グローバル教育3.0

2025年2月15日 (土)

2026中学入試準備(10)富士見丘の突出型グローバル教育 チームワークと自分の言葉としての英語へ

★富士見丘は、中学受験業界で、英語教育型グローバル教育ではなく突出型グローバル教育をデザインし、子供の知性を育てる独自の教育が大いに支持されています。今年の中学入試においても、2024年比で出願数は125.2%、2023年比では181.3%と大幅な増加(首都圏模試センター調べ)を見せています。昨日2月14日、その突出型グローバル教育のある意味集大成の成果を発表する行事「2024年度WWL課題研究発表会」が行われました。在校生、保護者だけではく教育行政関係者も見学しにきているほど充実しています。文部科学省にとっては良質のグローバル教育ロールモデル校です。

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★というのも、富士見丘は、文部科学省が支援している「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム」を構築する拠点校として、この突出型グローバル教育を実施しているからです。この事業は、高校と国内外の大学、企業、国際機関が協力し、高校生に高度な学びを提供する仕組みを作り上げるためのコンソーシアム構築が目的です。

★ですから、鹿児島県の池田高校とも連携しています。池田高校はSSH認定校です。富士見丘はもともSGH認定校です。したがって、WWLコンソーシアムの1つの目的でもある文理融合的探究活動のプロジェクトデザインも実施しているのです。毎回、このWWL課題研究発表会では、池田高校のサイエンスチームも成果発表をします。今回も鹿児島から参加していました。

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★また、WWLコンソーシアムの事業の一環として多くの高大連携によるプロジェクトを実施しています。今回の行事が行われたメインアリーナのロビーでは、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の准教授(今回の審査員の1人でもある)とその研究生・留学生が英語でグローバルな探究プログラムとして高1で行っているグローバルワークショップの成果をポスターセッション空間にしていました。

★開演前は、見学者がたくさんポスターセッションに参加していました。まるで知の序曲の演出で、すてきでした。

★今回は高2のグローバルスタディー演習課題研究の2グループの発表でした。1つ目のグループは、マレーシアフィールドワークチームが6チーム発表しました。2つ目のグループは、グアムフィールドワークチームです。5チームが発表しました。

★いずれも、年間通じてのプロジェクトです。もう10年続いています。実はこの発表会は、コンテスト方式でオーディエンスである在校生も投票します。ですから長時間の会ですが、みな真剣に耳を傾けています。先輩の知の勇姿を観ることは、大きなロールモデルエフェクトを生み出します。それが10年間続き進化してきた理由の1つでしょう。

★6分間の短いプレゼンですが、1年間のリサーチ、インタビュー、データ分析、ワークショップ企画、ソリューション提案など議論をしながら・富士見丘の先生や大学の先生、現地の先生方との協力を得ながら・チームワークを充実させていきながら(もちろんその過程は紆余曲折というグループダイナミクスがあったでしょう)の試行錯誤・創意工夫の跡が刻まれていました。もちろん、このプロセスはすべて英語で行っているのです。

★教育行政関係の方々は驚愕でした。目の前の景色は、日本の学校なのか!と。吉田晋校長は、外国の優れた教育を学ぶのは当然ですが、そこから外国の学校もなかなかできなくて困っている教育の根本問題を解決するチャレンジは、私たちがしていかなければと。それが生徒と共に私たちが社会に・世界に貢献することではないかと語りかけているのです。吉田晋先生の哲学は、高みから見ているだけの思想ではありません。実践の中から本物教育を組み立てている実存的哲学そのものです。

★発表会の具体的な内容はとても語り尽くせないので、またいずれYoutubeなどで、先生方と対話してお知らせしたいと思います。

★今回驚き感動したことを一つ書いておきたいと思います。それは会が終わったときに副校長の吉田成利先生から少しお話が聞けたその内容です。成利先生は、「今回チームづくりができことが大きかったですね。そして何よりうちの生徒は英語を自分のことばとして語れるようになったことが嬉しいです」と。

★チームをつくるにしても、ことばを自分のものとして語るにしても、生きる座標軸が自分の内側にしっかり生成されていなければ、それはできません。たしかに、日本とマレーシアやグアムの文化の違いを超えて共に多様な問題を解決していこうとするには意志がしっかりとしていなければならないでしょう。それが学内外の多くの知性と英語で語り合うことで、自らの中に生み出していく教育。富士見丘の突出型グローバル教育とは、本物の人間教育をしているという意味が含まれていたのです。感銘を受けました。

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2024年12月16日 (月)

2025年中学入試動向(36)偏差値ではなくグローバル教育の5つのタイプから考えてみるのも有りか 潜在的才能ポイント別で

★中学入試において、英語入試や英語資格活用入試などグローバル入試を実施する私学が増えてきました。どの私立学校も「グローバル教育」を行うようになったためでしょう。それでも武蔵や開成のようにグローバル教育を導入しながらも英語入試を行わない学校もありますね。逆に英語資格活用入試を前面に押し出す八雲や湘南白百合などの学校もあります。グローバル教育と一口にいっても、多種多様なタイプがあるということでしょう。

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(イラストはbing作成)

★ただ一つ言えることは、どのようなタイプであれグローバル教育を促進する私立学校が増えれば増えるほど、フラット・フリー・フレンドシップという3Fマインドが拡大します。すると、偏差値の高低があっても、大学合格実績において、東大を除いて、差がなくなってしまうということです。大学入試がグローバル入試化していくので、グローバル教育を実施している中高からは入りやすくなるのです。

★東大は募集定員が3100人くらいですから、そこだけの競争が残りますが、東大の価値が高い場合は、競争は激しくなりますが、その価値観が世の中変わりっつあり、だんだんと東大一直線のような昔ながらのイメージはむしろバイアスになってしまうでしょう。東大自身が変わってきていますから。

★ですから、受験生の現在のメンタル・非認知能力・認知能力・人間関係力・身体能力・価値観などの潜在的才能ポイントを考慮してマッチングできるグローバル教育を行っている学校を選択するというのも一つの方法かもしれません。小6の時点で英語がそれほど得意でなくても、卒業時に自分でも信じられないと驚くほどの英語力がつくグローバル教育を行う富士見丘のような注目校もあります。

★とりあえず、直観的にタイプ別にしてみました。それぞれどういう特徴があるのかは今後書いていきますが、まずは順不同で挙げておきます。

武蔵型:開成、海城、聖光、成立、城西大城西、成城学園、桜美林、共立女子、湘南白百合、順天、佼成学園など

渋谷教育学園型:頌栄女子、かえつ有明など

洗足学園型:広尾学園、攻玉社、和洋九段女子、聖ドミニコ学園、駒沢学園女子、大妻中野、佼成学園女子、神田女学園など

三田国際型:サレジアン国際学園グループなど

富士見丘型:唯一

八雲学園型:唯一

文大杉並型:唯一

工学院型:唯一

聖学院型:唯一

羽田国際型(中学は2026年開校予定):唯一

★といったところでしょうか。唯一というのを、「唯一型」とすると、グローバル教育のタイプは5つぐらいということでしょうか。どのタイプがよいとかそうでないとかいうことではありません。受験生の「潜在的才能ポイント」にマッチングするかどうかのタイプではないかと今のところ考えています。あくまで、仮説ですから、今後インタビューしながら変わっていくでしょう。受験生のみなさんは、参考程度に考えてください。

★もしも偏差値で学校を選んでいて、少し困っている場合、このような別の角度から学校を考えてみるのもよいかもしれないですよ。

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2024年12月15日 (日)

2025年中学入試動向(35)富士見丘 学習指導要領をそのままグローバル教育化としてトランスフォーメーションに成功

GLICC Weekly EDU 第196回「富士見丘中学高等学校ーグローバルスタディから世界に羽ばたく」を拝見。いつもは、コメンテーターとして参加しているのですが、米国渡航のため飛行機の中にいたりしてそれがかなわなかったのですが、それがかえって客観的に見ることができ、改めて驚いたのです!というのは、グローバル教育を推進していくと、たいていの場合、学習指導要領にプラスアルファーしていく傾向があるし、グローバルクラスとそうでないクラスがセパレートされる傾向もあるのですが、富士見丘は、学習指導要領そのものをグローバル教育化しているのです。ですから、帰国生ばかりか、国内の一般生全員が同校の6カ年一貫教育、もしくは高校3年の教育の中で、グローバルコンピテンシーを身につけていけるのです。

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★中学のクラスや高校のコース分けは、4種類です。英語4技能のコンピテンシーをCEFR基準で分けているだけです。便宜上わかりやすいので、英検のスコアでわけていますが、学習指導要領の教科のコンテンツはどのクラス/コースも変わらないのです。

★このCEFR基準で分けるということは、4技能のコンピテンシーで分けますから、英語の技能面で分けているのではないのです。CEFR基準というのは、多言語の共通コンピテンシーの基準ですから、英語であれ、日本語であれ、スペイン語であれ、フランス語であれ、何語であれ、コンテンツを分析したり、統合したり、批判したり、創造したりする思考力・判断力・表現力の非認知能力・認知能力の発達段階は同じなのです。

★ですから、学習指導要領のコンテンツへの学びのアプローチを4つの段階に分けて学んでいけるのです。この包括的思考力を日本語と英語の両面で学んでいくというのです。富士見丘生全員がそうなのです。日本語>英語→日本語≥英語→日本語≒英語→日本語=英語というバイリンガルのコンピテンシーのバランスが最終的にC1日本語=C1英語以上になっていくという感じなのです。

★ですから、日本語≥英語の言語能力で入学してきても、日本語≦英語の言語能力で入学してきても最終的にC1日本語=C1英語以上のバイリンガルになって卒業するのです。

★そのために日本の優れた体系化された学習指導要領のコンテンツをそのまま、このグローバルコンピテンシーのグラデーションに合わせて個別最適化したグローバル教育化へのトランスフォーメンションに成功しているのです。

★4つにクラスやコースの編成上分けますが、実際には、先生が個別最適化したコーチングさながらの指導をしていきます。

★「経験→探究→ハイブリッドフィードバックシステム」というPBL型プロセス循環が、すべての教科の授業に埋め込まれています。それがコースに応じて英語活用量が増えていくのです。

★探究のプロセスでは、多様な高大連携のロールモデルも使われています。ハイブリッドフィードバックは、オンラインやアプリを使ったり対面のチュータリング方式を使ったり、両方が巧みなコンビネーションで使われています。そして、このフィードバックの特色は、エンパワーメントエバリュエーション型なので、自信をもって自ら改善して進める評価システムです。包括的評価のみならず形成的評価の両方が活用されています。

★英語教育ではなく、バイリンガルな包括的な教育を行っていると言っても過言ではありません。

★ですから、数学もSATーMATHなど英語で数学も行われています。

★生徒1人ひとりのキャリアデザインをいっしょに創っていくチュータリングやコーチングが基本です。

★こんなふうに、私の独断と偏見で一般化してみました。このような富士見丘の教育方法のディスプリンは独特ですが、あくまで学習指導要領をベースにしているところが、インターナショナルスクールやIBスクールとは大きく違うところです。特別な語学力を持っている生徒のための学校ではないのです。日本のグローバル教育のスーパーロールモデルですが、おそらく他校では真似ができないでしょう。

★それをいかにして実現したのか?その具体的な教育実践は、ぜひ動画をご覧ください。

★とにかく、ほかのグローバル教育は、かなり外部団体の助けを借りながら行うのですが、富士見丘は日本人の教師であれ外国人の教師であれ、富士見丘の内製型・内生型教師なのです。このような教師陣を揃えるのは、現状の日本の教師の育成環境上ほぼ無理だからです。この富士見丘の教員養成、つまり人的資本形成のシステムについては、いつかお聞きしてみたいと思います。

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2024年12月14日 (土)

八雲学園をカリフォルニアから考える(了)英語祭の意味 グローバルSTEAM探究教育

本日、八雲学園は英語祭を行っています。この行事は、文化祭と同じように八雲学園の総合的な教育の集大成ともいえます。もちろん、英語の八雲の象徴であり、広く中学入試市場に知れ渡っています。中1と中2の英語劇がメインですが、そこには音楽があり、ミュージカルがあり、9カ月プログラムの報告があり、ラウンドスクエアの国際会議参加の報告もあります。クリスマスシーズンを味わえるイルミネーションもあります。

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(八雲レジデンスからの夜景、八雲生が訪れるサンタバーバラの街のイルミネーション、そして八雲学園のクリスマスイルミネーション)

★もともとケイトスクールとの姉妹校になったところから、革新的英語教育が展開したところから始まっています。その集大成のパフォーマンスとして、文化祭や英語祭を通して英語劇を行ってきました。米国のエスタブリッシュスクールでは、ドラマエデュケーションは重要な教育です。

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★ケイトスクールも例外ではなく、劇場施設もあるぐらいです。米国の名門大学によっては、書類の中に自分の通った学校の施設を説明する箇所があるところが多いのです。そのためというわけではないでしょうが、米国のスタブリッシュスクールは、テニスコートやサッカー場、馬術場などを記載したり、劇場があることを記載するところがあったりします。

★リベラルアーツをきちんと学んできたことが明快に伝わるわけです。ケイトスクールはスポーツクラブに入るのは必須です。体育はリベラルアーツの重要なポイントです。劇場もリベラルアーツのレトリックという大事な項目を象徴しています。

★日本の学習指導要領では、こういう体育や演劇に対する明確な意味を表現できていないので、八雲学園がこのようなリベラルアーツを十分すぎるぐらい取り入れていることに大学で教育を研究する学識者は気づけないのかもしれません。もったいないですね。ここにあなたがたが求める教育のエッセンスがあるのに。

★そして、イエール大学との毎年の国際音楽交流で、ミュージカル部であるグリーが結成されました。最初はサークルから始まりましたが、すぐに大人気になり部活に昇格して今も人気の部活です。

★さらに、もはや説明するまでもないですが、UCサンタバーバラと八雲レジデンスとサンタバーバラの都市を拠点に9カ月プログラムが結実しています。

★このプログラムは、もちろん英語教育の象徴ですが、サンタバーバラが同時にITのスタートアップで成功している方々居住しています。ちょっと北に行けばシリコンバレーですからね。実際UC系大学の中でも理系の研究で有名なのがサンタバーバラです。

★共学になって、当然サイエンスやテクノロジー、エンジニアリングに興味をもつ生徒がどんどん増えていくことでしょう。

★この英語祭における英語劇は、演劇の探究であると同時に、音楽の探究でもあります。文学的言語能力の探究でもあり、舞台芸術の探究でもありましょう。グローバルでSTEAM教育、特にA(アーツとリベラルアーツの両方)の教育、探究教育を通して生徒が身につけた全人的な総合力のパフォーマンス祭です。

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2024年12月12日 (木)

八雲学園をカリフォルニアから考える(6)中学選びの考え方・価値観を変える

★医学博士成田奈緒子さんが、中学受験準備や学校選びの考え方を変えることを提案しています。最終章で、教育ジャーナリストの中曽根陽子さんと対談もしていますし、ご自身大学で教鞭をとるだけではなく、小児科医として子育ての相談にのる団体も立ち上げていますから、塾業界とも距離を置ける立場から、中学受験現場を鳥の目と虫の目の複眼視点で論考しています。特に身体の健康、メンタルの健康、人間関係の健康、生きる意味の豊かさを幼児期から大人になるまでにウェルビーイングな生き方にしていく自分の総合的な力をいかにつくるかということについて、脳科学的なグローバルな視野で考えているのが参考になります。

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★編集部による上記の新書のタイトルの付け方が、私にとってはちょっと共感的でなくて購入するのを躊躇しましたが、ネット記事で一部抜粋が紹介されていて、極めて本質的で受験生や保護者に寄り添ったアイデアが書かれていると直感し読んでみました。

★1つのことを除いて、ほぼ納得のいく話でした。この1つのことも、受験生・保護者の方に対しては十分に思いやりのある文脈ですから、同書の目的としては全く問題ありません。ただ、私立学校側としては、そうとらえては、教育の質もあげられないし、新たな経営もできないし、何よりウェルビーイングな社会を形成する気概や<考動>にブレーキをかけるなと思った次第です。

★その一つのこととは、完全なユートピアの学校はないから、自分の期待とギャップはあったとしても、それはどこの学校でもそうで、自分がどのように捉えるかが大事だというような趣旨です。

★たしかに、期待のし過ぎはよろしくないのですが、私立学校側としては、建学の精神やパーパスを共に創っていこうという意欲をもって入学する生徒の期待を裏切らないように全力を尽くしたいという気概があるものです。もちろん、神様ではないので、何でもできるわけではありません。しかし、お互いを理解して共鳴共感共振して人生をつくっていこうとする点で一致しているならば、その都度アップデートしていけるのが私立学校のユートピア的なマインドなのです。

★その決定的な例が、完全なユートピアは存在しないという境界線を懸命に乗り越えて進化してきた八雲学園の近藤理事長校長と共に教育を積み重ねてきた先生方です。

★八雲学園の中3の担任の先生方は、中3全員がカリフォルニア州のサンタバーバラの八雲レジデンスでの研修に当然同行します。その他多様なサンタバーバラを拠点にしたプログラムにも同行します。生徒ばかりか先生方も、全員が6年間に少なくとも一度はカリフォルニア経験をするのです。

★「八雲レジデンスーケイトスクールーUCサンタバーバラーサンタバーバラの中心地」のスクウェアをぐるぐるラウンド経験するのです。日本のすばらしさと限界、米国のすばらしさと限界の両方が見えると同時に、ケイトスクールの生徒やUCサンタバーバラの教授陣や学生が、そのすばらしさと限界を分析・認識し、問いを生み出し、限界を超えようとしている姿に驚愕するのです。それは生徒ばかりではありません。先生方もそうです。何気ないキャニオンと海岸の間におしゃれでフラットな雰囲気の街並みがありますが、そこで生徒とショッピングしたり食事をして驚くのです。日本では特別なところに行かなければ経験できない生活の豊かさを。もっともサンタバーバラに来ている時点ですでに特別なところに来ているわけですが。

★サンタバーバラのキャニオンから街並みとその向こうの海を眺めながら、同時に星々を眺めながら、Only One Earthの息吹を素直にストレートに受容します。

★完全なユートピアはないと思った瞬間、そこはデストピアです。ユートピアとデストピアは表裏一体だと私立学校は思っています。ユートピアを不完全なままでよいのだと思うことは、デストピアのままでよいと思うのと同じなのです。

★シアトル時代からカリフォルニアの友人ネットワークを豊かにしてきた八雲学園のグローバル教育の歴史は、近藤理事長校長にこう語らしめます。「これでいいと思うことはないのですよ。常に進化し続けようと思っています」と。不易流行の心意気のオーラを近藤先生は常にまとっています。私学人のスーパーモデルであるゆえんです。

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八雲学園をカリフォルニアから考える(5)UCサンタバーバラで学ぶ八雲生

★八雲学園の3カ月留学には、毎年16人くらい八雲生は参加します。3か月の中に夏休みの期間をいれます。すると、その期間、UCサンタバーバラの学生寮を使い、同大学のキャンパスで、同大学の教授に英語という言語能力や言語文化を対話型で学びます。その他の期間は、サンタバーバラにある八雲レジデンスを使ったり、ホームステイなどを組み合わせます。

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★最近、高大連携がトレンドですが、八雲学園は、夏休み1カ月みっちりUCサンタバーバラで学ぶわけですから、随分前から海外大学と高大連携を行っているといえます。イエール大学とも国際音楽交流を毎年行っていて、これも高大連携のバリエーションの1つでしょう。

★このような日本の大学では考えられない、多様性が維持され、学部レべルでも研究への道をしっかり進めていく学生との交流が、刺激的でないはずがありません。海外大学に進む八雲生が爆増しているのは、そのような海外大学との高大連携が影響しているのは間違いないでしょう。

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★UC系の大学は、どこでも学生が真剣にそして大量の論文を読み漁り、理系も本格的な実験をしながら大学生活を過ごします。ラウンジでランチをとりながら、ラップトップをたたきながら、学んでいます。対話もしていますが、知的好奇心が溢れた感じです。

★実に羨ましいですね。自分の子どももUC系レベルの大学に留学させたいと思いますよね。

★でも、学費と寮費など生活費を合わせると年間1000万円はかかります。一般にはとても無理だと思われがちです。スカラーシップもありますから、挑戦すると必死に立ち臨みます。

★そして、実はご家族の皆さんも俄然頑張るケースが増えているのです。中学入試の準備をするときから、八雲に入学して6年後、海外大学を想定して、自分たちはどんな仕事をするのか、あるいは起業するのか、あるいは投資するのか、やはり必死に考え行動します。

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★偏差値競争などすっとばして、UC系大学レベルの海外大学を想定する中期のライフプランを立てると楽しいのです。それに、そこを目指して頑張っていると、進路変更しても、上智やICUなどもちろん早稲田や慶応なども自ずと開けてきます。そもそもそのような生徒を受け入れられるようにこれらの大学は入試改革をどんどん行っているのです。

★海外大学は、知性や感性、そして包括的脳神経身体系が豊かに育っていなければ合格は難しいのですが、こんな全人教育を経験できる八雲の6年間なら、中学受験競争で燃え尽きてしまうという心配もないわけです。他と比べて自分を考えるのではなく、自分の中の自分を鍛えていくのですから。

★八雲学園のような海外大学との高大連携を行う私立学校が増えてくれば、そこで学ぶ生徒の能力だけではなく、家庭の経済状況も向上します。日本の経済を支えることになります。

★中学受験のデメリットばかり、メディアは取り挙げがちですが、そんな雰囲気をポジティブに転換する方法を考案してもらいたいものです。ゴーレム効果をピグマリオン効果にシフトしたいですね!八雲学園に大いに学びましょう。

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工学院(2) 田中教頭インタビュー第2弾 オープンマインドの世界に通じる意味

田中教頭のインタビュー第2弾は、受験生を対象しているため、わかりやすく読みやすいけれど、示唆される部分もさりげなく盛り込まれています。

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(工学院×文大杉並×和洋九段のIBL型対話WSで)

★たとえば、こんな箇所です。

 どんなに静かな生徒でも、内に秘めた思考は必ずあるので、”伝えるべき時に伝えられるように”していく。逆に発語の多い生徒は他者の理解を得るためにまずは思考をまとめる力が必要かもしれません。それぞれに応じた力をつけていき、思考を拡げる機会を増やすこと、グッと一歩を踏み出す勇気を持たせることが私たちの役目です。

★工学院は、IBLやPBL型の授業をしています。したがって、心理的安全な対話の環境をデザインし、生徒1人ひとりがオープンマインドを生み出せるようにしています。

★しかし、このオープンマインドは、心理的状態だけではなく、オープンマインデッドネスというその心理的な受容と偏見を持たない公平な態度をとる様子をしっかり見守っている様子がこの箇所には書かれています。

★開放的というのは、笑顔で、言いたいことを何でも言えることではあるのですが、そのような態度はオープンマインドを生み出す多様な態度の一つに過ぎないのだと田中教頭は語っているのです。というか実践しているのです。

★ケンブリッジインターナショナルスクール認定校ですから、イギリスの教育もしっかりと受容しているのが工学院です。日本の小仲学校だと手を挙げてよく発言する生徒は積極的で、内向的で熟慮している生徒は消極的だと評価しがちなのですが、イギリスの教育では、そこは議論され、内向的だけれどオープンマインデッドネスとしての態度をとることができないわけではないことを理解しているわけです。

★オープンとは、快活であるなしにかかわらず、公平な眼差しを持っている自分軸の視座のことを、田中教頭は示唆しているのです。そして、そのうえで、GROWTH MINDSETを生成しているのです。グッと一歩生み出す勇気というGRITもですね。

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2024年12月11日 (水)

八雲学園をカリフォルニアから考える(4)ケイトスクールとの類似点いくつも

★サッチャースクール、チャドウィックスクールなどカリフォルニア州のいくつかのエスタブリッシュなプレップスクールを見学したことがありますが、念願かなってケイトスクールを見学することができました。そして、驚きました。そのあまりの破格さに。何より姉妹校とは知っていましたが、八雲学園とあまりに類似点が多いことに感動しました。

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★その類似点は八雲学園の東京の八雲の地とサンタバーバラの八雲レジデンスの両方の学び舎を合わせて、ケイトスクールを見ていくと、それが見えてきます。ケイトスクールの図書室を見て、八雲学園のおしゃれなそして没入できるようになっている光の空間デザインは、ケイトスクールの図書館を見て、なるほど共振していると感動しました。

★それから、何気なくケイトスクールを歩いていると、目の前に広がる山また山。ケイトスクールの敷地だというので驚きです。がしかし、八雲学園のレジデンスも同じ山々(キャニオンが南北に走っていて、お互いに延長線上にあるので当たり前なのです)にあるのは全く同じです。

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(向こうに見える山もケイトスクールの敷地です)

★八雲学園の中3生は全員八雲レジデンスを中心に2週間訪れますが、そのスケジュールの中で、姉妹校ケイトスクールとの交流があります。両校ともラウンドスクエアの加盟校でもあります。その理念IDEALSの中の1つアドベンチャーも重要なプログラムです。あの山の中のハイキングを八雲生はケイトスクールの生徒と行います。

★ハイキングといっても、ピクニックではありません。この山は険しいし、キャニオン地形ですから、スカンクは当たり前のようにでてくるし、たくさん動物とも出会います。ただ、ケイトスクールの敷地ですから関係者以外は厳重なセキュリティが機能していて入ってこれないので、安心です(動物の中で人間が一番怪しい?)。アメリカのこのようなアドベンチャーは、日本でも有名なプロジェクト・アドベンチャー(PA)に代表されるように、自然の中での生活にチャレンジするものです。

★ワクワクもしますがドキドキもします。自然の表情の違いを見抜く5つの眼を研ぎ澄ます必要があります。鳥の目、虫の目、魚の目、コウモリの目、心の目などですね。その目は1人では実現できません。協働作業です。勇気もいります。しかし、1人では不安です。互いに勇気を持つようにエールを贈ります。

★生徒が将来困難な局面に出会う度に、勇気と協力という非認知能力とメタ認知能力を駆使して<考動>できる体力が必要です。それを鍛えるエスタブリッシュスクールならではのプログラムです。

★そして、授業の教室が、ケイトスクールは15人がラウンドテーブルを囲んで学ぶ大きさというスモールサイズです。1クラスが15人までの小規模校なのです。ダイナミックな広い空間で寮生活しながら、授業の時には、小さなスペースで学ぶ。ケイトスクールが日本文化を好む発想です。そうですね。茶室発想なのです。あるいは坐禅堂かもしれません。

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(ほとんどのクラスに、このラウンドテーブルが設置。大きなスクエアテーブルも時にありますが)

★アメリカと日本の教育の違いは、クラスサイズですが、八雲学園はバラザミーティングなど、スモールサイズで対話型の学びを多く展開しています。バラザミーティングはケイトスクールもラウンドスクエア同士校として共有しています。

★このように、見た感じ似ているところもあるし、外見上は違うけれど、内面的発想は似ているというというところが随所にあります。

★ケイトスクールは、スペイン語クラス、中国語クラスなどの他に日本語クラスもあります。日本語クラスは人気で、15名満席です。そのクラスのメンバーが八雲学園を訪れて交流もしています。全寮制の学校なので、夜生徒たちだけで学ぶクラスがありますが、それは先輩たちがチュータリングします。チューターは誰もができるわけではありません。教師が認定した生徒のみです。このチュータ経験は、大学のアプリケーションで必要な経験を記載する上で有効です。リーダーシップのポイントになるのでしょう。その選抜にみな意欲を燃やすそうです。

★八雲学園にも、いろいろなシーンで、リーダーになる機会がありますが、同じようにオーディション機能があります。最近では総合型選抜などありますから、たしかに有効です。もっとも八雲学園は、大学のためという理由でリーダーシップを鍛えているわけではありません。大学入試や進路指導の違いは、教育行政の在り方の違いが反映するので、それはしかたがないですね。

★日本の場合、大学に行くために教育があるということはあからさまにはないのですが、欧米では大学に行くための教育と言って何ら問題ないのです。というのは、日本の入試のあり方は、教科の力をみるものですが、欧米の大学は、全人教育そのものを評価するシステムですから。

★もし、八雲学園が東大に入れることを目的にしたら、このような全人教育のような総合力を養う教育はしなかったでしょう。しかし、八雲学園の設立当初からカリフォルニア州と縁がずっと続いているのですから、その建学の精神が基礎学力だけを大事にする教育ではなかったのですね。

★それにしても、八雲学園の学費は、ケイトスクールの10分の1なのです。ラウンドスクエアの加盟校ですから、ケイトスクールのような学校の生徒と国を超え、グローバルな交流ができているのです。海外のエスタブリッシュスクールの学費は、みなケイトスクール並みです。

★それに、ケイトスクールに入学する確率は15%です。

★損得の問題をいうと品がないかもしれませんが、八雲学園は本質的な意味でお得なのではないでしょうか。本質というのは、教育行政の枠組のなかで、国を超えるエスタブリッシュな教育にチャレンジしている学校という意味で人間存在の本来的在り方が生徒の未来に映し出されるのですから。

★この気概と勇気こそ、私立学校のスーパーモデルたるゆえんです。

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八雲学園をカリフォルニアから考える(3)グローカルな諸問題を解決する方法を使う

★八雲学園がグローバルリーダーを育てる拠点は、もちろん八雲学園自身なのですが、カリフォルニアも含んでいるというのが実感なのです。八雲は施設をサンタバーバラの山を開拓してまで作っています。一年中つかわれているわけです。毎日学校のキャンパスを使っているかのような感覚で、年間通じて八雲生は訪れます。全員が一度は訪れますが、生徒によっては何度も来ることになります。ケイトスクールという姉妹校とは、行ったり来たりしますし、交換留学の交流も行っています。

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★八雲学園もケイトスクールも、世界の私立学校のグローバルコミュニティに加盟していて、互いの建学の精神をリスペクトしながら、普遍的なラウンドスクエアのIDEALSを共有しています。そして、そのIDEALSを教育実践するために、12のアプローチをしています。そのアプローチの総称がDiscovereisです。この理念と12のアプローチを表現したイメージ図が上記のイラストです。

★この理念と方法を共有しながら、年に一回グローバル会議を行って、その国や地域社会の問題が世界の問題につながっていることを加盟校の生徒がチームを作りながらバラザ会議を行っていきます。ローカルから入りながらグローバルに進み、グローバルからローカルに戻ることを何度も行き来する往還型の学びと活動を行っているわけです。

★八雲学園は、C!英語×PBL×STEAMを行っていますが、そのPBLや探究は、このIDEALs×Discoveriesの学びの基礎があるのです。

★最近、デザイン思考とかシステム思考とか哲学対話とか、探究の学習のプロセスの中で使うことが脚光を浴びていますが、IDEALS×Discovereisには、それらはすべて包摂されています。

★世界のエスタブリッシュスクールが活用している方法を共有し、フュージョンされています。

★彼らは、国際主義を尊重します。なぜなら、それぞれの学校は国に属しているからです。グローバル会議のために、あるときはオックスフォードに集まったり、ナイロビに集まったり、コロンビアに集まったりするわけですが、そのときにパスポートの価値を身に染みてわかります。

★まずは国がしっかりしていないと自分たちのグローバルな活動は難しいということは経験しています。

★同時に国では解決できないグローカルな問題があることも身に染みて理解するのです。

★国家間で解決が難しい問題を、グローバルな活動で解決できるのか?

★カリフォルニアに少し滞在しただけで、日本のスーパーマーケットが、この地で学んでいるということが手に取るようにわかります。実際北海道だけでしか展開していない大手スーパーマーケットというかコンビニは学びに来ているということを、カリフォルニアの友人から聞きました。別の友人からは、私の居住地にもある大手スーパーも学びに来ているということです。

★食品や料理は、実にローカルな話ですが、環境問題や農業、酪農、マーケティングなどグローバルな話に結びつくということが、すぐに話題になります。そして、ここが学校間の交流ですが、その環境問題や農業、酪農、マーケティングには多様な問題もあり、経済格差の問題も当然あるわけです。

★そんなグローカルな問題解決の話など、日本にいてもできるし、一般的な海外研修でできると思われるかもしれません。

★しかし、継続的にその地域の市民と考え続けることはなかなかできません。

★グローカルな問題解決には、国を超えて市民同士の継続的な目に見えないグローバルコミュニティを創っていくことが本来的には欠かせないののです。グローバル教育と言っても、多様にあるし、それは実はグローバル教育の進化のプロセスでもあります。

★グローバル教育の進化について、今首都圏模試の山下さんや北さんと語り合っています。受験市場とグローバル教育の本質を学ぶ機会を増やしていくことは、私立学校の教育の本質を受験生と共有できる絶好のチャンスだと思います。

★そのとき、進化の最前線に立っている幾つかの学校をモデルとして議論することは生産的でしょう。そのスーパーモデルが八雲学園です。

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2024年12月10日 (火)

2025年中学入試動向(32)湘南白百合 帰国生の特徴が変わる その意味は?

2025年度の湘南白百合の帰国生入試の出願の最終人数が公開されました。A方式が21名、B方式が10名の合計31名です。トータルの人数は、昨年に比較してほぼ変わりません。横ばいということでしょう。しかし、A方式の出願数がB方式の倍以上というのは、昨年と真逆です。これは英語圏あるいは海外のインターナショナルスクールで学んできた生徒が多く受験するということを意味します。

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★帰国生は、❶海外経験を生かせる学校であることがまずは何より大事な志望理由です。そして、➋その次に将来海外大学や東大などの難関大学に進みたいというモチベーションがあります。

★この2つを満たせるグローバル教育を行っている学校として、湘南白百合が選択されたということを示唆する出願の結果になりました。

★帰国生だからといって、すべてが英語が達者な分けではありません。フランス語だったり、中国語だったりします。彼らは、➋の欲求をどちらかというと中心に満たせる学校環境を選んだとしたら、英語ができると思ったとか英語を生かせないのかという周りの生徒のアンコンシャスバイアスのプレッシャーを感じます。

★ですから❶の望みをかなえられる学校を探します。湘南白百合は、B方式がありますから、彼らのような希望をかなえられる学校であります。そして同時に、❶も➋も満たしたいという希望もかなえられる学校です。

★B方式で入学した生徒も、実は心理的安全な雰囲気の中で、英語を学んでいくことができますから、最終的には➋の欲求も満たせます。

★こうして、湘南白百合は、世界のエスタブリッシュな教育と接続できる学校として認知されています。少子化の時代、2025年は、湘南白百合のように志望者数の競争ではなく、教育のクオリティの競争ということになるでしょう。

★定員を確保し、生徒1人ひとりの才能を生かせる多様な教育と高い大学合格実績の両方を満足する教育の質を選択する生徒が集まってくるのか、前者を満たす教育が主軸なのか、後者を満たす教育が主軸なのか。私事の自己決定ですが、世界のエスタブリッシュな教育と連続できるのは、両者を満たせる学校です。

★少子化の時代、各学校はどうするのか?2025年の中学入試の動向でそれを見ることができるでしょう。

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