思考コード

2021年1月 7日 (木)

「教育とは生き方そのもの」へシフト(03)成城大学と日芸の魅力

★年末、工学院から総合型選抜で成城大学と日芸に合格した二人のZ世代と対話をしました。シリーズで5回に分けて書きました。対話をしているときも感動したし、書くときもラフマニノフのピアノ協奏曲2番とパガニーニの変奏曲をオートリバースしてBGMにしてワクワクしながらキーボードをたたきました。いろいろなことが思い浮かび、そのつど寄り道もできました。そして、総合型選抜の価値を二人から触発され次のようにまとめました。

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★二人は、「殻を破る」「自己に囚われない」ということを意識していましたから、思考コード(図は工学院のものではなく、首都圏模試センターの思考コード)は、A軸・B軸・C軸フルスペックで活用していました。まさに「脱枠自己変容型」自己タイプだったのです。

★一般入試を受験する生徒も、「脱枠自己変容型」自己タイプもいます。大学に行ってからさらに伸びるタイプです。工学院の二人の生徒と大学で合流してシナジー効果を生み出すでしょう。

★しかしながら、一般入試は、「枠内主体型」自己タイプでも合格します。大学に入ってから殻を破れば伸びますが、そうでない場合は苦労するでしょう。

★また、「枠内従属型」自己タイプもいます。大学に入って何度も殻を破る必要があります。

★こうしてみてみると、今年の総合型選抜、少なくとも成城大学と日芸は、「脱枠自己変容型」自己タイプを受けいれる大学で、大変魅力的ですね。

★そういえば、成城大学は、小学校、中学校、高校、大学の先生方といっしょに思考コードについてミーティングをしたことを思い出しました。さすがデューイの系譜の学園です、先生方は教養とテクノロジーを統合させた情熱家でした。

★日芸は、私が敬愛する師の出身大学です。そういえば、師も写真学科でした。師は天才学校改革者で、北から南まで幾つもの学校の改革を成功させています。一瞬にして巻き込む力と閃きは真似ができません。発想の自由人そのものです。

★みな個性的なのですが、どこか自分の大学の特徴を身につけているのですね。不思議です。逆に言えば、そういう大学こそが魅力的だということでしょう。

★そうそう、学校改革の気鋭の教師も成城大学でした。いつも刺激を受けています。

★来年の新高3生には、この2つの大学はぜひ紹介しなくては!

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2020年12月22日 (火)

GLICC Weekly EDU(07) 中学新タイプ入試、総合型選抜、大学の帰国生入試、TOK、世界制作をくし刺しするシステム思考

★今週25日(金)のGLICC Weekly EDUのゲストは、総合型選抜や小論文、探究の指導で第一人者である神崎史彦先生です。株式会社カンザキ・メソッドの代表でもあり、リクルートのスタディーサプリのデザイン協力や面接や志望理由書、小論文などメソッド本を多数執筆もされています。

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★この時期は、中学入試における国際入試や大学入試における総合型選抜が一息ついていますから、その振り返りを神崎先生と同番組主宰者の鈴木さんと語ります。

★合格者の志望理由書や小論文の書いた軌跡をシステム思考で対話することによって、なんと中学入試の新タイプ入試、総合型選抜、大学における帰国生入試、IBのTOK問題、そして世界制作プロジェクトを生み出す自己変容者として自己をくし刺しできることが、昨夜神崎先生とZoom対話することで了解できました。

★世界制作プロジェクトを立ち上げる自己変容者としての自己存在をささえるシステム思考の実装もできるように対話していく予定です。これからの中学入試、高校入試、大学入試における最後の詰めにも、次のステージに立ち臨む社会人にも役立ちます。

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2020年12月16日 (水)

GLICC Weekly EDU(05) 今週金曜日18日、首都圏模試社長山下一さんと語ります。思考コードの人生における役割について。

★今週金曜日第9回GLICC Weekly EDUのゲストは首都圏模試センター社長山下一さんです。山下さんは、中学受験に思考コードを導入し、学びのパラダイム転換を仕掛けているエポックメイカーです。中学入試問題を分析したり、思考力を育てる授業をデザインする時に役立つのが思考コードなんですが、なんといっても生徒自身が、自分の人生を構想していくときに役立ちます。

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★そもそも中学入試にしろ、高校入試にしろ、大学入試にしろ、すべて人生構想の過程の一部ですから、その構想が先にあって、学校選択や学び方があるわけです。

★しかし、実際には、目の前の受験に対応するための行動をどうするかが目的化し、人生構想はあまり考えないのが実情です。もしその構想があれば、選択した学校に合格するだけのための学びをするようなことにはならないでしょう。

★受かってから考えるというのもありですが、受ける前にものの見方考え方を大切にすることを今一度山下さんと考えてみたいと思います。

★実際国際バカロレアの小中学時代のパーソナルプロジェクトなどは、セルフマネジメントスキルを大事にしています。

★中学受験も同様ではないでしょうか?では、どうやって?そんなとき、思考コードが大いに役立ちます。

★セルフマネジメントの一環として学校選択や受験勉強があるという位置づけで、中学受験について多面的な対話になるのではないかなと思っています。

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2020年11月26日 (木)

思考コードが世界観を変える(01)首都模試社長山下一さんとの<思考コード新世界観プロジェクト>はじまる。

★コロナ禍にあって、山下一(首都圏模試センター社長)さんとずっとZoom対話で、世の中が劇的に変わっていることについて語ってきました。何が変わったのか?変わるのか?対話してきたわけです。首都圏模試自体、働き方をテレワークに移行したし、模擬試験を自宅と会場の両方で行ったり、保護者会をがんがんオンラインで行ったりして、大きく変わったわけです。

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★ロックダウンになったときには、完全テレワークに移行できたし、現状はハイブリッドで行っています。

★私もそうです。ハイブリッド・ライフになりました。

★しかしながら、何が変わったのか、デジタルインフラの変化やZoom体験による意識の変化、経済循環の変化などたくさんありますが、山下さんと私は、もっと根本的な世界観の変化について多くの人と共有することが大切だということになりました。

★人類が宇宙に飛び立って、その宇宙空間から地球を見たときにパラダイム転換が起こりました。人類は1つなのだと。そして、今回のパンデミックでデジタル空間から世界中の人がリアルな空間を見たときに、やはり人類は1つなのだと。

★今回は、宇宙飛行士からの伝聞ではなく、私たち自身が直接体験をしたのです。この体験の意味を、実は思考コードで見ることができます。いや創ることができます。

★そして、対話をしているうちに、思考コードを作成するときに参考にしたブルームのタキソノミーだけでは、この世界観の根本的変化に気づかないのだということに到ったのです。

★いやブルーム自身、認知のタキソノミーだけではなく、感情と精神運動も想定していましたが、それらを統合的に活用できていないまま月日は過ぎ去り今に至っています。

★ところが、コンパクトに思考コードはその3つを統合しているのです。スプートニク・ショックは、ブルームのタキソノミーで乗り越えることができたのですが、今回のパンデミックで生まれた衝撃は、思考コードで乗り越えることができるでしょう。

★現状、この気づきは3%の穴の中に隠されています。その3%の穴を多くの人と通り抜け、広げていくために、山下さんと編集者の市村さんと本間とで<思考コード新世界観プロジェクト>を始めることになったのです。初回は、プロジェクトの聖地首都圏模試センターに集まりました。今後はまたZoomでやりとりもしていくハイブリッド活動になります。

★多くの方々にインタビューをしていくことになりますので、その時は宜しくお願い致します。

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2020年11月 8日 (日)

新しい教育社会(23)予告!石川一郎先生との対話 デジタル・タキソノミー×思考コードでポストコロナ教育を映し出す on GWEDU

★今月13日(金)21時から、GWEDU(GLICC Weekly EDU)で、石川一郎先生と鈴木裕之代表と対話します。石川先生の新著の中にある「デジタル・タキソノミー」が学校の大問題を浮き彫りにし、その解決のヒントになることを語りながら、それに「思考コード」を掛け合わせることで、新しい教育を映し出したいと思います。かなりアクロバティックでスリリングになると思います。ここまで切り込む学校論や教育論は今までにないということになるでしょう。

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★というのも、落合陽一さんの語るクリエイティブクラスやSDGs、世界経済フォーラムの「ザ・グレート・リセット」の流れが、デジタル・タキソノミーと思考コードによって結びつくからです。

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★そして、現代の魔法使いと呼ばれているメディアアーティスト落合陽一さんの根っこにあるデカルトVSベイトソンにもデジタル・タキソノミーと思考コードの掛け合わせが結びつくことも大いに対話したいと思います。それはまた、なぜ小学生から大人までに「毀滅の刃」がウケるのかについて解明の糸口にもなるし、そのトレンドの理由が新しい教育にも結びついてしまうということになります。そんなことも語り合いたいと思います。大いにご期待ください!

★とにかく、学校や教育というと受験か法現象などネガティブな側面ばかりメディアは取り上げがちです。本来ワクワク、ドキドキ夢のある場であるはずなのに。そんなわけで、サブカルチャー、文化人類学、経済学、哲学、心理学、言語学、コンピュータ・サイエンスなど多角的に学校や教育を語ることを通して、日本の教育マーケットを共に活性化していきましょう!

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2020年10月29日 (木)

新しい教育社会(17)首都圏模試教務陣とミーティング。パンデミック前の新たな動きに満足していてはいけない。はやくもポストコロナの新アイデア創出実現への気概。

★首都圏模試の教務陣とZoomミーティング。互いに提案をぶつけ、その差異を議論し、可能性を見出す。そして現実態を生み出す。そこにちょこっと私も立ち会えるので、ウネリを実感できます。

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★驚きのアイデアと実効性の高さへの気概に驚嘆しました。

★中学入試市場で、闘わずして、突き抜けてビジネスを展開するサバイブスキルは、どこでみな学んだのでしょう。

★もともとネットワークで結成された組織です。どんどんネットワークが増えるシステムが内蔵されているのでしょう。

★そういう組織文化を持続可能にする経営陣とスタッフの協働主観がすさまじいパワーを生んでいるのでしょう。1人ひとりの想いを大切にする協働性。ケミストリーは爆発的エネルギーを生み出します。

★それにしても、思考コードと思考スキルの進化が、IBのDPコアのような役割を果たしているのに感動しました。

★パンデミック前までの新たなウネリで満足せず、さらに新たなウネリを生み出すというのです。

★新しい組織の在り方、人間関係創出の方法を実装するコアである思考コードとスキルの新たなアイデアを堪能しました。ありがとうございました。

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2020年10月11日 (日)

工学院インパクト(14)教務主任田中歩先生の生徒とつくる未来シナリオ

★工学院の教務主任田中歩先生は、長男が寝るのを見届けて、Zoomに現れました。就寝前の娘さんもおやすみと顔を出してくれました。保育園の友達関係の話や、弟が保育園に通うようになったら、自分もお迎えに行くんだという話も聞かせてくれました。田中先生の目じりはさがりっぱなしでした。

★歩先生の教育の原点「生徒ファースト」は、ここにあるなあと感じながら、22時ごろから対話が始まり、いつものように午前1時を回ってしまいました。お疲れのところ、ありがとうございました。

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★例によって、特にテーマがあるわけではなく、現状感じていることの情報交換の中で、話は拡散していきます。その中で、深堀りする話題がでてきます。

★たとえば、18歳成年の話とカリキュラムのアップデート、総合型選抜、探究論文、生徒の活動などをいかに有機的に結びつけて密度を高めるかなど、具体的な結び付け方についてどんなことを実践しているか、どう改善していくか、どんなビジョンがあるのか、かなりプラグマティックな話になっていきました。

★歩先生の話は、いまここで生徒がどう感じているかどこまで成長しているか、どう未来を開いて欲しいかから立ち上がります。一方で、2060年に何が起こるか予測不能ではあるけれども、今国や自治体、企業などの団体が想定して動いている情報やデータを収集し、そこから生徒自身のオリジナリティが生まれてくる環境をどう作るかといういまここでの共時間と共未来時間を往復して話していきます。

★要するに、すでに誰かが想定した未来を歩くというよりは、どのような未来を多くの人が想定しているのかをリサーチしたうえで、それらの選択肢から未来を選ぶのか、自分で創っていくのかをいっしょに考えていく環境を創りたいと。

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★工学院の新しい教育へのチャンレンジは、かなり突き抜けてしまっています。学内では、それが当たり前になっているので、今となっては、その価値の重要性に気づいていない先生方かもしれません。

★そこに先生方が気づいて、その価値を収斂して、質を増大させるには、ICTを活用して価値を見える化することだと。世の中のいろいろな動きに目移りしないで、いまここで質を高める。それはグローバル教育とICT教育をいかにコインの表と裏の関係にするかであり、それをつなぐのはPBLと思考コードだと。

★ICTをPBL授業のサポートツールだけではなく、価値を共有するメタツールとして活用するにはいかにしたら可能か。世界標準の創造的思考とプラグマティックな発想と生徒ファーストの愛の結合体を生徒といっしょに創っていくのだという気概を共有させていただきました。ありがとうございました。

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2020年10月 3日 (土)

聖学院インパクト(07)サイトが語るソフトパワーの拠点「教科学習」

★聖学院について、私は10年以上ずっと注目してきました。自称聖学院アンバサダー(汗)、いや応援団長かもしれません(おせっかい汗)。思考力入試やタイ研修、中高生の活躍、オンリーワン・フォー・アザーズ、初代校長石川角次郎のことなど、ホンマノオトで触れてきました。しかし、ブログは全貌が見えずらいですよね。ところが、最近同校のサイトがリニューアルされていて、全貌が明快・感銘・感動の三拍子揃った表現に変貌しているのです!必見です。

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★まず、トップページのヘッダーメニュー(本でいう章立て分類)を見て驚きです。「探究・PBL型教育」という名称が表示されているのです。他の学校ではまずない名称です。それだけ、聖学院は「探究・PBL教育」に力を入れているということの証です。

★みなさんは、まずここをクリックして入るといいなあと思います。そして、「グローバル教育」もいいですよね。次にここをクリックすることをお勧めします。驚くべき光景がそこには広がっています。

★しかしながら、私は「教科学習」のメニューを最初に選びました。だって、多くの学校は、「教育内容」というメニューの中に埋め込められるサブメニュー扱いなのに、ドーンと前面に「教科学習」がでてきています。しかも「教科教育」ではなく「教科学習」です。

★ちなみに「教科学習」を聖学院と同じように前面に打ち出しているのは筑駒です。同校では「教科」は教科書を超えた(範囲は国立なのではみ出さずに)エッセンスを学べる場です。そして、聖学院は、教科書を横断的につなぎながら深堀していく探究型教科学習、つまりPBL型教科学習です。

★どういうことか?多くの学校は、アクティブラーニングや探究、PBLは、特別な教育活動だったり、LHRや総合学習の時間で取り扱われるのであって、ふだんの教科の授業は知識定着型の古典的なスタイルです。前面に出す特徴がないのですね。ルーチン扱いなわけです。

★ところが、ルーチンなだけに、学園生活の中で、生徒が最も多くの時間を費やす場なのです。

★もったいないですね。その時間を有効に活用すればよいのに。

★そう!そうなんです。聖学院はそこをしっかりやっているのです。教科学習で好奇心!自己開示!なぜだろうと深い問いを投げかけるリフレクション能力!の三拍子が揃っているのです。

★「探究・PBL型教育」「グローバル教育」を見てきた皆さんが、このヘッダーメニューをクリックしたとき、カリキュラムポリシーというのがすぐに目に飛び込んでくるはずです。さあ、クリックしましょう!ほかの学校のどこにもない教科学習のシステムが広がっているのを目にするでしょう。なるほど、「教科学習」が「探究・PBL型教育」「グローバル教育」と連動していてシナジー効果をあげているはずだと気づくでしょう。

★そのシステムとは?次回みていきましょう。(つづく)

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2020年9月30日 (水)

思考コードがつくる社会(25)新タイプ入試エリア別シェアの意味すること PBL授業の割合とおそらく対応

★新タイプ入試に関するデータは、首都圏中学入試にしかないので、あくまでホンマノオト21のログ解析からの予測でしかないのですが、各エリアの中学受験市場で新タイプ入試に関心がある割合は、以下のような感じだと思います。

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★上記のエリアは、実際に私が活動した範囲でもありますから、実感にも合うかなあと。

★そして、新タイプ入試に関心がある学校や受験生・保護者は、授業のスタイルがPBL(そのベースに思考コードがあるから)であることを好む傾向にあります。

★ですから、上記のエリアのシェアを合算した30.3%というのは、日本全体で、そのくらいはPBL授業を好む傾向がでてきたということでしょう。

★各エリアに閉じこもっていると新しい動きはないように見えますが、オンラインによって、全国の先生方がつながり始めました。新しいウネリが生まれていることに気づく教育関係者が増えていくことは確実です。

★関西エリアは、首都圏の動きをみつつ独自の展開をしようとします。だからといって、反動的な動きになることはまずあり合えないでしょう。イノベーションがなければ、産業や経済は立ち行かなくなるというのは、そもそも首都圏を見ていて判断するのではなく、伝統的にグローバル経済圏をつくってきた関西圏だからこそすぐにわかることです。

★どうなるかわりませんが、大阪万博や大阪都構想の行方など注視していく必要アリですね。

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思考コードがつくる社会(24)超難関校国算入試 vs 共学7校新タイプ入試 「能力主義から才能主義へ」

★晶文社の「2021年首都圏中学受験案内」掲載の「思考コード」データを見ていくと、時代を創る学校がみえてきます。開成、麻布、武蔵、駒東、筑駒、桜蔭、女子学院、豊島岡女子という東京エリアのいわゆる「超難関校」の国算入試の思考コード別出題割合平均と同じようにデータをだした東京エリアの共学校7校(工学院大学附属、文化学園大学杉並、かえつ有明、駒込、宝仙理数インター、安田学園、開智日本橋)の新タイプ入試を比較してみました。

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★やはり、真っ二つですね。A軸B軸思考=知識・論理思考がメインストリームの超難関校。B軸C軸思考=論理・創造思考がメインストリームなのは共学7校。

★「超難関校」という受験市場のネーミングを受け入れてきた上記8校は、自分たちはそうではないと仮に言ったとしても、能力主義=メリトクラシーの影響を振り払うことができないでいることは否めないでしょう。生徒個人の持っている能力によってそのポジショニングが決まり、能力の高い生徒が将来社会のアッパー層になっていくという構造があるのは誰もが認めるでしょう。

★しかしながら、これが生まれるのは、8校だけではもちろんなく、社会の方にも問題があります。この「能力」というのを国算を中心とする教科の学力に偏向していたこともまた否めないからです。「能力」というのは本来多様です。ですから、その多様な能力を測るというより認めるシステムが必要だというのは、時代の要請です。これももう説明する必要はない事態になりました。それが今回のパンデミックのもたらした一つの答です。

★上記のデータが示すように、共学7校は、今までの能力とは違う領域を認めようとしているということがわかります。そして、これらの才能を持った生徒が入学後目覚ましい活躍をすることも追跡調査でだんだんわかってきました。

★この才能の持ち主は、超難関校に入学することはできませんが、共学7校に入学して、6年後あるいはもっと先かもしれませんが、超難関校の卒業生と肩を並べて活躍するようになっているでしょう。

★そして、そのことには能力主義から才能主義の社会、ファーストクラスからクリエイティブクラスへシフトしている社会になっているでしょう。

★今は過渡期ですから、能力主義と才能主義はミックスされています。首都圏中学入試市場も、入試応募者5万人のうち2万人は、共学7校のような新タイプ入試に挑戦する体験をします。実際に進むのは1万人くらいかもしれません。それでも最低でも首都圏中学入試市場で新タイプ入試受験者は20%シェアです。

★2013年ころまでは、10%シェアいかなかったでしょう。2021年は、ますますシェアの割合をあげてくることでしょう。

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