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2026年6月 5日 (金)

G5(超私学5校) 工学院の場合

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★G5は中学受験市場においては、御三家のようなポジショニングブランディングを大手塾や予備校が作ったものとは違い、自らがグルーピングブランディングを創出し、受験生や保護者、塾、予備校に共感を勝ち取る戦略をとっているのです。

★G5の5つの学校は、教師同士が生徒の世界標準の学びについて研究し合い、そのうえで独自の教育環境をデザインしています。ベースは学び合いますが、それぞれの学校の入試にチャレンジしてくる生徒の価値志向性が違うので、生徒中心主義が原則ですから、当然教育の環境デザインは異なってきます。

★論より証拠、工学院の場合の5つの条件をみていきましょう。

➊生徒:論理的思考×批判的思考×創造的思考
 普段の授業がすべてIBL(Inquiry Based Learning)で、探究論文や様々な高大連携や海外研修などはPBLスタイルになっています。この学びの特徴は、知識を使う際に、論理的思考のみならず、批判的思考や創造的思考を使える環境になっているということです。
 しかも、ケンブリッジインターナショナルスクールと提携していますから、オックスブリッジの学びがベースです。この学びは論理的思考×批判的思考×創造的思考を身につけるプログラムシステムになっているので、工学院のすべての生徒がこの学びの環境にどっぷり浸っているのです。

➋生徒:コアループの学びを生徒自身がアップデートし続けるリフレクション力(キラーコンピテンシー)
 IBLやPBLは学びの作法として外的なプロセスであると同時に、その学び全体がコアループとして生徒自身の内的な学びのエンジンになっているわけです。外的なプロセスをたどっているうちは主体的な学びにはなっていません。学び全体をリフレクションしながら思考や発想を深め判断の材料を自分のリソースとして内面に蓄電していく必要があります。このリフレクションの座標軸が工学院の思考コードで、ルーブリックとしても使いますが、コアループのパフォーマンスを高める羅針盤です。

❸教師:海外大学合格潜在能力の生成教育環境デザイン力
 海外大学に行くには、当然CEFR基準でB2以上の英語力を身につけられるファシリテーションとコーチングを行える教師が潤沢にいます。そして、英文学や哲学などリベラルアーツも学ぶ環境をデザインする教師もいます。ケンブリッジのAレベルのプログラムがない日本のプログラムだけだと、この力は生徒全員に機会が開かれていないのですが、工学院は、全員に開かれているのです。インターナショナルコースの生徒だけがケンブリッジ国際教育の恩恵に浴しているのではないというフラットでフリーでフレンドシップな学びの環境が在校生全員に開かれているというのは日本の1条項では希少価値です。

➍教師:倫理的経営能力×創造的才能開発授業デザイン力(キラーコンピテンシー)
 ポジショニングブランディングという勝ち組負け組という市場競争を目的にするのではなく、学びの自由を保障する市場の倫理感覚をもった教師が工学院の特徴です。ですから、ポジショニングブランド戦略というレッドオーシャンでしのぎを削るのではなく、ブルーオーシャンとなる1人ひとりの才能を開発する学びの新市場を創出する能力を教師は持っています。中学入試が、2科、4科、1科目、英語入試だけ、思考力入試などバラエティに富んだ入試を行っています。英語だけが得意だという生徒が入って来て、中高の教育において困るということはないのです。なぜならコアループを生徒が内面で回せるようになるからです。
 生徒の脳神経の中では、国語の領域、数学の領域、英語の領域など別々になっていません。そのような多様な知的体験や非認知体験などすべて生徒自身が引き受けながら融合していくコアループの学びのエンジンがあるので、得意な教科やスキルを他の科目や体験にトランスフォーム(転移)していくことができるのですから。

❺組織:不易流行×世界制作×貢献のミッションをパッションとイノベーションで実現(キラーコンテンツ)
 工学院は、私立の工学大学のルーツです。イギリスの建築工学やデザイン工学に初めから出会っているのです。その分岐点を不易として時代に合わせて変化してきたのです。工学とは、日常を世界標準の生活体験に結びつける学問です。工学院の根っこには常に世界制作の感覚が文化遺伝子として引き継がれているのです。そして、それはまたウェルビーイングな生活世界をデザインする、つまり社会貢献型の学問なのです。

★このような学校は、公立学校では構築しようがないし、私立学校でも希少価値です。超私学と呼ぶに価する学校です。

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