« 海外大学進学準備教育の意味(04)筑駒の合格実績が、逆に海外大学進学の意味を映し出す | トップページ | 共愛学園前橋国際大学のシティーブランドアクティビズム »

2026年5月 4日 (月)

海外大学進学準備教育の意味(05)桐朋海外大学の位置づけがおもしろい

★桐朋の大学合格実績の一覧の並び方がおもしろい。いわゆる国公立大学、早慶上理、GMARCHという並べ方ではないのです。しかも、海外大学を別の欄に並べるのではなく、国公立大学と私大の中に含めていて、国内外を分けていないすてきな一覧です。

★国公立大、私大、医学部は分けていますが、それぞれの並び順は、原則合格者の多い順です。同じ人数の場合は、現役の人数が多い方になっています。さらに、・・・という複雑な並び方になっています。受験業界が勝手につけた枠組みとは違う、独自の並べ方が桐朋らしいですね。

41xoyclbczl_sy445_sx342_ml2_

★とはいえ、わかりやすいので、2026年の大学実績を受験業界的な見方で表すと、東大14名、医学部57名、海外大学13名、早慶上理ICU296名、GMARCH324名合格です。もちろん、延べ数ですが、卒業生総数が220前後でしょうから、相当なパフォーマンスです。

★さらにおもしろいのは、海外大学も、トロント大学やブリティッシュコロンビア大学、パデュー大学のような世界大学ランキング100位以内の大学、パブリック・アイビーに属しているミシガン州立大学だけではなく、新しくできたフィンランドやリトアニア、イタリアの大学などにも合格しています。新しいので、世界大学ランキング100位以内には入っていませんが、世界中から注目されている大学です。

★このような視野の広いそして最先端の情報をリサーチしながらの国内外の大学を選択するキャリアデザインを生徒自身が自由に生み出していける教育環境が文化としてあるのは、桐朋らしく、感動的です。

★そうそう、私の大学時代の法哲学の恩師は、桐朋出身でした。現在の慶應大学の法哲学の教授も桐朋出身者。二人の考え方はだいぶ違うけれど、どちらも独特ですね。しかも法哲学って学者になる以外に研究は続けられない覚悟がいる研究。私はその覚悟も知恵もなかったなあ。

★それから、この連休中、いつもの山にいるけれど、奥様のピアノに合わせて、シジュウカラがめちゃくちゃさえずる。奥様があの鈴木俊貴さんなら、本当のところわかるかなと。あっ、「僕には鳥の言葉がわかる」という本を書いていた東大の教授だよねと。

★そして、そういえば、鈴木さんも桐朋出身者。大学の卒論を完成させるために、冬山にこもってシジュウカラなどの混群の生態を観察。食料の備蓄が底をつき、最後は白米だけで過ごし、観察データを集めたあの覚悟には感動しました。

★自由な発想と覚悟。私には到底及ばないなあと恩師のことを思い出しながら、桐朋の教育に思いを馳せました。

|

« 海外大学進学準備教育の意味(04)筑駒の合格実績が、逆に海外大学進学の意味を映し出す | トップページ | 共愛学園前橋国際大学のシティーブランドアクティビズム »

創造的才能」カテゴリの記事

中学入試」カテゴリの記事

グローバル教育3.0」カテゴリの記事

高校入試」カテゴリの記事