サレジアン国際学園世田谷の教師 カトリックベースの21世紀型教育を着々
★首都圏のカトリック学校の中でも、サレジオ会の私立中高一貫校はどこも勢いがよいのですが、その勢いがこの不透明で混迷な社会や人間の内面を整える情熱(パッション)を生み出すチーム教師の存在が大きいのです。それを改めて感じる機会を得たのは、先日サレジアン国際学園世田谷で先生方と対話をするひと時を頂いたときです。
★頂いたテーマは「21世紀型教育とカトリックの価値観」でした。3年から4年目の先生方10人と校長先生、教頭先生など15人くらいがサークル上に並べた机に集い、対話をしました。私と対話というより、ピアラーニング型の先生同士の対話と私のミニスピーチという90分間でした。
★21世紀型教育を14シートで多角的に語り合うスタイルにしました。図にある通り、21世紀型教育を行っている学校は建学の精神がそれぞれ違いますから、共通の学び方やスキルは球体の周りに配置し、建学の精神に色濃くかかわる教育環境は中心に配置しました。サレジアン国際の場合は、その核の部分はカトリック教育にかかわる教育環境です。
★ピアラーニングには、校長先生や教頭先生もフラットに対話に加わります。14の角度は、すべてシートになっています。図や絵が中心です。先生方は一人一台ラップトップを持ってきていますから、プロジェクターを使わずに、各パソコンの画面で図を共有できました。シートを目の前で見ながら、VTS(ヴィジュアル・シンキング・ストラテージ)的発想で、気づいたこと、自分はなぜそれに着目しているのか、自分ならどうしているのかどうしていくのか対話があふれ出ていました。同じ教育目標や方法論を共有しているのですが、それぞれの違いをシェアし、化学変化を生み出していくという対話を行いました。
★2011年に21世紀型教育を仲間の学校と立ち上げた時、このようなワークショップをしましたが、全員がラップトップを持っていたわけでもないし、まだまだC1英語など到達している生徒は少なかったし、そもそもPBLとは何かは暗中模索でした。対話と言ってもダイアローグというのはぴんとこなかったし、コミュニケーションという行為も教師と生徒の問答の域を出なかった時代でした。つまり、生徒同士のピアラーニングというのはピンとこなかった時代です。ですから、WSは結構修行みたいな感じで、今回のようなフリー、フェアー、フラット、フレンドシップな感じはなかったのを思い出しました。
★今回は、C1英語も、STEAMの環境も、PBLも普段使いができている先生ばかりでした。ですからWSは、ポジティブ志向だし、先生方のクリエイティブな化学反応が生まれていました。普段の生徒との対話も同じだというのがすぐに推察もできました。
★それに半部は外国人教師だったので、どうしてもカタカナ語が多くなる21世紀型教育(かつては、本間はカタカナ語を使い過ぎだとよくネガティブに反応されました)の話も、自然体でできました。
★年間予定の中に、きちんと教師の研修が定められ、そのルールの中でフラットでフリー、フレンドシップな雰囲気で学びの環境を生み出していく情熱にあふれていたわけです。縦の組織と横のチームづくりのクロスが見事な21世紀型教育組織になっていたのに感動しました。
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