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2026年4月29日 (水)

海外大学進学準備教育の意味(02)工学院のグローバル教育は、リベラルアーツ×プラグマティズム

★先日、工学院大学附属中学の教頭田中歩先生から、トロント大学も合格の報告が届きましたと連絡が入りました。最新のTHEでは21位、QSでは29位です。100位以内は、ペンシルバニア州立大学とパデュー大学にすでに合格しています。全部で20名は海外大学合格しているようです。しかし、そのことを歩先生は伝えようとしたわけではなかったのです。海外大学進学者は、その大学でなければできないような研究分野を見つけて進むからだというのです。それに学費も高いわけですから、自ずと世界大学ランキング200位以内くらいにはいる大学を選択するというわけです。たしかに、世界に大学は18000校あると言われていますから、仮に500位以内だとしてもすごいことでしょう。

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★歩先生が感動したのは、トロント大学に入った生徒は、Aレベルのスコアで合格できたということです。工学院は、ラウンドスクエア加盟校です。創設者クルト・ハーンはケンブリッジ大学出身で、その影響を強くうけています。そして同校はケンブリッジインターナショナルスクールと連携していて、英語と数学と理科のAレベルが認定されているのです。

★トロント大学は、オックスブリッジをロールモデルにしています。工学院も、オックスブリッジのリベラルアーツ的な教育を当然行っています。そのカリキュラムやキャリアデザインがつなっがた!という感動です。Aレベルのスコアで高評価をとるには、おそらく日本の大学向けの受験勉強とは比較ができないほどの質の高い学びと考える量が半端ないと、生徒の姿をみて日ごろ感じていたのが、トロント大学合格に結実したのですと。

★工学院には、インターナショナショナルコースがありますが、Aレベルコースがあるわけではありません。ですからほかのコースからでもAレベルに挑戦することはできます。今回の結果がロールモデル効果になってくれるとよいと思っているようです。

★一方、それ以外の海外大学はアメリカがほとんどです。これは何か海外のプログラムによって入るのではなく、インターナショナルコースの先生方のふだんの授業によるものです。これもまた凄いですよね。

★そして、同校のインターナショナルコースのキャリアデザインをサポートしている国際教育推進部長は、米国のパブリック・アイビー出身者ですから、ハーバードなどのオックスブリッジさながらのリベラルアーツ重視の大学だけではなく、パブリック・アイビーやニューパブリック・アイビーのようなプラグマティックな志向の大学の情報を熟知しています。

★アメリカに大学は3000校あると言われていますから、米国内で200位以内で、十分日本の大学で研究できないような分野にチャレンジできるといいます。実際今年の合格者のうち10人は、全米100位以内です。本当によくリサーチしていて、アリゾナ州立大学は、パブリック・アイビーでなくても、イノベーション分野で全米一位の評価を得ているという情報などを提供しているわけです。

★最も、生徒自身も自らリサーチしていて、その先生と対話をしているのでしょう。同校を訪れると、吹き抜けの回廊で、多くの生徒が先生方と対話している様子を見ます。

★今、文科省や産業界は、理系人材を増やそうと躍起になっていますが、もともと工学院は理系志望者が多いのです。ですから、リベラルアーツとプラグマティズムの融合カリキュラムは当然ということなのかもしれません。

★それにもうひとつ興味深いのは、高校の教頭鐘ヶ江先生によると、このテクノロジーやイノベーション教育が、東京芸術大学に合格する道も開いているというのです。学年団は、進路指導部のサポートを受けながら、生徒1人ひとりのキャリアデザインをきめ細かく支援していきます。鐘ヶ江先生はその姿に頭が下がるというのです。

★海外大学だけではなく、国内大学進学教育のきめ細かいキャリアサポートは、本当に多様だと思いますが、それに丁寧に対応し、生徒の興味を未来につなげる創意工夫をする工学院の先生方の生きざまには本当に感動です。

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