創造的才能

2021年1月19日 (火)

聖学院インパクト(10) 聖学院が最先端教育を続けられる理由。児浦先生のワークショップスキルにヒント。

★聖学院が、最先端の教育を生成し続け、教育関係者を超えて各界にもインパクトを与え続ける秘密は、児浦先生のワークショップ力にあります。

51fnyxtnf4l_sx351_bo1204203200_

★上記写真の本には、児浦先生のワークショップのスキルが幾つか紹介されていますが、それらはすべて、授業や研修、会議で活用されています。

★リーダーシップスキル、コラボレーションスキル、未来ビジョンスキル、リフレクションスキル、ファシリテーションスキルなどは、PBL授業で活用する必須のスキルだし、同僚や生徒とともに進化するスキルでもあります。

★総合型選抜に立ち臨むとき、生徒自身が自分をリフレクションし、自分軸を確認し、いまここで未来を描くストーリーテリングにも絶大な効果があったでしょう。

今週金曜日のGLICC Weekly EDUで、この最先端教育や人づくりの奥義を同書を開きながら、児浦先生に尋ねてみようと思います。聖学院の躍進の秘密、未来への希望が開かれるでしょう。

|

GLICC Weekly EDU(16) 聖学院児浦先生と対話します。時代の社会通念の向こうにある良心にマッチングする最先端の教育創り。

今週の22日(金)、鈴木裕之代表主宰のGLICC Weekly EDUのゲストは、聖学院の広報部長・国際教育部長・21教育企画部長の児浦良裕先生です。当日は高校の推薦入試がスタートするたいへん重要な日です。そんな中での出演です。ありがとうございます。児浦先生の役職を見ればわかる通り、超多忙な超人的教師なのです。

Photo_20210119122301

★なぜこんな超人ぶりを発揮できるかと言うと、まず第一に児浦先生自身が創造的才能者、つまりクリエイティブクラスの先頭に立っている人物だからです。内村鑑三のいうところの「勇気ある高邁な精神の人間」ということでしょう。

★それからもう1つは、なんといっても生徒中心主義的な得難い教育者ということです。これは生徒迎合主義とは全く違います。生徒迎合主義は時代の社会通念である学歴社会の競争で勝利できるように導く教師の信条ですが、生徒中心主義は時代の良心と生徒の才能を結合する世界の難題に挑む教師の気概のことをいいます。

★今回のパンデミックで、世界同時的に多くの人々が、時代の良心に耳を傾けるようになりましたね。

★この気概を持って、思考力入試、帰国生入試、授業デザイン研修、アジアとの連携プロジェクト、多様な世界プログラム、STEAM教育、オンライン授業、海外大学進学準備教育など次々とイノベーションを起こし、今年は高校新クラスGIC(グローバルイノベーション)を立ち上げました。

★ビビッドな/びびっとくる情報と多くの先生や外部の方々とのコラボレーション、起業する生徒とのコラボレーションなど、スカッとスッキリするそして涙腺がゆるんでしまうお話を聞くことができると思います!

|

2021年1月18日 (月)

GLICC Weekly EDU(15) 八雲学園の魅力 菅原先生のラグビーベースの教育観・学習観・組織論 画期的才能開花術!

★先週金曜日、GLICC Weekly EDU 第13回「2021年中学入試応募者状況、人気校の秘密ー八雲学園 菅原久平先生との対話」が行われました。菅原先生と言えば、元祖パラレルワーク教師で、1996年中学開設のときにお会いしたときから、大学のラグビー部のコーチをされていて、今も続いています。

1_20210118070201

★それでいて、菅原学年と言えば、好大学進学実績を輩出し、なおかつその優れたOGが母校に帰還し教師を行うという循環を生み出しています。まさに学内も同窓も一体のワンチームの世界を創り続けています。やはり、ラガーマンとしての組織論が反映しています。

★同様のことは横山学年についてもいえます。横山先生は剣道師範の腕前で、かつグローバル市民的視野の持ち主です。

2_20210118072601

★さらに、両雄は、私学の広報担当でもあります。多くの私学の広報の先生方が頼りにしている人物です。まさに、八雲神社の両脇にいる守護獣さながらです。

★そもそも八雲学園の理事長・校長近藤先生自身が空手の達人で、オリンピック競技に空手が選ばれる時の立役者の一人でもあります。謝恩会でピアノを弾きながら歌ってしまうし、芸術にも造詣が深く、それゆえ、同校では芸術をベースにした文化体験が教育の柱の1つになっているほどです。

★近藤先生は文武両道では満足しません。多才な人間道をモットーとしています。それゆえ、イエール大学の学生との国際音楽交流を毎年行っています。というのも、イエール大学をはじめ、米国の大学の学生は、音楽もやり、医学も研究し、演劇も学び、アスリートのスポーツ科学も研究するなどいろいろな才能にチャレンジしています。その姿に国際音楽交流を通して生徒が共感共鳴共振して欲しいという想いがあります。

★そしてそれは大成功しています。そこから多様なグローバル教育や部活、行事が生まれているからです。そして、そのような活動を通して、在校生のこれまた多様な才能が花開いているのです。

★そんな多様な才能が満足するような学校運営は、実は複雑系です。複雑系は、量子力学さながら瞬間瞬間にサプライズが生まれますから、コントロールすることができません。まったくラグビーのプレイと同じだと菅原先生は語ります。それゆえワンチームが大事なのです。

★八雲学園の教育は、菅原学年を経由して母校に帰還して英語教師をしているボッサム先生によると、授業と行事が一体となってクリエイティブ教育を生み出していて、授業が核になっているというシステムなんだというわけです。

★ですから、菅原先生はワンチームプロジェクトのプロトタイプである授業では、<Peer-Think-Share>というアクティビティが重要で、そのアクティビティを通してクリティカルシンキング養成が大事なのだと。そして、計算された無駄のないアクティビティの活用デザインが、生徒の多彩な学びのパターンを生み出すのだと、ラグビーコーチさながらの授業論を展開します。

★また、八雲の破格のグローバル教育、ボッサム先生がいうところのエクセプショナル教育のメインがラウンドスクエア加盟校としての教育です。同コミュニティはIDEALSというスピリットを共有しています。これは、Internationalism、Democracy、Environmentalism、Adventure、Leadership、Serviceという6つのスピリットのイニシャルから構成されている言葉です。

★いずれも、今回のパンデミックで起きている世界問題を解決するリーダーには必要なスピリットです。SDGsやイノベーション、社会貢献などをカバーするスピリットですね。菅原先生は、「これらの6つのスピリットに共鳴される日本の先生方は多いと思います。特にポストコロナ時代は、社会科の教科を超えてデモクラシーを教育に顕在化し、グローバルリーダーを育成するプロジェクトを学校全体でつまりワンチームとして取り組んでいくことが大切だ」と。

★この点については、日々のニュースで、民主主義の危機が報道されているところからも納得です。

★詳しくは、Youtubeをご覧いただきたいと思います。2021年の従来とは違うパンデミック入試の様相についても菅原先生の見通しや考え方を聴くことができます。

★そうそう、菅原先生は、ラガーマンが活躍する勢いのある学校も紹介しています。静岡聖光学院の星野校長、そして星野校長の母校桐蔭、品川翔英の柴田校長の話にも触れています。なるほど、菅原先生のように、ラガーマン校長や教師が活躍している学校だったり、ラグビーの強い学校ということですね。

|

2021年1月17日 (日)

GLICC Weekly EDU(14) 受験勉強の才能創出自己変容型学びは中学受験でも可能です。

★今年度は、GLICCで小学校3生から小5まで、クリエイティブコースをいっしょに創る機会をいただきました。ありがとうございます。保護者の方ははらはらしながらワークショップ型の授業をご覧になっていたと思います。ケアのために、対話をしたり、保護者の方も交えてのワークショップを行ったりしました。

Fo1_20210117130601

Fo2_20210117130601

★基本テキストはインターネットの記事、写真、動画すべてです。そこから抽出して一応はテキストはオリジナルとしてつくります。でも、素材は、すべてWebです。SDGsやエコロジーの話なんか、Webの中に山ほど、あります。水が重要だ、雪が気になるとなったら、水の分子やそこから雪の結晶が六角形になる仕組みなんかはWebの中にわんさかあります。水の分子の変態のミクロ様子なんかリアルには経験できません。

★ただ、見ているだけではありません。経験が大事ですよね。ですから、教室で行うのでは疑似体験で、実際には、たとえばスキーしたことあるリアルな経験を聴きながら、イメージを共有しながら行う対話が一番大事です。家庭や学校で行うリアルな経験をどう授業でむずび付けるか。それにはネットは本当に有効です。

★しかも、なぜかGLICCには帰国生や英語体験者が多いので、海外の動画を見て共有できます。

★大事なことは、見たこと聴いたことから気づいたことをスピーチすることですね。毎回1分間スピーチはするので、今では当たり前です。最初の内は照れたり、気分が悪い時は嫌だと。フーンそうなのかあ、でも、Webがいいのは、嫌だという生徒の好きな動画をチョイスしてみんなで共有するコトができる点ですね。ちゃんと1分間スピーチしますよね。話したくなるわけですから。

★こうして仲間の話を聞いたりフィードバックしたりという学びのアクティビティが形成され、<Do Now>になれば、時間をかけずにできるようになります。今では、1分ねとか2分ねとか3分ねで、スピーチの準備をしたりできます。

★最近では体験入学の生徒も参加しするようになりましたが、いつもの生徒に要領を説明してもらいますから、私は、いいね、ありがとう、天才といっていればよいわけです。

★最初は、本間さんは、いいねをいいすぎる、天才っていいすぎると思われていたようです。学校の先生とのワークショップもそうです。でも、今では、たいていい、いいねも、すごいも、天才、すばらしいを言わないと、何かありましたかと言われるようなコミュニティになっています。

★1年前は、ただただ長い文章を読んで、読めない漢字を読めるようにする「ノック&ノック」はやりましたが、書き取りはいっさいやりませんでした。あとは、トピクやテーマをスピーチするということをやりました。宿題はないのですか?ということで、最初は、漢字を読み方つきで並べておいたので、見てきてくださいと。

★あとは好きな本を読んでくれればいいですよでした。強制されて読むことぐらい好きから遠くなりますから。そのうち、たいていの文章は読めるようになりました。新聞くらいは読めればまずよいかなという感じで文章は選んでいきました。

★ときどき入試もにもやっみて、意外とできるねと確認したところで、子供たち自身がスピーチや読むことに抵抗がないなあと感じられる頃、漫画と物語を一冊ずつ毎月プレゼントしました。宿題ではないから、積読で良いよと。でも、漫画はすぐに読んでいましたね。

★ドラえもんやスヌーピー、コボちゃんのときもありました。実は、授業で、四コマ漫画を見て、心情変化分析グラフや、オチの効果をNU BOARDなどで描いてもらい、これも1分間スピーチをやりました。そのあとで、5000字くらいの物語を読み、同じように心情分析グラフを描いて、テーマについてスピーチということを続けました。

★物語の方はすぐに読む子供もいたし、読まない子もいました。ところが、星の王子さまは、徐々にみんながよみました。授業では、星の王子さまについての評論文を読んで、子供とは何か振り返りました。当然難しいので、こどもとのための哲学という本も合わせて読みました。

★子供って何?自分って何?自分の顔は自分で見ることができない。どうしたらよい?とか。小4小5の子どもたちは、ちゃんと没入して考えるのです。正解かどうかはあまり問題ではないのです。言いたくなったことをスピーチすることですね。それを大切にしました。5年生は、互いにフィードバックし合う姿勢がでてきました。4年生もそうですね。

★さて、保護者といっしょのワークショップ。ワークショップと言っても、親と子と私の3人で、やりました。日曜日に各家庭90分くらいとって、順々にやりました。3週間続きました。自分の顔は自分で見ることはできません。それは保護者が自分の子どもの顔を見えないのと同じですね。

★天才ですよ〇〇ちゃんはといっても、不安なわけです。ですから、論理パズルと物語の心情分析や13フェーズの構造分析をレゴでやるのをいっしょにやりもしました。目の前で自分の子どものいつもは見たことのない考える姿やスピーチする表情をみて、天才でしょうというと、ですねとなるのは当然です。井庭崇教授作成のLearning Patternsのカードで、自分の学びの特徴を説明し、今後どうするか並べてもらいプレゼンもしてもらいました。

★5年生の生徒が、模擬試験に挑戦して、漢字以外はできたけど漢字が書けなかったあ!と言ってきました。、でどうする?と聞くとやるよとなります。4年生もその姿をみて、やっぱ避けることはできないなあと。で、毎回8個くらい漢字を練習する宿題を出すことにしています。600語くらい書けるようになれば、あおはなんとかなるので、軽くやっています。

★毎回、8個の中から5個出しますが、練習してこない生徒もいるので、3分間準備時間をとります。でもたいてい、どの漢字出すのと聞かれます。間違いやすいのはどれだと思う?とか、この熟語は生態系関連だなあとか、ドラえもん的にはとか語りながら、出していきます。NU BOARDに書いてもらいます。はっきりくっきり大きく書かなければなりませんから、便利です。3分間で覚えるわけですね。

★漢字の読み書きも、子供たちが興味をもっている文脈に関連付ける対話ができます。

★そうそう、スピーチができるようになった段階で、話した内容を書けばよいのだとして、100字記述を毎回出すようになりました。A4の大きさの100字専用の原稿用紙を使います。私の視力が弱いということおありますが、ふにゃふちゃした文字も、書いていくうちに読めるようなカタチに成長していきます。

★半年くらい前に、抽象的には書けるのだけれど、それ以上書けないという子供がいたので、この原稿用紙を使いました。1枚は書けるじゃないかとすごいねといっているうちに、1枚では足りないということになります。2枚書きたいと。3枚書きたいと、4枚書きたいと。

★達成感があるということがわかりました。何せ複数枚書くのですから。今では、4年生は、毎回論理パズルと1分間スピーチと100字記述を3問くらいと200字記述を行っています。漢字の確認ももちろんやっています。 5年生は、論理パズルと子ども同士のフィードバックタイムと200字記述が中心です。4年生は物語の続きはやりますが、5年生は13のフェーズを使ってショートショートを創作したいというので、もうワードを使っています。漢字の書き取りは、いずれまたまとめてやります。もう彼らは物語創作で、言葉の選択を考えるようになっていますから大丈夫です。

★こうして対話をしていくと、そろそろきちんと事実と意見、ファクト・オピニオンを意識しようかということになります。フィードバックする時に、意見はよいけれど、事実はなんか違うんじゃないということになってきたからです。

★というわけで、昨年末から、ファクトとオピニオンについて語り合うことにしました。上記の図のような両者のバランスのパターンを提示し、キャラクターについて語ってもらいます。そして、それぞれのパタンのキャラの組み合わせを6通りつくり、それぞれのコミュニケションや人間関係がどうなるのか推理してもらいます。

★小4は、全員英語が堪能なので、英語のファクトとオピニオンの解説動画を共有しました。主観とか客観とか日本語はわからないけれど、英語だとピンと来るのだというからおもしろいですね。そんなわけで、このシートに関してはいろいろみんな語ります。サッカーをやっている子供は、チームづくりについて語ってくれたりします。

★小5は、この主観と客観の分け方が怪しいし、事実といっても事実とは何?とか鋭い哲学的な問いを投げかけてきます。物語を創作しているので、キャラ設定で、不安な自己キャラも登場するので、そこらへんはクリティカルシンキングを発動するようです。

★鬼滅の刃について論じる子供とエヴァンゲリオンについて語る子供と多様です。ですから、このセパレートはいただけないと。子供のための哲学なんて本をシェアしてしまうと、そういうことになるのだなあと。おもしろいのだけれど、一般的な考え方を知ってもらうのも大切なので、「通説」というキーワードを出してみました。「通説」を前提に仮説を立てて、現象や状況とズレがでてきたときに、考え直すでいいかいと。それならよいですよと。

★体験の子どもが参加した時、ちゃんと通説に従ったファクトとオピニオンを説明してくれました。こうして、ファクト、オピニオンというキーワードを使ってスピーチや記述を使い分けしながらアウトプットすることも<Do Now>アクティビティになったのです。

★もう彼らは、いわゆる国語の入試問題は、6年になってから過去問の分析を自分でしながら戦略を立てて攻略できるので、そこは心配していません。マテリアルはインターネットと本。リアルな経験。これらを対話とライティングでつないでいくことで、言語的な才能はどんどん豊かになっていくのだと思います。

★緊急事態宣言下の今はオンライン授業ですが、少人数ですから、「対話」が中心なのは全く変わりはありません。というよりも、「対話」が日常になっていたので、Zoomでもライブ感はなんとか保てます。映像共有はやりやすいし、マテリアルの活用ツールとしてはZoomはなかなかいいですね。

★小5は、ワードとNU Boardのミックスです。ワードは、互いに共有してフィードバックをするのに、視覚でも確認しながらできるので、便利です。そのうち、PPTかキーノートでやりとりすると思います。

★基本、私が先生方とワークショップを行う時も、同じやり方です。結局、才能創出自己変容型ダイアローグこそが大切だということなのだと実感する今日このごろです。

★そうそう、入試問題を子供たちが分析できるようになるということは、入試問題分析をリサーチに置換えればよいと思っています。文献の整理方法は、小学生の段階では物語の構造分析と文化人類学的手法でいけると思います。中高になると、数学的思考分析とサイエンス的な思考も必要です。とはいえ、小学生も簡単な統計的な分析視点はグラフのファクト・オピニオン記述では取り入れています。割合を使ったり、比で換算して置き換えるという操作は必要です。

★グラフの上下を、最初は増えている減っているというスピーチをしていますが、数字を使って再編集してとやり直してみてよと頼むと、数値を使うチャレンジをします。すると、減り具合の深刻さがピンときてプレゼンしている自分が驚いています。

★この間は、今2カ月にわたって読んでいる本が「はてしない物語」ですから、心理学者が分析した論考を読みました。もっとも、読解ではなく、それをマテリアルに使うだけです。バスチアンのキャラ分析をしている箇所があったので、どうしてミヒャエル・エンデは、そんなキャラを設定したの?と問いました。100字で書くのですが、3分で書いてきます。途中で、もう少しというので、じゃああと1分と。ストップウオッチが鳴るので、必死に書きながら考えます。そう書きながら考えるんですね。

★成長とのギャップが分かりやすく伝わるとか共感を生みやすいキャラで、読者を引き込めそうだとかいろいろ書いていました。作者の編集を読み解く視点が13フェーズ分析なので、今やたいしたものです。

★子供たちの才能創出が自己生成的である対話環境であるかどうか、鈴木さんや同僚と対話しながら検証していきたいと思います。

|

2021年1月16日 (土)

GLICC Weekly EDU(13) 受験勉強の才能創出自己変容型学びへの転換が生み出すことコトの重大さ。大学入試改革を突き抜ける。

★たしかに、中学受験の体験は、全国の小6のうち10%弱。さらに論理的思考ばかりでなく批判的思考や創造的思考を学ぶ中学受験勉強をしている生徒はといえば、全国の小6の3%。この数字の意味がピンとくる人はなかなかいないのです。GLICCでは、この状況を<3%の穴>と呼んでいます。3%の穴を突き抜ける世界は世界の人びととかかわりながら幸せな世界をいかにつくるのかを問い続ける主体的な多才な人間、本当の意味でのグローバルリーダーを輩出することになります。

★開成の大学進学実績の表をみて、真ん中下に海外大学進学実績があるのに目を引きます。世界大学ランキング100位以内の名だたる大学リストがずらりです。アイビーリーグやケンブリッジ、そしてあのミネルバ大学まで載っています。とはいえ、開成の進学実績リストの3%なのです。

★実は、この3%の穴を突き抜ける子供たちは、開成だけではなく、偏差値が開成のようにない学校でも、はじめから<3%の穴>を突き抜ける生徒を引き受けるシステムを開発したnew power schoolが出てきたのです。

★それが思考力入試や自己PR型入試です。適性検査型入試もそうですが、創造的思考力という点では、思考力入試や自己PR入試よりは少し弱いです。とはいえ、公立中高一貫校受験生は、論理的思考力、批判的思考力、創造的思考力という高次思考力の準備学習は全開です。

★実は、総合型選抜が3%の穴を突き抜ける価値があるのだという意識は、このようなシステム思考にチャンレンジする入試を開発している中学入試・高校入試を行っているところしか理解がしにくいというもどかしさがあります。高校入試になると、かえつ有明や聖学院、八雲学園、聖パウロ学園のような少人数を対象とする高校ぐらいしかこの理解はなかなか難しいわけです。

★3%とはいえ、小6には、3万人いるわけですね。小学校から高校までだと36万人いるわけです。

★GLICC代表の鈴木さんやカンザキメソッド代表の神崎先生、そして私は、まずは、この受験勉強を才能創出自己変容型の学びに転換することの重要性に気づいている<3%の穴>を突き抜けるチャレンジをする子供たちと共にもちろん、自分たちも突き抜けようとしています。

★そして私たちと同様、<3%の穴>を突き抜けるコンパスである「思考コード」を独自に開発している首都圏模試センターの社長山下一さんも共感してくれています。

★もっとも、山下さんは、すべての中学受験生が<3%の穴>を突き抜けられるように思考コードを模擬試験受験生すべてに共有しています。

★どうやら、大学入試改革は、この<3%の穴>を突き抜ける学びにはまだまだ明快な意識がありません。しかし、それは極めて民主的なお話です。なぜなら、<3%の穴>を突き抜けるかどうかのディシジョンメイキングは、私事の自己決定で、制度で規定されることではないからです。

★もちろん、国民全体が、<3%の穴>を突き抜ける学びこそが<一般意思>なのだと気づけば、制度化されることになります。今のところ、国民全体にとっての<全体意思>である一般入試が制度化されているわけで、受験勉強が市民権を得ているわけです。

★大学入試改革は、かくして<全体意思>のお話で、才能創出自己変容型の学びは、現状では<一般意思>が潜在的に隠れている私事の自己決定の領域です。それゆえ、この学びが、大学入試改革を突き抜けてしまうのは歴史的必然というコトになるでしょう。

|

GLICC Weekly EDU(12) 受験勉強を才能創出の人生の学びに転換するコトの大事さ実感する今日この頃

★GLICC代表鈴木裕之さんが老人の僕に新しい学びをいっしょに創る機会を与えてくれています。また盟友(と僕が思っているだけかも:汗)神崎史彦先生もいっしょにつきあってくれています。おもしろいのは、鈴木さんは、大学入試における帰国生入試の専門塾から高校入試、中学入試とGLICCの強みを拡張してきているわけです。

★神崎先生は、総合型選抜をメインに探究や小論文の学校プロデュースに拡張しています。そして、総合型選抜と帰国生入試の共通点が多いという対話を通して、改めて3人が共有したことは、生徒自身が受験勉強を才能創出の人生の学びに転換できるようになることの重要さということです。

★このアイデアは、今までも世間にはあったのですが、受験勉強の副次的な効用として、間接的に人生の学びになるという程度だったのです。なぜなら、一発ペーパー試験という入試制度が主流だったからです。だから、帰国生入試のような受験勉強=才能創出自己変容型学習とはなっていなかったのです。

★AO入試時代から、神崎先生は、AO入試=才能創出自己変容型学習だという信念で生徒と対話してきました。しかし、学校現場や大手予備校は、一般入試が主流で、教科学習が不得意な生徒のための非常口のような感覚でとらえていました。神崎先生の塾「カンザキメソッド」で学ぶいわゆる塾生は、神崎先生と考え方や想いを共有していますから、問題はないのですが、学校現場では、必ずしも価値の共有は簡単ではないようです。

★しかしながら、探究というキーワードが新学習指導要領を駆け巡るようになって、総合型選抜こそ受験勉強と生徒の人生への探究の道が重なるのではないかと捉え返す学校現場も生まれ始めています。神崎先生の出番ですね。

★フランスの教育制度がいいとは限りません(フランス社会学は教育制度を徹底的にクリティカルシンキングしていますから)が、リセ(公立高校)の現場の先生方と話した時に感じたのは、高校卒業資格の試験バカロレアが、日本でいう入試に相当してしまうので、ふだんの授業がそのまま大学へのパスポートになるわけです。ですから、自分のやりたいことがまんして受験勉強を教科書とは別立てでやるというのは、理解が難しいということでした。同じ対話は、30年前の視察と、10年前の協働プログラムをやってときにもしましたが、同じ反応でした。

★もちろん、リセの卒業試験であるバカロレアは、小論文形式です。あれっ?と思うでしょう。イギリスのAレベルやドイツのアビツーアもそうです。スイスやイタリアも同様の制度です。

★問題は、小論文かどうかというより、徹底的にクリティカルシンキングとアートを学ぶ、意識しているかどうかはわかりませんが、リベラルアーツがベースにあるカリキュラムだというわけです。それは、米国のAPもそうだし、カナダの制度もそうです。先日カルテックで研究しているGLICCのオンライン講師Sophieさんもそう語っていました

★どうやら、鈴木さんと神崎先生のベクトルは、合力になりそうな気配です。もちろん、経営的な合体というような話ではありません。ウネリを生み出すそれぞれの経営理念という意味でですが。

★ただ、鈴木さんと神崎先生と共有している思想家はデューイとローティだし、麻布の入試問題なのです。これに、鈴木さんはハーバーマス的視点、神崎先生はレヴィ・ストロース的視点が加わって、さらに幅が広くなっています。

★いずれにしても、対話とかPBLとかは互いに親和性があります。

★麻布の入試問題は、その背景にロラン・バルト的な世界や文化人類学的なベースがあるし、現代数学や最先端科学の成果がベースになっています。それがカリキュラムに流れているので、入試問題もそうなっているわけです。

★この麻布の入試問題の分析・研究をして、ガードナー、ブルーム、センゲなども学び、独自のスプリットと学びの方法論を加えているのが、かえつ有明と聖学院の思考力入試問題です。もちろん、今では開発当時のそんな話は誰もしないでしょう。遠い昔の話です。

★麻布のような入試問題やかえつ有明や聖学院の思考力入試のようにリベラルアーツや探究の入口になっていることに気づいた私たちは、中学入試、高校入試、大学入試を貫く、才能創出自己変容型学習の一条の光が見えたのです。アインシュタインが光速が不変だということを発見したときと同じ興奮があると思います。

|

2021年1月15日 (金)

GLICC Weekly EDU(11) ポストコロナ時代に教育で問われることは何か?私学の守護神菅原久平先生と語ります。

本日15日(金)、GLICC Weekly EDUでは、私学の守護神菅原久平先生(八雲学園高等部長)がゲストです。気になる2021年中学入試の動向とそのベクトルを牽引する八雲学園の教育の魅力ともう一つとても大事なコトについて対話します。

Photo_20210115100901

★それは、八雲学園がラウンドスクエアに加盟していることに重大な意味があるということなのです。

★ラウンドスクエアとは、世界の私学のスピリットを代表しているコミュニティです。そのスピリットは、IDEALsです。IDEALSとは一体何でしょう。このスピリットを世界の人びと共有することで、今起こっている気候変動や社会の分断を解決する糸口があるのです。

Rsdfwebsite11200x687

★私学が、大学進学実績をあげることは、その向こうにIDEALsを実践する必要があるからで、IDEALsある進学実績向上こそが、ポストコロナ時代に求められていることなのです。

★八雲学園は、このIDEALsのスピリットを実現する多様な経験とプロジェクトを推進するラウンドスクウェアの<ディスカバリーフレームワーク>をベースに授業や教育を行っています。大きな鳥の眼の話と普通のメディアでは取材されないようなミクロだけれどそれこそが最重要な話、つまり授業システムがどうなっているのか、生徒はどう反応しているのかまで対話したいと思います。乞うご期待!

|

2021年1月11日 (月)

Fresh Service合同会社 CEO五十嵐健太さん 多様なペルソナとのかかわりが未来を生み出す(4)アイデアのレベルが違う

「Fresh Service合同会社 CEO五十嵐健太さん 多様なペルソナとのかかわりが未来を生み出す(3)アップデートを続ける新しい組織を創る」のつづき。

★五十嵐健太さんは、多様なペルソナを有しています。それゆえ、五十嵐さんの学びに対する理論は、ハワード・ガードナー教授のMI(多重知能)理論とシンクロするのでしょう。Fresh Service合同会社のパートナーズのインターンシップにもその理論は一貫しています。そして、聖学院の高1生でもありますから、同校の行事にも積極的に主体的にかかわります。がしかし、その主体性の意味がやはり一般の高校生とは違います。

Photo_20210111095201

★聖学院の他の追随を許さない、海城の特別校長補佐中田先生をうならせるほどのタイの研修にも五十嵐さんは当然のごとく参加するわけです。メーコック財団(聖学院の前校長戸邊先生が創設者)の施設のキャパはそれほ大きくありませんから、希望者殺到する中、座長の伊藤豊教頭は頭を悩ませながら調整しながら参加者を決めます。そのくらい人気のプログラムです。

★そして、帰国後、毎年1年かけて振り返りの書を編集発刊します。最初のころは感想や気づきだったと記憶していますが、今や参加したメンバーが気づいたことをさらにリサーチし探究してエッセイライティング級のレポートにします。かなり読みごたえがあり、今年のダボス会議の強欲資本主義からステークホルダー資本主義へというテーマを先取りする経済システムのアイデアを展開する生徒もいます。

★もちろん、五十嵐さんもその一人です。ただ、五十嵐さんの場合は、アイデア段階でとまらずに、実装段階にまでしてしまうのが多様なペルソナの持ち主であることの証です。

★伊藤先生は、編集段階で、生徒が書いてきたレポートをそのまま載せるわけではないでしょう。出版するわけですから、生徒と協働編集となるわけです。ビブリオやエビデンスのないアイデアではだめで、そこはしっかり「指導」するのだと思います。

★「指導」というのは、五十嵐さんの存在がなければ、あえて触れる必要のない当然のことですよね。高校生なのですから。学校の行事の一環として参加するわけですから、教育とか指導の枠があるのは当たり前です。

★その枠が、伊藤教頭のようにデカイキャパだとなおさら、教育とか指導というのは背景に退いて見えなくなります。それゆアイデアが自由に生まれてくるのです。

★五十嵐さんも、その広い枠の中でアイデアを自由闊達に生み出します。高校生なら、その段階でもう十分な主体性を発揮しているわけです。しかしながら、五十嵐さんはさらにその枠も突き抜けてしまいます。

★今回は、タイ研修で教育の重要性を痛いほど感じ、中でも教師不足の問題をいかに解決するかという自問自答をしました。そして、そこはロボと教師やオンライン学習というテクノロジーで突破しようと論を展開しています。

★五十嵐さんがタイ研修に参加したのは今回のパンデミックが広まる直前でした。ですから、そのアイデアは、数カ月後には実現してしまいます。しかし、レポート編集段階では、伊藤先生と何度も議論したそうです。

★おそらく伊藤先生としては、その実現性のエビデンスを歴史や文化で述べてもまだやってきていないソサイエティ―5.0の成就段階の話で、仮定の立て方をもっと堅固にしようということだったと思います。

★ところが、五十嵐さんは、高校生というペルソナと起業家というペルソナを持っています。高校生というペルソナでは、すでにある既存の事実やデータに基づいて仮説を立てていく演繹法(インダクション)と帰納法(デダクション)で十分だったわけです。

★しかし、起業家というペルソナは、今目の前の困っている人々のために今すぐに動き、経済活動を通じて何ができるかという仮説を立てる必要があります。それはある意味賭けです。今までに何かがないから困っているわけで、過去のデータや蓄積だけでは生まれてきません。それを見出すのは、閃きや直観です。「アブダクション」という今までにないものまでも推理する論理が必要になります。

★この論理はプラグマティストらが使う論理です。デューイやガードナー教授はこれをうまく使うわけです。しかし、当然ヘルバルト主義という20世紀教育の土台は、それをはねのけます。彼らはそれと攻防し続けてきました。それがテクノロジーによって、今突き抜けられてしまったのです。実はその21世紀型教育の旗艦校の1つが聖学院ですが、五十嵐さんの起業家というペルソナは、そこからさらに先に行ってしまいます。

★21世紀型教育のリーダー伊藤先生だからこそ五十嵐さんの起業家精神をリスペクトしながらその才能=タラントに気づき、抑えつけなかったのでしょう。もっとも仮に抑えつけたとしても、五十嵐さんは逆にそれをバネにしたでしょう。

★それに、結果的に五十嵐さんの預言はあたってしまったのです。聖学院はタイ研修終了3か月後にはパンデミック拡大に対応すべくすばやくオンライン学習にシフトしたのですから。

★とにかく、起業家とアクティビストの違いはこれですね。あくまで、経済を通していまここで解決策を実行して、結果的に世界が変わればよいというのが起業家です。アクティビストは、いまここで解決するアイデアが即世界を変えることになるはずだという強い信念を社会にぶつけていきますね。

★どちらもありだとするのは起業家だし、なまぬるいいまここで世界を変えるのだと立ち臨むのがアクティビストです。

★いずれにしても、五十嵐さんは、教師のみならず、未来を生み出す人材の不足を解決するためにFresh Service合同会社のパートナーズと経済活動を生み出しているのでしょう。

★現在、高校生Z世代は、起業家とアクティビストの両方を生み出しています。2022年には18歳成人の誕生です。高校生という枠で教育する時代は終わりを告げる時代がやってきてしまいました。

★五十嵐さんは、聖学院と共に、その最前線で活躍しているのです。

|

2021年1月 9日 (土)

八雲の真価×進化×深化×新価(4)八雲の野望④ロールモデルエフェクトの連鎖

「八雲の真価×進化×深化×新価(3)八雲の野望③」のつづき。

★ボッサム先生と王先生、菅原先生、近藤先生と対話しているときに、ふと慶應義塾大学教授のつくったLearning Patternsを使いながら八雲の教育を逆照射してみようということになりました。たとえば、見せるのではなく魅せることがポイントである「魅せる力」というカードをひいたときに、八雲の場合ならどういうシーンにあるのかとみんなで問うわけです。

Photo_20210109131301

★すると、毎回の授業でプレゼンテーションは大事にしていますよねとボッサム先生。そして、それがレシテーションコンテストや英語祭、ファンフェアにつながったとき、見せるだけではなく、五感をフルに使い、臨場感あふれる魅力的なプレゼンをトレーニングするところまでいきます。まさにそこではないでしょうかとボッサム先生は語ります。そして、なるほど、それが授業と行事がつながるクリエイティブ教育だよねと一同ウナルわけです。

★自分たちのことなのに、今気づいたみたいな雰囲気に驚きと笑顔が入り混じります。

5_20210109131801

★学びの共同体、新しい関係を見つける、どっぷりとつかる、突き抜ける、動きながら考えるなどのカードを引きながら、あるあるとなったわけです。そして、Learngage Patternsはいいね。改めて自分たちの行ってきたことを振り返るのに有効だとかいう話にもなりました。さっそく今月それを使ってミーティングをすることもZoom対話の後菅原先生と決まりました。コロナ禍における新たなアクレディテーションの手法に気づいたわけです。

★そんな対話を続けていて、<「まねぶ」ことから>というカードを引いたとき、ボッサム先生は、そうそうこれがロールモデルエフェクトですねと。教育社会学や教育心理学では、学校における様々な場面でのロールモデルは、生徒にとっては影響力がありますと。王先生も、やはり学びや探究へのモティベーションは、あの先生のようになりたいとかあの先輩のようになりたいは大事ですよねと。

★ボッサム先生も、先輩見ていてくださいと意欲を燃やし、行事をやり終えたときの自己効力感や、そこからつながる自分の未来への期待感にも大きく影響しますよ。私たちも、部活や行事の実行委員会を通して、よき先輩に恵まれたなと思っていましたが、まさに、ロールモデルエフェクトがプラスに働きましたと。

★そして菅原先生が、今では二人が在校生のロールモデル。ロールモデルエフェクトは連鎖するなあと。

★すると、近藤先生が、なるほどまさにそうです。今英語祭をやるにあたって、ラウンドスクエアで国際会議に参加した歴代のOGに後輩にエールを送ってくれないかとメールを送信したら、続々返信がありました。それが、あのエッセイライティングばりの文章で、エールの文章までロールモデルになっているのですと。

★Zoom対話の後、近藤先生はそのOGエール集を添付してくれました。文章を開いて驚きました。八雲で育った生徒はこんなに自己変容をするのだということがわかったからです。(つづく)

|

2021年1月 8日 (金)

GLICC Weekly EDU(10) パンデミックの時代を生きるには才能自己開発ができる対話が大切。ちょっと凄いことになってきた。

★本日21時からは、GLICC Weekly EDU 第12回 「カリフォルニア工科大学に通うSophieさんとの対話ー 海外からみた大学事情及び未来ビジョン」を実施します。主宰の鈴木代表が英語でZoom対話をしながら、トランスレートもします。私は英語はだめですが、deepL翻訳を使いながら対話をしようと思っています(汗)。本当に凄い時代になりました。テクノロジーで時空の壁も言語の壁も乗り越えられるのですから。そして、さらにおもしろいクリエイティブ・プロジェクトが生まれています。

Photo_20210108073201

★ソフィーさんと対話できるのは、それゆえ楽しみなのです。ここのところ創造的才能者=クリエイティブクラスのZ世代(小学校から高校生・教師)と対話しながら、つくづく才能開発の環境デザインの一環として「対話」は大切だと思っています。ソフィーさんがどんな才能開発の環境にあるのか、どんな対話をしているのか実に興味があります。

★ソフィーさんもZ世代ですから、今対話しているZ世代の才能者の対話デザイン(PBLに埋め込みたい)を、今後多くの人びととシェアしていけば、着実に世界は変わるでしょう。そう確信する日々を送っています。

★今、私はGLICCで小学生のクリエイティブコースの国語を担当していますが、ついに小5が、ノートパソコンを授業中にもってきていいですかということになり、NU BOARDやレゴでセカンドブレインを活性化させながらもをWordで長文を書き始め、CANVASというプラットフォームでその場でやりとりしながら対話していくのです。

★対話をするときは思考スキルと物語の構造分析視点(13のフェーズが今のところ使いやすいですね)をベースにしていきます。そうこうしているうちに、それぞれにプロジェクトが立ち上がり、授業の方は生徒たちの思考と感性トレーニングの共有ベースで、国語でありながら学際的なというか文化人類学的な言語使用をしていきます。ですから、MYプロジェクトは授業外で生徒が自分で進めていくわけです。GLICCのCANVAS内で時空を超えて行うので、授業内ともいえるわけですが。

★生徒は思考力ベースの入試と英語を活用する入試を受けると自分の意志(家族との対話の中でしっかりと自分で決めています。今回のプロジェクトもお母さんとかお父さんも巻き込んでいます)で決めています。小学生なのに本当?と思うかもしれませんが、それは違うのです。ただ、その理解には、意志とは何か?主観とは何か?というコペルニクス的転回が必要で、それができている家庭の生徒と私は対話しているので、実感できるのでしょう。

★中学入試が思考力や自分の意志を表現できるタイプの入試を開発したことは、本当に小学生にとって才能開花の道を開いたなあと思います。受験と才能とは一見パラドクスですが、本来受験とは、生徒の才能とのマッチングを果たすものですから、これが本道なのです。

★どうなるかはわかりませんが、こんなに多くの脱枠自己変容型自己タイプの創造的才能者と対話ができるなんて!これも21世紀型教育を推進している先生方や鈴木さん、及び思考コード開発にかかわらせて頂いている山下さんと北さんとの対話によってもたらされているわけです。心から感謝。

|

より以前の記事一覧