21世紀型教育

2019年8月21日 (水)

聖学院 中高生にとって大事な学びを創る ≪Z世代≫の学びへの挑戦!

★今教育学部の教授たちのリサーチで、学習から降りてしまった中高生が増えていることに警鐘が鳴らされている。果たして今の中高生は学習から離脱してしまっているのだろうか。その是非は専門家に任せるとしても、リサーチの道具立てが、基礎学力だとか中堅校だとか、つまり偏差値だとかで、かなり昔から使われている道具立てでリサーチされていることは否めない。

★英語教育もまだまだ重要でなかった1980年代前から行われていた道具立てだ。ICTなどは、まったく学校には登場してこなかった道具立てだ。よいわるいはともかく、いささかそれでは、2002年以降に生まれた今の中高生には窮屈過ぎないだろうか。グローバルネイティブでデジタルネイティブな≪Z世代≫とよばれている今の中高生にとって、さすがに新しい環境が必要なのは、そんなリサーチをするまでもないだろう。

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★≪Z世代≫にとって、はっきりいって、過去の道具立てでの診断的リサーチはあまり役に立たない。今でも診断的リサーチは必要だが、激動の時代である。世界的なコンサルティングファームは、さらに予測的リサーチ、何をすべきかというprescriptive researchをも重視している。

★この時代のベクトルを鋭く見抜き、俊敏にアクションを起こしたのが聖学院の児浦良裕先生だ。中3の在校生Yujinさんとの出会いも功を奏した。児浦先生は、あるときは広報部長、あるときは国際部長、あるときは21教育企画部長というマルチコーディネーターである。

★中3のYujinさんがグローバルに中高生クリエーターとアクションを起こす団体「SustainableGame」を主宰して、どんどんZ世代のコミュニケーションの場、アクションの場を広げていくのを受け入れ、その肝を学内にも大いに浸透しようと決断した。

★まず、ふだんの授業を学びの離脱がおこるどころか、学びの場を生徒が自ら生み出せる場にしようと、教師一丸となってPBLを実践する授業デザイン研究会を実施した。

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★そして、国際部長としては、Very50という革新的な団体と連携して、MoGを実施。MOGとは、「Mission on the Ground (地上の使命)」の頭文字をとっている。アジア新興国のチェンジメーカー(社会起業家)のもとで、「SDGs(持続可能な開発目標)」のテーマをチームを組んで解決に挑むことで、「問題解決能力」の養成に重点を置いている。≪Z世代≫のリーダーYoujinさんも、SDGsの活動をしているが、このプログラムに参加。世界のZ世代とチェンジメーカーになる輪を広めている。

★また、児浦先生は広報部長として、メディアに注目を浴びている3つの思考力入試の体験講座を各塾に招かれて実施している。3つの思考力入試のうちレゴを活用するプログラムを実施。言語化だけが思考力だと思われていた従来の学びに、物語化、図式化、物作り化など多角的なアクティビティをコンビネーションして行うPBL型体験講座を実施。≪Z世代≫の学びのお手本を広めるインフルエンサーである。

★これだけでも、凄いのだが、同じく21世紀型教育機構の同士校である静岡聖光学院と合同キャンプまでやってのけ、グローバル教育をついに学校同士で連携してしまった。これは21教育企画部長として面目躍如といったところだろう。もちろん、これが成就したのは、静岡聖光学院も≪Z世代≫の学びに日々挑戦しているからだ。

今回、これらの教育企画運営を通して手ごたえを感じた「生徒が限界を超えて成長する教育」とは何かについてスピーチする。9月1日、静岡聖光学院で行われる「第3回静岡国際シンポジウム」で児浦先生は熱く語る。Z世代の中高生が古い学びの殻を破り、新しい学びを開く。もはや教師だけが学びを設定する時代ではない。生徒ともに学びは生み出されのである。児浦先生の新しい視座をシェアしようではないか。

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2019年8月20日 (火)

神崎史彦先生との≪対話≫

★鈴木先生が、GLICCの英語の授業で、席をしばらく外している間、神崎先生と先生の新刊書の中に埋め込まれている幾つかの言葉を、ディコンストラクションする≪対話≫をした。

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★≪対話≫の端緒は、「教科教育」と「特別教育活動」と「探究」と「キャリア教育」などが有機的につながる≪Xなるもの≫なるものは何かという話だった。

★いったい何の関数なのか?そのヒントは、すでに神崎先生は自著の中に埋め込んでいる「置換」という思考スキルのメタ的な機能を引き出すことだった。思考のスキルは多様なのだが、結局は「置換」スキルに回収できてしまう。

★この実感を、現場で行うPBLの中にデザインして配置しているアクティビティの中に見出すソクラテス的≪対話≫、つまり産馬術を活用して行っていった。マインドマップとKJ法の共通点と差異を具体的に≪対話≫する迂回をしながら。

★これによって、≪アクティビティ≫が、学びの活動の手法以上に、経験のシミュレーション化という意味があることが共有できた。世界と世界性。つまり意味以上の意味というのが、常に言葉にははりついている。

★東南アジアの研修のように、学びの対象がリアルな場の経験であることは、日常の生活ではそうあるわけではない。また経験がいかに大事でも、極限まで行けるが、実際に死の体験をするわけにはいかない。化学反応や分子のつながり、ブラックホールなど、実際には肉眼では見ることができない。過去の歴史も物語としてみることはできるが、実際に見ることはできない。僕たちはシミュレーション経験をしているのだ。そのシミュレーション経験としての意味がアクティビティにはあるのではないかと。

★≪置換≫は、レトリックに多様な種類があるのと同じように、多様なバリエーションがある。だからそれに応じてアクティビティも多様である。

★たぶん、神崎先生と僕とのこのような≪対話≫は、共通ベースがあると共訳可能性が大であるが、共通ベースがないとわかりにくい。共通ベースとは、「思考コード」「思考スキル」「置換のメタ機能」「U理論的自己変容」「システム思考」「ピアジェ―パパート―レズニック」「デューイ」「脱カント」・・・という言葉を巡る意味のデフォルトネットワーク。

★どうやって、手に入れるのか?それは神崎先生と≪対話≫をするときに、神崎先生の著書を読みながら行うと実感できる。

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神崎史彦先生と鈴木裕之先生との≪対話≫

★昨夕、GLICCで、超多忙な神崎史彦先生と鈴木裕之先生と≪対話≫ができた。21世紀型教育機構の各校の学びの質の進化を持続可能にするサポートをいっしょにしているので、≪対話≫のテーマはおのずと≪学びの魂≫の部分に集中した。

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★21世紀型教育機構のビジョンは、時代の精神を汲み取ったり、時代の要請に耳を傾けたりしながら、アップデートしていくから、忙中閑ありのタイミングを見つけては≪対話≫をしていく。

★僕たちは、みなそれぞれにPBLの現場を持っている。議論、対話、論文、プレゼン、学習する組織、クリティカル&クリエイティブシンキング、スピードデーティング、learning by makingなどのそれぞれのアクティビティデザインの経験から汲み取った独自のメソッドで展開している。

★僕たちが大事にしていることは、経験値を尊重しながら、そこからメソッドとして形式知化しては、アクティビティの中でその形式知を暗黙知に転換して経験値をさらにあげていくことだ。それと、自分たちのアクションが、形式知化されメソッドというメタ化されるわけだから、それが世界標準の水準に耐えられるかを確認し合う。そうしなければ、21世紀型教育機構の教育の質の進化のサポートはできない。

★それと、そもそも世界標準とは何かについて≪対話≫する。そうすると、経産省の未来の教室や文科省の大学入試改革の実態や学習指導要領改訂の目標が、世界標準に達していないことがわかるわけで、現状の日本の教育の枠組みの中で、葛藤を調整するだけでは、子供たちの未来をいまここで共有できない危機感を感じることもできる。

★僕たちは、日本の教育の内側にリアルに位置しつつも、外側にもメタ的にだけではなくリアルに反転できる可能性も考案しなくてはならないと。

★僕たちの≪対話≫は、神崎先生は白い帽子をかぶり、中立的に語り、鈴木先生は赤い帽子をかぶり、熱く語る。僕は年の功でダースベーダー役。つまりブラックハットをかぶる。しかしながら、最終的には、そしてみんなでイエローハットをかぶり、希望の光を見出す。あっ、それからみな経営的視点ははずせないから、みんなでグリーンハットをかぶり、クリエイティブなアイデアをいかに実現するかにシフトする。

★でも、多くの場合、時間がない。昨日のように5時間半も、ただただ≪対話≫をするのは珍しい。だから、イエローハットとグリーンハッとをかぶれないまま終わる時が多い。そのときは、モヤモヤ、ドキドキ、ムラムラが残る場合もあって、精神衛生上よくないという。ブラックハットは、責任がある。ごめんなさい。ちゃんと、イエロー&グリーンハットをかぶるところまで気遣うことも大切だと昨日は身に染みた。

★それにしても、このような≪対話≫ができるのは、神崎先生は、3部作を執筆しているし、鈴木先生は思考実験という著書をアレックス先生とジェームズ先生が執筆出版するときに編プロを行った。そして、お二人は、それぞれのセオリーを、自身の授業で展開している。

★神崎先生は、レゴを使いながら、レズニック→パパート→ピアジェと思想的にたどっているし、鈴木先生は、最近はデューイを、もちろん原書で、読み深めている。

★だから、お二人のセオリーの共通点と差異をファシリすることはおもしろい。その共通点と差異こそ学びの魂の可視化。ここから、新しいプログラムを創ることもできる。

★このプログラムは、日本の教育のリアルな内部にいながら、外部というポジショニングにワープすることもできる可能性が大である。外部とは世界なのであるが、リアルな世界のことだけを言っているわけでは、もちろんない。

★リアルな世界の背景にある世界性を含んでいる。ちょっとハイデガーやガダマーの存在論的解釈っぽくて、わかりにくいけど。

★そこは、また≪対話≫で現代化していけばよい。≪対話≫は続くというわけである。

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2019年8月19日 (月)

9月1日  ≪Z世代≫が開くグローバルな世界をシェアしよう!

9月1日(日)、静岡聖光学院で「第3回静岡国際シンポジウム」を開催します。テーマは、“Everyone can be talented.“です。今、中学1年生から高校3年生、つまり12歳から18歳までの生徒は、≪Z世代≫に属していると言われています。1995年から2012年までに生まれたこの≪Z世代≫は、なんといってもデジタルネイティブ。イノベーションによって生まれたPCやAIは、自動化から自律化していて、今までの世代とは全く違う知の感覚を有しています。

★にもかかわらず、今までと同じ学習観で、≪Z世代≫は「学習離れ」が進んでいると警鐘を鳴らす教育学者も現れています。知識はわからなければ、≪Z世代≫はスマホで調べればよいし、ゲームもeスポーツという流れでもあり、その≪遊び≫の概念はこれまでの世代とはどうやら価値観が違うようです。

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(自然科学部のメンバーがドローンで撮影。自分たちでつくっているビオトープを上空から俯瞰。災害時の救済のためにも役立てるように今からドローンを活用した技術開発をしているという)

★このような新しい世代のすべての行動が善であるかどうかではなく、新しい世代の学習観やものの見方感じ方を認めることが大切です。しかし、多くの学校ではそこに気づいていません。難関大学に向けて壁をクリアする挑戦をする学習が善で、入りやすい大学や入ってからあまりストレスのかからない大学を選択する行為は、もはや「学習」から降りていると表現されています。

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(左のフライヤーは、≪Z世代≫で設立しているSustainableGameに依頼した。同団体の代表は、聖学院の在校生でもあるYOUJINさん)

★価値観が多様な中で、自分にとって関心のある事柄を深く追求していくことが最重要な≪Z世代≫にあって、「学習」から降りているどころか、新しい領域を開拓して、新しい技術を発見したり発明して、世界の平和や民主主義に貢献しようというアクションを起こすことが、必ずしも難関大学に挑戦することと一致しない場合もあるし、古い学習観の日本の大学より、イノベーションと個々人のタレントを重視する海外の大学を選択しようという≪Z世代≫のアクションをもっと評価することが大切です。

★そういう新しい≪Z世代≫の息吹をさらにもっとトルネードにして、日本だけではなく、世界を巻き込む≪Z世代≫のソフトパワーを大いにサポートしているのが、静岡聖光学院です。

★静岡聖光学院の生徒は国内外の知的なイベントや国際交流で活躍するだけではなく、自分たちの手で、国際サミットを企画運営するアクションを起こしています。もちろん。静岡聖光学院の先生方もサポートしていますが、英語科教諭や情報の教諭でない場合、英語とICTに関しては、生徒と共に学びながら行っています。

★何せ、国際的な≪Z世代≫のネットワークです。しかもイギリスや東南アジアで交流している≪Z世代≫は、みな自分たちの国の未来を担うリーダーとして育っているわけです。静岡聖光学院の生徒は、そのようなネットワークを今からつなぎ信頼の絆を深めていっているのです。

★英語やICT、そして実はスポーツマンシップやアートをテクノロジーと融合するSTEAM技術も共通言語として活用されているのです。授業だけはなく、すべてのアクションはプロジェクト型で動いているのです。

★従来の授業感や学習観では、教師は≪Z世代≫をサポートできないことを、静岡聖光学院の教師は共に世界を飛び回りながら身に染みてわかっているのです。

★スモールサイズの学校だから、一握りの生徒や一握りの教師が行っているアクションではありません。全生徒全教師が一丸となって未来の世界を未来のリーダーたちといまここで創り上げようとしているのです。

★どうしたこんなことができるのでしょうか?どうしてこんな凄いことを行うのでしょうか?誰も見たことない教育が静岡聖光学院では生まれています。そして、東京でも、同じように≪Z世代≫がパワフルに活動するのを応援する学校があります。聖学院がそうです。今回の静岡国際シンポジウムに、聖学院の教師も駆けつけ、≪Z世代≫といっしょに創っていく≪学習≫や≪キャリアのロードマップ≫は何か、大いに語り合います。

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2019年8月 4日 (日)

聖パウロ学園のオープンスクール 多くの生徒が集まり、青春を謳歌し、未来も発見できると期待を高める。

★昨日3日(土)、聖パウロの森に多くの受験生が集まった。オープンスクールが開催。昨年よりも多くの受験生が参加し、予定されていた数を超えた。椅子を新たなに足し、ホールの後方まで一杯になった。ここ3年、ずっと増え続けている。それは、いまここで真摯に教育を行っていること、しかもその教育が生徒自身の未来にとって極めて有益な教育実践であること、さらに少人数制ならではの一人ひとりに合った学びの個人化の浸透などが口コミ評判として広まったからだろう。つまり、生徒ファースト。

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★オープンスクールは、学校の説明会があり、その後、体験授業、キャンパスツアー、野球部など部活体験と同校が大切にしている「体験」と「思考」のプログラムが展開した。

★説明会のオープニングは、聖パウロ学園理事長・学園長の高橋博先生のキーノートスピーチから。これはたんなる学校紹介ではなく、受験生に20年後、30年後、40年後の激変する社会の中で、どう生きるかを問いかけ、いっしょに突破していこうというビジョンと価値観を共有する内容だった。

★偏差値や学歴社会的な価値観から解放されて、自分のやりたいことを見つけながら、その実現のために必要な人間力と思考力と英語力を3年間で学んでいこうとエールをおくった。いっしょに未来を創ろうよと。

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★高橋先生の話を受けて、主幹の小島綾子先生が、では具体的にどんな授業のメカニズムがあるのか、国語を例にとってわかりやすく解説した。同校では、どの教科も授業はPBL(Project Based Learning)を行っている。たんに問題解決能力を客観的に養うのみならず、自分と社会や世界のかかわりを考えながら、自分だったらどうしていくのかまで思考するという意味で「プロジェクト」というのは大切なのだと。

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★同校のコースは、グローバルクラスとセレクティブクラスがあるが、どちらも英語教育には力を入れている。グローバルクラスの英語力は、海外大学進学準備にも通用するレベル。しかし、国内大学でも、これからはますます英語がどこでも重視されていくから、学園全体で英語教育に力をいれていて、その英語教育の環境とシステムの紹介をした。

★オーストラリア研修旅行、ブリティッシュヒルズ研修旅行、3カ月留学、米国ハイスクールとのライン上の国際交流及び聖パウロでのリアルスペースでの国際交流の話など、2年間の間に、多様なグローバルイマージョン環境があると。受験生は母親と目を交わしながら、ワクワクしている様子だった。

★しかし、なんといっても普段の英語の授業が大切で、それは説明会終了後の「体験授業」でたっぷり味わうことができた。

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★国語の授業では、魅力的なテーマパークを考えプレゼンするPBL授業を行った。

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★英語の授業は映画を素材に英語で感じたこと分析したことを語り合うPBL授業だった。オールイングリッシュだったが、今回体験授業では、すべてのチームに、在校生1人がチュータとしてサポートにはいってくれていたから、参加者は困ることはなかった。

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★立体図形を素材に、3次元と2次元を往復するおもしろい授業は、英語の教師と数学の教師がコラボしたPBLだった。チーム聖パウロの面目躍如の授業だった。

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★正四面体を実際につくりながら取り組む「アクティビティ」をいれていたが、これは「体験」を「アクティビティ」化して授業に埋め込むPBLの画期的なメカニズムである。講義だけの授業では、「体験」はできないのである。

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★オールイングリッシュで行われるイマージョン形式の授業だったが、数学の教師がサポートしていたから生徒はまったく勇気づけられながら思考に没頭していた。

★かくして、小島綾子先生のスピーチと教育実践が見事に一致していることが、今回のオープンスクールで証明され、受験生も保護者も期待値がますます高まっただろう。

★しかしながら、期待値には裏付けがさらに必要である。小島綾子先生は、高校でのPBLや英語教育は、大学入学準備教育にも役立っていることを強調していた。

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★2020年に大学入試改革が行われるとはいえ、改革は段階的である。したがって、すべてが思考型入試になるわけではない。そういう現実と聖パウロ学園の理想の一致を緻密に実践していることに関して副校長の紀伊清一先生がスピーチした。

★PBLの特徴は≪対話≫である。そこで生徒は主体的に学ぶ習慣をつけているために、休み時間や放課後、生徒はよく質問にくるという。それは、少人数制の教育を行っているからでもある。生徒が集まらなくて少人数なのではなく、定員のキャパがそもそも1学年80名なのである。東京ドーム9個分の広大な聖パウロの森の中に3学年で240名というある意味贅沢な少人数制学校なのである。馬術部もあり自然の森もあり、欧米のエスタブリッシュスクールに相当する環境だ。しかし、学費は5分の1である。実は世界に目を向ければ、超お得な学校なのである。

★それはともかく、聖パウロ学園の広大な敷地には、世の中にある誘惑される情報や場所がないために、夜8時過ぎまで、集中して自学自習できる環境にある。授業に取り組み、放課後部活に取り組んだあと、ヴェリタスという大学受験対策講座があり、そのあと100分間の学習時間が設定されている。教師も残っているから、わからないことは質問できる。

★夏休みも夏期講座が集中的にあるだけではなく、勉強合宿まである。もともと全寮制学校だから、寮の施設があるのだ。

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★説明会最後は、校長佐々木吉勝先生のスピーチだった。学園の名称は聖人パウロにちなんで付けられているが、改めて聖パウロの精神に立ち還ろうというねらいがあったのだと思う。目から鱗というのは、聖パウロに関係があるというのだ。聖パウロはキリスト教を批判し、迫害する側にいたが、あるとき目が見えなくなった。そこにあるキリスト教徒がイエスのお告げを聴いて訪れ、祈った。

★すると、鱗が目からでて、目が見えるようになったのだという。そして、その鱗は魚のものではなく、蛇のものだったと。つまり脱皮を意味し、聖パウロはそこから回心し、伝道を開始した。殉教するまで各地で説教をしていた。聖パウロがいなければ、キリスト教の歴史はなかったであろうと言われるまでになった。

★この脱皮という自己変容こそ聖パウロの精神なのだと。説明会終了後、佐々木校長と少し話をする機会があったが、そこでPBLのプロジェクトの意味は、まさに生徒1人ひとりが自己の殻を破り大きく成長していく道のりである。だから聖パウロのPBLの背景には、パウロベースドラーニングという意味があるのかもしれないということだった。

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★先述したが、説明会終了後、体験授業、キャンパスツアー、部活体験。驚いたのは、キャンパスツアーだった。何せ敷地が広いため、敷地についてはバスツアーが行われたほどだ。

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★しかも、バス2台のうち、1台は、高橋理事長自らが運転してツアーガイドを先生方といっしょに行うサービス(奉仕とよばれる)。men for othersの精神をはやくもこういうおもてなしでも実践されていたのである。バスツアーには、教師ばかりだけではなく、ここでも在校生がサポート。今回も、参加した受験生と保護者は、チーム聖パウロを十二分に堪能したに違いない。

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2019年7月24日 (水)

グローバル教育とSTEAM教育の基礎となる授業を3つのPBLデザインツールで組み立てる。

★昨日、GLICC代表の鈴木裕之氏と株式会社FlipSilverlining代表取締役の福原将之氏とミーティングを行った。1つは、26日に盛岡で開催される「第57回東北地区私学教育研修会」の「21世紀の私学教育」の部会のファシリテーターを福原氏と私とでコラボするので、その打ち合わせ。もう一つは、9月1日の「第3回静岡国際シンポジウム」で鈴木氏と仕掛けるプログラムの打ち合わせ。

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★東北地区の研修会でのテーマは「2040年を見据えた21世紀型授業~グローバル教育とSTEAM教育の基礎としての授業」。大学入試改革もいろいろ紆余曲折しているけれど、2040年を見据えながら描かれているわけだから、未来の根っこから今の教科の授業をどうデザインするのかワークショップで先生方と創っていく。

★現在、グローバル教育とSTEAM教育というのは、どこの学校でもうたわれているけれど、どちらかというと、授業以外の教育活動とか探究の時間とか、留学や高大連携というパッケージで行われるのが主流で、教科の授業に埋め込んでいるところは少ない。

★というよりも、実際には行っているのだが、そういう意識がないまま行われているから、教科の授業と教育活動やキャリア教育、探究の時間が有機的につながりにくい。

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★そこで、大学入試問題を素材に、有る仕掛けを埋め込んだPBL型授業にすると、グローバル教育やSTEAM教育のエッセンスを教科の授業の中で実施できることをシェアしていく。

★それは、ハーバード大学のマズール教授の授業からヒントを得たPILとハーバードのアクティブラーニングプロジェクトチームが実施しているアクティブラーニングタイプ、そして21世紀型教育機構の標準「思考コード」を結合するワークショップによって行う。

★PILは、福原氏が(私も思考過程デザインのところで少し協働した)作成したPILアプリを活用することで、一見知識の問題が、広く深い思考のプロセスを生みだしていることを可視化し、その過程で、生徒が成長する手ごたえを感じるアクティビティになる。

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★知識問題を、まず解いて、解き終わったら、解説するという従来の授業では、知識を憶えるということが前面にでてきて、その背景で思考が働いていることが見えない。そのため、多くの生徒が短絡的に暗記してしまうというのが今までの授業だった。

★ところが、知識問題の中には、その背景の思考過程こそがポイントになっている入試問題が今ままでも出題されている。ただ、そのような問題も知識問題のカテゴリーに入れられ、その思考過程を生徒がシェアすることがなかなかできなかった。

★それがPILによって、その思考過程が知識を憶えるというより、知識を動員するダイナミクスを生み出すメカニズムであることを実感できるようになる。この知識と思考の関係をICTを介することによって明らかにすることこそSTEAM教育の基礎の基礎である。

★また、小論文で、中にはIBのTOK型の問題が出題される場合がある。その問題をPBLデザインで考えていくことによって、実はグローバル教育の基礎に行き着くことをやはりワークショップでシェアしていく。

★大学入試問題の中には、意識しているのかしていないのかわからないが、PIL型問題や哲学的な問題がたくさん出題されている。それを解くことが目的ではなく、その素材を通して、グローバル教育やSTEAM教育の思考のメカニズムを生徒自らがデイザインできるようになっていくことが本来の目的である。

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★これによって、留学や高大連携のSTEAMプログラムを行う際の土台ができる。また、今もこれからの大学入試問題を突破する力もパワフルにできる。PBLが大学入試を突破する知識と思考のシステムをつくり、同時に未来を創る知のメカニズムも創ってしまうということを先生方と共に創ってきた実践を、今回の研修でシェアしていきたい。

★とにかく、PILアプリとアクティブラーニングタイプのロゴと思考コードというPBL授業デザインツールによって、21世紀型の授業が割と簡単んに組み立てられるようになったのである。

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2019年7月23日 (火)

工学院大学附属の校長平方邦行先生との対話

★学校が夏休みに入るこの時期、先生方は猛烈に忙しい。夏期講習や外部の研修会に参加したり、ファシリテーターの役割を演じたり、講演をしたりしているからだ。そんな中でも工学院の校長平方邦行先生は、文科省の教育改革関連のワーキンググループのメンバーだし、日本私立中高連合会の理事でもあるし、東京私立中高協会の副会長でもあるから、会議や講演が目白押しだ。そして、日本全国各地を飛び回る。

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(4月の21世紀型教育機構の定例会で)

★そんなわけだから、互いのスケジュールを照らし合わすと、昨日の夕刻しかミーティングができきないということになり、急遽情報交換・共有することになった。平方先生の話の次元は、国家レベルの話、私立学校の教育の質向上の話、工学院の詳細な教育メカニズム創出の話と多岐に渡る。ついていくのがたいへんだ。

★国家レベルの話で、今現在、喫緊の課題は、各種英語民間試験団体(現在6団体)がそれぞれ「検定大学入試英語成績提供システム」をどのように利用するのかその実施方法の詰めの議論のようだ。

★話に耳を傾けていると、平方先生をはじめとする私学側からのメンバーの発想は、常に原点に立ち還りながら、一貫した実施方法を求めるのに対し、多くの見識者は、法実証主義者だから、法律に定まっていないことは、検討過程の中で変わるのは、当然だという立場のようだ。

★だから、新聞発表で、大学入試改革がなし崩しになっているように映るわけだ。もっとも、そう映るのは、どちらかというと、自然法論的立場で、法実証主義的な立場では、現状に合わせて変更があっただけだとみなす。

★現状の法治国家としての日本の立場は、法実証主義だから、私立学校の魂は、普遍主義で尊重はするが、自然法論の立場を採用することはない。それは、東大初綜理に就任した加藤弘之が、自然法論的立場を捨て、法実証主義的立場に転向した時から変わっていない。加藤弘之のグループメンバーは、法典論争で、フランス的な自然法論的立場を退け、法律進化論を採用していたから、富国強兵・殖産興業を推し進める理念とそれをがっちり守る法律論は、そのとき完成し、基本今も変わっていない。

★しかし、第二次世界大戦後、憲法や戦後教育基本法には、理念上自然法論的な立場が盛り込まれたが、それは、すぐに改正しようという動きになっていった。2006年12月に、教育基本法は改正されたわけだが、実質改正された理念が現実的だったわけで、それが条文として成就しただけだ。

★国家レベルの話と私立学校の今後の行方の話は、複雑に交差する。そのため、整理しながら聞いていくキャパがないのでこちらは苦労する。しかし、それだけ、重大問題が歴史を貫いていて、そこで平方先生は闘っている。

★同時に、学校の経営に対するビジョンと実践も行い、学内の先生方と議論しながら進めてもいる。昨日も新宿キャンパスと八王子子キャンパスとを往復して説明会を実施していた。

★その経営を考える時、平方先生は、教育内容の中核部分である授業のイノベーションを実現している。田中歩教務主任をはじめとする校務メンバーとブレストしながら進めているが、たとえば、終業式の時には、瞬間的ではあるが、平方流儀の授業を味付けする。

★先日は、「おーいお茶俳句大賞」を受賞した生徒を讃え、その受賞できる言語のメカニズムについて、生徒に問いかけたという。ある川柳を一句提示し、これをどう読み取るのか?を問いかけたという。

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★その話を整理すると、その句の解釈のタイプは上記のような4タイプにわけられていた。結局は解釈という言語理解は、置き換えたときの情報の量と質。一般には、ただ事実をそのまま再現する置換だけではなく、その背景にある情報を結びつけて語ると深みを感じるわけであるが、それだけでは、受賞できない。何か思いもよらない異質のものに結びつける変形次元の置換が必要だと平方先生は語る。やはりサプライズは重要だ。

★そして、人間的魅力は、この変形置換という、何か常識的な殻や自分自身の殻を打ち砕くアイデア力にあるというのだ。教科の授業の中で、これは可能であり、ダイレクトに単元の知識を学ぶだけではなく、その単元の知識の関連情報をどう扱うかで、インダイレクトではあるが、殻を破るエネルギーを生み出すコンピテンシーを育むことはできると。それがPBLなのだと。

★今、チーム田中のメンバー先生方とときどき対話して、何か迫力を感じるわけだが、その理由は、こういうことだったのかと気づいた。対話は、最終的には、チーム田中のメンバー先生方の授業リサーチのシートを見ながら、工学院の授業論になっていった。

★彫刻家でもある平方先生にとって、工学院の授業はトルソーである。その全貌を補っていくと、私立学校の教育のカタチ、そして国家レベル、世界レベルの教育のカタチが見えてくるということのようだ。デビッド・ボームではないが、≪対話≫の一貫性とはまさにこのことではないかと感動したのであった。

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2019年7月22日 (月)

どうして日本の教育は変わらないのか。希望はあるのか?

★日本の教育がなかなか変わらないのは、文科省も学校現場も、何より教育ジャーナリストも、保護者も、わかりやすさという名のもとで、難しいことを説明することを無視しているからだ。難しいこととは、授業の中で、生徒が感性や知性を生成し、成長していく過程のメカニズムだ。

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★そこをわかりやすく説明してとばかり言って、自分たちは省略という編集をしてしまう。

★いつまでたっても、本質に行き着かない。

★本質とは、何か魂や本物のイデアみたいなものだと思って、熱くそのことを語る。それが教育を変えることだと思っている。

★しかし、それは本質ではなく、本質の入れ物だったり、名づけだったりする。

★問題は、その魂の容器の中にある世界生成の過程のメカニズムだ。授業の手順ではない。その手順の中に埋め込まれているメカニズムの解明なのだ。

★そして、日本の教育が変わるには、これをアップデートする教育イノベーションが必要なのだ。

★ほとんどのわかりやすさは、気やすめだったり、重要な事柄に対する無関心だったり、その場限りの安心安全欲求だったりする。

★しかし、その知性と感性が生成される授業のメカニズムについて対話できる先生や実は経営者が出現してきてもいる。このことに気づいている教育ジャーナリストも中にはちゃんといる。

★日本の教育が変われば、社会も変わる、世界も変わる。希望はこれからだ。

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2019年7月20日 (土)

いまここで 世界を変える教師の存在×未来を創るジェネレーター との対話

★ここ1週間、足を心臓より上に置いて、寝ては起きて、車と電車で移動し、学校の先生方とプロジェクトチームのワークショップを行いつつ、あとはメールと電話でやりとりしながら、なんとかやっている。高尾の山も京都の山も良く行けたなあと自分なりに驚いているのだが、持病との合併症で、複雑な様相になってきた。

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★自分の娘より若い先生方と対話しながら、普段の授業におけるミニPBLの知識×思考の知のシステム作りをしているのが私のミッション。娘のプロジェクトは世界を変えるリサーチアートプロジェクトで、立ち上がり当初は、よく対話をしてよと言われたが、今はもう彼女は彼女のネットワークを広げて、世界を飛び回りながら、日本に帰ってきたときに、対話というより、いろいろ世界の動きを教えてくれる。

★そのような動きは、先生方も同じだ。いろいろなおもしろい創意工夫を教えてくれる。≪世界の変え方≫をオリジナリティの高い方法論に昇華しているし、結果世界標準になっている。私からのフィードバックは、世界標準の事例と<置き換え>て、そのすてきなレベルであることを共有するぐらいだ。

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★こうして、どんどん大きくなって自己変容を起こしている40代前後の先生方と対話するのは、実に楽しいが、そのプロジェクトがいつのまにか続き、今度は若い先生方がそのプロジェクトメンバーになっている。40代前後の先生方はスーパーバイザーになり、いっしょにやるのだが、学校という就業規則や授業の数というのがあって、パラレルワークがなかなかできない。そして授業リサーチも、いっしょにできるほど、自由がない。

★そこで、スーパーバイザーと仲間との媒介役と授業リサーチを、本間さんそこはまだやってねと頼まれる。もちろん、喜んでなのだが、どうせやるのなら、私の方も道具だては、新しくしようとか、従来の道具でも組み合わせを変えようとかしたくなるし、本来性に立ち還りながら現代化するから、時一刻と変わる情報を統合もするので、プロジェクトチームのワークショップは、アップデートしてしまう。

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★そうすると、スーパーバイザーーの先生方はもっともっとこうしようと対話が創造的になる。

★今、ミニPBLの中に、哲学としてのSTEAM教育とICTを活用したPILをどう埋め込むかにチャレンジしている。この夏、GLICC代表鈴木社長とFlipSilverliningの福原社長の協力を得て、なんとか出来上がりそうだ。福原氏とは、実際にワークショップをコラボし先生方と共有する機会が、この夏ちょうどある。9月1日の「第3回静岡国際シンポジウム」でも少しお披露目できるかどうかチャレンジしてみたい。鈴木氏とのコラボの成果は、すでに本になっていて、同シンポジウムで紹介もあるだろう。

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★自分の身体の自由がきかない状態になると、ふとこの先生方とのワールド・プロジェクトをきちんと形にして、広げなければならないと緊迫感が増してくる。そこで、今自分がどのくらいの先生方と<対話>しているのか整理してみた。

★今、23校(学校と団体合わせて)のプロジェクトチームと月1,2回創発会議やワークショップ、授業リサーチを行いながら≪対話≫している。三カ月に一度とか年に一度毎年という学校は、5校くらいだが、それでも、全体として、この数はハードかもしれない。年間≪対話≫させていただく先生方の延べ人数は1935人。

★会って打ち合わせしようという数は含まれていない。1対1とかグループできちんと創発的≪対話≫を行う先生方の数である。

★これは、結構多い。なんとかしなくてはとますます緊迫してきた。

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★ただ、人口論的経済成長に基づいたマーケティングは一切しないので、ビジネスとしてはたぶんだれも興味をもたない。私も内省的経済成長論という近代資本主義が最初の段階で考案していたもうひとつの経済システムを理想としているから、共感共鳴できるビジネスパートナーは少なすぎる。

★なんとか先生方がパラレルワークができるよういになれないのか、そうすれば、ここは世界を変える突破口になる。何せ、この活動はブリコラージュ的手法だから、パッケージやマニュアルがない。先生方1人ひとりの暗黙知を形式知化し、さらに世界標準の鏡に照らしながら、独自のソフトパワーを生み出すのがミッションである。

★このようなミッションは、私立学校の教師には実に適したものだが、国公立の場合は、パラレルワーク(講演料程度はありなのだろうが)は結びつけることは難しい。

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★その模索はもちろん、2つの種類で始まっている。1つは心ある世界を変える教師のチーム。もう一つは心ある未来を創るジェネレーターチーム。幸い、Z世代の中高生との出会いもあったし、そのような情報を知っている日本とイギリスを拠点に活動しているライターとの出会いも、氏が大学時代から≪対話≫していて、それが今も続いている。まだまだ、老兵と言えども、情報収集に衰えはない。とはいえ、私のキャパの問題もあるが。

★自分の身体があと3年もってくれれば、何とか入口までは先生方や仲間とたどりつけると思う。その後は、もうみんな飛んでいって欲しい。私は、そのときには、山にこもり、また別の人生を歩んでいるだろう。十牛図の十番目に到達出来たら幸いだと思っている。

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【未来を創る学校24】富士見丘 注目度あがる PBL=グローバル教育

明日21日(日)、富士見丘学園では、中学説明会、帰国生入試の説明会、英語と思考力入試体験、中学・高校の部活体験などの教育体験会が開催される。理事長補佐・校長補佐の吉田成利先生によると、参加者申し込みが昨年より増える見込みだという。

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★少人数制の質の高い授業。また少人数制だからSGH(スーパーグローバルハイスクール認定校)のプログラムを全員が取り組むことができる。多くの生徒がCEFR基準でB2(英検準1級)に到達するほどのグローバル教育が、このSGHプログラムとシナジー効果を生みだしている。

★CEFR基準でC1に到達する生徒も出てきて、模擬国連部に集結してもいる。そこから世界大学ランキング100位以内の大学にも進学するし、上智や立教などにもたくさん進学する。

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(写真は、すべて同校サイトから)

★SGH甲子園のプレゼンテーション部門で毎年のように優勝している。SGHプログラムでは、最終的には、シンガポールやマレーシア、台湾でフィールドワークやインタビューをして、現地の高校生と世界の問題を発見し、創造的課題解決する。

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(シンガポールでインタビュー)

★SGH認定校の条件として、英語はB2到達、授業はPBLということになっている。しかし、このg体験をして、学びの方法に目覚めた生徒たちは、普段音授業でもPBLを希望し、学校全体がプロジェクトベースの学びが拡充している。

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(君の名はの場所で。日本の文化を探究するフィールドワークで)

★先生方は、生徒との距離が極めて近く、生徒のニーズにきちんと対応している。

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★対話や議論のない授業は、信じられないと生徒も語る。そんな教師の質が、SNSで世界に広がっている。口コミ評判作りは、富士見丘の生徒自身が広めている可能性がある。そういう意味でも、生徒にとっては、自分の学びの環境を教師と一緒に作っていけるモチベーションが高まる環境なのである。

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