中学入試

2021年4月10日 (土)

GLICC Weekly EDU(29) 富士見丘の佐藤副教頭 数々の目覚ましい成果の連鎖を語る。

★昨夜9日金曜日、GLICC代表は番組<GLICC Weekly EDU 第25回「グローバル教育の拠点 富士見丘中学高等学校 佐藤一成副教頭先生との対話」>を配信しました。富士見丘は、海外大学進学実績、国内大学進学実績において目覚ましい成果を収めています。しかしながら、中3で英検準2級70%の生徒が取得するとか、数々の国際的な探究コンクールで優秀賞を受賞したり、強豪テニス部をはじめとする部活でも成果をあげています。

Photo_20210410105501

★詳しくは、Youtubeをぜひご覧いただきたいと思いますが、とにかく破格で豊かなグローバル教育が確立していることを強調しておきたいと思います。

★「破格で豊か」とは、英検準1級を取得する生徒が年々増えているという結果ベースの話だけではありません。海外の大学や高校とのネットワーク、慶応や上智大学、武蔵野美術大学など大学との連携探究学習など豊かな学びのネットワークが結びつけられているということです。

★しかし、そのベースは、考えること、エッセイライティング(日本語であれ英語であれ)、共同編集作業、アート活動などなどPBLの土台があるということでしょう。

Photo_20210410110301

★どうしてそうなったのか。それはSGHやWWLなどの拠点校として、富士見丘の教育を全国の学校とシェアして21世紀型教育を布教しようという覚悟と気概を理事長吉田先生のもとで教職員が皆抱いているからでしょう。

★そして、そのネットワークに富士見丘はNew Power Schoolの息吹を流し込んでいるのです。

★ですから、富士見丘の教育が豊かになればなるほど、その泉から日本全体に良質の教育の命が豊かに伝わっていくのです。

★今年から、私学人の仲間に入れて頂いた私としては、その息吹に学んでいきたいと思います。佐藤先生、ご教示ありがとうございました。

|

2021年4月 3日 (土)

2021年度の教育動向(05)サレジアン国際学園 21世紀型入試 21世紀型教育導入へ

★ある先生がサレジアン国際学園で教師をするというメールをいただきました。驚きでした。またいっしょに協働できるねと喜び合いましたが、もう一つは私もカトリックの学校に勤務しているので、学校は違っても理念は共有できると二度驚きました。

Photo_20210403160801

★同校は、赤羽の星美学園が、2022年4月から校名変更し、共学化するというのです。しかも、はやくも入試要項が公開されていて、本科とインターナショナという2コースであることがわかります。

★また、21世紀入試という思考力入試も行うというのです。21世紀型教育機構のカトリック校聖ドミニコ学園と同型の枠組でもあり、カトリックの学校の1つの在り方を示唆しているのかもしれません。

★私は21世紀型教育機構の理事ではもうありませんから、直接何かアドバイスできるということはありませんが、カトリック学校のメンバーとして微力ながら奉仕することができるでしょう。

★カトリック学校が21世紀型教育を導入していくことは、機構に加盟するしないに関係なく喜ばしいことです。

★21世紀型教育機構の正式メンバーの加盟校は、聖パウロ学園と静岡聖光学院、聖ドミコ学園です。また、大阪の香里ヌヴェール学院やアサンプション国際も21世紀型教育を導入しています。

★また目黒星美学園も、目黒の星美のように、共学化し、校名もサレジアン国際学園世田谷中学高等学校となります。全教科でPBLを行い、インターナショナルコースもつくるという、これまた同じ教育内容になるわけです。

★2021年の教育動向は、21世紀型教育機構の加盟校以外でも、21世紀型教育を導入していくわけで、ますます機構がNew Power Schoolの先頭にたつことになりそうです。

★機構は2020年度を一つの節目としてきました。そして成果もあげましたが、まさか機構以外に同じような動きが拡散したとは!驚きです。カトリック的には、神の計画と呼ぶのですが、そのような霊的働きがけがあったのかもしれません。

★もちろん、もっとプラグマティックな力が働いたのでしょうが(微笑)。

|

6月8日 私立女子中学に触れる会開催 in 新都市ホール

2021年6月8日(火)、そごう横浜店9階の新都市ホールで、<shishokukai>が開催されます。もう21年目を迎えるということです。21世紀は、女性の活躍する時代ですが、日本は以前まだまだだと世界から評価されています。

Shisyokukai

★しかし、その評価データを算出している団体は、私立学校が、このような活動を活発に実施しているということはおそらく知らないでしょう。ぜひ私立女子校は、得意の英語を生かし、Youtubeで、このような会の存在と意味を発信したらよいのではないかと思います。

★海外にいる帰国生も勇気づけられると思います。

★念のため、この記事も、DeepL翻訳で英語にしておきましょう。

On June 8, 2021 (Tuesday),“shishokukai” will be held at the New City Hall on the 9th floor of Sogo Yokohama Store. The 21st century is an era in which women are playing an active role, and the world has already assessed that Japan is not quite there yet.

However, the organizations that calculate the evaluation data probably don't know that private schools are actively engaged in this kind of activities. I think it would be a good idea for private girls' schools to use their English skills to communicate the existence and meaning of this kind of association on Youtube.

I think it would encourage the returnee students who are abroad.

Translated with www.DeepL.com/Translator (free version) 

|

GLICC Weekly EDU(28) 成立学園の宇田川先生 人気上昇の秘密を語る

★昨夜、GLICC Weekly EDU 第24回「学際的な新しい学びのリーダー 成立学園中学・高等学校 宇田川先生との対話」のライブ配信がありました。成立学園と言えば、この3年間で人気をどんどん盛り返している注目校です。大学合格実績もGMARCH以上200名を優に超える成果をあげています。もちろん、New Power Schoolがゆえ、大学合格実績を目当てにした教育は行っていません。

Edu1_20210403101201

★あくまで、生徒1人ひとりが好奇心旺盛にやりたいことを探究し、それを研究や仕事にむずび付ける時、必要な大学を選択した時にキャリアデザインの一環として先生方が応援した結果大学合格実績はでてしまうという感じです。

★アースプロジェクトなど、破格の世界的視野を獲得し、自分の内的な世界を掘り下げる環境が多様です。多様がゆえに、生徒1人ひとりの才能にマッチングする学びの環境があるわけです。しかも、この多様な環境で学ぶのは、見える学力ではなく見えない学力の領域です。深海や緑深いい森を探索する感覚でしょう。あるいはナノレベルの粒子の思考実験の醍醐味に触れたり、無限の宇宙空間に魅了されたり、文京区を巡る文学の回廊都市に迷い込むのかもしれません。

★特に大事なことは、また他校にはなかなかできないことは、中学卒業論文や高校からの探究活動で、マンツーマンで教師がチュータリングする仕掛けがあるということです。しかも1人1台のタブレット環境がゆえに、個別最適化ができているということです。

★多様な学びの環境を生徒1人ひとりにつなげる媒介者がちゃんと存在するというのは、得難いシステムです。

★具体的にどうなっているかは、詳細な資料やデータをもとに宇田川先生が語っています。ぜひ「GLICC Weekly EDU 第24回「学際的な新しい学びのリーダー 成立学園中学・高等学校 宇田川先生との対話」」をご覧ください。

★成立学園の名前の由来は、「開成」の「成」と開成が一時期「共立」という名前だったこともあり、その「立」を合体させたことによるということや日本で唯一のナショナルジオグラフィックモデル校であることなど、意外と知られていない情報が満載です。

★ナショジオ入試とは何か?ナショジオアドベンチャーとは何か?ごちゃごちゃいわず、おもしろいから学ぶんだという痛快丸かじりの成立学園物語をぜひご堪能頂きたいと思います。

|

2021年3月31日 (水)

2021年度の教育動向(02)3月のアクセスランキングから見えるコト②聖学院記事の高注目の背景 18歳成年に向けて。

★前回のリストを眺めると、聖学院の記事「New Power School(07)聖学院の大学合格実績が飛躍している理由 好奇心・進歩的学び・グローバルマインド・パトス」は8位にはいっています。50位以内には3つの記事がランクインしています。注目されていることを示唆しています。実際今春の中学入試の出願数も増えました。

Photo_20210331032401

(聖学院の生徒の成長パターンは、脱枠自己変容型。思考コードは知と情の両方を見通すコンパスとして同校では使われています。)

★注目されている理由は、独自のグローバル教育を行い、結果として海外大学進学も目覚ましいというのもあるでしょう。PBL授業やプロジェクト型イベントが多く、生徒自身高いモチベーションを保ちながら社会にある壁や不条理をどうやったら解消・解決できるのか起業する生徒まで出現します。結果として大学合格実績もでてしまうわけです。

★テクノロジーを駆使したPBL授業もなされるし、プログラミングのワークショップも行われています。結果パンデミック下のオンライン授業やハイブリッドなカリキュラムが実施されています。

★いずれも注目される理由です。

★そして、なんといっても大事なことは、<オンリーワン・フォー・アザーズ>という限界を超える成長曲線を描く生徒の燃える姿でしょう。最後は、生徒自身が自ら自分の内なる火をつけるのです。

★こころに火をつけることができる教師がいっぱいいるのですが、教師がつけている段階では、自律したあるいは主体的な構えはできません。人はいろいろな辛い局面に到ったとき、こころの火が消えそうになりますが、なんとか消さないように、そして再びメラメラと燃えるように自分でなんとかできるようになれば、どんな局面に遭遇してもサバイブできます。もちろん、1人では何もできないのはいうまでもありません。

★タイ研修をはじめ、自分とは何者でもない存在だったのかと衝撃を受け、その虚心坦懐にいたったとき世界が急に開けるという青春時代を過ごせることこそ最大の経験です。聖学院では、この最大の経験ができるのです。

★この虚心坦懐の局面で世界が開かれる衝撃的体験は、18歳成年を迎えるにあたり、すべての子供に必要でもあります。

|

2021年3月29日 (月)

2021年度の教育動向(01)3月のアクセスランキングから見えるコト①工学院と八雲記事の高注目の背景 18歳成年に向けて。

★2021年の教育動向をウォッチングしていくことは、とても重要です。というのも、2022年4月1日に18歳で成年になると改正された法律が施行されるからです。高校を卒業すると同時に成年です。学習指導要領や大学入試改革の話題がこの点を無視して行われていることはないでしょう。高校を卒業するまでに、単純に学習指導要領で定められた学習項目を達成すればよいということではありません。成年としてどんな人間像を思い描くのかが重要になります。普遍的精神を抱くことと同時に、個人の才能を社会に活かせる能力が必要です。

Img_0716

★では、いったい成年としての人間像とはどう考えていけばよいのでしょうか。それは、2021年3月の本ブログのアクセスランキング50位までを眺めると、その中にヒントが見え隠れしています。たとえば、工学院と八雲学園が、次のリストの中で注目されています。工学院は、5位にランクインし、八雲学園の記事は6つが50位以内に入っているのです。注目の理由は、両校の共通する点にあると思われます。

1:品川翔英 教師の一体感が溢れでる。国語科拡大研修で。
2:2021年変わる中学入試(14)海外大学へそして偏差値至上主義の無化へ加速 三田国際のデュアル・ディプロマ参入の意味
3:東大合格実績2021から見えるキャリアデザインの特殊化と普遍化の2極化(02)麻布、西大和、洗足、横浜雙葉、日比谷、横浜翠嵐、浦和
4:洗足学園 今年も人気 その理由の向こうに見える時代のウネリ。
5:New Power School(04)工学院の進化 多様なPBL&そのわけ
6:東大合格実績2021から見えるキャリアデザインの特殊化と普遍化の2極化(01)
7:思考コードがつくる社会(15)総合力の栄光、英語の聖光、安定した進学校浅...
8:New Power School(07)聖学院の大学合格実績が飛躍している理由 好奇心・進歩的学び・グローバルマインド・パトス
9:2020年春の大学合格実績(3)鴎友学園女子
10:2021年中学入試を読み解く準備(6)基礎情報⑥東京男子校の帰国生入試。...
11:思考コードがつくる社会(07)ブランドを切り崩すブランド戦略 洗足 vs...
12:東大合格実績2021から見えるキャリアデザインの特殊化と普遍化の2極化(...
13:2021年中学入試情報(07)かえつ有明が躍進するわけ 1月29日、副教頭佐野先生をお招きし対話する予定です。
14:New Power School(04)八雲学園 はやくもUPAAの成果...
15:New Power School(02)進歩主義的で普遍主義的だからこそ...
16:New Power School(03)富士見丘 生徒1人ひとりがグロー...
17:2021年中学入試を読み解く準備(9)今年も、東洋大学京北中学高等学校の...
18:New Power School(05)聖学院 今春の卒業生が贈る言葉「...
19:New Power School(01)八雲学園 豊かで本質的なキャリア...
20:2021年変わる中学入試(02)英語入試広がる。江戸川取手インパクト。実...
21:八雲学園 共学1期生男子 プレゼンで人の心を動かす術教えます(1)
22:GLICC Weekly EDU(25) 静かに変わる大学入試問題 思考...
23:キャリアガイダンスVol.436 自由の見えない枠組み
24:GLICC Weekly EDU(27) 大妻中野教頭諸橋先生 グローバ...
25:トランジション指標(01)人生の転機を生かす力
26:2020年からの中学入試(23)STEAM教育を実施している学校を探そう...
27:2021年中学入試情報(45)文京隣接地帯に衝撃走る。広尾学園小石川 京...
28:2021年中学入試情報(11)フェリス女学院応募者増の意味
29:「教育とは生き方そのもの」へシフト(01)グレートリカバリーの意味
30:2021年中学入試を読み解く準備(2)基礎情報②東京男子校の実受験者率に...
31:八雲学園 共学1期生男子 プレゼンで人の心を動かす術教えます(2): ホ...
32:wish自由とwill自由(01)争い事と交渉事
33:女子美 STEAMが中心の女子校
34:2022年中学入試の展望(02)2月1日から7日間で見えるコト❷
35:New Power School(06)文化学園大学杉並 オンライングロ...
36:GLICC代表鈴木裕之さん なぜグローバルアドミッションの時代なのか?!...
37:ダイアローグとシステム思考と哲学(01)リバタリアン・コミュニタリアニズ...
38:2020東京大学合格発表の季節(2)海城・西大和の躍進は序列を崩すか?私...
39:大学入試問題とトランジション(12)浜松医科大学の生物 システム思考の有...
40:八雲学園 共学1期生男子 プレゼンで人の心を動かす術教えます(3)
41:大学入試問題とトランジション(13)大学入試問題の意義 2022年から1...
42:2020年麻布の入試問題 やっぱり傑作!
43:品川翔英 期待値を超える(03)なんでもできる恐れのない学校 受験生への...
44:八雲学園 共学1期生男子 プレゼンで人の心を動かす術教えます(了)在校生...
45:ポストコロナ時代の教育(17)開智望小学校・中等教育学校の挑戦。
46:ダイアローグとシステム思考と哲学(02)聖学院に有る学習する組織を卒業生...
47:2022年中学入試の展望(01)2月1日から7日間で見えるコト
48:2021年中学入試を読み解く準備(4)基礎情報④東京共学校の集まり方に変...
49:聖パウロ学園の発想と実践(01)ワールドメイキングのためのクリエイティブ...
50:21世紀型教育機構の世界性(02)Zoomセミナー New Power ...

(2021年3月1日から3月28日までのホンマノオト21のアクセスランキングから)

★その共通点とは、両校ともラウンドスクエア加盟校であり、UPAA(海外協定大学推薦制度)の加盟校であり、21世紀型教育機構の加盟校です。

★これは、たんに英語力育成に力を入れているということを意味しません。たしかに両校とも破格の英語教育であることは間違いありませんが、これらのコミュニティはいずれもグローバルクリエイティブ市民を育成することがビジョンとして存在する機関です。学習指導要領では、自律して主体的に行動する姿勢が重視されていますが、高校ではそれはグローバルクリエイティブ市民としての当然の話なのです。

★両校は、これらのコミュニティに学校が参加しているのですから、一部の生徒のみがその恩恵に浴しているわけではないのです。すべての生徒にそのような市民として活動する機会が開かれているのです。ここが大切ですね。

★ですから、すでに両校で学ぶと、自然と18歳で成年になる人間像が、生徒1人ひとりにすでに意識されているというコトを意味します。エッ?!なぜ?と思うかもしれません。ちょっと目線を世界に拡張してみてください。

★世界では、多くの国で18歳は成年なのです。市民として大統領を選挙する権利を認められている国も多いですね。選挙権に関しては、2016年6月からすでに日本も認めらています。

★2022年に高校の社会科が大幅に変わります。法律改正にタイミングがあっているわけですが、いよいよ政治経済社会に対する市民としての意見を知識としてのみ学ぶのではなく、権利実装として学ぶ時代がきたということです。

★両校は、すでに18歳成年の国々の生徒とディスカッションやボランティアなど活動を開始しています。

★本ブログ「ホンマノオト21」をお読みいただいている方々は、このような視点をお持ちの方が多く、進取の気性の精神に富んでいますから、両校のような学校の重要性に気づいているのです。

★当然この動きを実行するには、New Power Schoolでなければなかなか難しいわけです。大学受験勉強をして、MARCH以上の大学に何人合格させるかという教育は、それ自体権利の視点から見れば、妥当性を欠くかもしれなくなっているのです。グローバルクリエイティブ市民としては、格差を広げる活動は見直さなければなりません。学歴社会は経済格差をもたらすだけではなく、その社会を認めること自体が民主主義に反する行為であるかもしれないからです。

★つまり、2022年18歳成年が施行されるにあたり、進路指導やキャリアデザインは本質的なところから見直す必要がでてきます。私の言っていることがおかしいとは、もはや法実証主義者は言わないでしょう。もし言ったなら、法律に反することを言うことになるからです。言論の自由は、民主主義的な法の枠の中でのみ保障されます。

★民主主義的な法律に反する表現の自由は自由というかどうか、説明するまでもないでしょう。

|

2021年3月28日 (日)

GLICC Weekly EDU(27) 大妻中野教頭諸橋先生 グローバルアドミッションとクオリティの時代を語る

GLICC Weekly EDU 第23回「New Power Schoolへの道ー大妻中野中学校・高等学校 諸橋先生との対話」は痛快でした。諸橋先生のNew Power Schoolへの想いがさわやかで、大妻中野の強みも直面している課題もオープンに語っていただけたのです。もちろん、直面している課題を解決するための新たな教育のアップデートの話題もでました。

Mr1

★そしてこの直面している課題こそ、大妻中野の問題だけではなく、時代の風潮でもあり、その風潮を解消するのもNew Power Schoolでなければできないということに改めて気づきました。そして大妻中野は俊足にそこに対応する教育デザインをしているのです。

★詳しくは、上記の番組配信をご覧いただきたいのですが、この課題が何かは、重要なだけに、何度繰り返してもよいでしょう。それはチャレンジ精神の停滞及び不安の時代ということです。

★大妻中野のグローバリリーダーズコース(GLC)は、6年目をむかえているわけですが、当初は3級くらいの生徒もチャレンジし、合格して、6年間で伸びてきたわけです。来春、GLCの大学合格実績が出ますが、今年も東大に合格した生徒がいますから、それに続きてさらに多くの実績がでると期待できそうです。

★今では、GLCの3分の2が帰国生です。1つの基準である英検で準2級以上の生徒がチャレンジしてきます。14%はすでに準1級を取得しています。そうなってくると、3級4級の生徒の中には、4級でも入れるという英語入試を行っているところに流れて、大妻中野にあえてチャレンジしなくなる生徒もいるというのです。

★諸橋先生は「英語の技術だけではなく、グローバルな文化や多様性の環境を手に入れると考えて頂けると、大妻中野の環境は最適で、チャレンジしないのはもったいないのです」と語ります。しかし、今年はコロナ禍ということもあって、不安が時代の根底に流れています。

★その不安を解消するためにも、大妻中野の教育は最適であるのに、そこに気づかれないのがもったいないのだと。

★そこで、その不安を解消できることを共有する広報活動を行っていくのだけれど、ただ大丈夫ですよと言ってもグッとこないでしょから、教育内容を柔軟に対応できるようにするということです。

Mr2

★アドバンストコースに入っても、毎年GLCに行ける英語のレベルに成長し希望すればシフトできるようにしていることをもっとアピールするのですが、そのシフトは個人が1人で頑張るだけではなく、サポートシステムも創ろうということでしょう。

★このきめ細かいサポート体制が個別最適化を生み出していく大妻中野の面目躍如です。

★今年GLCから東大に入った生徒は理科二類に進みました。GLCは当初文系に進む生徒を想定していましたが、その生徒がグローバル=文系は世界の常識ではないのだから、グローバルだからこそ理系も作って欲しいと提案したそうです。先生方は、たしかにと、すぐに動いてGLC理系コースを作ってしまったというのです。なんと柔軟で俊足な!

★今年もGLCから理系に進む生徒が増えているそうです。

★New Power Schoolの醍醐味は、この生徒1人ひとりにいかに柔軟に対応できるかという俊敏力の強さなのですが、大妻中野はその典型的な組織です。

★諸橋先生は「システム」という言葉を頻繁に発します。一般に、学校の先生は、システムということばをあまり使いません。マシーンモデルをイメージするからでしょう。

★しかし、大妻中野のシステムは有機的なつながりや、熱い血が流れている血液循環システムに近いイメージです。このパトスのシステムからこれでもかという量の教育プログラムが行われています。そしてそれが量は質を生むという基礎になっていますが、量が質に転換するには、教員全体が一丸となってビジョンをアップデートしながら共有していく構えがなければなりません。

★大妻中野は、このエネルギーが持続可能になっています。なぜでしょう。それは、今回の番組に出演してくださるときの諸橋先生の準備の姿に現れています。徹底的に学内リサーチをしたそうです。担当の先生にインタビューして、改めて自分の学校のモニタリングをしたのだそうです。モニタリングの対話が柔軟にできる学校組織なのです。そりゃあ発展の速度が速いはずです。

ぜひYoutubeをご覧いただきたいと思います。

|

2021年3月24日 (水)

New Power School(06)文化学園大学杉並 オンライングローバル説明会はやくも追加開催の意味

★文化学園大学杉並の染谷先生からメールをいただきました。一昨日の「小学5年生以下対象 オンライングローバル説明会」に約100組の視聴者が参加したということのようです。この時期にはやくも!すごい!。そして、好評だったため、要望にこたえるべく、急遽「4/17(土)オンライングローバル説明会 追加開催決定!」をしたということです。俊敏な動き、文化学園大学杉並(以降「文杉」)の勢いを感じます。さて、その理由はなんでしょう。それは文杉が新しい保護者のニーズにこたえているからです。そして同時に同校自身この新しいニーズを生み出しているという重要な意味があります。

Photo_20210323232001

★というのも、文杉を受験する生徒は、すでに英語の高度な力を持っています。今年の中学入学者の110名のうち55名は、すでに英検取得者です。そのうち2級以上が25名です。

★上智大学をはじめ総合型選抜や公募推薦で求められる資格要件が2級以上ですから、これは驚きです。この英語が得意だという生徒は、将来高校生になったとき、日本で初めて文杉が創設したダブルディプロマ(DD)コース志望者が多いのです。DDコースの大学進学の内訳(大学合格実績の量の話でいえば凄まじいのですが、DDコースを通してどのような大学へ進むかという観点から見てみると)は、海外大学進学者が24%、国公立早慶上理ICUが25%、GMARCH・関関同立が22%です。

★ダブルディグリーですから、一般入試ではなく外国学校入試のような国内にいると気づかない留学生のための入試なども受験できます。当然英語力がなければなりません。その英語力は英検でいえば準1級以上でしょう。

★文杉の中学1年で2級で入学した生徒は、中学の間に準1級は取得できる英語教育環境にあります。何せ、DDコースに進んだ時、すべての授業がオールイングリッシュですから当然です。もちろん、DDコースに入る時点で、英検2級からはじめても卒業時にはほとんどの生徒が準1級以上を取得しているはずです。

★もっとも、英検ではなくTOEFLやIELTSという検定試験で、CEFR基準でB2・C1というところまでいくでしょう。たいていの高校はB1レベルまでを目標にしています。しかし、それでは難しい時代がすぐそこまできています。

★いまここで話している内容は、中学入試において一般入試を考えている受験生にはピンとこない可能性があります。これはしかし、将来リスクの壁が立ちはだかるということに気づいていないと置き換えることができてしまうのです。

★つまり、逆にそのことに気づいている受験生が文杉を受験するということなのです。そして、その文杉志望者数が近年急激に増えています。世界は2050年までに脱炭素社会になります。EV車にどんどん変わっていきます。そのためには、スマートシティ化が進みます。

★AI搭載のインフラやデバイス(IoTですから)に取り囲まれる時代突入に、今回のパンデミックで加速しました。この動きは世界同時的にイノベーション競争になっています。この流れに対応できないと国力は一気に衰退します。他人ごとではなく、私たちの生活が危機に陥ります。

★そうならにように、政府や省庁は高度人材が海外からきてくれるように、環境を整えています。その人材とはこのAI社会をつくる知的高度人材のことを意味します。その動きはすでに始まっていて、今回の2020年の大学入試改革もその一環でした。一般入試の改革の動きは鈍足でしたが、海外の人材を受け入れるための大学の授業の変容や入試の変容は凄まじい動きなのです。残念ながら一般入試の受験生にはその動きははっきりとは気づかれていません。

★高度人材は、英語はあたり前、STEAM教育体験当たり前、クリティカルシンキング・クリエイティブシンキング当たり前です。なおかつリベラルアーツ当たり前です。

★改訂学習指導要領もなんとかその高度人材が体験している中高時代の学習環境に追いつくように動いていますが、間に合いません。それゆえ、文科省は、IB200校計画を、今回の大学入試改革を検討した段階で構想したのです。

★なぜなら、当面必要な50万人の高度人材は、現状の中等教育と国内大学では育成できないということも政府はわかっているからです。高度人材を受け入れるための法整備も行われているぐらいです。

★しかも、生産年齢人口が激減する日本です。準高度人材もどんどん海外からやってきています。イノベーションは多様な環境でしか生まれないと言われています。大学の留学生率は先進諸国で最低です。すなわち、高度人材危機が日本で大問題なのです。

★がしかし、このことに気づいている受験生はまだまだ少ないし、その受験生のニーズにこたえられる学校は文杉のようなNew Power Schoolですが、それもだ40校くらいです。その中で最も先進的な学校が文杉です。

★特にこの高度人材危機は2022年以降明らかになります。2022年4月1日から18歳成人の時代が到来です。今までの18歳のように守られる部分が少なくなり、いきなりグローバルな社会に放り出されます。大学に入るや高度人材予備軍と競争が始まります。本来共創を大切にしているのですが、しばらく競争になります。新経済社会が安定するまでに、20年くらいかかります。その過程は高度人材による年収1000万以上クラスの独占がはじまるからです。

★ここに備える進取の気性に富んだ保護者が関心を持つ学校が文杉です。3月21日、この時代の新しいニーズにこたえるべく、文杉は2022年からまた新しいシステムを構築しています。そのことについて説明がありました。どんな内容か?それは4月17日の追加説明会に参加して情報収集をすることをおススメします。

|

2021年3月22日 (月)

八雲学園 共学1期生男子 プレゼンで人の心を動かす術教えます(了)在校生とOGからのメッセージ

★もうすぐ高1になる八雲の男子生徒3人とのインタビューの紹介も最後になりました。菅原先生は中1の時に彼らの学年主任。つまり共学1期生の学年をOne Teamにしていくメンバーとして幾度も対話を重ね、陽だまりのような眼差しで見守り続けてきました。もちろん、これからもそうです。インタビューに参加していただき、「間違いなく、彼らは八雲の共学化の歴史を積み上げていると再度確信しました」と。

Dsc02416

★「何より、1人ひとり自己変容しながら、その変容が八雲の歴史になっているというのが嬉しい。彼らが入学した時は、男子生徒の比率は少なかったわけです。しかし、年々増え、今年4年目の新中1生の男女比率は1:1です。また今年から高校入試も共学化したのですが、やはり1:1の比率で入学してくれました。これは彼らのプレゼンの姿やグローバルリーダーシップにチャレンジしている後姿をみて、憧れて入学希望をしてくれたのは間違いありません」と語ります。

★たしかに、3人1人ひとりが自分の変化についてしっかり自覚しているのは目を見張りました。八雲の歴史のページをつるという責任感が自分の中に生まれているとか、内向的な自分が発信型になったのは、信頼のある環境だったからだと気づいたとか、自分の内面に研究したいという気持ちが沸き上がっているのを感じますとか、アイデンティティを自覚しているのです。

★でも何より大事なのは、互いに心を動かせる信頼関係であるというのは共通の想いでした。さすがOne Team。ゆるぎなきビジョン共有が持続可能になっています。

★その証しは、3人のメッセージから汲み取れます。ご紹介しましょう。

 ★Kくんは、「難しい事はいろんな人を頼って一つになって乗り越えよう」と語ります。簡にして要を得た表現です。信頼感がここにも浸透しています。「頼る」ということが言える互いにオープンな信頼関係をつくることができるからこそ困難を乗り越えられるのだと。まさに八雲学園でのMくん自身の体験が凝縮しています。

★Mくんは、「自分らしさを大切に、学業と行事に励み、学校生活を楽しもう!」と表現しています。アイデンティティとそれを学業と行事の2つのベクトルに分割し、その合力が学園生活で楽しめる状況を生み出すという、まさに理系に突き進もうというMくんの信念が彷彿としています。

★Yくんは、「八雲学園の先生は生徒一人ひとりに真摯に向かい合ってどんなことにも相談を乗ってくれたり、本当に気軽に話しかけられる先生がたくさんいらっしゃいます!そしてこの学校はグローバル教育などに力を入れていて、外国人とかかわれる機会などがたくさんあったり、またプレゼンテーションの機会の多さ、また文化体験の多さなど自分の世界が必ず広がります。この学校には魅力がたくさんありすぎてここには書ききれませんが言い切れることがたくさんあります。それはこの学校に入って後悔することは絶対にありません!みなさんこの学校に入って大きな成長をともに成し遂げましょう!お待ちしております!私事にはなりますが、私は吹奏楽部に所属していて初めての男子でもあります。4月には定期演奏会が開かれます。少しでもこの部活に興味を持ってくれたらと思います!」と語ります。

★相手の心を動かすことをモットーとしているYくんらしい、くわしくわかりやすく、「この学校には魅力がたくさんありすぎてここには書ききれませんが言い切れることがたくさんあります」という情熱的なレトリックを駆使しています。自由研究3年連続最優秀賞受賞の面目躍如です。

★3人はこれから、仲間と一緒に、後輩と一緒に八雲の歴史に共学校の新しい歴史を加えていくことでしょう。しかし、本質的なことは何も変わりません。それはOG高寺さんの次のメッセージにシンクロしているところからもわかります。

「RSRC(ラウンドスクエア地域会議)2019@深圳に参加して
               2019年度卒業 髙寺香帆
こんにちは!私は昨年度八雲学園を卒業した、現在大学1年生の髙寺香帆です。私は高校3年生の春に、中国で行われた地域会議に参加致しました。今回はその経験がどのように今の自分に影響しているかを記したいと思います。
私がこの経験から得たことは、3つあります。1つは英語学習のモチベーションが上がったことです。正直、地域会議では楽しいことばかりではなく、英語が上手く話せず他国の参加者に馬鹿にされて落ち込んだこともありました。しかし、その経験こそが私の英語学習の意欲に火をつけました。大学受験が終わった今でも、留学や国際交流に向けてそのモチベーションを下げず、勉強し続けています。
2つ目は友達の幅が広がったことです。私は今まで、日本人の友達がメインで、その他の国籍の友達が数名いる程度でしたが、その幅が一気に増えました。特にインドネシア、カンボジアから来ていた友達は、私のつたない英語を一生懸命聞き取ってくれ、時に私が聞き取れなかった説明を要約してくれました。また、何人かの友達とは、コロナ前、日本に旅行に来てくれた際、一緒に遊んだり、テキストしあったりしていました。今年も年賀状を送りあう友達もいて、一生ものの友達作りが出来たと思います。
3つ目は、異文化に対する理解が広がったことです。私の場合、渡中前は、メディアの影響で特に中国、韓国人に(本来あってはなりませんが、)偏見がありました。しかし、実際に私が地域会議で関わった方々は、本当に親切で気さくな方ばかりで、そうした偏見を持っていたことを大変後悔しました。この経験から、現在は様々な事柄において、先入観を持たないように気を付けながら生活をしています。
 内容をまとめると、今までの3つの要素が、今の私を構成するのに無くてはならなかったものであり、この経験がなければ、ここまでの成長は見込めなかったと思います。個人的には、多少嫌な思いはしても、地域会議に参加したことを後悔したことはありません。現在はコロナ禍で国境をまたぐ移動は難しい状況にありますが、私達にはオンラインという強い見方がおり、どんな人でもインターネット上で、世界中の人とつながることが出来ます。国際交流をやって後悔することはありません。是非皆さんも機会を見つけて、国際交流を楽しみ、自身の成長を感じてみてください!応援しています。私も共に頑張ります。」

★八雲学園の教育の総合力が生み出すグローバルリーダー。このような人間像を描く学校だということがよくよくわかる3人の在校生のインタビューとOGのメッセージです。八雲学園のもう一つの魅力は、このグローバルリーダーへ育つ教育の循環が持続可能であり、生徒とともにアップデートし続ける実績を毎年積み上げているということだと確信しています。

|

2021年3月21日 (日)

八雲学園 共学1期生男子 プレゼンで人の心を動かす術教えます(4)

★Kくんの進取の気性に富んだ精神あふれるプレゼンの話に花が咲いたと思ったら、今度はYくんが語り始めました。「八雲は、本当にプレゼンの機会が多いんですよ。理科では、夏休みに1人1テーマについて自由研究して文化祭などでプレゼンします。ぼくは、毎年最優秀賞もらっているんです」とさりげなくそれでいて好奇心の眼は輝いていました。

Presentation

★毎年というのは、偶然ではなくYくんなりの戦略や作戦があるんですねと聞いてみました。どうやら今回は愚問ではなかったようです。「相手の心を動かすには、身近な物を選んで、そこに新たな見方を発見することですね。中1の時は、どろの着いた布を洗い落とす洗剤はどれかを多くの洗剤を買って実験しました。中2の時は、アボガドを選びました。食べごろを判断するのが難しいと言われているので、時間ごとに食べ比べる実験をしました。中3の時には、赤色のいろいろな材質と光の関係を調べました」と。

★一見身近な実験ですが、どれも化学の話ですね。それと味覚や視覚が結びつくように学年があがるにつれてアップデートしています。理科としてもおもしろいけれど、身近な問題を化学の力で解決する話です。その問題はわりと生活に根づいているので、スタンフォード大学で生まれて東大でも導入されているデザイン思考という手法です。文系だけど理系的なセンスも融合して実験をしているYくんの学びの姿勢が了解できました。

★感動していたら、今度はMくんが「マナー講習やシエラトンホテルでテーブルマナーも学べるのです」と。思わず理系志望のMくんがどうしてマナーに興味があるのと聞いてしまいました。またも愚問でしたが、驚きの回答があったのです。「社会的地位の高い人と食事をしたときにマナーはコミュニケーションの一環として必要ですよ。それも相手の心を動かす大事なプレゼンテーションです」と。

★そこに飛ぶのかあと私の心の叫びでした。ウェルカムの精神とかホスピタリティは社会に出たときに大切だとは八雲の先生方はたしかにいつも語っっています。しかし、偉い人と話すシチュエーションを再現しての話ではありません。

★Mくん、そしてKくん、Yくんもですが、ここでいう社会的地位の高い人とは、実は自分の研究や企画をプレゼンして耳を傾けてくれる人ということでした。具体的には出資者や社長だというのです。

★まままさか起業とかということ?とおそるおそる聞いてみました。二つ返事で「興味あります」と3人がハモりました。起業体験セミナーとかあるのですかと尋ねると。これまた二つ返事で「はい」と3人。そして、ただし普段の授業で行うというのです。

★公民の時間に株式学習ゲームというカリキュラムがあり、その中で起業して資金調達するためのプレゼンを行うプロジェクト学習があるということです。製品や仕事のコンセプトは言うまでもなく、大事なことはいかに相手と信頼をつくるかということだそうです。ウェルカムの精神、ホスピタリティ、相手の心を動かす、身近なものの解決・・・などが3人の内面の中ではきれいにつながり循環が生まれているということが了解できました。

★そう思ったとき、またも近藤理事長・校長が声をかけてくれました。「八雲学園は教育の総合力を大事にしているんです」と。もちろん、私の記憶の中でリマインダーが立ち上がったというわけですが。

★3人は、この魅力的な教育の中で自分が変わったことを自覚していると言います。だから自信をもって後輩に八雲学園を共に楽しんでほしいのだと。その声は次回最終回でご紹介しましょう。

|

より以前の記事一覧