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2026年7月26日 (日)

東京の私学経営(理事長校長部会)宿泊研修で感じたこと(3)少子化リスクマネジメントの本質は唯一無二の経験ができる教育環境デザイン

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 ★10年前に現行学習指導要領の議論が始まったとき、私立も公立も、従来行われてこなかった教育内容や教育方法が教育現場に提示されました。英語でいえばCEFR基準の導入、授業でいえばアクティブラーニングの導入、一人一台のPCの導入、総合的な学習の時間から総合的な探究の時間へのシフトなど当時の現場は騒然となっていました。

★あれからコロナ禍を乗り越える経験をして、私立学校は、グローバル教育も、対話型授業の適切な導入も、探究活動も、ICTの充実も果たしています。各私立学校によって、それらの組み合わせや、どこまで広げて実施するのか、どこまで深めるかは、それぞれです。

★しかし、それがより各私立学校の独自の魅力のシグナルを世の中に認知させています。一方、公立学校は、私立学校レベルの学校もありますが、現実はなかなかうまくいっていないというのが本当のところです。

★したがって、次期学習指導要領の議論は、新しい教育内容や教育方法としては、生成AIを教育の中にどのように導入するか以外は新しいものはありません。むしろ、現行指導要領の中身の質の向上という方向性になっています。

★そして、不登校の生徒の増加や教師不足も相まって、質の向上を、量を適切に減らしながら達成しようという議論がされています。

★一方で私立学校は、質の向上はある程度量は必要であるという大前提はそのままで、密度を上げるということで質を高める教育環境デザインをしています。

★したがって、今年の夏の理事長校長部会の宿泊研修では、少子化リスクマネジメントの一環として、一方で法律問題に対する対応ともう一方でこの10年間で不易流行として伝統と革新をどのように統合してきたか、事例ケースを共有する講義を新たに行いました。

★男子校の例として芝の校長武藤先生が取り組みを語りました。女子校は東京女学館の校長木村先生、共学校は文化学園大学杉並の理事長松谷先生が講演をしました。

★東京の理事長・校長が参加する研修会ですから、3人の先生方は、学校説明会などでは話さない戦略的な話が多く、研修会は大いに盛り上がりました。

★要するにここだけの話がほとんどでしたから、ここでは共有できませんが、それぞれ独自の魅力を作りあげていることとそれゆえクリエイティブな教育環境デザインがなされていることが明快に共有できました。

★何より感動したのは、3つの学校の在校生は、それぞれの学校で唯一無二の体験をしながら成長していくということが伝わってきたことです。

★どんな生徒にも才能はあるわけですが、その開花の環境が3つの学校それぞれ全く違うのです。ですから、その唯一無二の経験は、それぞれの学校でしか体得できないのです。

★芝の生徒である、東京女学館の生徒である、文化学園大学杉並の生徒であるという付加価値は、それぞれ全く違うのです。

★建学の精神に基づき、不易流行として先見性・先進性をもって独自の魅力的な教育をアップデートし続ける私立学校の価値を改めて共有した時間でした。

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