グローバル教育3.0

2022年9月13日 (火)

サレジアン国際学園世田谷(3)インターナショナルクラス オールイングリッシュ授業×世界中の兄弟校

サレジアン国際学園世田谷のインターナショナルクラスについては、インターナショナル指導部長上田先生が話されました。現状、スタンダードとアドバンストの英語の習熟度に合わせて分けていくようです。アドバンストは入学時に英検2級以上というのですから、二つに分けるのは理に適っています。一方、スタンダードは、英語のレベルは問わず、英語で学びたいという意志を重視するというのはポイントです。アドバンストの方は、英語のみならず、数学、理科、社会もオールイングリッシュ授業だというのですか、一条校でありながらインターナショナルスクールが埋め込まれているというのが際立ちます。そして、意志があれば、世界の学びにチャレンジできる機会が開かれているのはサレジアンシスターズらしいコンセプトです。

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★インターナショナルクラスにおける探究は、サレジアン・アカデミック・プログラムというデザインがなされていて、オールイングリッシュで行われます。

★そして、これがグローバルな広がりを持っていると確信がもてるのは、世界中にあるサレジアン姉妹校や兄弟校と国際交流ができるという知のグローバルリソースを修道会を介して活用できるからです。

★これは、多くの学校が、IBのディプロマやカナダやアイルランド、オーストラリアなどの学校と連携してダブルディプロマを取得しようとする想像を絶する交渉と準備をしているのですが、同校はそれをすることなく、したがって即そのレベルのリソースと連携できるということです。目からウロコの驚きでした。

★詳細は、Youtube動画をぜひご覧ください。

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2022年8月24日 (水)

私学展から~八雲学園の意志決定と強力なサポート体制

★私学展最終日午後5時、会場の入口をはいってすぐ左に設置してある本部席が少し空いたので、お邪魔しました。あと30分で閉幕という時間帯です。ようやく問い合わせや本部席の執行委員の先生方への挨拶も終わりかけの時でした。

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★平方先生(日本&東京私学教育研究所所長・工学院大学附属中学校・高等学校前校長)と対話していました。偏差値だけで学校選びや子どもの資質や能力を捉える時代でないという認知度は広まったが、理解度はまだ広まっていない。現実は偏差値スコアがまだまだ機能している。

★偏差値は統計的なものだから、それ自体に問題はないが、そこに付加される価値づけが問題。まだまだ優勝劣敗発想が前面にでているし、社会課題を自分事としてとらえようとする動きは少ないかもしれない。

★それを払拭するには、たしかに思考コードなどの多角的な指標が必要。だが、社会そのものの価値観の変化も必要。すでに変化しているけれど、見ようとしないあるいは見ても見えないという状態も横たわっている。砂漠に水をまくような話かもしれないけれど、諦めずに発信していくしかない。もう1つは、準制度的な仕掛けも必要。文科省レベルの制度的改善に私学協会は、努力しているけれど、それは時間がかかる。全国の初等中等教育の合意形成なども難しい。手前の準制度的、つまり、共同体的ルールの市場における認知というのを広げていく。

★などなど、要は倫理とルール、つまりマインドとスキルの組み合わせや仕掛けの話になっていました。

★そんな折、私学展主催者の一般財団法人東京私立中学高等学校協会の会長近藤先生(八雲学園理事長・校長)が、会場の巡回から戻ってきました。近藤先生の周りはいつも黒山の人だかりです。学校関係者や私学のステークホルダーの方々が、ひっきりなしに挨拶に訪れているからです。

★ですが、このタイミングで、いつもの5倍以上の時間、お話をお聴きする機会を得ました。八雲学園は、今年コロナ禍にあっても、7月半ばから8月半ばにかけて、高1、中3と二つにわけて、カリフォルニア州サンタバーバラの八雲レジデンスをベースに2週間の研修旅行を決行しました。

★いつもは、中3の卒業旅行を兼ねて、3月に行くのですが、今回のパンデミックで行けなかったのです。共学校にしたとき、女子生徒だけではなく、男子生徒も楽しみにしていた2週間サンタバーバラ研修旅行です。それがなくなることは、中1から積み重ねてきた多様な英語のイベントの目標が宙に浮きます。

★何より、海外体験のインパクトはものすごく、生徒それぞれが、自分の世界を覚醒するものです。この体験は生徒にとって、八雲学園の6年間の成長過程で、大きなジャンプをするチャンスでもあります。多様な体験を重視し、その中でも生徒全員が、海外で体験することがいかに重要か、説明する必要はないでしょう。

★この2年間、八雲学園は、国内の体験については、コロナ禍にあっても、できるだけ実行してきました。しかし、海外は、まだまだリスクが大きいのです。近藤先生が決意するに至るその過程の苦労は凄まじいのですが、2学年の海外研修を無事終えて、その苦労は、学園全体での喜びに変わりました。本当に得難い体験です。この積み上げをずっと行ってきた八雲学園。毎年ファンが増えているのはそういうことでしょう。

★近藤先生のお話をお聴きして、感じ入ったことは、新型コロナ感染状況の情報を収集分析するプロセス、リスクマネジメントの体制を幾重にも整える事が大切だということです。

★私が勤務する学校のように少人数規模の学校は、この重厚なリスクマネジメントがなかなかできません。教師の人数が足りないのは、支援者を外部に頼めばよいのですが、それは海外の場合、受益者負担が大きすぎます。それに今回のコロナの場合は、現地で感染した場合、教師もいっしょに残らなければなりません。すると、帰国後の授業の時間割に長期間穴があきます。

★そのようなことをあれこれ考えて意思決定をして、その代替案をねん出するわけです。

★その点、八雲学園は、行事など様々な体験ができる適性の規模だなと。定員というのは、それぞれの学校の理念が実現につながるように設定されなければならないということをひしひしと感じました。

★したがって、いろいろな学校が創意工夫して実施しているプログラムをよいものだから、なんでも取り入れようとするのは、大間違いだということも改めて身に染みました。

★建学の精神と適性定員。まさに私学は教育と経営が好循環するように設計・運営する必要があるのです。

★話は、20年くらい前の思い出話にもなりました。私がロサンゼルスからサンフランシスコにかけてPBLを実施しているプレップスクールの視察を終えて帰国するためLAX(ロサンゼルス空港)を1人歩いていた時のことです。どこからともなく「本間さ~ん」という声が聞こえてきたのです。

★仲間はトーランスの事務所で仕事をしているはずだし、知人がいるはずはない、空耳かなと思っていたら、声が近くになってきたので、振り返ると、なんと近藤先生がいらしたのです。

★近藤先生もサンタバーバラの研修に同行して一足先に仕事で帰国するとのことでした。互いに航空会社が違い、フライト時間もあったので、本当に瞬間の出会いでした。ただ、こうして未だに思い出話になるぐらいインパクトがあるのも海外での出会いの体験です。

★偏差値というのは分かりやすい指標だから、なかなか手ごわい、そう簡単に世の中は変わらない。にもかかわらず、それぞれが独自の創意工夫をしてがんばっていくのが私学だよ。そしてそのことを励まし合う仲間がいればこわくはないはずだと。

★その気概を自ら実践しているのが近藤先生と八雲の先生方です。もう少しお話をお聴きしたかったのですが、閉幕前の駆け込み訴えよろしく多くの方が近藤先生のもとにやってきたので、私は同僚とリフレクションするためにフォーラムを後にしました。

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2022年8月22日 (月)

私学展から~順天の魅力

★私学展に参加している順天中学校・高等学校(以降「順天」)のブースは多くの受験生・保護者が訪れていました。校長長塚先生によると、今順天の先生方は、各教科の授業の中に探究的なプロセスをどう取り込むか、頑張っているということでした。

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★順天は、2014年にいちはやくSGH(スーパーグローバルハイスクール)指定校になっています。久しい間、世界的視野でボランティア活動を行ってきたし、国際交流や、イギリスの大学生がギャップイヤーを活用して日本にやってきたとき、チューターとして受け入れる独自の体制を整えてきました。そのような教育活動が評価されたからでしょう。

★パンデミック後も、オンラインで国際交流は行われ、気候変動など世界共通の喫緊の課題について議論し、提案しています。

★また、毎年行われるグローバルウィークも定着し、その1週間は、順天は大学さながらに変わります。

★そういう長い歴史の中で積み上げてきた土壌があるため、生徒は、帰国生であるかどうかにかかわらず、議論や探究、プレゼンなどにおいて魅力的な成果を上げています。

★同時に、大学合格実績も大きな成果を出しています。

★受験勉強以上の深く広く新しい学びへの挑戦と結果が結びついている。それにより、卒業生は、大学入学後もグローバルリーダーシップやコミュニティシップを発揮する活躍をしているわけです。順天が魅力的なのは、そのような背景が生成され続けているからではないでしょうか。

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私学展で~工学院の教頭奥津先生に会う

★今回の私学展は、完全予約制。随分多くの方が申込まれましたが、抽選で参加できる人数は限られました。新型コロナウィルス感染症対策のため、やむを得ませんが、はやく多くの方が自由に参加できる日を望みます。そういうわけですから、入れ替え制で行われました。その入れ替わりの時、一瞬ですが、ブースが空きます。それで、工学院大学附属中学校・高等学校(以降「工学院」)の教頭奥津先生と少し対話する機会を得ました。

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★奥津先生は、工学院教育の頭脳です。数学科教諭でもあるということもあり、データ分析とその分析をアルゴリズム的ストーリーに変換してすっきりそれでいて感動的に語ります。

★つまり、数学的発想と物語レトリックの複眼頭脳を持っています。同校は、共感的コミュニケーションを大切にしています。大切にと言うより、日常化しています。

★生徒中心主義的な信念が共有されているからですが、その信念を持続可能にするには、その背景に、数学的計算力と柔らかい説得力ある表現力が緻密に働いています。

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★9月29日(木)、工学院大学新宿キャンパスで、帰国生(中学入試・高校入試)対象の学校説明会が開催されます。ビジョンは中野校長、学校全体の教育は奥津先生、グローバル教育や帰国生入試の要項に関する話は岡部先生で、90分行われます。

★中野校長は、DX人材育成の重鎮です。奥津先生は同校の頭脳。岡部先生はUCLA卒業のグローバルDX教育のスペシャリスト。必見です!

★工学院が、帰国生に人気があるのも実によくわかりますね。

★奥津先生とは、もう少し対話したかったのですが、八王子でまたゆっくりとと約束して別れました。今回のイベントの主役である受験生・保護者が入ってきたからです。

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2022年6月25日 (土)

富士見丘のグローバル教育の本質的意味 21世紀の究極の女子校教育だからこそ

昨日、富士見丘の副教頭佐藤先生(広報責任者)、英語科主任田中先生(広報副部長・模擬国連部顧問)と対話をしました。なんと2時間12分15秒も。次の日合同説明会なので、はやめに切り上げましょうという話でしたが、富士見丘のグローバル教育の本質を深堀する話になっていき、お2人の先生の情熱は高まっていきました。それもそのはずです。田中先生が担任や部活でいっしょに学んできた生徒が今までにない成果を出し同時に高い志を有したわけですから、教師冥利につきる内容だったのです。とはいえ、謙虚に、同校の教職員全員が一丸となって進んだからだという点を何度も確認されていました。実るほどこうべを垂れる稲穂かなとはまさにお二人の先生のことをいうのでしょう。教師の鑑です。

【図1】

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★田中先生はさりげなく語るのですが、一般の中高一貫校ではありえない教育プログラムやネイティブスピーカーの教員の数があったりして、その凄さに大いに驚かされます。

★【図1】のスライドにさりげなく「文学」の講座があるわけです。英語で「文学」というのは、国内の一般の中高ではないわけです。昨今では国語の大学入試において「文学」軽視という流れなのに、英語で「文学」とはすばらしすぎます。「文学」は、VUCAの時代に翻弄される人間の生き様と自分をどのように折り合いをつけるかとても大事な学問領域です。

★社会課題を解決できるような人材をというのが今の教育の流れですが、その社会課題はなかなか解決できないジレンマ、パラドクス、トレードオフの状況までつきとめなければ表面的で対症療法的な解決しかできないのです。そして、その根本的問題を汲み取り共感し、なんとかしようという志こそがグローバル教育の本質的意味でしょう。凄すぎます。

【図2】

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★そして、そのような授業のプロセスや内容の話を聴いて、さらに驚いたのは、【図1】や【図2】にあるように「現地校のクオリティやスタイルを富士見丘の授業で」とこれまたさりげなく語るのです。先生方にとってはもはや日常当たり前のことだからです。ところが、よくよく話を聴いてみるとその「現地校」というのが、スーパーハイレベルの海外私立学校の話だったのです。

【図3】

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★そのようなハイレベルな環境で学んでいるわけですから、【図3】のような結果にいたるのはこれまた当然です。今では、中学から入学した生徒は、高校に進級する際に、76%が準2級以上を取得するわけです。そして高校卒業時には、79.4%が、2級以上を取得するのです。当たり前と言えば当たり前なのでしょうが、凄すぎるといえば凄すぎるでしょう。

★この時点では、私はまだ気づいていなかったのですが、1時間37分辺りで、さらに衝撃的なすてきな話を聴くことになります。そこから私は、富士見丘の究極の教育の本質に降りていくことになり、対話に参加できない沈思黙考状態になってしまったほどです。いったいこれはどう理解してよいのかと。その回答については、2時間3分53秒あたりから、鈴木さんに諭されて話すことになります。興味がありましたら、そこも視聴してみてください。

【図4】

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★【図4】は、中学時や高校入学時の英検のスコアと卒業時にどこまで伸びるかという学習歴の一端です。一端と言ったのは、学習歴は結果ではなく、プロセスですから、そのプロセスの話は、ぜひご視聴ください。

【図5】

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★ぞして、【図5】です。昨年に続き、進学実績伸び率№1の学校としてメディアが取り上げているのです。ここのシーンの話は、感動的です。在校生・卒業生が自ら購入してきて、この結果の意味を田中先生と語り合ったというのですから。自分たちがいかにチェンジメーカーであったのか。その志を再共有し、共感共振している様子が目に浮かびます。

【図6】

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★さて、私が沈思黙考マヒ状態に陥ったのは、【図6】の話の途中からです。帰国生ばかりではなく、「思考力入試」「2教科入試」「Will入試」で入学してきた生徒も、英語力や探究力、論文力、プレゼン力を身に着けて大きな実績をだしているのです。今までの教育環境は帰国生だけではなく、そのエッセンスを富士見丘生全員が共有し、みなグローバルコースのメンバーなのだという同校のコンセプトが実現しているわけですから、それは当然です。

★しかし、話はそれだけではなかったのです。てっきり、模擬国連部やハワイ大学のラッセル教授の探究授業は、帰国生が中心だと思ていたのですが、そうではなかったのです。帰国生の英語力と中学に入るまで民間英語資格を取得してこなかった生徒がちゃんといっしょに活動しているのです。その様子を何度も見たことがある私は、そこでアクティブにリーダーシップをとっている生徒を目を細めて眺めていましたが、その生徒が帰国生ではなかったというのをはじめて知ったのです。

★田中先生は、そんな話をさらりとされるのですが、その状況がどんなに凄いことか少し想像してみてください。私はそこから、このことの意味に想いを馳せ、沈思黙考状態になったのです。凍てついたり睡魔に襲われていたのではありません。ライブですから、そういうこともあるのだなあと今更ながら思います。

★これは英語を勉強したいとか部活をがんばりたいという話だけでは、そこまではいかないでしょう。そうなるには、もっとインパクトのある本質的な動機に富士見丘の生徒は行き着いているから、やり遂げるのは当たり前という状態になっているはずです。その本質的な動機。生きる根源的理由とは何か。。。

【図7】

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★その回答は、【図7】のスライドの話を聴きながら、だんだん確信に変わっていきました。うなるより仕方がないし、感動のため涙がでてきてしまったほどです。富士見丘が女子校を続けていく本質的理由にかかわる話でもありました。

★もちろん、私の妄想としか言いようがないのですが、その話をしたら、佐藤先生が、否定するどころか、実際にそういう具体的なことが起きているのだと語ってくれたのです。

★女性の未来のみならず、世界の未来を根本的なところから見直す国際的な女性リーダーの系譜が富士見丘に流れ込んでいます。このアイデアを証明・検証する話は、いずれまた第2弾の対話を鈴木さんが仕掛けてくれると期待しております。まずは第一弾をぜひご視聴ください。

 

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2022年4月 2日 (土)

Gのチカラ(01)GLICC代表鈴木裕之氏 eduJUMP! に登場!

★2089年から21世紀型教育を見通すと、これからは3G×Dの時代であることは間違いありません。3G×Dとは、グローバル・グリーン・グリット・デジタルということです。Dは3Gの中内包されていますから、Gのチカラと総称してよいでしょう。Gのチカラは21世紀型教育の駆動力です。

このGのチカラを育成している21世紀型学習塾GLICCを経営しているのが鈴木裕之代表です。21世紀型の学習塾を標榜している唯一の学習塾です。そして、Gのチカラが作用している多様な拠点を取材している岩辺みどりさんが、鈴木さんにインタビュー。その記事がeduJUMP!に掲載されました。

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★記事のタイトルは「インター生、帰国子女…… グローバルキッズの中高選び」で、グローバルキッズが日本社会においてどのような中高選択ができるか、最近の潮流の情報が語られている貴重な記事です。

★さらに、まだ見え隠れして前面にはでていませんが、あるインパクトが内包されている記事です。記事執筆の岩辺みどりさんのプロフィールは、同記事でこう記載されています。

「一橋大学社会学研究科地球社会専攻修士課程修了。日経系列の出版社で雑誌編集記者とし て経験を積んだ後、退社し、独立。学生時代にオーストラリア、アメリカ、イギリスなど に留学し、20カ国以上を旅する。多様性のある社会をテーマに、ビジネスからライフスタ イル、教育まで幅広く取材、執筆する。二児の母。」

★岩辺さん自身グローバルキッズの先駆けだったのです。Gのチカラの側からみると、日本の強みも弱みも明快に見えます。岩辺さんは、その弱みを強みに転換すべく、いろいろ仕掛けています。

★その一環として、21世紀型教育機構の加盟校も注目し、私立中高一貫校のアップデートインパクトを生み出す記事も幾つか手掛けています。

★しかし、今回は、学校以外にもそのような転換拠点(トランスフォームセンター)を見出したようです。

★さりげなく、国際生・帰国生が進む中高のカテゴリーがデザインされた図が掲載されていますが、これはグローバルキッズの選択カテゴリーと置き換えたらどうなるかという話が背景にあります。

★コロナ、ウクライナ、フクシマが象徴する転換への痛みがニューノーマル時代の生活と密着している今日、国際生・帰国生<国内生という既成概念は崩れています。もはやZ世代はグローバルもデジタルも当たり前です。これからの中学受験生はα世代ですが、この世代はGのチカラが当たり前の世代です。

★ということは、国際生、帰国生、国内生はすべてグローバルキッズとして包摂されます。

★しかし、このような新概念を今の中高の制度カテゴリーでは、収まり切れません。

★というわけで、いずれ文科省あるいは大学は、公立学校と私立学校以外に、インターナショナルスクールを1条校に相当するとみなすカテゴリーを作成せざるを得なくなるでしょう。

★小学校5年、6年で英語を教科化したがゆえに、そうなるのは、文科省も大学も織り込み済みなのかもしれません。すでにTPPの議論が盛り上がっていた2011年ごろから、その目論見はありましたから、ようやくという感じです。

★実際イギリスのパブリックスクールやインターナショナルスクールも日本にやってきています。

★従来は日本の大学を考えるとインターナショナルスクールから日本の中高という流れにならざるをえなかったのです。もしインターナショナルスクールからIBのディプロマなどで大学に行くとなると、それは誰にでも行けるわけではない狭き門でもあります。

★ところが、今は多くのグローバルキッズが英語でも学べる拠点の一定量を欲求しています。公立学校、私立学校、インターナショナルスクールとはまた違うGコミュニティーが出現するでしょう。その一つがGLICCです。GLICCは、学習塾ですがイナターナショナルスクールの機能も活用できるのです。

★多様性の時代とはそのような流れが生まれるものですね。GLICCに限らずどんどん生まれてくるでしょう。

★岩辺さんの眼はそのようなオールタナティブなG拠点を見通しているわけです。

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2021年8月28日 (土)

富士見丘 中学入試市場で最も注目される私立中高一貫校(02)巧まずして飛躍する大学進学実績

副教頭の佐藤一成先生と対話をして、いつも感心するのは、コミュニケーションのスタイルが謙虚でありながらロジカルでシンプルな雰囲気だということです。富士見丘は、基本大学進学実績を前面に出して語ることはありません。ただ、3ポリシーの情報の一環として、公開せざるを得ないわけです。そのリストをみると、実にシンプルに、凄い!と感じます。

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★海外大学、東京外国語大学、上智大学、国際基督教大学、立教大学などの実績を見れば、それは富士見丘が中学入試市場で注目されるのは明らかです。ただ、この実績は2018年から出ていたわけです。

★3年経ってようやく国内で気づかれたというのは興味深いですね。3年前は、すぐに帰国生はことの重大さに気づいたのに、国内ではなぜか気づかれない。

★それは、前述したように、進学実績という結果を前面に出して宣伝しないからということと、サンデー毎日などで大学合格実績を集約しているシンクタンクの恒例の記事では、総合型選抜などの推薦で合格した人数を収集せずに公開しているからです。

★上記のデータの( )内は、総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試の結果ですが、それは収集されないわけです。それからこのタイプの入試は、一般選抜入試のように多数併願するというわけにもいかないのです。ポートフォリオをきちんと書類にしなければならないので、膨大な時間がかかり、結果的に1大学しか出願しないということは大いにあるのです。

★サンデー毎日などで公開されるデータは、一般選抜入試の結果です。しかも進学者数ではなく合格者数ですから、1人で3大学くらいは合格するでしょう。すると富士見丘は量では目立たないわけです。卒業生数も80名強ですからなおさらです。

★それから海外大学の実績も受験業界の情報誌では、あまり注目されませんでした。ただし、2021年以降は、多くの学校でも海外大学進学の風が吹いていますから、その点でも富士見丘はますます注目されるでしょう。

★先ほど、東京外国語大学、上智、国際基督教大学、立教大学実績について触れましたが、なぜこれらの大学かというと、今回パンデミックで、海外大学進学を国内に切り替えた生徒も多かったようで、その生徒の国内の行先の大学が、こうした大学です。ポストパンデミックの時代に、再び海外大学進学が増えるということがこれらの大学の進学実績に示唆されているのです。

★それにしても、このような大学に合格させるための指導をしていないのに、自然に出てしまうというのはなぜでしょう。実績は論より証拠シンプルにすばらしいというのがわかりますが、それが自然に出る同校の教育システムは実に丁寧かつ多層構造になっていて複雑系です。教育のクオリティを創っているこの複雑系についても語っていきたいと思いますが、まずは、詳しくは、佐藤先生との対話をご覧ください。

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2021年7月 4日 (日)

受験の世界を変える首都圏模試センター(01)中学受験雑誌「shutomo」の新しい切り口

★本日7/4(日)、首都圏の私立中高25会場で首都圏模試センターの小6第2回・小5第1回の「合判模試」が実施されています。過去10数年のなかで、最多の受験者数。この受験者に同センターが発刊する中学受験雑誌「shutomo2021年7月号」が配布されます。受験市場の約25%に配布されシェアされるわけです。

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★一般に、受験雑誌というのは、特集で時代の変化に関する情報を流し、あとはほとんどが学校情報と入試変更情報、生徒募集人数データと大学進学データをもとにした入試の分析情報を発信しています。

★ところが、首都圏模試センターの受験情報は、受験市場の在り方そのものを変える情報をメインストリームとして発信しているのです。学校情報を発信するにしても、学歴階層構造をゆるがすような取り組みを行っている学校の情報を流しています。

★もちろん、偏差値情報も流します。これは合格戦略のために、闇雲にウケるのではなく、学習方略を考える戦略思考を形成するために必要なデータです。学校の順位を決めるデータではないのです。

★ですから、受験生は、偏差値にこだわるのではなく、偏差値は、今の自分の力とマッチングする学校をさがすデータとして使い、学歴階層社会をゆるがすNew Power Schoolの情報は、その学校が自分の力を無限に解放できる環境であるかどうかを見定め、未来の自分の力にマッチングしているかどうかをモニタリングする情報として活用するのです。

★つまり、いまここでと未来の自分の両方にマッチングする学校選択情報が満載なのです。この未来というのは、当然中高一貫に入学して卒業する時の自分であり、大学に進んでからの自分であり、さらに社会に出てからの自分をイメージできる壮大なビジョンやコンセプトの情報です。

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★今月号の特集は、8ページにわたる圧巻の記事です。テーマは「グローバル教育の過去~現在~未来」で、執筆者は知る人ぞ知る帰国生の憧れの21世紀型塾GLICCの代表鈴木裕之さんです。鈴木さんは、長年海外帰国生のスーパーアドミッションメンターで、多くの帰国生をケンブリッジ大学などの海外大や学東大、一橋、早慶上智、MARCHに導いています。

★最近では、中学受験における帰国生入試、英語入試の講座で、高い人気を勝ち得ています。あの三田国際の国際生入試で20人近く合格者も輩出しています。英語塾ではないのですが、スタッフは外国人で、塾内公用語は英語です。インターナショナルスクール近い感覚ですね。

★帰国生入試をベースとしているため、世界の入試市場の視点から国内入試市場を見ていますから、他の追随を許さないグローバル教育のコンセプトやビジョン、発想をもっています。

★また、毎週金曜日GLICC Weekly Eduで、グローバル教育情報やNew Power School限定で、各校の先生方と教育について対話する番組も編集・発信しています。

★このような経験を通して国内の受験市場では気づかないような新しい視点を提供しているのが鈴木さんなのです。桜新町の小さな塾ですが、海外の生徒はオンラインですから、学びの場は実は地球規模です。

★8ページの圧巻ではありますが、鈴木さんの経験をすべて盛り込むことは到底できません。それでも、そのダイジェスト版は共有できます。いずれ、首都圏模試センターで公開されるかもしれません。ぜひご覧ください。

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★それから、これからの時代は、何が起こるかわかりません。身一つでサバイバルできる知のスーパーポータビリティとしての思考力・判断力・創造力が必要です。その3つの力を生み出す泉である思考コードについて研究するプロジェクトを首都圏模試センターの社長山下一さんが進めていて、膨大なレポートになりつつありますが、そのほんの一部が少しずつ公開され始めています。そのプロジェクトに私もかかわっているのですが、そのページも掲載されています。いずれ、塊になったものが公開される予定です。ご期待ください。

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2021年5月 5日 (水)

GLICC Weekly EDU(32) 今週7日、工学院の田中歩先生とNew Power Schoolの先鋭的21世紀型教育について対話

★今週7日(金)、GLICC代表鈴木裕之さん主催の番組GLICC Weekly EDU 第28回で、工学院大学附属中高の田中歩先生(教務主任)と対話します。歩先生は、聖学院の児浦先生と共に、21世紀型教育研究センターのリーダーです。2013年から本格的に始まる21世紀型教育機構の活動をずっと牽引してきました。

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★自ら、仲間と協働して思考コードを創り、それに基づいて、PBL授業や高2のグローバルプロジェクトに凝結するに至る多様なグロバルプログラムをコーディネートしてきました。

★また元英語科主任として、破格の英語のプログラムを学内につなぎ、C1英語(たとえば英検1級)の取得者を劇的に増やしたのです。News Picksにも取材されるなど、英語教育、PBL授業、オンライン授業の統合を図った未来の日本の教育のハイパーモデルを創っています。

★3月後半にあの超有名男子校が遠くからわざわざオンライン授業の見学に来たくらいなのです。そして、オンライン授業には哲学が重要なのだというシステムに感動を与えたということです。

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★急激な改革は痛みも伴いますが、それを心理的安心にシフトする共感的リーダーである田中歩先生の教師論やカリキュラム論なんといっても「生徒中心主義」哲学などについて対話できたらと思っています。

★それから、本邦初のあっと驚くプログラムのお披露目もしてくれるそうです。

★歩先生の仲間やブレインは層が厚く、この点に関しても他校には真似ができないチームが生み出されています。お会いできるのを楽しみにしております。田中歩先生、宜しくお願い致します。

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2021年4月10日 (土)

GLICC Weekly EDU(29) 富士見丘の佐藤副教頭 数々の目覚ましい成果の連鎖を語る。

★昨夜9日金曜日、GLICC代表は番組<GLICC Weekly EDU 第25回「グローバル教育の拠点 富士見丘中学高等学校 佐藤一成副教頭先生との対話」>を配信しました。富士見丘は、海外大学進学実績、国内大学進学実績において目覚ましい成果を収めています。しかしながら、中3で英検準2級70%の生徒が取得するとか、数々の国際的な探究コンクールで優秀賞を受賞したり、強豪テニス部をはじめとする部活でも成果をあげています。

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★詳しくは、Youtubeをぜひご覧いただきたいと思いますが、とにかく破格で豊かなグローバル教育が確立していることを強調しておきたいと思います。

★「破格で豊か」とは、英検準1級を取得する生徒が年々増えているという結果ベースの話だけではありません。海外の大学や高校とのネットワーク、慶応や上智大学、武蔵野美術大学など大学との連携探究学習など豊かな学びのネットワークが結びつけられているということです。

★しかし、そのベースは、考えること、エッセイライティング(日本語であれ英語であれ)、共同編集作業、アート活動などなどPBLの土台があるということでしょう。

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★どうしてそうなったのか。それはSGHやWWLなどの拠点校として、富士見丘の教育を全国の学校とシェアして21世紀型教育を布教しようという覚悟と気概を理事長吉田先生のもとで教職員が皆抱いているからでしょう。

★そして、そのネットワークに富士見丘はNew Power Schoolの息吹を流し込んでいるのです。

★ですから、富士見丘の教育が豊かになればなるほど、その泉から日本全体に良質の教育の命が豊かに伝わっていくのです。

★今年から、私学人の仲間に入れて頂いた私としては、その息吹に学んでいきたいと思います。佐藤先生、ご教示ありがとうございました。

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