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2026年6月 8日 (月)

東京の男子校・女子校の新御三家と共学校の新御三家 その違い

★あくまで、東京の中学受験市場側のポジションブランディングとしてですが、新御三家という「記号」があります。男子校においては、海城・駒場東邦・巣鴨がそうだと言われています。しかし、私学教育を運営する側としては、2015年頃から「脱受験市場記号」を展開してきました。また、そもそも芝・本郷などは新御三家といわれなくても、一定以上のポジションをゲットしてきました。そのような「記号」を貼られなくても、東大・医学部の実績をどんどん出してきたし、これからもそうです。

★女子校においても、中学受験市場の新御三家という「記号」で表現されている学校があります。鴎友学園女子、吉祥女子、豊島岡女子がそうでしょう。しかし、やはり、私学教育を運営する側からは、「脱受験市場記号」の展開をしています。またその記号がなくても、というより新しい「記号」を受験市場が生み出さざるを得ない明快な特徴を打ち出している女子校も現れています。「セブンシスターズ」などはその例です。昭和女子大昭和、大妻中野、田園調布学園などです。ほかの4校も、今年明らかになるでしょう。

★受験市場側は、このような脱記号の動きと新しい記号の再構築をどうするか、もやっとしてきたでしょう。そして、少子高齢化は学校だけではなく、塾側にも影響がありますから、ポジショニングブランディングを行い続けるには、新たに動いてきた共学校に御三家を生み出す必要があったでしょう。

★それは確立したのですが、共学校の御三家はある意味、従来の御三家層を共学校にシフトさせる意図もありますから、」そうとう手ごわくなっているはずです。東大・医学部だけではなく、海外大学進学準備教育も充実させてきましたから、御三家というポジショニングブランディングに割って入ると同時に、プログレッシブな教育を行い従来の御三家志向者の心も揺さぶる新しいポジショニングブランディングをしかけてきました。

★中学受験市場と教育運営側の相互による創出となったわけです。実際共学校の御三家のポジションは確固たるものとなりました。しかも、急激になたったのですから、その教育システムと成果の因果関係があると認識されることは言うまでもないでしょう。

★そうなると、共学の新御三家は、この共学御三家のシステムを導入したところは、成功する期待値が高まります。それゆえ、広尾小石川、サレジアン国際、サレジアン国際世田谷も、一気呵成に人気校となりました。今後は実績が出れば、共学新御三家のポジショニングブランディングは成就するでしょう。

★そして、これに続く共学校が続々現れました。「〇〇国際」という学校で、人気もあります。今後の成果次第で、共学の新御三家は、入れ替えがあるかもしれません。

★このように、男子校・女子校の「新御三家」はどちらかというと受験市場側からの「記号」で、共学校の「新御三家」は、受験市場側の意図と学校側の意図がマッチングしてできた「記号」といえるかもしれません。

★これに対し、「オンリーワン」、「G5」、「セブンシスターズ」は、私学教育側が自ら市場創出を果たし、受験市場が後から認知していくというタイプでしょう。グルーピングブランディング戦略のグループとは、新市場創出のグループということです。男子校であれ、女子校であれ、共学校であれ、市場という意味では、現実的エリート層向けの市場の中での競争ゲームです。ですから、圧倒的に中学受験市場の「記号」であることに変わりはありません。

★これに対し、グルーピングブランディング戦略は、未来に向けての学びを追究していますから、現実的エリート層からは理想主義的に見えます。しかし、その理想は今や現実に実装されるようになりました。中学受験市場のマーケットというのは、今でも現実で動きますから、実装して成果が上がれば、受け入れざるを得ないわけです。

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