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2026年8月31日 (月)

中学受験 学校の選び方の変化(3)大学の多様な改変にますます接続しやすくなる私立中高一貫校

★最近、大学入試改革や学部学科の再編のうねりがあります。この動きに敏感なのは私立学校ですが、どうも今の大学の様々な改変の動きは、むしろ私立中高一貫校の革新性に、意図的に合わせるように動いているのではないかと思えるほどです。

★もしそうだとすると、中学受験生・保護者は、私立中学を選択するとき、中高の教育環境デザインの変化と大学の多様な改変が連動しているかどうかをまずは調べることも重要になってきます。

★では大学のどんな改変が起きているのでしょう。二つほど例を上げましょう。

★1つ目は、「文系学部」の理系転換や文理融合へのシフトです。共同通信2026年8月26日によると、

 「文科省は昨年、『成長分野転換基金』を活用し、文系学部の理系転換などに取り組む大規模私大に対し、1校当たり最大40億円を支援する制度を創設した。これまでに早稲田大、慶応大、上智大、学習院大、明治大、青山学院大、中央大、法政大、関西学院大、関西大、立命館大が活用の意向を示しているという。」

★首都圏と関西地方の大規模私立大11校が、理系学部の新設・定員増を含む拡充や、文理融合教育の導入を検討しているわけです。文系学部の定員削減も目的にしているところは、人工知能(AI)などの進化には、哲学も関連しなくてはならないから、多少疑念が残りますが、日本が国際競争力で再び油井に立つために理系人材育成は必要だということでしょう。

★一方、私立中高一貫校は、AI時代に合って、AIの回答を鵜呑みにせず、自分のもの見方・考え方を豊かにしていくためのツールとして活用する授業が開発されつつあります。STEAM教育やアントレプレナーシップを行っている私立中高一貫校は、データサイエンスにも取り組んでいて、結果的に理系人材育成や文理融合プログラムの開発をすでに行っています。したがって、おのずと先述の11大学の改変につながっていきます。

★もう一つは、ずばり国際競争力をけん引する取り組みです。筑波大学のサイトにはこうあります。

理工学群と情報学群も文部科学省「国際競争力けん引学部等」に認定されました 2026.08.27

文部科学省の「国際競争力けん引学部等」の認定制度について、この度、理工学群、情報学群が認定を受け、すべての学群(医学群医学類を除く)が認定を受けました。

筑波大学は、日本に異なる価値観をもたらし、日本の良さを理解し、日本ならびに世界で活躍することを目指す外国人学生と、世界から学び、世界に発信し、世界と渡り合い、日本を再び世界を先導する国にすることを目指す日本人学生とが、対等な条件で切磋琢磨し、相互に理解と信頼を深め合う国際的な多文化共修環境を創り出し、世界をリードする有為な若者が成長する大学でありたいと考えております。
今回の認定を受け、多様な学生が集う多文化共修環境のいっそうの充実を図り、その実現をさらに加速させてまいります。

★首都圏の私立中高一貫校の40%強が、すでに海外大学進学を実現しています。そんなことでは頭脳が世界に流出する波をつくるのではないかとかつては言われていましたが、実は、海外大学進学準備教育は、英語教育だけでは成り立ちません。海外のハイレベルの学校のレベルと目線合わせをする豊かで高度な教育環境デザインを整えているから可能なのです。

★そして、その延長上には、海外の生徒の留学を可能にする教育環境デザインに到達します。大学が国際競争力をけん引する学部を作る前に中高が先行してしまうでしょう。当然、海外の大学に進学する生徒もたくさん出てくるし、筑波大学のように国際競争力けん引する学部に進学する生徒もたくさんでてくるでしょう。

★つまり、国内外の先進的な研究をする大学に接続しやすくなるのです。

★じゃあ、そのような私立中高一貫校はどこにあるのか?いずれご紹介していきましょう。

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