思考コード

2026年1月 5日 (月)

2026年のビジョン ポスト・メタモダニズム?

★欧米では1960年代から動き出し、日本では1980年代に、現代思想ブームとなって、モダニズムを批判し、ポストモダニズムの価値観が広まりました。しかしながら、確かに一つの大きな物語に支配されているモダニズムから個々人の価値観中心に動き出した社会は新自由主義によって危うさを感じたというより、空白の経済社会を生み出し、ポストモダンの次が模索されはじめました。その次の世界を何と呼ぶか?ポスト・ポストモダンということなのでしょうが、名称は定まらないまま、21世紀を迎えました。

Metamodernism

(ポスト・メタニズムはまだ始まったばかり、意外と日本から誕生するのかもしれません)

★21世紀は、モダニズムとポストモダニズムとポスト・ポストモダニズムが同時並行的に進み、教育の世界では、ようやくポストモダニズム的な価値観で進み始めているのが日本の現状です。しかし、「主体的・対話的で深い学び」とか「協働的な」学びとか、個々の主観的な価値を大切にしながらも、協働主観的な価値観も実はベースになっていて、すでにポスト・ポストモダニズムに突入しているのですが、いまだモダニズムVSポストモダニズムの枠組みで教育が捉えられています。

★ところが、このポスト・ポストモダニズムに対する名称を2009年ごろから「メタモダニズム」と名付け、明快にメタモダニズムの特徴を示していったのが、欧米です。

 ★ティモテウス・ヴェルメーレンと仲間たちがウェブジン『Notes on Metamodernism』を2009年から2016年まで運営したのが有名らしいです。日本では、まして日本の教育界ではあまり関心を持たれている雰囲気はありませんね。

★その欧米の動きは、ポストモダンの枠組みではもはや説明できず、別の批評的言説――すなわちメタモダニズム――によって構想される必要のある、21世紀文化の展開を記録する長期的・学際的・国際的研究プロジェクトの一部であったようです。

★『Notes on Metamodernism』は2009年5月にティモテウス・ヴェルメーレンとロビン・ファン・デン・アッカーによって創設され、ナディーン・フェスラー、ヒラ・シャハル、ルーク・ターナー、アリソン・ギボンズとともに編集されたようです。7年間の運営期間中、このウェブジンには約50名の批評家や理論家が参加し、時事、ネットワーク文化、現代建築、デザイン、ファッション、アート、音楽、文学、演劇、パフォーマンス、写真、映画・テレビ、理論における動向や傾向について執筆したらしいです。

★メタモダニズムという名づけはしていませんでしたが、この文脈で❝21世紀型教育❞を2011年から仲間たちと提唱し自薦してきたことに今になってようやく気付きました。名づけはしませんでしたが、21世紀型教育とメタモダニズムは呼応していた可能性があります。

★ウェブジンは数十万の読者に届き、世界中の大衆メディアで取り上げられ、各国の国立図書館や研究図書館にインデックスされ、Google Scholar を含むさまざまな引用指標にも登録されているということです。

★しかし、10年前でこのウェブジンの運営は止まっています。その後多くの研究者が論じているということで、ウェブジンの歴史的役割はいったん終えたということかもしれません。

★ところが、日本の教育ではまだウネリにはなっていません。いくつか目に見えない壁があるからでしょう。一方で、落合陽一さんや安宅和人さん、マルクス・ガブリエルさんなどすでにメタモダニズムすら超えているということもあるかもしれません。

★つまり、ポスト・メタモダニズム?かもしれません。21世紀型教育が22世紀型教育にシフトしようという動きがあるのも、少し早すぎますが、彼ら知のイノベーターや世界の動きとシンクロしているのかもしれません。

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2025年10月 1日 (水)

2026年度中学入試(02) 伸びる24校は、実にシンプルの意味

★伸びる学校をどう見つけるのか?多様な体験環境をDE-SIGNしている学校は多いですね。それは大いに結構です。生徒1人ひとりの好奇心が生まれる体験は様々ですから、主体性や自主性や自律性などの起点である好奇心駆動型の体験の学びは大切です。そして、その好奇心を発展させ、ファクトのみならずオピニオンやアイデア、世界制作のスキル実装などにわたる幅広いアウトプットが創発・創出できる思考のメカニズムの確立が重要です。これができているところは、多様な教育をシンプルに収束させるあるいはまとめることができるわけです。この収束のメカニズムにこそ、ミッションやビジョンが効果的に実行される秘密があります。

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★上記の図のように思考のDE-SIGNのサイクルを完成しているあるいはしつつある学校は、直接校長や現場の先生方と対話しているとわかります。次の24校がすぐに思い浮かぶ思考のDE-SIGNサイクルを実施している学校です。多様な体験もデザインしています。実際に生徒募集やグローバル環境やSTEAM環境や海外大学などの進学実績や卒業生のキャリアなど注目されています。五十音順で紹介します。もちろん、直接話していないだけで、私が知らないだけで、思考のDE-SIGNサイクルを構築している私学はまだまだあります。

足立学園
大妻中野
共栄学園
京華女子
工学院大学附属
駒沢学園女子
サレジアン国際グループ(赤羽と世田谷)
城西大城西
湘南白百合
昭和女子大学附属昭和
聖学院
成城学園
田園調布学園
羽田国際
広尾学園
富士見丘
文化学園大学杉並
本郷
三田国際科学学園
武蔵
八雲学園
山脇
和洋九段女子

★まず体験ですが、これらの学校は、本当に多様ですが、まるでハワード・ガードナー教授(ハーバード大学)のMI(多重知能)を彷彿とさせるような知能の刺激を与える体験が勢ぞろいです。生徒の才能発見には多角的な体験が在るのが望ましいのです。

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★20世紀末にハワード・ガードナー教授が知能のカテゴライズをする時、7つにするのか8つにするのか9つにするのか考えていました。最初は7つで、あとからやはり実存的というか内省的というか哲学的知能を加えました。あれから相当時間がたっていますから、私は勝手に9つめに「AI協働的知能」を追加しました。

言語・語学知能:話す・書く・読むなど、言葉を使って表現・理解する力。説得や記憶にも優れる。
論理・数学的知能:数字や論理、因果関係を扱う力。問題解決や仮説の構築、分析に強い。
視覚・空間的知能:空間やイメージを認識・操作する力。絵を描く、設計する、地図を読むなどに優れる。
音楽・リズム知能:音やリズム、メロディを感じ取り、表現する力。演奏や作曲、音感に関わる。
身体・運動感覚知能:身体を使って表現・操作する力。スポーツ、ダンス、手先の器用さなどに関係。
対人的知能:他人の感情や意図を理解し、関係を築く力。コミュニケーションや協働に優れる。
内省的知能:自分自身を理解し、内面を見つめる力。自己認識や自己管理に関わる。
博物的知能:自然や環境への関心が高く、分類・観察・発見する力。動植物や天候、地理などに敏感。
AI協働知能:AIとの対話・編集・共創を通じて、思考・表現・学習を拡張する力。意味生成の共同体験を編集する知的能力。 

★すべてに好奇心旺盛な生徒もいるし、どれかに好奇心を見出す生徒もいるでしょう。そこから思考のメカニズムが働きます。思考のメカニズムは、神経細胞や脳内細胞の化学反応が起こっているわけですが、ここは脳科学と認知科学で今研究中です。私たちは、その研究成果を使いながら、現場に適用しているわけですが、事実や意見やアイデアや世界制作の見取り図を生み出す反応が起きる時、生徒は内的な道具をどのように使い、視座をどのように発展させているのかを洞察します。

★すると、必ずしも上記の学校が、❶トゥールミンモデルだとか❷オズボーンのチェックリストだとか➌グッドマンのコンセプトスキルだとか❹思考コードだとかいう言葉を使っていなくても、これらに相当する思考のプロセスやスキルという内的な思考の「道具」を独自に開発している、言語化していることがわかります。

★シンプルとは、外的な学びの体験(ステージ)や学びのプロセス(シナリオ)を設定して終わりにするのではなく、それらを内的な思考の道具の関連システムである思考のメカニズムを確立しているということを意味しているのです。

★グローバルで探究的な教育活動が国内外の大学進学に結びつくには、この「思考のDE-SIGNサイクル」ができているからということなのです。探究教育、総合型選抜対策、思考型一般選抜対策などは、興味関心の重要性だとか問いの立て方だとか論文の書き方だとか体験値の重要性だとかなど断片的にデフォルメされて語られていることもしばしばですが、それらが適切に循環している思考のDE-SIGNサイクルが確立されているかどうかが決め手です。

この一端を、東京私学教育研究所のフュージョン教育研究会の委員の先生方をはじめとして多くの委員会の先生方がWSや研修を企画運営しています。東京私学は、このような情報を共有して、ゆるやかな理念(建学の精神)共同体として前に向かって行っているわけですね。

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2025年9月23日 (火)

【衝撃!】ONETESの登場!教育市場が変わる!!

★昨日9月22日(月)東京ドームホテルで、株式会社首都圏中学模試センターの35周年記念式典がありました。会場には350名以上が集まりました。おそらく250名くらいが首都圏の私立中高一貫校の校長・教頭クラスの先生方です。100名くらいが、塾、広告代理店、出版社、ライターの皆さんだったと思います。3時間のうち、1時間は中学受験フォーラムでした。

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★4つのキーノートスピーチがありました。

❶中学受験の過去 首都圏模試センター取締役教育研究所長 北一成氏

❷中学受験の現在 同センター しゅともし教育研究所フェロー 鈴木達也氏

➌中学受験の変化 同センター 教材企画ディレクター 野尻幸義氏

❹中学受験の未来 同センター 代表取締役 山下一氏

★いずれも整理されたデータや情報を示しながら、今のような中学受験市場が確立したと一般に言われている1986年のときから現在に至るまでの情報と2045年くらいまでの中学受験及び教育環境の変化予測のプレゼンがありました。

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★いずれも、学校選択基準が偏差値や大学合格実績から生徒1人ひとりの才能や学校のキャリアデザインとカップリングされた学びの進化へとシフトしていくことを過去、現在、変化、未来という4つの時間軸からビジョンが示されました。

★そして、この基準の変化を促進した学びのコンパスという基準ツールとして多次元エンパワーメントエバリュエーションを可能にした「思考コード」を模擬試験の成績帳票に活用してきたことが他の模擬試験とは異なる独自の首都圏模試センターの強みになったことが語られました。

★そして、この多次元のエンパワーメントエバリュエーションによって、偏差値のように生徒の学力は現段階でここまでと壁を創るのではなく、こんな才能のがあると壁を創造的に破壊するモチベーションを生み出す期待がでてきたのです。

★そこで、偏差値競争入試から才能マッチング入試への移行を提唱したわけでしょう。実際中学入試や大学入試には、今までの教科入試以外の新タイプ入試が増えていることもデータで示されていました。

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★そして、代表取締役の山下一社長は、来年から社名を「株式会社首都圏中学模試センター」から「ONETES株式会社」に社名変更し、中学入試のみならず、学校、塾、保護者、教育、社会などを関係づけコラボして宇宙的視野で未来を創る会社に進化させる宣言をしたのです。

★もともと首都圏模試の合判模試などの模擬試験受験者は、首都圏中学受験生のおよそ53000人の3分の1は毎回受験しています。1回は受けるという受験生をいれると、3分の2になるでしょう。

★実は、この3分の2というのは、極めて重要な意味のあるシェアなのです。実は、首都圏模試センターはどこの模擬試験会社よりもオープンに情報を発信しています。したがって、すでに才能マッチング指標を広めていたのです。

★同センターの模擬試験を受験しない3分の1は、どちらかというと偏差値競争の学校群を受験します。ところが3分の2は、最終的に受験生の潜在的な能力とのマッチングを考えて受験するようになってきたのです。実際、この潜在的能力あるいは才能のマッチングによって、この3分の2の中から世界大学ランキング100位内の海外大学に多数入るようになっているのです。3分の1の層からは東大にたくさん。3分の2の層からは、東大級あるいはそれ以上の海外大学にたくさんはいるわけです。偏差値や大学合格実績が学校選択の基準としては偏っていたことが実証されているわけです。

★そのダイナミクな動きを促進した大きな役割を首都圏模試センターが果たしてきたし果たしていくことは誰も否定しないでしょう。

★そして、この首都圏の中学入試は、日本全国の小学校6年生の3%の話です。この3%の体験の意味について、宇宙的視野で発信しているのが首都圏模試センターです。山下社長は、残りの97%にもこの生徒1人ひとりの才能を見出すお手伝いをしたいのだと考えているようです。

★それには、中学入試の模擬試験だけでは、広げられません。3%の重要な意味を広めるためには、ONETES株式会社として、中学模擬試験センターを進化させつつ、別立ての部署も加えていく必要があると考えているのでしょう。

★私立中高一貫校をこれまで以上に応援し、その教育エッセンスを日本にそしておそらく海外に拡大していくのでしょう。そのための学びや評価の新たなツールをリアルそしてバーチャルの両面から開発していくのでしょう。35周年を機に、2045年までにそのビジョンを具体化していこうというのです。

★最近の同センター発行の情報誌「しゅとも」などを見ていると、その動きがすでに生まれていることがわかります。35周年記念資料に思考コードを進化させた「教育進化の思考コード」が発表されていましたが、すでに同情報誌では先行的に発表され、論じられ始めているのですから。ここらへんいついては、また別の機会に述べたいと思います。

★首都圏模試センター35周年本当におめでとうございます!そして未来の社会をDE-SIGNする教育サポートをするONETES株式会社に大いに期待しようではありませんか!教育市場の転機になることは間違いありません。

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2023年7月 2日 (日)

筑波大学の入試改革の影響(了)影響力ある中高の学びのあり方 受験業界に影響?

★今回の筑波大学の入試改革の公表は、多様な領域で、いろいろなコメントを喚起していますが、いわゆる東大や医学部にたくさん合格させている学校の学びの具体的状況をリサーチしようという受験業界に善き影響を与えると思います。というのも、以前であれば、東大合格者の数や医学部合格者の数にまず注目がいき、このような合格者を出す理由を、中学入学時や高校入学時の偏差値に求めたり、数学や理科の授業における難関大学の入試問題の取り扱い方に注目して、概ね終了だったでしょう。

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★そのような学校では、国語や英語や社会は、不要教科だとまでいわれているなどという神話が語られもしました。しかし、それは学校の実態とは大きくズレているのです。しかし、ある塾の有力な方々は、以上の観点から学校を観てではなく、受験スタイルを見て、そのような判断をしていたわけですね。

★このような学校と言えば、海城、本郷、豊島岡女子学園やいわゆる御三家を想い受けべれば良いと思いますが、おそらく受験スタイルは、一般選抜が圧倒的に多く、総合型選抜を活用する生徒は少ないでしょう。

★ですから、探究の学びのような総合型選抜に濃厚につながる学びには力をいれていないのだという「推論のはしご」を登ってしまうのでしょう。

★しかし、そのような学校の実態は、上記の思考コードのように、教科学習はたしかに、A1A2A3B1B2B3までがっちりやっていますが、探究だってB2B3C2C3までやっているのです。ただし、このような学校の中には、もともと探究の時間が学習指導要領で設定されるずっと前から、麻布のように土曜日にがっちり教養をカバーするような講座を設定していたので、探究という言い方を前面にだしていないということもありますね。それにあの「論集」や「社会科論文」のような骨太の研究といえるほどのことを行ってもいるわけです。

★海城も、ずいぶん前から、冒険型プロジェクトやドラマエデュケーション、圧巻の論文編集などの学びの環境をデザインし続けてきたわけです。

★麻布と海城の例は、本ブログでもたびたび紹介してきました。

★今年6月の末に豊島岡女子学園の探究活動やSSHの活動について事例発表会があったことについても紹介させていただきました。

★桜蔭や女子学院も麻布、海城のような圧巻の論文編集の学びの環境デザインが昔から行われています。

★一般選抜の受験スタイルを選んでいるからと言って、教養や探究などの活動を行っていないなどとは限らないのです。

★こういった学校の生徒の多くは論文編集能力と読書量は、全国平均を超えるレベルです。

★だから、受験業界全体が、教科学習と探究のような活動の両方がどのようなプログラムになっているのか注目するようになると、日本の中等教育も意外と世界標準レベル以上だということが了解できるはずです。

★そして、受験業界ですから学校間の比較をするでしょう。それは市場の原理でどうぞやって構わないのですが、そのとき、教科学習における難度比較ばかりではなく、探究のような活動の比較もしてくれれば、その領域においては逆転現象が起きている学校もあるということにも気づくでしょう。

★実際に都内の東の御三家のある学校が、都内の西の学校にまで見学に行って、探究やICT領域の学びの活動において、そこまでうちではできない、自分たちが何ができるか考えなくてはと切磋琢磨が起こるような場面もあるわけです。

★もちろん、このような世界標準のレベルの視野を持って、情報収集・分析をしている受験業界におけるシンクタンクもすでに現れています。そこが大きな流れをつくっているという事実もあります。

★対話型の生成AIが登場して、教科学習については、思考コードの差を埋めるデフォルトモードの学びの環境ができてきます。今のところ、そのようなAIを使って論文や作文を提出しないという禁止条項への流れの話が注目されていますが、プロンプトエンジニアリング(問い生成エンジニアリング)の流れが教育に入ってくると、知識・理解や論理の思考作用についての学びは、差がなくなります。

★学校の学びの特色は、「適用」「批判」「創造」の思考作用の学びの環境をいかにデザインするか、そのクオリティの共創的競争になるでしょう。先日、そんな話で意気投合した若き受験業界のデータサイエンティストたちに出会いました。

★おそらく、最終的には、「コミュニケーション」や「対話」の質を求めるようになっていくでしょう。ここの分析も、もはやAIでできてしまうのです。今ままでは、実はあまりこの領域の進化がみえなかったのです。理念的段階で終わっていたのです。ところが、それがグッと進むことになるでしょう。ただし、AIはそのクオリティを分析できても、自分で質をあげていくことは今のところできません。

★とはいえ、既存の情報を組み合わせるとそれが混合ではなく化合することがあります。すなわち、化学反応を引き起こすことはあるので、油断はもちろんできないのですが。

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2023年6月30日 (金)

筑波大学の入試改革の影響①教科授業と探究の機能の意味が現場で明快になる

★毎日新聞 2023/6/29 20:30の記事「筑波大学が入試改革 面接や小論文重視に変更へ」は今後の中高現場の教科授業と探究の両機能の意味が現場で明快になる意味があります。もちろん、これが理想だとは私は個人的にはまだ思っていませんが、まずは学びの環境の善き方向への大きな一歩だと思います。

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★記事にはこうあります。「筑波大の永田恭介学長は29日、5年後をめどに入試改革を行い、個別試験を面接や小論文中心に変更する方針を表明した。今年度中に改革案をまとめる。」なるほど、2030年の次期学習指導要領改訂を見据え、先駆けようということですね。

★同記事の中で、永田学長は「基本的な学力は共通テストで分かるので筆記試験をやっても仕方がない。個別試験を変えて、これまで見つけられていなかった才能を見いだしたい」とも語っています。

★ということで、中高現場の「教科授業」と「探究」の学びの機能が明快になる可能性がでてきたわけです。すでに、多くの学校で、教科の授業は、思考コードでいうA1A2B1B2の領域を生徒と共に学び、「探究の時間」で、B2B3C2C3の領域で共に学んでいるのですが、その機能の明快な違いが広まるといういことでしょう。

★この2つの機能の役割分担は、総合型選抜の拡張に伴い進められてきたわけですが、まだまだ総合型選抜の定員が少ないので、どちらかというと、A1A2B1B2の教科学習が中心でした。ただ、新学習指導要領以前ののようにA1A2の領域だけにとどまるということがなくなっただけでも大進歩です。

★また、A1A2B1B2の領域を「教える」のではなく「共に学ぶ」とシフトしつつあるのは、アクティブラーニングとかPBLといった「主体的・対話的で深い学び」の新学習指導要領のビジョンが反映しつつあるということでしょう。

★共に学ぶ必要があるのはなぜかというと、定期試験の機能が変わったからです。定期試験を無くそうという学校もありますが、そのような学校は、現場は実際にはA1A2の領域をやっているので、それならミニテストの集積でよいということなのです。

★しかし、B1B2までアクティブラーニングなどでやらなくてはならないのは、ロジカルシンキングは、対話をしたりディスカッションをしたりしないと、鍛錬ができないからです。論理の一貫性や問いの深さなど、話し合うことによってそのズレをリフレクションしながら修正していけるからです。

★ICTの浸透により、互いの小論文をデバイス上で共有しながら、話しながら、編集していける時代です。柔軟で強いロジカルシンキングを鍛えるにはこういった共に学び、教師から有効なフィードバックをもらうのがいいわけです。

★前任校の聖パウロ学園では、教科の授業において20%ルールというのがあって、最低限20%はB1B2の領域を共に学ぼうとなっていました。もちろん100%やってしまう教師も多いのですが。

★そして、探究ゼミで同時に総合型選抜によるキャリアデザインもするわけです。したがって、上記のような思考コードのすみ分けをしていたのです。もっとも、ロジカルシンキグは共通領域です。

★ロジカルシンキングには、三角ロジック(トルーミンモデル)を活用し、in×de×abーductionの推理法を回すわけです。

★こういった前任校のような教科授業と探究の機能の共通点と違いを意識してカリキュラムマネジメントすることが、5年後ではありますが、筑波大学のような動きを国立大学がすることによって、押し進めることになるというのは善き方向です。

★もちろん、工学院大学附属や和洋九段女子、富士見丘、文化学園大学杉並、聖学院、サレジアン国際学園、サレジアン国際学園世田谷、三田国際などのように、教科授業でもC軸領域まで行ってしまうというのは探究活動をさらに豊かにするので、理想的です。そうなると海外大学にもたくさん進学するようになり、キャリアデザインの射程がグローバルになります。実際、この8校はそうなっていますね。

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2023年6月29日 (木)

チャットGPTと思考コードプロンプト

★先週の金曜日、このホンマノオト21で「生成AIにおけるプロンプトエンジニアリングと思考コード」を書きました。そんなとき神崎先生(カンザキメソッドで超有名、特に探究、リベラルアーツのワークショップ、総合型選抜対策は秀逸)から声を掛けられました。今ちょうど慶応義塾大学湘南キャンパス(SFC)の大学院で研究をしていて、思考コードの生みの親なんだから、思考コードの新しい取り組みのアイデアはないのか?と。

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★私は、研究などタイトなことはできないのですが、アイデアだけならと。そこで、まず思考コードプロンプトエンジニアリングをやってみました。ある生徒の1つの文章を、思考コードのA・B・C軸ごとに、連続してCoTプロンプティング(Chain of Thought Prompting)していきます。

★すると、A軸は素晴らしい分析をしてくれます。ところが、B軸の適用(的思考)の観点では、一つの文章では、どう適用しているかわからないから分析できないと回答してきます。論理的思考はOKです。

★C軸では、創造的思考はOKなのですが、批判的思考ではGPT自身は、批判はできないと回答します。そこで、作者はどんな批判的思考を使っているか分析してよと頼むと、それはできますと見事に分析してくれます。

★その分析が正しいかどうかは精査が必要ですが、おもしろいのは、適用は複数のデータをCoTしてよということですし、批判的思考は自分は出来ないけれど、作者の立場ならできるのだと。つまり、ここには主観性と客観性の識別(それゆえ、図のようにGPT自身と作者の立場で分ける必要があったのです)をGPTがきちんとしているということです。

★逆に今まで、主観は排除して客観性に偏ってきた学びは、それこそ主体性を生み出せない壁だったということが映し出されたわけです。

★主体性を求めるには、複眼的思考と批判的思考が育たないとということでしょう。

★「主体的・対話的で深い学び」には、複眼的思考と批判的思考必須ですね。もちろん、そのベースに、知識・理解、論理的思考は必要です。

★そうそう創造的思考は、GPTはできてしまうんですよね。これは創作物として見ることができるからでしょう。そして、そのクリエイティビティの正当性や信頼性、妥当性を支えるのは、複眼的思考や批判的思考で、その二つがあるから、批判的思考が独善的にならないのでしょう。信頼性や正当性、妥当性を生み出すのは、複雑な思考が対話によって織りなされなければならないようですね。

★対話やPBL、そしてその向こうにあるメタローグはいかに大事かということですね。

★そうそう、チャットGPTを「高倫理」のもと生徒が使うと言語能力や思考力、コミュニケーション能力を高めるツールになるかもしれません。

 

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2023年6月23日 (金)

生成AIにおけるプロンプトエンジニアリングと思考コード

★生成AIは、自然言語(日常使っている言語)で指示することでコード無しでAIを操作できるので、その操作をプロンプトエンジニアリングと呼ばれています。このワードを検索すると山ほどでてきます。NHKの番組では、このプロンプトエンジニアは5000万くらい稼げるなどという話まで流していました。また最近東大の松尾教授も、プロンプトエンジニアは重要な役割を担うと日経などで語っています。

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★プロンプトエンジニアリングの手法は、ゼロショット・プロンプティング、 フューショット・プロンプティング、 チェーンオブソート・プロンプティング(CoT)、 ゼロ ショット CoT・・・などとすでに呼ばれています。

★ゼロショットとは、チャットGPTなどで問いを出す時、思考コードでいう単純な問いのことです。フューショットとは、複数のことを聴いてみることです。このフューショットの複雑性を増やしていけば、想定された回答以上の変形が起きてきます。

★また、チェーンオブソート(CoT)とは、問いかけ、回答され、それについてまた問いかけをつないでいきます。これは論理的に連鎖していくとそれなりの論述文ができあがります。

★このCoTにゼロショットなどを組み合わせてゼロショットCoTをしていくことで、どんどん論述文は広がってちょとした小論文に変形されていきます。

★プロンプトエンジニリングによって、AIの才能を開花させ、最適解を引き出すことがある程度できます。

★しかも、ある詩人の詩を提示し、この詩人のように愛について詩を作ってくださいとリクエストすると、それなりに創ってきます。クリエイティブな様相を呈してきます。さらに同じ詩人の詩を提示して、同じ質問をすると自己調整してブラッシュアップしてきます。

★幾つかの条件を提示して、これらの条件を満たす活動はどうなるのかと問うと、新たな活動案が生まれてもきます。もはや新しい知識も確率的に推論してきます。

★既存の知識を組み合わせることは、人間であっても創造と呼びます。

★しかし、枠組みを破壊して「脱獄」というプロンプトエンジニアリングもあります。これが、生成AIの危うさです。ですから思考コードC3は協働性を重視します。脱獄や破壊のリスクママネジメントするプロンプトエンジニアリングが必要になります。

★おそらく、正当性、信頼性、妥当性という条件を満たすことを最終的には問わねばならないし、その3条件を満たすエピソードも書き込まなければならないでしょう。

★もし思考コードのような発想がなければ危ういかもしれませんが、それはまさに人間と同じですね。もともと言語生成AIは人間の自然言語をモデルにしているのですから当然です。

★結局、言語生成AIにおけるプロンプトエンジニアリングは、人間の言語能力を高め、かつ正当性、信頼性、妥当性という倫理を形成していく活用ができるということなのかもしれません。それにしても、思考コード発想はここにきてさらに必要ということですね。

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2023年6月 5日 (月)

変わる私立中高(38)中学入試市場の第4波シフトを促す生成AI リアルな対話以上にリアル

★中学入試市場における第4の波のシフトを促進するのは生成AIであることは間違いないでしょう。第4の波の学習観は、思考コードの9つの領域を変幻自在に経めぐるわけです。A軸から順番に学びの経路をたどる時もありますが、C軸からでもよいのです。単純にその経路の順番を計算すると3の3乗×4通りもでてきます。もちろん、これはほんの一部です。にもかかかわらず、今まで学びの経路あるいは打ち手は限られたものでした。もはや無限なのですが、そうなると評価ができないのだと。

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★だから、今まではその学びのプロセスではなく、結果をみてきたわけです。しかし、結果も過程の一部なのに、そこだけで評価をすると他のプロセスの才能の芽が見逃されてしまうわけです。それでは、イノベーションなんて起きにくいですよね。

★しかし、生成AIのおかげで、そこのプロセスが明示されるようになってきたわけです。

★よく生成AIを使うと思考停止すると懸念されます。しかし、それは人間同士の対話においても思考停止は頻繁に起きてきたわけです。結果だけの評価=サマティブ評価は、まさにその大きな原因になってきた可能性があります。

★私たちが対話する時、単純な5W1Hの問いを投げ合うと、それは挨拶や日常の会話の時にはそれでよいけれど、PBLやグループセッションのときには、それだけでは思考停止してしまいます。

★少なくとも自分の考えをお互いに200字から400字くらいの言葉の塊にしてキャッチボールしないと対話は続きません。思考は広がらないし深まらないのです。

★生成AIと対話するときも同じです。ですから、生成AIを活用するとき、倫理的配慮、法的順守以外に、三角ロジックやアブダクションという推理方法で200字から400字くらいの言葉の塊の自分の考えを投げかけ、生成AIに君ならどう考える、もっと別な考えがあるのかと問いかけ、生成AIが回答してきたら、その回答に対しフィードバックしながら対話を続けていくスキルも必要になってきます。

★すると、東大の入試問題の記述の問題くらいの思考力は、別に東大受験をしなくても身につくし、それ以上に東大の帰国生・留学生対象の正解のない小論文に対応する思考力も身についてしまいます。

★知識も、生成AIと話す段階で、君のその知識違うんじゃない、僕もおぼろげなんだけれどとか語ると、申し訳ございません、間違っていました。こうですよねと答えてきます。それも間違っている場合があるので、調べて、この本によるとこうだよと語ると、その情報はまだ私は知りませんでしたとなる場合もあるわけです。

★このような対話が、ふだんの授業で頻繁にできるでしょうか?生成AIを活用しながら授業も変容せざるを得ないでしょう。確実に第4の波はやってきています。

 

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変わる私立中高(37)中学入試市場の第4波シフトの意味 思考コードが映し出す学習観の水平的多様性への移行

「GLICC Weekly EDU 第130回「首都圏模試センター×GLICCー2024年度中学入試最新情報」北一成氏の予想」で、北氏の考え方からインスパイアーして、中学入試の第4の波へのシフトを妄想したわけです。2014年から右肩上がりの首都圏の中学入試の第3の波の大きな要因を北氏は、「学び方の変化」と指摘しています。それがゆえに、思考力入試や英語思考力入試など新タイプ入試が急激に増えてきた可能性が大だと。

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★さらに北氏は、中学入試市場を3つのゾーンに分けており、そのうちCゾーンが勢いをつけてきた流れが、この第3の波が生まれてきたこととかかわりがあるのではないかと。そこで、このそれぞれの3つのゾーンの学習観を思考コードに対応させてみました。上記の図がそれです。濃い領域がそれぞれのゾーンの学びの重点領域です。

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★大学入試が一般選抜の受験生数が総合型選抜に比べまだまだ多いので、この3つのゾーンは、まだまだ垂直的序列主義の枠組ですが、世界の情勢が、この垂直的序列主義を水平的多様性に移行させる動きが相当でてきています。もちろん、それは限定的ではあるので、ある領域ZとY領域では、垂直的序列主義型ではあるけれど、Z領域内では水平的多様性になるという入れ子型のシフトの過程をたどることにはなります。

★この過程段階を中学入試市場においては第4の波だと妄想しているわけです。水平的多様性とは、あらゆる差別を見直し、フラットにしていこうという時代の要請でもあるのだと思うわけです。そうなってくると、3つのゾーンは融合していきます。

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★すでに、この第4の学習観はイメージされています。しかし、まだ学校現場では、すべてがこうなっているわけではないのですが、どのゾーンもこの方向に動くようにアフォードするコレクティブダイナミズムが多方面で起きています。高大連携然り、探究の学び然り、英語の学び然り、大学入試の多様性然り、インクルーシブ教育の必要性然り、エンパワメントの動き然り、SDGsの動き然り、人間の安全保障についても然り、グローバル経済の倫理ベース然り、アントレの重要性然り、平和創造の問題然り、リスキリング問題然り、シンギュラリティ―の加速化然り、あらゆるところで、学習観は、中学入試における第4の波へのシフトと同期していると思えてならないのです。

★第4の波の段階では、私立中高の学習観の水平的多様性を生み出しますが、公立との関係はまだ垂直的序列主義の関係が続いています。しかし、それはやがて、水平的多様性にならざるを得ないでしょう。そうすることで、大学のみならず、中高段階でも海外の生徒が日本に留学しにやってくるのです。この動きはすでに生まれています。少子高齢化が進めば、そうならざるを得ないでしょう。この段階が中学入試市場では第5の波となるでしょう。2030年から2050年の間に、それがはっきり見えてきます。内閣府が実施しているムーンショット計画との同期が起こるからです。

★英語でも日本語でも第4波の学習観で学ぶようになると、海外の中高大の留学生がかなり訪れるようになるでしょう。この動き自体は、内閣府や文科省、経産省の政策にも同期します。政策が実現するかどうかは、法整備とその内実である学習観の整備ということに気づくはずです。そして、これによって、1930年のケインズの予言が日本で的中することになるのです。

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2023年5月 1日 (月)

変わる私立中高(14)偏差値による垂直的序列主義が崩れる発想の転換が起きている。

★ここにきて、東京の私立中高の教育環境デザインの主要素7つは、すべての学校が揃えたと考えてよいかもしれない。先週土曜日中央大学附属中高(中附)で開催された研究会に参加した学校は男子校、女子校、共学校など多様で、質疑応答のシーンで、これから学びたいというよりは、同じように探究などに取り組んでいるのだが、この点はどう対応しているかなどの問いで溢れていました。

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★つまり、中附の教育の主要素に関しては共通しているが、進捗状況や課題解決の方法、アウトカム等々の質の違いがあるということだと感じました。プロジェクト学習のシナリオ作りはどうしたらよいですか?ではなく、シナリオづくりのこんな点が違うのですが、その点についてコメントをいただきたいという感じです。教師がファシリテーションをするのはわかりますが、なかなかシフトできないのですが、アドバイスいただけないですか?とか。海外研修はうちも当然実施していますが、新しいアプローチはないでしょうか?とか。

★つまり、上記の図のように、

①プロジェクト型授業

②多様な体験

③AIミックス学習

④多様なグローバルプログラム

➄高度な英語力

⑥対話の質

⑦生徒の成長

★この7つの教育環境デザイン項目は、どこの学校もなんらかのカタチにしているのです。したがって、こんなプロジェクトやってますとか、こんな体験していますとか、AI使っていますとか、海外研修やってますとか、高度な英語力を身に付けるプログラムを備えていますとか、グループワークなど対話を取り入れていますとか、生徒が豊かに成長していますとかだけでは、学校選びはなかなか難しい世の中になったのです。

★どうやら、それぞれの項目の質やレベルなどの違いがわかる基準が必要になってきたようです。首都圏模試センターの「思考コード」や中附の先生方が一丸となって開発した「chufu-compass」などがヒントになると思います。

★さて、この7つの諸要素の関連が化学変化を起こすわけですが、その結果何が起こるのか、すでに起きているのですが、たとえば、大学進学実績の東大の価値が変わるのです。

★どういうことか?それはすでに確実に起きているのですが、上記の7つの諸要素の化学変化を起こす動きによって、どの学校からも世界大学ランキング100位以内の大学に進学することが可能になったということです。

★東大だけが目標だと、入学者は3000人強ですから、たしかに競争は激しく、垂直的序列ができてしまいます。ところが、どこの学校からも世界大学ランキング100位以内の大学には入れるようになっているのです。たとえば、東京だけで私立中高一貫校は180強あるわけです。それぞれから3人ぐらいは、世界大学ランキング100位内の大学に入る潜在的可能性があります。すると、東京の私学から500人以上が東大以外の世界大学ランキング100位以内にはいれるわけです。それにおそらく3人どころではないでしょう。10人くらいはいける能力が十分にある環境が揃いつつあります。すると1800人は東大レベルの大学にはいれるわけです。

★実際に受験するかどうかはわかりませんが、少なくとも東大レベルの大学にはいるチャンスが広がるわけです。

★相対的に実質的に東大偏差値の価値は低くなります。そしてこの低くなることは何も東大の価値が下がることを意味するわけではないのです。ただ垂直的序列主義の価値観を崩す発想になるということなのです。

★日本の人口は減る一方です。母語は歴史的文化的に保護しなくてはなりませんが、日本語を話す人口はますます減るのです。アフリカのスワヒリ語は1億人が使っています。アフリカの人口は増えるでしょうから、グローバルサウスの時代、少なくとも日本語よりも注目される言語になっていくでしょう。

★母語を守りながら、世界言語を学ぶのはもはや必須の時代でもあるわけです。すぐれた世界対話力が求められている時代であることは、今回のウクライナ問題で私たちは身に染みて了解しているはずです。

★垂直的序列主義から水平的多様性へシフトすることが世界の平和や安全、つまりはウェルビーイングを生み出すことにつながることになるでしょう。上記の7つの項目がつくる教育へのシフトは、学習指導要領が変わるからとか大学入試が変わるからとかという理由もあるでしょうが、どうやらその背景にある世界の価値の転換にシンクロしているのかもしれません。

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