京華女子 本質から学ぶシステムを土台に「国際」と「教養」の教育
★京華女子の教務主任二俣先生、進路指導部主任高岡先生から、同校の本質を土台にしている教育についてお話をお聞きしました。本質というと精神的な側面が強いと思われるかもしれませんが、そのコアの精神を実践に浸透していく緻密なシステムができているということです。このことは、一般的にはなかなか実現できないことですから、驚愕でした。マインドとシステムが循環しているというのは、日本の教育において稀有なことなのです。
★そして、新校舎になってから、京華学園は、ワンキャンパスとして、男子校の京華も商業の京華も女子と同じく正門やグラウンドなどを共有しているということです。授業そのものは完全に女子と男子は別ですが、英検対策のときなど女子と男子が同じ講座に出ることもあるそうです。
★男女別学の新しい文化が生まれているということでしょう。
★女子校の特色は、「国際」と「教養」の教育が、本質を土台にしているということもあり、この新しいワンキャンパスや男女別学の新しい文化も「国際」教育を支えるものの見方・考え方として教養教育の環境になるようです。
★京華女子の「国際」の意味は、その根っこに世界に通じる「教養」という異文化を理解する力や共感する力、何より批判的思考という自分の軸を世界に通用する確固たるものとして磨き上げながら、複雑な世界の情報を鵜吞みにせず、自分の眼と足で判断できる力を身につけることが土台にあるということです。
★では、その教養を磨き上げるにはどうしたらよいのか?それは「対話」を大切にするということです。ですから、同校の授業ではどの科目もどの教育活動でも「対話」が広がるデザインがされているということです。
★そして、その「対話」のシステムは、各教科単元などコンテンツは違っても、共通構造としての思考力・判断力・表現力を回転させるルーブリックが出来上がっています。
★このルーブリックは教師のみならず、生徒自身も自分に向かい合い内省するときに活用しているということです。建学の精神とそれを実現する複眼的な視点が共有されているのです。
★このルーブリックをベースに自分の学びや進路を内省していくことで、自分が未来に向かっていまここで何をするるのか明らかにしていけるのです。
★京華女子が、年々人気も高まり、進路実績も右肩上がりなのは、このマインドとシステムが回転しているからですが、大切なことは、1学年の定員が60名という少人数教育だからこそ可能だということなのです。
★ルーブリックという発想は、そもそも一クラスの人数が30人以下の海外の教育システムの中で生まれています。そして少人数教育だからこそそれは効果的であることは実証されているのです。従来の5段階や偏差値という総括的評価は、大人数の評価をするのには効果的であったわけです。ただ、教養のような正解のない探索し続けるような力を診断すつことはもともと目的ではなかったのす。ところが、今後は、教養が重要になってきます。そこを見るには少人数教育できめ細かくルーブリックで教師と生徒が共に内省しながら資質能力を豊かにしていく環境デザインが必要になってきます。
★そのような豊かな教育は一朝一夕にはできません。それなのに京華女子は、すでにできているのです。ずいぶん前から積み上げてきた結果であり、それがゆえに、今や未来の新しい女子校の教育の先駆けとなっているのでしょう。
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