21世紀型教育

2023年2月 1日 (水)

2023年首都圏中学入試動向(17)順天 前年の出願総数を超えるだけではなく、新たな潮流生まれる

★出願倍率速報(首都圏模試センター2023年2月1日現在)によると、順天の出願総数の前年対比は102%。最終的にはもっと増えるでしょう。

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★しかも、もっと大事な潮流は、おそらく女子受験生が増えていることでしょう。

★Sクラス(サイエンス)、Eクラス(英語)、特進クラス(超進学)の3つと、グローバルウイークに代表される大学レベルの講座など実に明快な教育環境デザインを構築しています。

★女子生徒はEクラス志望傾向と思われがちですが、今の時代は女子の理系志向が増えています。それにプレゼン能力の高い傾向にある女子生徒は、総合型選抜や学校推薦型入試を活用できる探究型の授業がベースの順天は、理想的なのです。多様な進路が女子に受け入れられたのだと思います。

★男子にも女子にも人気がある共学校として確固たる座標軸を確立したのだと思います。

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2023年1月31日 (火)

2023年首都圏中学入試動向(14)筑駒と工学院 もうひとつの工学院の人気の理由

★首都圏模試センターの出願倍率速報(2023年1月30日)によると、今年の筑駒の出願数の前年対比は、108.9%です。併願校としては、開成、駒東、麻布、海城①が多いはずなので、これらの学校の出願数の前年対比もみてみましょう。

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(2019年の筑駒乳牛風景)

   2023 2022 前年対比
筑駒 627 576 108.9%
開成 1289 1206 106.9%
駒東 611 565 108.1%
麻布 918 934 98.3%
海城 602 545 110.5% 

★開成、駒東も増えているので、その影響は大でしょう。麻布は横ばいなのですが、海城①が増えていますね。もしかしたら、海城の併願者も増えているのかもしれません。

★たしかに、これらの学校は教育産業によって、垂直的序列を生み出すことになってしまっていますが、学校自体の校風は、それと混同しない方がよいでしょう。これらの学校から正しいエリートが生まれてくれることは日本にとって大切です。

★ところで、工学院も好調なのですが、その人気は、前校長の平方先生がグローバル教育を拓き、現校長の中野先生がデジタルによるイノベーティブ教育、理系教育をさらに進化させているところにあると思います。

★しかし、1997年から10年校長を務めた城戸先生による偉業は大きいと思います。城戸校長は実は筑駒の副校長を定年退職してから工学院の校長に就任したのです。開成とか麻布がそうなように、これらの学校は、校長が退職して次の学校に就任したとき、その松明を新しい学校に継承するものです。

★城戸先生もそうでした。共学校にしたのも城戸校長でしたが、何より筑駒の校訓である「挑戦・創造・貢献」を工学院の新しい校訓と位置付けたのです。工学院には、私立大学で工学系の大学第一号という日本の工学に多大なる貢献をしています。その魂は今も中高に継承され、さらに筑駒のマインドも継承されています。そしてグローバルとICTと伝統と革新を統合しているわけです。

★私自身が教育研究所を創って私立学校研究家としてスタートした時期に、薫陶を受けたのが城戸先生で、工学院にはそのときの盟友岡部氏とよく訪れたものでした。

★その岡部氏は、今では、工学院の英語の教員です。知恵者なので、城戸先生がそのころから誘ったものですが、まさか本当にそうなるとは!驚きです。平方先生時代に21世紀型教育改革を行うというので、赴任したようです。きっと同じ英語科でもある教務主任の田中歩先生とよきシナジー効果を出しているでしょう。

★工学院の生徒が、「挑戦・創造・貢献」の大活躍をしているのは、同校のサイトを見れば明らかです。

 

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2023年1月30日 (月)

2023年首都圏中学入試動向(13)工学院 予想通り出願が増加中 その理由は?

昨年12月10日に、工学院の大学院生と高3生が、「八王子市民フォーラム・未来を語る ゼロカーボンシティの実現に向けて」でのパネルディスカッションに登壇し、脱炭素社会の実現に向けた意識の醸成に協力しました。中学1年から八王子プロジェクトというフィールドワークを行っていて、八王子のいろいろな産業について調べ、経済や理工系の学問に興味と関心を広げています。

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(写真は、同校サイトから)

★工学院のグローバル教育(ケンブリッジインターナショナルスクールやラウンドスクエアとの連携など)はもはや有名ですね。ですから経済や教育などの文科系の進学は目覚ましい実績をおあげています。そして今女子生徒が理系を志望するという時代の風が吹き、女子の理系志望者が工学院を目指すようになりました。

★特に工学院のフィールドワークは、社会課題を身近なところから結びつけて発見して解決していくデザイン思考などのPBLを行っています。自ずとSDGsに関係してきます。したがって、その課題解決には、デジタルや工学などの実践的なテクノロジーを実装したものを提案できるほどなのです。

★説明会などで在校生のその姿を見てしまった受験生は、俄然工学院となります。

★田中歩先生とそんな話を先日していたら、たしかに中学受験生は、同日比で昨年を、教頭奥津先生の予測シミュレーション通り増えているというのです。1月28日段階で、昨年1/31時点の実人数を超えたということです。

★すでに、総出願者数も、昨年を超えたようです。昨年は700名強だったのですが、今年の勢いでは、800を超えるのではないかと予想します。2020年400強→2021年500弱→2022年700強→2023年800強という出願総数の成長曲線を描くことでしょう。ちなみに、定員は105名です。

 

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2023年1月28日 (土)

第113回GWE 星の杜 チェンジメーカーが生まれる教育環境デザイン

第113回GWEは、2023年から共学化、校名変更、特異点ともいうべき新しい教育カリキュラム及びプログラムを実施するという先進的な教育改革を果たす星の杜中学校高等学校(以降「星の杜」)の校長石塚千恵先生が出演されました。Zoomの背景が星の杜を包み込む美しい豊かな自然を写した写真でした。GWEを主宰する鈴木さんが、その美しい光景について尋ねると、1995年の1月17日に起こった阪神・淡路大震災のことに想いを馳せ学校全体で祈りをささげるその日に撮った写真ということでした。石塚先生は、星の杜の教育環境デザインの真髄をさりげなく語るところから始めたのです。

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(GLICC Weekly EDU 第113回「星の杜中学校高等学校~未来を変える星」)

★昨年グリーンスクール(インドネシアにある今世界が注目している学校です)に研修に行った中3生のポテンシャルの大きさやそのポテンシャルを顕在化するパワーに、生徒は自分たちが思っている以上に才能が豊かだというのを改めて知ったというストーリーは、4月からスタートする星の杜の改革が成功する予告編さながらでした。

★4月からPBLやデザイン思考が繰り広げられるということですが、すでに今の在校生が、それを主体的に広げ深めているわけです。

★改革をする学校の先生方のお話は、一般に改革スタート後、どのようなコースにするのか、そこでどんな授業が展開するのか、どんなグローバルでイノベーティブなプログラムを用意しているのかという未来の話が多いわけです。

★なぜなら、まだ実施していないから具体的な生徒の様子は今の段階では話せないのでということなのでしょう。

★ところが、石塚先生の話は、いまここですでにプレ改革がラディカルに実施されているという話です。4月からの星の杜は、このような生徒の活動がもっと深まっていくという期待が高まります。

★それにしても石塚先生の確信を持ったトークには感動です。たとえば、「ふつうの授業をやっていては、まったくみえていない生徒の未来の世界がある」とか「私がもっているものだけを提供していては、生徒の未来をサポートできない」というまさに核心を言い当てる確信を石塚先生はお持ちであることが伝わってきました。その気概が革新的な教育を導いているのだということでしょう。

★その革新的な教育をいかにプロデュースされているのか、多くの外部ディレクターと学内の先生方と生徒のみんさんが見事にコラボレーションされている状況があることも了解できます。これは、これまでの学校ではなかなかうまくできなかった組織デザインです。

★東京の私立中高一貫校は、相対的に先見性・先進性が特徴的で革新的なのですが、星の杜程先進的・革新的かといえば、それはなかなか難しいわけです。

★宇都宮に星の杜という教育の特異点が出現したというイメージを抱きました。具体的なお話は、ぜひご視聴ください。星の杜の先進的で革新的な教育モデルは、東京の私立中高一貫校選択の際に明快な基準になると思います。

 

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2023年1月27日 (金)

「主体的」を考えるヒントの1つか? ジルベール・シモンドンの新装版

★ここ数日、勤務校の通信制高校の先生方と対話していて、自分がカバーしてこなかった重要な視点を頂きました。最近接領域と合理的配慮はサポートのあり方として似ているけれど、合理的配慮は相互理解ではなく相互作用なのだと。勤務校の全日の面倒見がいいというあり方には、最近接領域を超える合理的配慮もあったにもかかわらず、それをも最近接発達領域として理解している自分がいたわけです。

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「個体化の哲学〈新装版〉: 形相と情報の概念を手がかりに (叢書・ウニベルシタス 1083)  2023/1/25」ジルベール・シモンドン (著), 藤井 千佳世 (監修, 編集), 近藤 和敬 (翻訳), その他 

★しかも、合理的配慮(翻訳があまりピンとこないのですが)は、教育用語ではなく、差別撤廃のための新しいコミュニケーションのあり方で、すでに国連が採択し、日本も批准していたわけです。法律にもなっていて、新たな権利を支える国民の責務でもあるわけです。

★勤務校の通信制高校の先生方は、合理的配慮をフッサールの哲学をベースに捉え直していますが、さらにメルロ・ポンティの発想もとり入れている先生もいて、深いのです。とはいえ、日常の学園生活で、哲学用語を使って教育を行っているわけではないのです。

★理念や理想としての合理的配慮ではなく、いまここでナチュラルに生成される合理的配慮なのです。

★そんなわけで、いろいろ調べていくと、メルロ・ポンティにも学んだフランスの哲学者ジルベール・シモンドンの著作に出会いました。

★改装版として、1月25日に出版されたばかりです。ネットを調べていると個体の捉え方を、原子論的実在論でもなく、質料形相論でもない新しい捉え方だとかいうわけです。シンギュラリティやアラグマティックなどという考え方と個性化作用がかかわっていると言われたりしています。

★読んでみないとわかりませんが、何せ分厚いし、kindle版がでていないので、字が小さくて困ります。

★ドゥルーズやガタリに影響を与えているのですから、物象化ではなく、関係性の話だろうとは思いますが、その生成過程に挑んでいるのでしょうから、知りたいという意欲がでてきたわけです。

★ふだん「主体的」とか「対話的」とか簡単に使っていますが、「合理的配慮」をめぐり、もっと多角的だし複雑系だし多次元な領域がそれぞれの背景には広がっています。

★勤務校の通信制の教師の実践を理解するには、先生方の身体図式を理解する必要があります。全日制にも困っている生徒はいます。そこを媒介にすると、通信制も全日制も連続することが明確にわかるはずです。

★今は、制度上境界線があります。その境界線を越えたとき、その制度そのものが壊れます。

★新しい教育改革。しかも意図せずナチュラルに変化が生まれてくるシンギュラリティが生まれてくるかもしれません。

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2023年1月24日 (火)

今日は♯Education Day 質の高い教育とは?

★今日は、ユネスコはSDGsのリマインダーとして、♯EducationDayとして設定しているようです。Fasebookで次のような表現をしています。中学入試のこの時期、質の高い教育環境をデザインしている学校はどこかと探していることでしょう。

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★このステッカーには、質の高い教育は、贅沢なんてものではなく、人権なのだと。具体的には、ユネスコは、今回のパンデミック「過去2年間で、1億4,700万人の子どもたちが授業中の半分以上を欠席したと推定されています。この世代の子どもたちは、現在価値で合計17兆円の生涯所得を失う可能性がある。」と語っています。

★現在の私立中学入試で、こんな切実な緊迫感を感じることはないと思いますが、ここには教育の本質があります。つまり、「すべての人に質の高い教育を提供することは、平和で豊かな世界を実現するための基本です。教育は、人々が健康を維持し、仕事に就き、寛容さを育むために必要な知識と技能を提供します。」ということなのだと。

★このことを生徒1人ひとりにシェアできる教育環境が必要だとしたら、パワハラやいじめや垂直的序列価値観などがあってはならないということです。こういうことが1つもない教育環境デザインをしている学校を探すと、クリエイティブダイアローグ、クリエイティブラーニング、言語の多様性、教師や生徒の多様性などの意味でグローバルでイノベーティブな環境があるところだとなるでしょう。

★朝、そんなことを考えて学校についたら、未明に強迫ファックスが送られていました。「300万円送金しないと教師や生徒に危害を加える」というのです。すぐに警察がやってきてくださり、相談した結果、ランチを早めにとる午前授業にして午後速やかに全員下校することにしました。

★ネットを見ると、八王子市、埼玉、神奈川、大阪、奈良、徳島などに同じファックスが送られているということです。うちと同じ対応をとった県や通常授業を注意しながら行ったところもあるようです。

★いずれにしても、教育や学びに集中できないわけです。人権侵害は明白です。

★そして、ウクライナや中東などで戦争が続いている国の子どもたちのことが思い浮かびました。私たちの緊迫感以上の想像を絶する圧迫感や恐怖の中で学びたいという意欲を持ち続けている子どもたち。

★私たちになにができるのだろう。Quality Educationは、その意味でも平和を目指すものであることは言うまでもないということでしょう。教育の改革が、そこに結びつくかどうか、私たちは問われています。

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2023年1月23日 (月)

2023年首都圏中学入試動向(08)成城学園第1回入試出願数前年を超える

★1月21日現在(日能研倍率速報)、成城学園の第1回入試の出願数前年対比は、103.5%。数日前から100%を超えていました。第2回は78.4%ですが、東京の共学校全体の出願状況は、前年対比63.5%ですから、同校の出願の動きは勢いがあります。直前受付もあるので、第2回も前年を超えるでしょう。

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「shuTOMO 第14号(2023年1月9日発行)」に成城学園の教育について記事を書きました。ご参照ください」

★成城学園は、ご承知の通り、大正自由教育を継承しつつ、ある意味デューイの経験主義やプラグマティズムの現代化を進めています。したがって、フリー、フラット、フェアー、フラタニティな雰囲気の学校です。

★教師と生徒のつながり、生徒同士のつながり、同窓生と在校生とのつながりなどが豊かで、多様な高大連携、自然体験、グローバル体験、アントレ体験など1オンスの体験は10トンの理屈に勝るというデューイの考えそのものを実現しています。

★受験生の男女比は、少し女子の方が多いですから、そういう意味でもデューイが目指した格差のない社会づくりを射程に入れていることもわかります。女子生徒も男子生徒も、それぞれ一人の人間として自分の才能を広げ、発揮していける環境がデザインされています。受験生が魅力を感じないわけがありませんね。

※成城学園の教育についてディープな情報については、次の動画をご参照ください。

① GLICC Weekly EDU 第104回「成城学園中学校高等学校ー探究が開く未来」

② GLICC Weekly EDU 第107回「成城学園の中高大連携プログラムー卒業生と生徒と教員のネットワーク」 

 

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2023年1月22日 (日)

2023年首都圏中学入試動向(07)和洋九段女子 小さくて大きな動き

★和洋九段女子の帰国生入試の出願数の前年対比は300%。出願数自体は、6人(前年2人)で、少ないように感じる人もいるかもしれません。しかし、一般入試(2月1日以降)の受験生が約50,000人なのに対して、東京の帰国生受験生は約900人です。6人というのは決して少なくないのです。

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★大事なことは、前年対比が300%ということです。このことは何を意味するのか。それは帰国生が和洋九段女子を見つけ始めたということなのです。

★和洋九段女子の教育が帰国生にとって居心地が良い環境であることが伝わり始めたということなのです。たとえば、和洋九段女子のPBL入試(SDGs型)などは、教師と生徒がいっしょになって作っています(動画参照)。

★このような生徒がいっしょに学校づくりに参加できるという雰囲気は、帰国生は共感するものです。フリーで、フェアーで、フラットで、それでいてフラタニティ―がいっぱいという雰囲気は何より大切なのです。

★もちろん、これは国内生にとっても同じはずです。ところが、実際には、国内ではまだまだ、学校は校則が厳しかったり、ランキングや序列競争に疑問を持たれなかったり、様々な問題があるにもかかわらず、なかなかみな感じなくなっています。

★しかし、最近の帰国生の多くは、そのことに敏感に反応するのです。かつては、英語を話すと、ひかれるなんて現象もあったりして、「帰国生外来」などという帰国生の心の痛みのカウンセリングがメディアで取り上げられたことも多かったのです。

★ところが、最近では、私立中高一貫校のグローバルな意識が高まり、帰国生にとって過ごしやすい環境ができつつあります。

★その環境の一番大事なところは、ディスカッションやオープンダイアローグがあることです。それに言うまでもなく主体的関係性がある環境ですね。そして、このような環境があると国内生もまた、世界に通じる思考力と行動力を身に付けられます。

★和洋九段女子の生徒のSDGsに対する取り組みは、その仕組みを知るだけではなく、自分たちにできることは何かを話し合い、行動に移すところまで実施されているのです。そして、その過程で多くの外部ネットワークと結び付き、SDGsへのアクションを共に行っていくインパクトを与えているのです。

★もちろん、タイをはじめ多くの海外の同年代の生徒と交流もします。高大連携でフィールドワークにも繰り出します。要するに年中行事以外に多様なアクティビティが生まれています。

★そんなことが和洋九段女子の生徒にとっては、当たり前なわけですが、帰国生が外から色々な学校を視て比較した場合、とても得難い環境のように見えるわけです。

★とはいえ、和洋九段女子は海外にまで出張して帰国生に説明会活動を頻繁に行っているわけではないので、かなりアクティブな帰国生でなければ、和洋九段女子の帰国生入試にたどりつかないということもあるでしょう。

★だからこそ、前年対比300%は小さくて大きな動きを示しているのです。今後が楽しみです。

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2023年1月21日 (土)

2023年首都圏中学入試動向(06)東京エリアの帰国生入試出願状況 工学院と大妻中野 基盤つくる

★1月20現在、東京エリアの帰国生入試の出願状況が概ね確定しました。前年対比順ベスト15位、出願数順ベスト15位を並べました。

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★すると、両方の順位に入っているのは、工学院と大妻中野でした。

★両校ともグローバル教育を極めているので、当然の結果となったのでしょう。両校がいかにグローバル教育の確固たる基盤をつくっているのかについては、次の動画が参考になると思います。

GLICC Weekly EDU 第101回「工学院大学附属中学校・高等学校ー世界の学校になる。Becoming a School of the World」

GLICC Weekly EDU 第75回「大妻中野 諸橋教頭先生との対話ーArts for Humankindとグローバルリーダーズ」

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GWE112回 工学院の知られざるすごさについて鈴木さん語る

<GLICC Weekly EDU 第112回「2023年中学入試~出願状況から見えるコト」>は、鈴木さんと結構突っ込んだ対話ができたと思います。私のfacebookでは、予告として次のようなことを書き込んでいました。

「2023年の私立中学受験は、2030年、2050年の社会がどうなっているかバックキャストして教育をデザインしている学校が選ばれています。受験生の保護者の選択の眼が眩しいですね。さて、その教育のデザインのタイプが、千葉エリアと埼玉エリアと東京・神奈川エリアでまず大きく3つに分けられます。そして、東京エリアは、さらに細かく3つのタイプに分かれます。巧まれたわけではなく、そうなっているのは、各エリアの中学市場の状況が違うからで、それぞれのエリアの学校は、見事にその市場の具体的状況に対応する動きをしています。その中で、東京の2タイプが、具体的状況に適合させつつ一歩先を照らすデザインをしています。」

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★この目的はかなり達成されたと思いますので、ぜひご視聴ください。ライブ中にチャットで質問も頂き、その場で回答しながら対話が進む、スリリングな刺激も受けました。すべての方にお答えできなかったことをお詫びいたいます。そして質問を頂いた方々に、感謝申し上げます。

★さて、この対話の1:03:05あたりから、鈴木さんがちょうど20日の日に工学院の授業の取材にいってきたというわけで、工学院の授業のすごさについて語っています。AIと英語とクリエイティブが浸透している今まで見たことがないシーンについて語っています。

おそらく、この凄さについてはまだまだ知られざる貴重な最新鋭の授業の情報だと思います。ぜひご視聴ください。

★それにしても、2050年のムーンショット構想や未来人材ビジョンなど内閣府や経産省、文科省が描いている日本経済社会の新たなカタチは、ずいぶん新学習指導要領やそれをさらに超えるクオリティの私学の教育にマッチングし始めています。

★それらの構想が私学に影響を与えていることもあるし、同時に私学が世界的多角的視野に基づいてデザインしている教育環境が政財官に影響を与えているのか証明の使用がありませんが、相互影響があることは間違いないでしょう。

★進めるところから進み、その恩恵を日本のみならず世界でシェアする効果的利他主義の教育のダイナミズムが起こっているのが、2023年の中学入試の真骨頂かもしれません。

工学院のみならず、50校くらいについて語っています。中学受験生にとってまだまだ学校選択で迷っている方々に何かの参考になれば幸いです。

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