Photo

続きを読む "【2020年度首都圏中学入試動向の切り口_06】 中学入試市場のプラットフォーム多様化へ②"

|

より以前の記事一覧