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2026年8月 1日 (土)

開成に学ぶ 受験生も保護者も教育関係者も(5)STEAMやアントレプレナーシップ、探究の教育のシンプルで深い在り方

★次期学習指導要領でも、STEAMやアントレプレナーシップ、探究は重視されていて、その質を高めようということになっています。これに関しては私立中高一貫校は、すでにかなり進んでいます。公立も一部の学校は高度なプログラムを実践していますが、モデル校として予算がついているところが中心ですから、圧倒的にまだまだ進んでいないのが本当のところかもしれません。

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★これらのプログラムは、体験的だし、実際にプロダクトやプロトタイピングにまで到達しますから、ワクワクするし知的好奇心が広がります。しかしながら、道具立てや数多くの外部との連携など大掛かりなものが増えてきています。そうなると、生成AIを始めとするDX関連の道具を使うことが目的で終わり、外部人材のスタッフの考え方に依存するということになる場合も少なくありません。もちろん、そうならないようにカリキュラムマネジメントをしっかりしている私立中高一貫校も少なくありません。

★ところが開成の場合は、実はシンプルです。特にSTEAMのプログラムやアントレプレナーシッププログラムのような大掛かりなものを用意しなくても、先生方の学術ネットワークや各界で活躍する先輩を招き、知的興奮で満ちている状態をデザインして、あとは生徒自身が自分で自律分散協働系の学びをアップデートしていくということになるわけです。

★しかも、それを稼働させるのは、思考=知識×論理×創造/想像という知の循環の質を向上させることです。そして、その循環は対話によって動くわけです。

★対話も、共感的対話、論理的対話、批判的対話、創造的対話、戦略的対話を、取捨選択しながら自在に統合していくわけです。

★もちろん、開成の先生方がそのような方法論を語っているわけではありません。むしろ、先生によって文学的方法だったり科学的方法だったり、そしてそれぞれがまた多元的な方法論になっているでしょう。

★それを一般化する必要はまったくないのですが、外から見ていると、STEAMやアントレプレナーシップ、探究を動かす生徒の内的プロセスが見えてくるような気がするのです。そして、シンプルに普段の授業でもそれは行われているでしょう。それは入学試験問題を見ればわかります。

★生徒による内的な自律分散協働系の学びこそが、多様な経験を通して作られていくということがシンプルで深い教育デザインの在り方であり、シンプルでありながら強烈な知的興奮を生み出す教育デザインであると思うのです。

★それは開成だからできると思われがちですが、たしかに開成の持っている知のリソースは真似ができなくても、それぞれの受験生やそれぞれの学校が行う経験を通して生徒の内面に思考の循環が生まれるようにする点は同じようにできると思われます。

★何を本間は言っているのかと思われるでしょうが、開成を巣立つ生徒と同じ教育経験はできなくても、同じような思考の循環を身に着けることは、すべての学校でできます。膨大な時間と金をかけてよりよい社会をつくるために(この気概は私立学校ならではかもしれません)、社会で世界で活躍している人材を輩出している開成に学び、開成とはまた別の魅力的教育デザインをしていくことは、これからのAI世界にあっては合理的かつ有効なのではないかと。

★もちろん、そんなことはわかりきっているということなのでしょうが。。。

★いずれにしても、近道はグローバル教育なのです。このような考え方なくしてグローバル教育はできないからです。これまでの文脈にグローバル教育はでてきていないのに、唐突な感じがするでしょうが、開始自身グローバル教育には力を入れています。この点に関してはまたいずれ。

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