【今年を振り返って】学校選択の決め手:対話をするとき3タイプの理解方法を柔軟に融合する教師がどれくらいいるか?
★学校の授業や多様な教育活動において、教師と生徒、生徒と生徒が対話をする環境をデザインすることが求められています。その象徴的な手法が「主体的・対話的で深い学び」です。これを実行しようとする、対話は欠かせないのですが、互いが主体的に対話する必要があります。もしどちらかが受け身だとそれは対話ではなくなりますから。また、対話は自分と他者の化学反応を引き起こします。それが深い学びになります。
★ということはその前提に互いの違いというものがあります。ものの見方や考え方、感じ方などの相違点と共通点があるからこそ第三のアイデアが生まれ深い学びが加速します。
★このような違いや共通点はどこからうまれてくるのでしょうか?それは以外にも思考の方法の特徴が違うので、ものの見方に違いが生まれ、ものの見方の違いは、感じ方の違いにも影響します。もちろん、ものの違いが違うから、考え方の違いや感じ方の違いに影響を与えるという循環が起こっているわけです。
★とはいえ、ものの見方や感じ方は複雑です。ところが思考方法の違いはだいたい3つくらいです。したがって、その3つの思考方法のタイプを確認するところからはじめたらよいのではないかと。
★一般に、人が何かを知ろうとすると、まずは物事を理解します。それが一つの事実としての理解になります。その事実を他の事実と結びつけるときにロジカルに因果関係を積み上げていくタイプと幾つかのアナロジーでつなげていくタイプとメタファーでいきなり結びつけるタイプと3種類あります。
★この違いを互いにリスペクトしながら対話していくとおもしろいものや発想が生まれ、それを実装にもっていこうとすると因果関係を積み上げていくことが重要になります。いずれにしても、エビデンスを見つけたり検証したりするときは、因果関係や相関関係が必要です。ただ、その因果関係だけだと新しいものや発想が生まれにくいということもあります。因果関係を積み上げるロジカルタイプとアナロジータイプやメタファータイプのコラボレーションが重要だということです。
★そして、さらにコラボレーションできるには、3つをつなぐ判断基準が必要です。それは直観的にということもあるでしょう。論理的にということもあるでしょう。身体的にということもあるでしょう。この判断基準の精度をあげていくには、経験しかないのかもしれません。同時にそれを見える化する方法のあくなき追究も必要ですが、これはもしかしたら学問や研究の重要な意味なのかもしれません。中高教育ではシンプルなリフレクションルーブリックの作成ということになるかもしれません。
★実は、今年、このような話をして意気投合してしまう校長先生や教頭先生に複数出会いました。また、このような話には興味がないという表情をされる方とも会いました。意気投合する校長や教頭のいる学校は、この対話の間口の広さと奥行きの深さを組織として創り上げています。よって、人気があります。
★逆に興味がないという校長や教頭がいる学校も、別の基準で人気がある学校もあるし、その別の基準は競争の尺度なので、負け組になるところもあります。
★学校選択は私事の自己決定ですから、選択の自由です。ただ、未来にかけてサバイバルする学校は、対話のシステムが立体的にデザインされているところです。競争的価値観は相対的で移ろいゆくものだからです。ただ、対話のシステムのデザインがされているかどうかは、なかなか目に見えるものではありません。説明会でお話をする校長先生をはじめ、多くの先生方や生徒の皆さんの対話の雰囲気を感じる以外になさそうです。
★とはいえ、それをなんとか言語化したり図式化したりすることにチャレンジし始めている学校も増えています。そのような学校と出会えるとよいですね。
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