2026年中学入試(21)帰国生入試で教育の質を察知する
★首都圏の中学受験の出願はすべて始まっています。この時期、一足先に行われた帰国生入試の応募者数がだいぶ判明してきたので、中間報告的に見てみましょう。というのは、この時期併願校を完全には決めかねているという受験生・保護者もいるでしょうから、最後の詰めとして、対話や思考の質という点から見ると、併願の最終決定のヒントになるかもしれないからです。
★10人以上の帰国生の応募者を集めている東京の学校を、判明している分ですが、表にしてみました。三田国際、広尾、八雲、聖学院、工学院大学附属などはまだ非公開なのですが、この中には入ってくるのと同じような価値を有しています。
★さて、なぜ帰国生なのか?それは帰国生が選ぶ教育の質や学びの質は、豊かな対話の環境、高次思考の育成がされているかどうかを大事にしているからです。
★主体的・対話的で深い学びや協働的な学びなど、今どこでも行っています。しかし、それが学校全体で行われているのか、まだその質やレベルはどうなのかというと、それは、学校によって違うのです。
★その違いは、外から見ていてはわかりにくいのですね。しかし、豊かな対話や高次思考を学べる環境があるかどうかは、次の教育環境がデザインされているとあるということがわかります。
❶C!英語
➋PBLやIBL、デザイン思考、システム思考など全授業で行っている
❸イノベーション×リベラルアーツ(TOK、哲学対話、アート思考など)を学校全体で取り組んでいる
★この3つを全学的に取り組んで、さらに
a 高大連携、
b 海外留学、
c 外部団体との連携
★を行っているところ、そしてこの3つの学校全体の取り組みa/b/cを行っている結果、難関大学と海外大学の両方に合格者が出ているという学校は、豊かな対話と高次思考を学べる環境です。
★これに思考コードなど、対話と思考の広がりと深さをメタ認知する知のコンパス(たんなるルーブリックではありません)を使っているところは、万全です。
★なぜなら、これらの環境は豊かな対話の成長、高次思考の発達がなければ、実施できない環境だからです。
★そして、帰国生が集まっているということは、このような環境デザインを行う教師が存在し、その教育環境マネジメントが巧みな学校です。見よう見まねで教育環境を整えたけれど、このマネジメントをする教師が学校全体に広がっているのではなく、一人で回しているところは、なかなかうまくいかないでしょう。帰国生は、学校説明会に行くとそれをすぐに見抜きます。
★そして、帰国生の口コミネットワークは、国内でリアルな情報収集をすることが難しいので、強い絆でできています。国内生の知らない情報も持ち合わせています。
★したがって、国内生は帰国生がどのような学校を選択しているかその情報を得ておくことは参考になるのです。
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