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2026年9月

2026年9月12日 (土)

2027中学入試動向(10)神奈川の共学校の女子志望者数傾

★神奈川県の共学校の女子志望者数については次の通り。

アレセイア湘南、鎌倉国際文理、公文国際学園、慶應義塾湘南藤沢、自修館中等教育学校、湘南学園、聖ヨゼフ学園、相洋、中央大学附属横浜、東海大学付属相模、桐光学園、日本大学、日本大学藤沢、横浜隼人

★28校のうち増加校は14校。神奈川の共学校で女子志望者数が増えた学校シェアは50%。

 

 

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2027中学入試動向(09)神奈川の女子校志望者数傾

★神奈川女子校は次の通り。

神奈川学園、鎌倉女学院、北鎌倉女子、清泉女学院、日本女子大学附属、横浜共立学園、横浜女学院

★17校のうち増加校は、7校。神奈川女子校の志望者数増加校シェアは41%。

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2027中学入試動向(08)神奈川共学校の男子志望者数傾向

★神奈川の共学校の男子死亡者数の傾向を前回同様に並べます。

青山学院横浜英和、大西学園、鎌倉国際文理、鶴見大学附属、東海大学付属相模、桐光学園、日本大学、森村学園、横須賀学院、横浜翠陵、横浜隼人

★28校のうち11校増加。神奈川の共学校で男子志望者数が増加した学校シェアは、39%。

★2教科グループは増加しているという学校は、

神奈川大学附属、関東学院、関東学院六浦、湘南学園、相洋、法政大学第二、横須賀学院

 

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2027中学入試動向(07)神奈川男子校の志望校傾向

★これまで同様、ONETESの7月の集計で、神奈川の中学受験生のうち男子の2科目の受験生・4科目の受験生両方の志望登録者数が増えている男子校を五十音順で並べます。

鎌倉学園、慶應普通部、サレジオ学院、藤嶺学園藤沢

★10校のうち4校が増加。男子校増加校のシェアは40%。

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2027中学入試動向(06)天体の部活のある学校は注目か 自律分散協調系のコア・ループ

工学院大学附属中高のサイエンス部天文班の部員2名が、この夏「スターキャッチコンテスト関東大会」にて第3位に輝いたというインタビュー記事を読みました。感動的です。この記事を書かれた先生のストーリーテラーのパワーも凄いです。そして、なにより、そのストーリーは二人の生徒自身の実際の軌跡/奇跡であることが感動です。

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★そのストーリーについては、ぜひ記事をお読みください。ここでは、私の気づきを少し述べますね。

★天文班の2名は、協力してコンテストに向けてトレーニングをするわけです。どんなトレーニングかは天体のことを知らない私にはわからないのですが、自作の天体望遠鏡で、天の星々を自分たち感覚と脳内神経身体全体に最適かつ俊敏に結び付けるトレーニングのようです。

★このコツコツと努力しているというより、コミュニケーションを取りながら、悩みながらも創意工夫し、小さな達成感を積み上げていく感動の連続だったと思います。これってもう奇跡です。というのも、私も含めて多くの人がふだん星空を眺めないし、どの星がどんな由来があるのかその背景知識などは持ち得ていないわけです。しかし、コンテストで入賞するためには、その膨大な知識と天体望遠鏡を操作するテクノロジーと彼女たちなりのこの一連の関係性を導き出す方程式を創って結び付けているわけです。

★まさにクリエイティブクラスですよね。それにしても、天界の星空と自分たちの脳内の島皮質が反応するわけですから、それはたまあに星空を裸眼で眺めて感動することなどとは比べ物にならない大きな深い感動が全身に広がり、そして仲間と共感するでしょう。

★これは、結構人知を超えたすごい出来事を自分たちが手にしているのです。誰に指示されるわけでもなく自律して、そしてどちらが主導権を握るということなく分散し、それでいて協調する。これは外からみたら、一連の行動ですが、この行動が駆動する内的なコア・ループが出来上がっているということです。

★田中歩教頭が、IBLや探究で生徒が感じたり考えたり行動したりすることの出来を最終的に評価することというのは、プロダクトの出来栄えで終わるのではなく、生徒1人ひとりの内面に(脳神経身体全体に)どんなコア・ループが回りだしているのかを生徒と共有できることなのだと言っていることの実感ができました。

★もしかしたら、天体の部活を行っている学校では、同じような自律分散協調系の生徒が育つ環境があるのかと思い、調べてみました。東京の私立学校の17%は、天文部を持っているようです。しかし、工学院のように科学部や地学部の中に天体活動を行っているかもしれませんから、天体活動をしている部活動はもっと多いかもしれません。

★そういえば、桐朋の天体活動は有名だということや開成の地学の先生の授業実践報告会に参加したとき地学と宇宙の壮大な関係に感動したのを思いだしました。

★たしかに、自律分散協調系のコア・ループが生徒の内面に回っているし、アップデートしていく環境は天文にはあるなあと感じました。

★島皮質のAWE体験は、天体だけではなく、山に登ってでもできます。いや多くの部活がそうでしょう。今や部活はいろいろ言われていますが、日本の教育の新たな卓越性を示す学びの場かもしれません。自律分散協調系の創発の場だよと。もちろん、そうでない昔ながら部活は変わっていく必要はあるかもしれませんが。

★自律分散協調系という言葉は、私が中学受験業界に足を踏み入れた1980年代に一部で流行っていた言葉です。コンピューター系のテクノロジーやエンジニアリングで使われていました。現代思想でも脱中心とか周縁というキーワードがはやっていました。

★それが2000年代になって、工学関係で広がりはじめていたと思います。当時の東大の小宮山宏総長の講演に参加した時、教授から岩波新書「地球持続の技術」を頂いて驚愕したのを覚えています。今では、WEB3.0あたりで新たな意味や言葉で表現されているのでしょう。文理融合の時代に再び流行るかもしれません。

★そうそう、私がPBLを大事にしているのは、この自律分散協調系のコア・ループが生徒の内面に回りだすことを、もちろん狙ってですが、島皮質などの脳科学をちょっとだけかじることで、かじらなくてもちょっと考えれば、わかることですが、脳というのは、感動は同じ行動を繰り返すと順応して起きなくなります。ですから、それを防ぐには、環境を変えるのがポイントです。特に協働関係をつくることは、仮に同じメンバーでも複雑系なので、日々新鮮です。

★工学院の場合は、中1からIBLやPBLをやっているのですから、当然そうなるのですが、さらに高大連携や地域連携、外部団体連携、国際的アソシエーションなどとの連携が多く、生徒1人ひとりのコア・ループはアップデートしています。このような学校は他にもいっぱいあります。またお知らせします。

 

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2026年9月11日 (金)

2027中学入試動向(05)結局自分にとって最高の学びを体得できる学校を探す

★中学受験勉強はその仕方によっては、飯田 史也さんが書いている「あなたの一生を支える 世界最高峰の学び」を得る入り口に立てます。そして、その入り口に立ったら、その自分にとっての最高峰の学びを体得できる学校を探すこともできるでしょう。飯田さんは、奇跡はそこかしこに埋まっていることを忘れないでほしいと。そのために、「コミュニケーション」を中心に据えて学ぶことだねと。そして「大切なのは、膨大な知識の中から、自分だけの文脈を見出し、その文脈に基づいて日々の生活や人生を形づくっていくことです。このようなプロセスこそが、『最高峰の学び』といえます」と同書で語っています。

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★このプロセスは、具体的にどういうものなのか?それはぜひ本書をご覧ください。

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★飯田さんとは一見違うアプローチのコミュニケーションを大切にする方法を語っているのは、内田樹さんです。同書は、教師にエールを贈っている書ですが、受験生の保護者が読むと、教師がいかに制度によって感じるときがある不自由さの中で、創意工夫して教育に取り組んでいるのkがわかります。教育に取り組むとは、学びの方法論や知識を教え込むのではないのです。真剣に知に向き合う姿勢を形作っていくことです。

★この点は、飯田さんと同じです。身近なところも真剣に向き合うと、そこには普段気づかなった知識が溢れています。向き合うということはコミュニケションです。向き合う相手が人であれ、ものであれ、自然であれ、コミュニケーションをとるわけです。いったい何を言い出すのだとお思いでしょう。

★この極意を内田さんは、弓道などの道に向き合う武道を引き合いに出します。弓道は何に向き合いコミュニケーションをとるのでしょう。自分の身体と的までの空間とそれらすべての時間の流れなどとコミュニケーションするらしいのです。

★身体と自然と社会ととなるとWHOの健康を維持する3要素です。これらすべてが良好で互いに好循環する状況をwell-beingだとWHOは行っているわけですが、このwell-beingを生み出すコミュニケーションができたら、それはもう最高峰の学びを体得したことになります。そして、その学びを生涯続けることがwell-beingも生み出し続けることでしょう。

★飯田さんが、そこかしこに奇跡が埋まっているのを忘れるなと言っています。それは中学受験勉強の中にも埋まっています。

 

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2027中学入試動向(04)東京共学校の女子の志望者数傾向

★東京の共学校を志望する女子の傾向を、前回同様にデータを見て、女子の2科目受験生・4科目受験生の両方が増えている共学校を五十音で並べます。

青山学院、郁文館、上野学園、英明フロンティア、桜美林、開智日本橋、吉祥寺学園、吉祥寺湧水、国立音楽大学附属、啓明学園、駒込、サレジアン国際、実践学園、品川翔英、芝国際、自由学園、淑徳、聖徳学園、成蹊、清稜、玉川学園、多摩大学附属聖ヶ丘、中央大学附属、千代田、東京成徳大学、日本工業大学駒場、羽田国際、広尾学園、文教大学付属、武蔵野大学、明治大学付属世田谷、明星institution、明法、mrグロ学院、安田学園、立正大学付属立正

★90校のうち36校が増加で、増加校のシェアは40%。女子校の36%に比べて、少し高いが、女子中学受験生は女子校より共学を志向するという最近のイメージは、それほど強いものではないかもしれません。

★男子に比べ、女子校の選択校は、1.3倍ですから増加校が減って見えるのは当然です。実は、男子が死亡する学校で増えた数は、女子に対し、1.3倍です。この数字の一致はたまたまですが、もしかしたら女子が苦戦し得ちるという見方もそれほど強い根拠があるわけではないかもしれません。

★ただ、狭いところでパティーをするのと、同じ人数が広いところでパーティーを行うのとでは、見かけの勢いは違います。もしかしたら、男子と女子の志望校の勢いは、そのアナロジーがあたっているかもしれません。

★結局、受験生は、自分にとって最高の場所を探せばよいということです。これは、中学受験の世界では大鉄則でした。今もこれからもそれは変わりません。何せ、どの私立中高一貫校も、毎年学びの環境の創意工夫の手を止めませんし、コンプライアンス体制の仕組みを整えることに尽力しています。偏差値による最高の学び舎ではなく、自分にとって最高の奇跡の学びの場を見つけましょう。

 

 

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2026年9月10日 (木)

2027中学入試動向(03)東京女子校の志望者数傾向

★東京の女子校の傾向を、前回同様見て、女子の2科目受験生・4科目受験生の両方が増えている女子高を五十音で並べます。

江戸川女子、大妻、大妻中野、川村、神田女学院、吉祥女子、共立女子、共立女子第二、国本女子、小石川淑徳学園、晃華学園、品川女子、頌栄女子学院、女子聖学院、白梅学園清修、東京純心女子、桐朋女子、富士見、富士見丘、雙葉、法政大学千代田三番町

★59校のうち増加校は21校。増加校のシェア36%。単純に増加校の数だけ見ても、女子校が苦戦しているかどうかはわからいが、傾向として女子校を選ぶ志向性が弱くなっている。その状況下にあって、志望者が増えている上記の女子校のリサーチは突破口を見出すために重要です。

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2027中学入試動向(02)東京共学校の男子の志望者数傾向

★東京の共学校の男子の傾向を、前回同様見て、男子の2科目受験生・4科目受験生の両方が増えている共学校を五十音で並べます。

青山学院、郁文館、英明フロンティア、かえつ有明、吉祥寺湧水、共栄学園、国立音楽大学附属、慶應義塾中等部、啓明学園、工学院大学附属、国士館、駒込、桜丘、サレジアン国際、実践学園、品川翔英、芝浦工大附属、芝国際、修徳、城西大学附属城西、駿台学園、成蹊、成城学園、成立学園、青稜、多摩大学附属聖ヶ丘、多摩大学目黒、中央大学附属、千代田、東海大学菅生、東京都市大学等々力、東京農業大学第一、東洋大学京北、日本工業大学駒場、日本大学第一、日本大学第二、八王子学園八王子、八王子実践、羽田国際、文教大学付属、三田国際科学学園、明星学園、武蔵野、武蔵野大学、明治大学付属八王子、明治大学付属明治、明星institution、明法、目黒学院、安田学園、立正大学付属立正、早稲田実業

★90校のうち、増加校は52校。シェア58%。男子校に比べ、共学を選ぶ男子の勢いは低い。

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2027中学入試動向(01)東京男子校の勢い

★9月から首都圏中学入試に対する受験生の準備は本格化します。それに伴い、学校選択の最終的な意思決定のために保護者のリサーチの内容も深くなっていきます。小6の少子化はすでに始まっていますが、首都圏の中学入試人口は横ばいです。いやむしろ少し多くなっている可能性もあると業界人から聞き及びます。政府は日本の経済の調子は悪くないと判断していますが、急激な物価高騰で生活者にはピンとこないギャップがあります。それでも、中学受験のダメージはないというのは、生活者の二極化が進んでいるということでしょうか。

★私立中高一貫校は、やはり学費はかかります。それゆえ万人のための学校ではないのですから、一般的な生活者の教育志向とは違うということが鮮明に表れるようになるのかもしれません。ONETES(旧首都圏模試センター)の合判ONEテスト(7月実施)の志望校の登録者数の集計を見ると、東京の男子校の勢いがよいのです。これは、男子のいる保護者の経済感覚が反映している可能性があります。

★株価など金融指標では悪くないのですが、日本全体の経済状況は果たしてどうなのか?少なくともこのグローバル時代に国際競争力は右肩上がりという感覚はないわけです。社会貢献をしながらも経済的にサバイバルする人生設計を合理的に冷静にプランするのは当然です。よい大学に行って一流企業に入るという方程式は、多様な変化の時代には成り立たないのは、言われなくてもわかっています。

★にもかかわらず、一般によいと評価されている大学を選択するのは、チャンスがたくさんある、あるいはサバイバルの確率が高いからです。今や東大生も一流企業だとか官僚だとかに人生を絞っている学生はいないでしょう。もちろん、他の大学に比べればその傾向は高いかもしれないですが、スタートアップも在学中に立ち上げる数も他に比べれば多いわけです。クリエイティブっクラスへのチャンスが多く、成功する確率が高い大学を選択するのは当然です。

★それには、東京の男子校はアドバンテージが高いのは事実です。ジェンダーの問題はどうするのか?抑圧的な環境はどうなのだと言われるときもありますが、現状の男子校は、当然そのことについて、組織としてきっちり対応しています。何せ教育関連法規で、その辺りは遵守するようになっています。法令遵守において、男子校だけ例外ということはあり得ないのです。現状の男子校は、全体的にかつてのバンカラとか硬派などのイメージはもはやないといってよいでしょう。スマートな紳士がたくさん羽ばたきます。保護者もまたそれを望んでいます。

★このような状況に対しては、中学受験熱が激しくなる原因だとか批判する教育ジャーナリストもいます。社会学者からは、経済格差について批判もされます。私は一市民として、グローバルな資本主義経済の枠内で、それぞれの生活環境の中で、幸せをゲットできるチャンネルをたくさん作る創意工夫ができるクリエイティブクラスが生まれる土壌をつくるのが教育だと思っています。ですから、男子校を思考する保護者が、自らキャリア形成してきた生活環境の中で、そのチャンネルがあると認識しているということでよいのではないかと思っています。

★男子校の勢いがよいというのが、どのような社会構造の影響を受けているのかまた影響を与えるのかなどそれを考えることは、今後の私立中高一貫校がどのような社会を共に作っていく人間力を想定しているのかにつながっていくと思います。その関係性全体の中で、ジャーナリストや学者が研究してくれるとよいなあと期待します。

★さて、長くなりましたが、ONETESの7月の集計で、2科目の受験生・4科目の受験生両方の志望登録者数が増えている男子校を五十音順で並べます。

麻布、足立学園、海城、開成、学習院、暁星、京華、攻玉社、駒場東邦、芝、城北、世田谷学園、高輪、東京都市大学付属、独協、日本大学豊山、武蔵、明治大学付属中野、早稲田大学高等学院

★28校のうち19校が昨年より合判ONEテストの志望者数が増えています。増加男子校のシェア68%は、勢いがあると、私は感じます。

★9月以降の合判ONEテストで、当然変わってくるでしょうから、今後の動向を観ていきたいと思います。

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2026年9月 9日 (水)

中学受験 学校の選び方の変化(6)生徒の学びが変わる今こそティーチングがカギ 学校におけるコーチングやファシリテーションはコンサルティングの手法とはまた違うので

★探究が大流行の今、私が21世紀直前から実践してきた生徒との学びは、たしかに一方通行型ではなかった。だから、ファシリテーションやコーチングを推奨もしてきたかもしれません。しかし、ティーチングを手放したことはありませんでした。子供たちはそれぞれ成長の仕方が異なるので、あるときは一方通行型で教えることもあるからです。

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★しかし、そこには、生徒との対話がありますよ。それにその前にチームワークをクラスに作る対話が必要。これこそが足場つくりのポイントだと私は思うし、それがうまい先生方から多くを学んできました。

★最近接発達領域の認知能力版と非認知能力版をクラスの中に作ることは、授業中に1対1のコーチングはできないから、助かります。この最近接発達領域チームを作っておけば、問答形式のティーチングは、結構有効です。

★ただ、そのティーチングのときに、どのように問いかけるか、どのように生徒自身が自問自答しながら授業を共に進めていけるかは、コーチングやファシリテーション、そして学習ツールの介在のさせ方は有効なんです。

★教えない授業とか教えない教育とかいう方法を推奨する先生もいるけれど、何もしなければ学校はいらないのです。ですから、その文言はメタファーですね。そもそも教えない授業が大切だと言いまくる姿勢はある意味従来型のティーチングですよ。

★コーチングやファシリテーションをやっている現場を見ていて、時々思うのは、傾聴と言いながら、傾聴の効果を長々と説明したり、傾聴しっぱなしで、最近接発達領域を見逃していたりしているケースもあります。

★問いが大事だと言いながら、詰問になって生徒を追い詰めていたり、問いを作るコトが大事だと、深い問いをつくれと言っていたりしている場面もあります。問いは自然と生まれるから放っておくというやり方の場面にも遭遇するときがあります。

★問いが生まれる瞬間をいっしょに経験することさえあればよいのです。たとえば、「走れメロス」を読む前に、なんか疑問持たないと聞くだけで、問いは生まれてきます。問題は、その問いについて真剣に対話できるかですね。

★これはクラスの中でもできます。なんでも精読してからではないのです。出遭ったとたんに思いうかぶ疑問というのを共有できるチームかです。

★外部との連携は大切ですが、たいていは、問いやデータは用意されたもので、それ以外の疑問やデータをいきなりかませることはできません。まず型からはいることは大切だと言われますが、その最初の型の質の見極めはだれがするんのでしょう。

★学校選びは、ティーチングそのもの、つまり教師のコミュニケーションの様子を見るのが一番早いのです。学校説明会で、オープンスクールで、体験学習で、合同説明会で、チャンスはたくさんあります。

 

 

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PISA2025 当たり前ながら文科省の政策に影響

昨日8日、文部科学省 国立教育政策研究所は「OECD生徒の学習到達度調査 PISA2025のポイント」を公開しました。日本はOECD加盟国の中で「読解力」「数学的リテラシー」「科学的コンピテンシー」すべて1位という結果でした。参加国・地域のうちでは「読解力」は4位、「数学的リテラシー」は5位、「科学的コンピテンシー」は5位で、アジアエリアの国の勢いが凄まじいですね。ですが、日本は、国際的に高い水準を維持していると文科省は認識しているようです。

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★PISAは、文科省が学習指導要領を改訂する際のエビデンスの一つとしていますから、今回の結果を受けて次期学習指導要領の根拠の一つとするでしょう。結果公開は、昨日となりましたが、いきなり国立教育政策研究所がとりまとめたのではなく、かなり以前から分析調査はされていますから、8月31日に文科省が公開した次期学習指導要領についてのまとめは、すでにPISA2025の分析結果も背景にあるでしょう。

★PISAの問題が、学力の3要素や主体的・対話的で深い学び、探究と親和性がある問題作成になっていますから、これらの点はますます質を高めようということになっている可能性があります。

★また、習熟度レベルについても、レベル1の割合がOECDの中では少ないが、以前より増えているという結果を受け、ますます全国学力テストを継続する根拠となるのでしょう。ジェンダーの開きも、女性の理系進出などを後押しするエビデンスとして活用されるのでしょう。

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★経済力がPISAの結果と相関するという結果も、国際競争力をもっと高めようということになるでしょう。

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★それから、習熟度がOECD平均を上回り、学習への関与はOECD平均を下回る(ここでいう関与度は、「Engaged learners」:好奇心、目標設定、忍耐力、助けを求めることに関する右の質問調査4問全てに肯定的回答をした生徒のことを示しているようです)という結果は、好奇心駆動型の探究型の学びに力を入れようということになるでしょう。

★日本全国の高校1年生のうちの0.7%がチャレンジしてくれたおかげで、従来型の一律受験勉強型の環境は、好奇心駆動型の学びに転換する大きな1歩になりそうです。本当にありがとうございました。

★そして、この結果を受けた私たちは、もっと本質的な学びに教育が向かうように考え行動することです。こんなに大掛かりで税金もつぎ込んでいるのです。大掛かりというのは、グローバルな世界での出来事なのですから、一部の「グローバル人材」を育成するだけではなく、それぞれの生徒の才能を見出し、そのすべての多様な才能がグローバルな世界で力を発揮できるグローバルクリエイティブクラスに成長できる教育を創りたいものです。

★国際競争力という経済的側面だけでは、それはできません。生徒1人ひとりの才能と人間力が豊かになる学びとは何か、そこがカギです。

 

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2026年9月 4日 (金)

中学受験 学校の選び方の変化(5)将来どんな起業家になるのか 私立学校によって違う

★私立学校の創設者は、元祖起業家といってもよいでしょう。私財をなげうって、生徒の未来を開く事業を起こしているからです。ただし、ビジネス界の起業家は、利潤を追求しますが、私学人は、非営利の事業です。ですからある意味社会起業家に近いかもしれません。

★だからといって、みなそうかとい言えばそうではないのです。前回紹介したように、ピーター・ティールのようなリバタリアンとしての起業家もちゃんといます。エッ!どこにと言われるかもしれません。

★それは私立学校の中学受験の入試広報戦略を見ていれば、わかります。たとえば、東京の場合、一つの学校法人の中学入試は、自分の学校で入試をします。これは東京の私立学校同士の紳士協定です。ですが、出張入試のように、自分の学校と別の会場で行うことを計画する場合もあります。もちろん、事前にそれはわかるので、東京の仲間同士注意喚起をします。

★また、定員の倍近く入学させてしまうという学校もあり、この場合は、次の年から注意するように仲間同士注意喚起があります。

★いわゆるビジネスにおける起業と違い、それほど莫大な利潤がうまれるわけではありません。それよりも私立学校同士の取り決めを破るという秩序破壊を行うということです。

★私立学校はゆるやかな理念共同体です。なぜ共同するのか?それは私学の歴史を見れば明らかなのですが、リバタリアンは、そんなの関係ないというのが信条です。

★私立学校間は、質の競争をして切磋琢磨しますが、出し抜こうということはしないのが通例です。

★しかし、基本私立学校は自由を標榜しますから、私立学校の私学経営権を守りながら、自由に独創的な教育を行っていきます。

★一方で、私学経営権を互いに尊重するというのは、ルールです。確かに国も自治体も決めてはいません。

★このルールを破ったところで、法律的なペナルティはないのです。ただし、市場の評判はどうなるかはわかりません。

★おそらく、市場では、そのようなことに気づきにくく、むしろそのような秩序を破壊する行為を、革新的と評価することもあるでしょう。

★互いの私学経営権を大事にする立場か、自分の学校さえよければいというリバタリアンか。

★これは、何も私立学校のケースにだけあることではなく、市場があるところ、すべてで起こりえます。

★論語とそろばんか、論語と論語か、そろばんとそろばんか。どの自由を選択するか。それは建学の精神がかかわります。

★子供たちの人生は、どの自由を手にするのでしょうか。学校教育という言うのは、そこに影響がないのかあるのか。

★科学的にはエビデンスはなさそうです。。。

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2026年9月 1日 (火)

中学受験 学校の選び方の変化(4)品川女子学院の起業マインド ONETESの記事が気づいたこと

★今やAIソロプレナーという起業家がでてくるほど、スタートアップや起業の大きなそして新しい動きが生まれrて来ています。それに伴い文理融合という考え方も大学の学部学科新設の中で生まれてきています。ONETESの品川女子学院の記事を読み、同校はずいぶん以前から生徒の起業マインドを育てるプログラムを実施ていたなあと思い出しました。そして、そのプログラムの充実が伝わってくる記事であることに気づきました。

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(ONETES記事から)

★昨今のAI時代にあって、起業家というとピーター・ティールを思い出すかもしれません。ニュース解説メディア『The HEADLINE』編集長の石田健さんは、ピーター・ティールらの動向や思想を「カウンターエリート」という言葉を使って解説しています。従来の「リベラルな秩序」(民主主義や資本主義を前提とし、政府・官僚機構・主要メディア・大学などの知的機関を信頼する体制)に対し、エリート的な出自や高い知性を持ちながらも、その既存システムを内側から破壊しようとする人々のことをいっているようです。

★しかし、品川女子学院の起業マインドは、共感力及び内省力を前提とする探究的資質・能力を身につけていくことを意味しています。もちろん基礎学力もしっかり身に着けますから、ある意味知的誠実性のあるエリート育成の教育環境でしょう。

★起業家と言っても、実はいろいろなタイプがあります。生成AIで、ピーター・ティールと違う起業家を挙げてほしいとプロンプトを書き込んだら、次のような表を出してくれました。

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★敵を作らない共感型や社会に貢献する利他主義的な起業マインドもあります。品川女子学院で身に着ける起業マインドはまさにそのような特徴を持っているでしょう。

★もともと私学人自体起業家でした。日本の資本主義の父である渋沢栄一も多くの私学の創立に関わっています。渋沢栄一の思想は「論語とそろばん」です。道徳経済合一論です。品川女子学院も、私学人のそのような起業精神を受け継いでいるのでしょう。

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