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2026年3月 4日 (水)

NewSchool 偏差値で測れない次元の高い教育は、標準的教育からは見えにくい

★ここ数年、多くの見識者と話す機会がありました。その中で、気づいたことは、2015年以降、日本の中に現れたNewScoolの存在が、多くの見識者に見えないということでした。多くの見識者は、海外のエスタブリッシュスクールにロールモデルをもとめ、国内にそれ以上の教育を行っているたくさんの学校があることに気づかないのです。幸せの青い鳥がすぐそこにいるのに。

Newschool

(この記事をGoogleNotebookLMのインフォデザイン機能で絵にしました。謎の漢字が散見しますが、雰囲気は伝わると思います)

★文部科学省はネクストハイスクールなどをはじめ、次期学習指導要領に向け教育の質を向上させる審議会やワーキンググループを走らせています。

★しかし、教育は、公的なものに収まる必要はなく、私立学校にとって、学習指導要領はミニマムな構成要素で、これは当然教育していきますが、それ以上の教育を行ってよいし、実際行っています。

★ところが、このことが実際には、標準的な公立の学校教育に属していると見えにくいのです。ですから、文部科学省においては、標準的な公立学校の教育現場が学習指導要領や答申の内容に比較しギャップをリサーチし、それを改善しようという試みが、学習指導要領の改訂になっています。

★したがて、文部科学省は、学習指導要領の内容以上の教育を行っている私立学校の教育の全貌を把握していません。ただ、東大や医学部にたくさん合格する私立学校や公立学校が、学習指導要領以上の内容を実施していることは、当然理解ができます。

★ただ、その理解は、進路指導におけるシステムやそこに向かう難問を思考する高度な講義型授業を認識するにとどまっています。

★一方で、文部科学省は、大学や企業、NGOなどの外部機関と連携することを推奨していますから、グローバル企業のメンバーと交流することによって、文部科学省も間接的に私立学校の教育の先見性や先進性について知ることはできます。

★そして、実は、グローバル企業や文部科学省のメンバーも自身が私立学校の出身者であるケースが多く、一般メディアが注目する私立学校や公立学校の経験をしています。ただし、ここに問題があります。2015年までは、この一般メディアが注目する私立学校や公立学校が、教育市場の中で偏差値ピラミッドのアッパー層だったので、2015年以降に現れた世界大学ランキング200位内の海外大学に大量に輩出する私立学校の教育が見えていないのです。

★その話をすると、そんな学校があるのですかと驚くのです。その反応に私もまた驚きます。

★このNewSchool(と呼んでおきますが)は、標準的な公立学校や一般メディアが注目する私立学校や公立学校とは、<生徒の学び方>が全く違うし、<教員という人的資産のパワー>が全く違います。外国人教師が10人以上もいて、NewSchoolの組織はオープンダイアローグがベースになり、バイリンガルで教師たちは対話をしているのです。それは生徒も同じです。日本の学校でありながらインターナショナルスクール以上の教育を行っていると言っても過言ではないのです。

★文科省や一般メディアが注目する学校は、自分たちの教育の質を上げるために、ロールモデルを海外の学校に求めます。すでに、国内に日本のNewSchoolがあることに気づいていないのです。幸せの青い鳥がいるにもかかわらず。

★ある意味、NewSchoolは教育の次元が突き抜けているため、見えないのでしょう。

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