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2026年5月

2026年5月30日 (土)

【速報】都立高校等海外大学進学支援制度(給付型奨学金)発表!上限800万円も!!

5月29日、東京都教育員会は、サイトで「都立高校等海外大学進学支援制度(給付型奨学金)」を発表しました。目的にはこうあります。


「東京都では、東京ひいては日本の未来を切り拓くグローバルリーダーの輩出を目的として、 若者が学生時代から豊かな国際感覚を養い、自らの可能性を広げられるよう、 世界トップレベルの大学への進学を目指す都立高校等※に通う生徒を対象に、 給付型の海外大学進学支援制度を創設しました。」

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★詳細は、同委員会のサイトをご覧頂ければと思いますが、少しだけコメントします。まず「トップレベル」という意味ですが、

● THE世界大学ランキング総合順位100位以内の大学
● QS世界大学ランキング総合順位100位以内の大学
● QS世界大学ランキング科目別順位10位以内
(Music、Art and Design、Performing Arts、Sports-Related Subjects)

★単純に世界大学ランキング100位以内というだけではないわけです。学部や学科によっては、新設の大学で急激に高い評価を得ている大学もあるので、そこもちゃんと調査するよということでしょう。何せ、担当部署が、「東京都教育庁グローバル人材育成部国際教育企画課」です。肝いりの教育政策ということでしょう。

★給付額も破格です。

世帯年収約910万円未満 補助率10/10  上限800万円
世帯年収(約910万円以上 約2,195万円以下)  補助率 1/2  上限400万円

★ 募集期間は、令和8年7月1日(水)から8月19日(水)まで。募集人数は10名程度です。

★これはまだ始まりです。東京の私立中高一貫校では、多くの学校で世界大学ランキング100位以内に合格させていますから、都教委もその動きを見ながら、いろいろ政策を立案していくでしょう。基本東京都は公私のコミュニケーション関係は良好で、かつ切磋琢磨してきています。要は東京都がグローバル都市として、経済と教育と健康面などで最もウェルビーイングな魅力的な都市になることが肝要です。

★さらにどのような教育展開を生み出すのか楽しみです。

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2026年5月28日 (木)

駒女バージョンアップ始まる(02)AI探究授業体験 イメージを絵本に

5月23日(土)、駒沢学園女子「AI探究授業体験」が開催されました。単なるパソコン操作の体験ではありません。非常に深みのある学びの場だったようです。今回の授業のテーマは「プロンプトデザインと具体・抽象」です。小学生がAIに絵本を作らせるという一見シンプルな活動の中に、現代の教育が求める多くの要素が凝縮されています。

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★まず注目すべきは、「言語化する力」を育てている点です。AIに指示を出すには、頭の中に漠然とあるイメージを「主役は誰か」「どこにいるのか」「何をするのか」という具体的な言葉に変換しなければなりません。これはAIを使う場面に限らず、作文・会話・思考のあらゆる場面で求められる根本的な力です。

★「魔法の言葉」という親しみやすい表現で入口を作りながら、実は言葉の力そのものを鍛える授業になっています。自分の言葉には魔法ともいえる力があるということに気づく授業。すばらしすぎます。

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★次に、試行錯誤のプロセスを体験できる点もすばらしいです。1回目の結果が思い通りでなければ、なぜそうなったかを考え、プロンプトという指示を修正してもう一度試みます。この「やってみる→振り返る→改善する」という繰り返しは、大学に進んでからも、社会に出てからも不可欠な問題解決の姿勢そのものです。それを子どもたちが夢中になりながら自然に体験できるデザインになっている点は、教育的に非常に優れています。

★さらに、AIの本質を正しく理解させている点も見逃せません。AIは魔法ではなく、人間の指示の質によって結果が大きく変わるツールです。魔法は、人間の言葉の方なのです!この事実を座学で教えるのではなく、自分の手で体験することで腑に落ちる形で学べます。AI時代を生きる子どもたちにとって、こうしたリテラシー教育は早ければ早いほど意味があります。リアルスペースとサイバースペースを往還できる学びです。

★そして何より、完成した「世界に一つだけの絵本」という成果物が子どもたちに達成感と自信を与えています。自分の言葉がカタチになる喜びは、学びへの意欲をさらに高める大切な原動力になります。そして、世界に一つだけの絵本というのは、世界に一つだけの自分の核になる才能から生まれていることに気づくわけです。

★言葉・思考・創造・テクノロジーを一つの授業で結びつけたこの取り組みは、これからの時代の学びのあり方を示す、非常に意義深いものであると同時に、生徒自身が潜在的な才能を見出す自分事の学びの発見でもあります。

★この授業をデザインした先生方は国語の先生だけではないのです。数学の先生が協働しているのです。駒女の学びの底力。ぜひ体験してみましょう!

7月4日(土):英語体験授業(TANABATA Wishes in English)
9月5日(土):AI探究体験授業(知るということとハルシネーション)

★今回は好評でしたから、絵本作りの探究授業体験はまた行われるかもしれませんね。何せ、STEAM体験でもあるのですから。言葉と数学とアート!優れた教師の連携がなければ生まれてこない授業デザインですよ。

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21世紀型教育機構 定例会を開催

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5月27日(火)、富士見丘中学高等学校を会場に、21世紀型教育機構の2026年度第1回定例会が開催されました。本会は、加盟校が互いの経験と価値観を持ち寄り、学びの共同体としてのつながりを深める場として機能しています。

開会にあたり、会場校の理事長・校長 吉田晋先生より、変化の大きい時代においてこそ、学校同士が支え合い、安心して挑戦できる関係性を育てることの大切さが語られました。

続いて、本機構理事長 平方邦行先生からは、現代社会が直面する急速な技術進化と、それが人の生き方に与える影響について深い洞察が共有されました。

平方先生は、2014年に本機構が誕生した翌年、オックスフォード大学の哲学者ニック・ボストロムが『スーパーインテリジェンス』を発表し、シリコンバレーに大きな影響を与えたことに触れつつ、2024年刊行の『ディープ・ユートピア』が示す「AIがあらゆる課題を解決した世界で、人はどのように生きるのか」という問いを紹介しました。

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その問いは、テクノロジーの進化を単なる脅威や希望として捉えるのではなく、人が自分の存在意義をどのように見出し、他者とどのように関わり、どのように未来を形づくるのかという、深い内面的テーマへと私たちを導きます。

平方先生は、

AI開発を「人類の解放」と位置づける思想

労働から解放された後の自己実現というビジョン

身体や脳の拡張をめぐる価値観の変容
といった世界的潮流を紹介しながら、これらは単なる技術論ではなく、人の心の在り方や、共同体としての成熟度が問われるテーマであると強調しました。

そして、こうした未来像をどのように編集し、どのような物語として子どもたちに手渡していくのかは、テック企業だけでなく、私たち21CEOの教育共同体にも開かれた課題であると語りました。

実際、21CEOの加盟校は、世界大学ランキング100位以内の大学や、東京大学を上回る海外大学への合格者を多数輩出するようになりました。
これは、

高度な英語運用能力

対話を基盤とした探究

生成AIを活用した創造的学び

グローバルプロジェクトやアントレプレナーシップ

国内外の大学・企業との協働

といった学びの循環を丁寧にデザインし、生徒が自分の最良の学び方を自ら見つけ、成長し続ける力を育んできた証でもあります。

22世紀型教育センター所長 田中歩先生からは、自己進化型・体験駆動学習を支える「学びのOS」のアップデートに伴走するための、教員の内面の成長と専門性の両立を支えるモデルが紹介されました。

教員自身がウェルビーイングを保ちながら学び続けることで、子どもたちの学びにも良い循環が生まれるという、教育の根幹に関わる視点が示されました。

会の最後には、加盟校が互いの近況やビジョンを共有し、安心・信頼・相互尊重を基盤としたネットワークの強さを再確認しました。社会と教育が大きな転換期を迎える中で、加盟校が共に支え合い、未来の学びを創り出していくという強い結束が感じられる定例会となりました。

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2026年5月26日 (火)

クルト・ハーンの文化遺伝子(2)八雲学園 ラウンドスクエアとイエール大学

★八雲学園は、ラウンドスクエア(ROUND SQUARE;以降「RS])に加盟しています。RSは世界60カ国180校からなる私立学校連盟で、I.D.E.A.L.S.という理念に基づいた交流プログラムや交換留学プログラム、そして年次国際会議などを中心としたグローバルな活動が実施されています。八雲学園は、いずれの交流も活発に行われています。

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(Gordonstounのサイトから、キャンパスの一部)

★このRSこそ、クルート・ハーンが設立した連盟体です。そして、ハーンがそのモデル校として設立したのがゴードンストウンスクールです。RSの交換留学の一環として、今八雲の生徒が同校に留学しています。

★また、6月にはイエール大学のアカペラグループが訪れ、八雲の生徒と国際音楽交流をします。もう10年以上続いています。イエール大学は直接クルト・ハーンと関係があるわけではないのですが、オックスブリッジの影響を受けて創立された大学です。根っこはクルト・ハーンと共通する教育理念があります。

★八雲学園は、このようなクルト・ハーンの文化遺伝子を受け入れながら、独自の私立学校教育をアップデート(伝統と革新の統合)し続けています。

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2026年5月25日 (月)

クルト・ハーンの文化遺伝子(1)クルト・ハーンの精神を尊重している学校

★クルト・ハーンは、オックスフォード大学やケンブリッジ大学出身者と戦後の国際教育をつくりました。その高い教養と行動力は今も高く評価されています。

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★国際バカロレア、ラウンドスクエア、アウトワード・バウンド・スクールの設立にかかわり、そのアソシエーションは、いずれも世界に広がっています。また、ケンブリッジ大学が運営しているクルト・ハーン・トラストも存続しています。

★自身も国際バカロレア校のアトランティック・カレッジ設立に関わり、ラウンドスクエアのモデル校であるゴードンストウン校も設立しているほどです。

★このクルト・ハーンの文化遺伝子ともいうべき精神と教育プログラムは、意外と知られていないかもしれませんが、世界中で尊重され、それぞれの学校の文化に導入され、それそぞれの学校の独自の教育に少なからず良い影響を与え続けているのです。

★次の東京の私立学校は、私が思いつく限りでもっとあるかもしれませんが、クルト・ハーンの文化遺伝子を何らかの形で受け継いでいます。五十音順で並べます。

海城
共立女子
工学院
啓明
国際バカロレア導入校
玉川学園
トキワ松
八雲学園

★共立女子は、直接クルト・ハーンの教育の影響は受けていないように見えますが、ハーンと親交を深め、教育理念を共有していたクーデンホーフ・カレルギーの影響を受けています。

★クーデンホーフ・カレルギーの影響を受けていることも含めたら、開成も彼らの精神と親和性があります。

★私は教育史家ではないので、詳しく語る能力はありませんが、今後少しコメントしていきたと思います。いつも未完に終わるのですが。。。

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2026年5月23日 (土)

今、東京市部(多摩地区)の私立中高がおもしろい

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★東京の14歳までの人口は、2040年までには相当減少すると予想されていますが、それでも全国的に見れば緩やかかもしれません。とはいえ、23区と市部(多摩地区)は相当違います。しかしながら、立川市は、人口が増えています。外国からの方も増えているらしいのです。なぜだろうとAIモード検索したら、こんな情報がありました。

建築界のノーベル賞と称されるプリツカー賞を受賞した建築家・山本理顕氏は、近年のタワマンを中心とした都市再開発を「富裕層の植民地化」「コミュニティを破壊する行為」として厳しく批判しています。その一方で、こうした没個性な開発を免れ、独自に発展する立川市の街づくりが対照的に高い評価を集めています 。

★もしこれが本当だとしたら、雄大な広さをもつ市部の都市政策のパラダイム転換をしていくことによって、様相が変わります。どう変わるか?山本氏によると富裕層がたくさん集まっているということですから、世界の人が憧れる都市が集積する市部になれば、かつて江戸・明治時代がそうだったように、その富裕層は別邸をこの地域に持つかもしれませんね。そうなると、自然豊かで、学びが充実している私立中高一貫校がある、市部に家族を住まわせ、仕事は23区のタワマンを拠点にしていくとなるかもしれません。

★現状、市部は地理的条件で23区に溝をあけられていますから、そこを乗り越えるために、多様な創意工夫をしています。どこの学校もグローバル教育やSTEAM教育、探究教育は目標ではなく、普段使いになっています。

★その土台の上に、各学校の特色ある教育が展開しているわけです。海外大学もたくさん合格する学校もあるし、理工学系に強い学校もあるし、東大・医学部に強い学校もあるし、偏差値に関係なくどの子どもも才能を開花する教育を行っている学校もあります。

★今、東京にはインターナショナルスクールがどんどん増えています。平均学費年間300万ですから、本当に富裕層の子弟が通います。一方でその3分の1以下で、同じようないやそれ以上の教育を市部の学校が行ったら、みな通いたくなるでしょう。すでにその方向に動いています。

★理数系といっても、文理融合的な路線に徐々になっていきますから、CEFR基準でB2以上の教育が行われ、生成AIも含むSTEAM教育、探究教育をベースにしている学校が揃うと、一斉に宇宙科学に向かうでしょう。現在海外大学に進む生徒で、トロント大学やメルボルン大学、ペンシルベニア大学などに進む生徒は、宇宙科学研究の拠点に向かうような感じです。

★宇宙科学は、宇宙飛行士を養成することだけが目的ではありません。中高時代に探究しているSDGsの課題を宇宙レベルに延長して展開していくようなものです。医療や農業科学まで含んでいるのです。

★東京から見たら中心地から西に外れていますが、宇宙から見たら未来の学園エリアの中心地になっている可能性があるのです。東京都や市などの自治体そして市部に位置しているたくさんの大学が共に取り組んでくれることを期待しています。

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2026年5月22日 (金)

日本女子大学 理工学部(仮称)開設構想の意味 私立女子中高の先進性の証明か

★昨今、少子高齢化の中で、女子大学が苦戦しているという話題をメディアが取り上る頻度は高くなっています。そんな中で、日本女子大はサバイブできる女子大の1つだと言われています。5月21日、同大学は、「日本女子大学 「理工学部(仮称)」の2029年4月開設を構想中」と題してプレスリリースをしています。なるほど進歩主義的勢いを示していますね。

★この動きは、従来の「理学部」を、工学領域を含む「理工学部(仮称)」へと発展させるもののようです。かつて、私立女子大学唯一の「理学部」として、女子の科学技術に関する教育において大きな役割を果たしてきました。その実績があるからこそ、今回のこの構想はインパクトがあります。女子の理数系のキャリアデザインの次のステージを確からしさを示唆しているからです。

★同大学のサイトには、こうあります。「現代社会が抱える課題はますます複雑かつ細分化しており、社会実装へとつなぐ工学的視点を含む総合力を持つ理系女性人材の育成は急務となっています。こうした時代の要請を踏まえ、私立女子大学唯一の「理学部」は、これまでの基盤を固めつつ、新たな産業分野を創生・牽引できる確かな力を身につけられる「理工学部(仮称)」へと進化します」というのです。

★そして、開設する「理工学部(仮称)」は、1学部1学科4専攻制を採用します。すなわち、

「数学・物理学専攻(仮称)」

「情報理工学専攻(仮称)」

「化学生命専攻(仮称)」

「医薬工学専攻(仮称)」

★の4専攻の新設を構想するわけです。

★この4つの専攻は、たしかに日本女子大にとっては、新しいチャレンジです。しかし、この専攻につながる、理数系のキャリアデザインが、私立女子中高で、すでに実践され、注目されているため、生徒獲得戦略という側面からは、あるいはマーケティング的観点からは、女子校の動きとマッチングさせているとも読めます。当然のことでしょうが。

★すでに、昭和女子、山脇、田園調布学園などは、単に医学部や理系の大学にたくさん合格させているというだけではなく、地球規模の社会課題を解決すべく、生徒1人ひとりが仲間と協働しながら解決する提案や方法、ロボットなどのプロトタイピングまでしています。

★データサイエンス、アントレプレノイアーシップ、都市政策、環境対策などグローバルな探究教育を推進しています。

★今回の日本女子大学の新構想は、今注目されている私立女子中高の進歩主義的教育の妥当性を証明することになるかもしれません。

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2026年5月20日 (水)

巣鴨 東大も、医学部も、海外大学も

★読売新聞(2026年5月19日)によると、巣鴨中学校・高等学校(以降「巣鴨」)は、2026年度の大学合格実績(4月15日現在)は、国公立大(大学校を含む)の合格者は108人で、東京大13人、京都大5人。早稲田大に83人、慶応大に53人、上智大に23人、東京理科大に78人が合格。医学部医学科(海外大を含む)の合格者は88人ということです。

★同校サイトをさらに見ると、海外大学合格者は11名。そのうち82%はQS世界大学ランキング2026で100位以内にはいっている。イタリアの医学部の大学は、ランキングで直接測られていないが、イタリアで高名な医学部だということです。

★巣鴨は、東大も、医学部も、海外大学も、進路の選択肢は地球規模です。

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2026年5月19日 (火)

立教大学 横浜女学院と

★すでに4月17日、立教大学は高大連携の新たな枠組みとして、キリスト教学校教育同盟加盟校を対象とした「キリスト教教育連携校」制度を導入することを公表しています。

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★具体的な連携の取り組みは概ね次の3つです。

①出張講義や模擬授業、大学説明会等の実施
②学部・学科単位での高大連携プログラムの開発
③推薦入学の実施

★2026年度からの対象校として2つの学校と連携協定を締結しました。

横浜女学院高等学校
酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校

★急激な少子化が訪れているため、MARCHのそれぞれの大学は系属、系列の私立高校を増やしているわけですが、立教大学は、キリスト教教育という理念を共有できる学校に絞っています。

★香蘭などでも立教に推薦される生徒は、英語の高い力が求められますから、上記の2校も同じでしょう。共通理念と高い英語力、そして探究力、MARCHが英語で講義を行うコースを今後増やすための準備が本格的に始まりました。

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2026年5月16日 (土)

駒女バージョンアップ始まる(01)教育革新向上推進チーム「IEAT」稼働 画期的マスタールーブリック

★今年、駒沢学園女子(以降「駒女」)は、高校の特進クラス、進学クラスに英語クラスを加えて3年目を迎えます。探究、グローバル教育、生成AIなどデジタル環境を活用した学びなど1つひとつ丁寧に教育環境をデザインしてきました。そこで、これらの教育活動をさらに有機的につなげて、生徒1人ひとりの人間力を豊かにしようという動きが活発になってきているようです。

★その一つが「IEAT」の始動です。常に質の高い教育を提供し続けるため、教育革新向上推進チーム「IEAT(Innovative Education Advancement Team)」を設置したということです。教員一人ひとりが「教育のプロフェッショナル」として主体的に学び続ける文化を醸成し、授業の質を絶えずアップデートしていくということです。そのとき、教師だけが先に行くのではなく、当然生徒自身が自分の最高の学び方を体得し、その都度リフレクションしながらアップデートしていくことがポイントだと先生方は語ります。そのために、自分という人間力を形成していくとき、自分が今どこにいるのか学びのコンパスとして、次のマスタールーブリックをデザインしています。凄いですね。

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★このマスタールーブリックの画期的なところは、AI時代に合って、Doingは生成AIがかなりできるようになっているので、むしろ人間としての構えであるBeingという人間の本質的あり方を形成することに重きを置いたコンパスになっているところです。

★もちろん、毎回の授業は、単元内容がありますから、そこで学んだ知識や考え方を使えるようになるDoingは大事なのですが、従来、たいていはそれで目標は達成されたということになります。ところが、駒女は、そのDoingに立ち臨む人間の姿勢や心理的動きなど人間存在というBeingとは何かを追究していける授業や多様な教育活動になっています。

★たとえば、先日個人優勝していた弓道などはまさにその象徴ですね。矢を射ることができるだけではなく、正確にいるには、脳神経身体全体の調和が必要です。その調和が最高潮に達したその瞬間に矢は射られます。

★坐禅もそうです。脳神経身体全体が、世界と自分が一体化した瞬間の時空体験が、Beingの真理のようなものに触れることができるのでしょう。書道もそうですね。この道の体験環境がいっぱいある駒女。世界の人々が地政学的リスク、気候変動リスク、ハラスメントのリスクでBeingを喪失しているときに日本の「道」に憧れるのは当然です。

★世界の人が憧れる駒女流儀のグローバル(一つの地球という大きな意味があるでしょう)な時空がしっかりと土台になっています。英語クラスの一期生の来年の活躍が期待されます。

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2026年5月13日 (水)

学校選びのチェックポイント(01)氷山モデルの罠を見抜けるか

★目に見えるものだけではなく、目に見えないものも大事だという話をするとき、多くの場合氷山モデルを活用します。対処療法だけではなく、根本から治療することが大事という話にも転用される場合もしばしばです。

★そして、学校現場でよく耳にする言葉が、表面的な言葉ではなく、本質的なところまでダイブして出てきた言葉でなくてはという氷山モデルのメタファーを活用した言説。

★一方で、アウトプットは大事だ、心理的安全をベースに何を言ってもリスペクトできる関係性が大事だと、上記のような言説を常套句として使う人がよく語ります。

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★氷山モデルはメタファーですから、そのような使い方をすること自体はよいのですが、ただ、その言説の背景には無意識の差別感覚が隠れていることがあります。

★氷山モデルは、目に見えるものだけではなく、その背景には目に見えない大切なものがあることを忘れないようにということで、目に見えることを語っていると表面的だということを意味していないととらえることもできます。

★生徒が語る言葉は、どこからか生まれてきている言葉です。少し語り合っているうちに、その目に見えない生徒自身が感じたり考えたり判断しているモノやコトがにじみ出てきます。

★氷山モデルは、目に見える部分と目に見えない部分の両方のつながりを俯瞰しようねという使い方は心理的安全が生まれてきますが、目に見える部分だけ見ているだけでは表面的だと決めつけるのは、心理的安全は崩れます。

★今では「氷山モデル」はメタファーというよく使われる言葉のアイテムとなっています。使い方によっては、生徒の才能開花を抑制してしまう場合もあります。イノベーション技術同様に、言葉もメリットとデメリットの両方があります。

★学校説明会に行ったとき、どんな言説がアウトプットされているかチェックすることも必要です。

 

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2026年5月11日 (月)

グローバル教育が目標ではなく土台となっている学校が増えつつある

★今年になって、多くの私学の先生方と対話をしていて、知らず知らずのうちにグローバル教育の学校における位置づけが変わってきているのに気づきました。グローバル教育を目標として掲げ教育デザインを行ってきた学校が、今やグローバル教育はその学校の土台になっているのです。英語教育の一環ではなく、新しいリベラルアーツの一環としてのグローバル教育の土壌ができているのです。

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★この土壌に、多様なプロジェクトが林立する構造になっています。そして、この新しいリベラルアーツとしてのグローバル教育の土壌のないところでプロジェクトや探究を行っても根付かない可能性が高いのではないのかという問いが今や私の中で生まれています。ですから、そのような土壌をつくらない学校は、東大、医学部にしっかりと進学させる土壌があれば、全くそれでよく、その土壌にプロジェクトや探究を構築していく必要はないのではないかと感じています。

★したがって、保護者も新しいリベラルアーツとしてのグローバル教育の土壌のある学校と東大・医学部にしっかり進学させる土壌のある学校とどちらを選択するか、まず思いめぐらしてみるとよいのではないかと思います。たんに海外大学に進学したいというのであれば、東大・医学部にしっかりいれている学校でも十分に対応できます。この2つのグループが今東京の私立学校のそれぞれの価値志向性の特徴になってきたかもしれません。

★上の図をGoogleNotebookLMで描いてもらうために、書いた気づきの文を以下に紹介します。

 グローバル教育はリベラルアーツがベースになるため、グローバル教育が土台の学校は、その上にミニプロジェクト型の授業=IBL(Inquiry based Learning)や本格的な3か月、半年、1年、2年など長期にわたるプロジェクト型の探究を行うことになる。

2011年から2020年ごろまでは、グローバル教育を構築することが目的だった学校が、それが土台として定着することによって、グローバル教育構築の過程で行ってきた対話型中心の授業が、IBLやPBLとしての授業に進化し、多様なプロジェクトが立ち上がるようになっている。

デザイン思考やアート思考、システム思考、ソーシャル・エモーショナル・ラーニングなど多様なメソッドを使いながら生徒1人ひとりの才能を生かした共創を生み出すプロジェクトが多くの領域、分野など学際的に展開している。中にはスタートアップにつながるアントレプレナーシッププロジェクトを地域社会と実践するに至るものまで登場してきた。

このプロジェクト学習は、大学の学部段階でも行っているレベルのものも出てきている。

そのため、生徒は自分の好奇心を深堀し、新しい問いを発見して、探究を深め、問題解決の提案や具体的なイノベーティブなプロダクトのプロトタイプまで作るようになり、その学びのプロセスとそのプロセスが大学でさらにどのように発展し、最終的にどのように社会に貢献するか、自身の考え方や感じ方、ものの見方を言語化できるよいうになっている。

さらに、そのアイデアが、限られた資源を有効に活用し、学問の領域を越境して役に立つ柔軟性や適応性を有する可能性を見出している。

そのような自分のものの見方・考え方・感じ方の座標軸を言語化することができるため、その座標軸を海外大学にも合格していく学びのパスポートとして活用することができる。キャリアデザインの幅が大きく広がってもいる。

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2026年5月 7日 (木)

田園調布学園 理数系進学率が高い 海外大学進学も理数系多い

★田園調布学園は、理数教育を標榜しています。東京科学大学が近くに位置しているということもあり、同大学との学びも行っているようです。実際昨年に続き2名合格しています。東京農工大2名、東京理科大は21名、東京都市大など22名と理系の合格実績が目をひきます。実際現役の理系進学率の推移を見ていると、過去4年の平均は42.1%です。

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(同校進学実績のデータ化から加工)

★女子校で理数系の進学率が高いと言われている桜蔭や豊島岡女子などでも50%強ですから、田園調布学園が理数系進学率が高い学校だと言われるゆえんです。

★そして、そのような女子校の中でも一味も二味も違うのは、グローバル教育にも力を入れているのです。ですから、2026年も、延世大学
成均館大学、梨花女子大学、西江大学、漢陽大学、深圳大学、Monash University7大学に合格しています。韓国と中国、オーストラリアの大学で、いずれも各国の名門大学で、理数系に力をいれている大学がほとんどです。中でも延世大学とモナーシュ大学は、世界大学ランキング100位以内です。

★さらに、田園調布学園は、理数教育とグローバル教育を結ぶ探究を中学から高校まで、生徒の発達段階に応じて好奇心を世界につなげる学びをデザインしています。

★デザイン思考と没頭する深堀の学びの方法を生徒は身につけ、近い将来文理融合の時代が来た時にも対応できるようになっています。未来を見通して教育をデザインしているわけです。さすがです。

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2026年5月 5日 (火)

共愛学園前橋国際大学のシティーブランドアクティビズム

共愛学園前橋国際大学の児浦良裕先生(全学教育推進機構准教授)によると、同大学は前橋ファン共創セッションに関わっています。前橋のシティープロモーション事業の一環として行われているセッションのようです。

★前橋市と共愛学園前橋国際大学と市民が協働して、現在の日本の地方都市の社会課題を解決しながら同時に社会貢献に結びつけ、当然生活経済を豊かにしていくというのがベースにあるでしょう。

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★今外国の方々が日本にたくさん訪れています。円安だからとか国のインバウンド政策とかの理由ももちろんあるのですが、それだけではないようです。

★日本の地方は、自然が豊かで、生活に溶け込んでいる風景は、明治開国以来、外国人にとってユートピアとして映りました。イギリスのレッチワースには、現代のスマートシティーやエコシティのモデルである田園都市がありますが、もともと日本の江戸の大名庭園が密集する光景の情報から発想されたと言われています。東急の田園調布やたまプラーザは、レッチワースをモデルにしているようですが、日本の江戸時代の大名庭園をベースとした都市モデルの逆輸入だったわけです。

★そんなこともあり、東京には消えてしまった生きた大名庭園風の都市の原風景は、実は地方にあるのです。★外国から来た人々は、その自然と生活の融合に心を癒します。温泉もあるし、食も豊かです。しかし、何より上下水道のインフラの整備に快適感を抱くそうです。トイレがなんてきれいなのでしょうということです。

★この生活の自然と経済の循環の土台にはインフラ整備があるわけですから当然ですね。日本人にとっては当たり前の自然でありながら人工的な循環を回している地方都市のリソースは、魅力なのです。

★そして、その土台の上に各地方の魅力を映し出すシティープロモーションを前橋市は共愛学園前橋国際大学や市民、もちろん企業を始めとする各団体と行っているのでしょう。

★前橋が故郷でない国内外の人々にとってなぜか心の故郷として望郷の念を抱かせ、ウェルビーイングな自然と社会と経済と人間の循環関係を創出し、個人商店をスタートアップ化し、小規模だけれど経済を豊かにし、それをシティに還流する。適性の人口になっていくわけです。

★その中で、教育は未来リソースになります。共愛学園前橋国際大学は、児浦先生をはじめ知のプロセスとしてのプロジェクト型の講義やゼミを行っています。外国の人が見たら、海外のリベラルアーツ大学のような感覚におそわれるでしょう。

★同大学は「国際大学」ですから、外国人の留学生も受け入れるでしょう。ある意味、将来秋田国際教養大学やAPUのように進化するかもしれません。もちろん、独自の進化を遂げるでしょう。

★留学生は、寮というより、前橋の周辺の農村の家屋を使えるようにすればよいだけですから、寮のリソースにも事欠かないでしょう。

★小さいけれど豊かなマインドと経済活動を生み出すために、エコシステムとしてのイノベーションを共愛学園前橋国際大学はファシリテートしていくでしょう。同大学の全学教育推進機構准教授児浦先生は、すでにそのような知のブランドアクティビズムを行っています。楽しみです。企業と連携しながら、宇宙、エネルギー(宇宙や地球上の自然は化石燃料以外のエネルギーの宝庫)、食、水、アートなど「テクノネイチャー自律分散統合系都市」のモデルの始動です。

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2026年5月 4日 (月)

海外大学進学準備教育の意味(05)桐朋海外大学の位置づけがおもしろい

★桐朋の大学合格実績の一覧の並び方がおもしろい。いわゆる国公立大学、早慶上理、GMARCHという並べ方ではないのです。しかも、海外大学を別の欄に並べるのではなく、国公立大学と私大の中に含めていて、国内外を分けていないすてきな一覧です。

★国公立大、私大、医学部は分けていますが、それぞれの並び順は、原則合格者の多い順です。同じ人数の場合は、現役の人数が多い方になっています。さらに、・・・という複雑な並び方になっています。受験業界が勝手につけた枠組みとは違う、独自の並べ方が桐朋らしいですね。

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★とはいえ、わかりやすいので、2026年の大学実績を受験業界的な見方で表すと、東大14名、医学部57名、海外大学13名、早慶上理ICU296名、GMARCH324名合格です。もちろん、延べ数ですが、卒業生総数が220前後でしょうから、相当なパフォーマンスです。

★さらにおもしろいのは、海外大学も、トロント大学やブリティッシュコロンビア大学、パデュー大学のような世界大学ランキング100位以内の大学、パブリック・アイビーに属しているミシガン州立大学だけではなく、新しくできたフィンランドやリトアニア、イタリアの大学などにも合格しています。新しいので、世界大学ランキング100位以内には入っていませんが、世界中から注目されている大学です。

★このような視野の広いそして最先端の情報をリサーチしながらの国内外の大学を選択するキャリアデザインを生徒自身が自由に生み出していける教育環境が文化としてあるのは、桐朋らしく、感動的です。

★そうそう、私の大学時代の法哲学の恩師は、桐朋出身でした。現在の慶應大学の法哲学の教授も桐朋出身者。二人の考え方はだいぶ違うけれど、どちらも独特ですね。しかも法哲学って学者になる以外に研究は続けられない覚悟がいる研究。私はその覚悟も知恵もなかったなあ。

★それから、この連休中、いつもの山にいるけれど、奥様のピアノに合わせて、シジュウカラがめちゃくちゃさえずる。奥様があの鈴木俊貴さんなら、本当のところわかるかなと。あっ、「僕には鳥の言葉がわかる」という本を書いていた東大の教授だよねと。

★そして、そういえば、鈴木さんも桐朋出身者。大学の卒論を完成させるために、冬山にこもってシジュウカラなどの混群の生態を観察。食料の備蓄が底をつき、最後は白米だけで過ごし、観察データを集めたあの覚悟には感動しました。

★自由な発想と覚悟。私には到底及ばないなあと恩師のことを思い出しながら、桐朋の教育に思いを馳せました。

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2026年5月 3日 (日)

海外大学進学準備教育の意味(04)筑駒の合格実績が、逆に海外大学進学の意味を映し出す

★筑波大附属駒場(以降「筑駒」)は、すでに2026年大学合格実績を公表しています。現役と既卒を分けて公表しているし、それぞれの進学状況もわかるよういになっています。

★2026年春卒業生158名の中で、東大進学者は77名、医学部進学者は20名。東大の理Ⅲに7名進学するので、東大と医学合わせて90名が進学です。2026年春卒業生シェア57%ですから、半分以上が東大と医学部に進学するということになります。

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★私大進学は20名で、そのうち医学部は4名です。ですから、東大・医学部・私大を合わせて106名。国公立大学は、9名(東大・医学部を除く)。全部で卒業生の中で進学者は115名。43名は浪人。ちなみに2026年春卒業生の合格総数は230名。

★興味深いのは、東大理Ⅰに合格して東大進学をしない生徒がいます。海外大学パデュー大学に1名、南洋理工大学に2名合格(両大学ともQS世界大学ランキングで100位以内。最先端の理工系関連の研究が進んでいる)していますが、進学はしていません。ということは、私大の医学部に進学ということでしょうか。慶應義塾大学の医学部に2名進学していますから、そのうちの一人かもしれません。

★いずれにしても、浪人する理由は、多くが東大と医学部に再チャレンジということでしょうから、筑駒の大学選択志向性は8割が東大か医学部ということでしょう。

★東大・医学部に進めば、在学中、あるいは大学院で、あるいは社会に出てからでも、海外留学はできるので、まずは国内大学でよいという認識なのだと思います。

★私立中高一貫校で、海外大学にはたくさん入るけれど、東大・医学部はそこまでは進学していないというところがあります。大学を出て社会において、筑駒出身者も海外大学合格者をたくさん輩出する私学出身者も、活躍ぶりは変わらないというケースが多々あります。

★いったい何が進路の違いを生み出すのかというと、大学入試制度なのです。東大の入試の数学や共通テストの高スコアは、知識・理解の能力がものをいいます。知識だけではないのだけれど、俗にいう「客観的かつ論理的」な理解力が必要なのです。

★筑駒や開成の生徒は、この領域は普段使いで、Creativeな才能も豊かですが、東大や医学部に入るのには使わないだけです。この知識・理解の能力は普段使いで、創造的才能もあるという生徒は、ある意味「特別」です。

★ところが、知識・理解の領域は平均的で、創造的才能は豊かという生徒は、海外大学だと東大と肩を並べる大学に行けてしまうのです。

★知識・理解も創造的才能もという生徒と創造的才能が優位という生徒の違いは、制度の違いによって進路が違ってくるわけです。

★2015年くらいまでは、この東大・医学部と海外大学の2つの進路は当たり前ではありませんでした。したがって、東大・医学部を頂点とするピラミッド型の大学の確固たる階層構造が出来上がってきました。今もまだまだありますが、海外大学に行く創造的才能豊かな生徒の社会に出てからの活躍、創造的才能はあるけれど、海外大学に行けず、階層構造に一見屈しているように見えるのですが、偏差値に関係なく創造的才能を生かす小規模の大学が誕生してきていて、そこを卒業した生徒が活躍するという時代がもうすぐそこにやってきています。AI時代のパラダイムシフトが起こすということなのでしょうが。

★筑駒の生徒は「特別」だと述べました。それはそれで大いによいのです。むしろ大事です。ただ、すべての子どもたちは才能者です。その創造的才能を開き、生かす大学は高偏差値の国内大学だけではなくなっていることも事実です。

★地球規模で考えるならば、大学の階層構造が崩れていくのはやむを得ないでしょう。グローバルイノベーション教育は、結局すべての子どもたちの才能を開くのです。そうすることで、階層構造がもたらしてきた、地政学的リスク、気候変動リスク、ハラスメントリスクを払しょくすることができるのです。私が言うまでもなく、そういう世界に歴史は突入しています。そして、完全に移行するまで、恐ろしい事態が起きているわけです。。

 

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海外大学進学準備教育の意味(04)筑駒の合格実績が、逆に海外大学進学の意味が映し出される

★筑波大附属駒場(以降「筑駒」)は、すでに2026年大学合格実績を公表しています。現役と既卒を分けて公表しているし、それぞれの進学状況もわかるよういになっています。

★2026年春卒業生158名の中で、東大進学者は77名、医学部進学者は20名。東大の理Ⅲに7名進学するので、東大と医学合わせて90名が進学です。2026年春卒業生シェア57%ですから、半分以上が東大と医学部に進学するということになります。

★私大進学は20名で、そのうち医学部は4名です。ですから、東大・医学部・私大を合わせて106名。国公立大学は、9名(東大・医学部を除く)。全部で卒業生の中で進学者は115名。43名は浪人。ちなみに2026年春卒業生の合格総数は230名。

★興味深いのは、東大理Ⅰに合格して東大進学をしない生徒がいます。海外大学パデュー大学に1名、南洋理工大学に2名合格(両大学ともQS世界大学ランキングで100位以内。最先端の理工系関連の研究が進んでいる)していますが、進学はしていません。ということは、私大の医学部に進学ということでしょうか。慶應義塾大学の医学部に2名進学していますから、そのうちの一人かもしれません。

★いずれにしても、浪人する理由は、多くが東大と医学部に再チャレンジということでしょうから、筑駒の大学選択志向性は8割が東大か医学部ということでしょう。

★東大・医学部に進めば、在学中、あるいは大学院で、あるいは社会に出てからでも、海外留学はできるので、まずは国内大学でよいという認識なのだと思います。

★私立中高一貫校で、海外大学にはたくさん入るけれど、東大・医学部はそこまでは進学していないというところがあります。大学を出て社会において、筑駒出身者も海外大学合格者をたくさん輩出する私学出身者も、活躍ぶりは変わらないというケースが多々あります。

★いったい何が進路の違いを生み出すのかというと、大学入試制度なのです。東大の入試の数学や共通テストの高スコアは、知識・理解の能力がものをいいます。知識だけではないのだけれど、俗にいう「客観的かつ論理的」な理解力が必要なのです。

★筑駒や開成の生徒は、この領域は普段使いで、Creativeな才能も豊かですが、東大や医学部に入るのには使わないだけです。この知識・理解の能力は普段使いで、創造的才能もあるという生徒は、ある意味「特別」です。

★ところが、知識・理解の領域は平均的で、創造的才能は豊かという生徒は、海外大学だと東大と肩を並べる大学に行けてしまうのです。

★知識・理解も創造的才能もという生徒と創造的才能が優位という生徒の違いは、制度の違いによって進路が違ってくるわけです。

★2015年くらいまでは、この東大・医学部と海外大学の2つの進路は当たり前ではありませんでした。したがって、東大・医学部を頂点とするピラミッド型の大学の確固たる階層構造が出来上がってきました。今もまだまだありますが、海外大学に行く創造的才能豊かな生徒の社会に出てからの活躍、創造的才能はあるけれど、海外大学に行けず、階層構造に一見屈しているように見えるのですが、偏差値に関係なく創造的才能を生かす小規模の大学が誕生してきていて、そこを卒業した生徒が活躍するという時代がもうすぐそこにやってきています。AI時代のパラダイムシフトが起こすということなのでしょうが。

★筑駒の生徒は「特別」だと述べました。それはそれで大いによいのです。むしろ大事です。ただ、すべての子どもたちは才能者です。その創造的才能を開き、生かす大学は高偏差値の国内大学だけではなくなっていることも事実です。

★地球規模で考えるならば、大学の階層構造が崩れていくのはやむを得ないでしょう。グローバルイノベーション教育は、結局すべての子どもたちの才能を開くのです。そうすることで、階層構造がもたらしてきた、地政学的リスク、気候変動リスク、ハラスメントリスクを払しょくすることができるのです。私が言うまでもなく、そういう世界に歴史は突入しています。そして、完全に移行するまで、恐ろしい事態が起きているわけです。。

 

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