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2025年10月24日 (金)

こんな私立中高一貫校の見つけ方(01)「グローバル探究と哲学対話と生成AI」の角度から見てみると

哲学対話が今注目を浴びています。教室の中でオンラインリサーチが行われたり生成AIの活用も徐々に広がっています。探究に限らず、教科の授業でもそれは同様です。

そうなってくると誤情報をどうチェックするかが大切になっていきます。その情報が誰が発信しているのか、どこの組織が発信しているのか、ニュースであれば大手新聞社の同じ内容のニュースを調べるとか、発信源である原典に当たるとかエビデンスとの照合モニタリングをする必要があります。

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このような情報の真偽性や真理性などを疑い信頼性・信憑性・妥当性を証明するのは確かに哲学の一部かもしれません。しかし、哲学という言葉を用いなくても、この情報のアイデンティティをチェックするのは、どの教科でも探究でも、情報の時間でも行っています。

ですから哲学対話という言葉をわざわざ使わなくても、探究で本格的な論文編集をしているところは、哲学的な議論はしているといっても言い過ぎではありません。

でもですよ、富士見丘、田園調布学園、女子美、国立音楽大学附属のようにデザイン思考やアート思考を学校全体でベースにしている学校、リベラルアーツを実施している聖学院などは、実際にもう少し深い哲学的対話を哲学という言葉を使わず行っています。

城西大城西や成城学園のように、デューイ流儀のPBLにルーツがあり、それをさらに発展させ現代化しているところは、そもそもデューイはプラグマティズム哲学の元祖ですから、哲学対話を行っていないはずがありません。

また文大杉並のようにダブルディプロマを行いそのエッセンスを学内全体で共有しているところは、カナダのBC州のカリキュラムに哲学自体があるし、探究活動にはクリティカルシンキングがマインドセットされているので、深い哲学的な学びがあります。

三田国際科学学園、サレジアン国際学園グループ、工学院、聖ドミニコ学園、広尾学園、芝国際のようにインターナショナルコースあるいはグローバルコース、国際コースがあって、ネイティブスピーカーの講師がたくさんいる学校では学びの文化それ自体に哲学的な深い学びがすでにあります。

キリスト教や仏教の学校は、そもそも哲学の基盤があります。ですから鴎友学園女子や恵泉、普連土、香蘭などのプロテスタントの学校や駒沢学園女子や世田谷学園、立正のような仏教系の学校も同様です。

開智日本橋のようにIBを行っている学校もTOKという認知哲学が行われているし、かえつ有明も哲学対話を実施している有名な先生が社会などを教えているし、帰国生のクラスでは英語で哲学を教えています。豊島岡女子も立教大学から哲学対話を実践している教授を招いて行っていたりしています。

工学院大学附属は、インターナショナルコースではやはり英語で哲学を学ぶ授業も行っていますが、数学と社会の先生が有志を対象にして哲学対話の機会を設けたりもしています。それに中学の道徳はすべて田中歩教頭(未来哲学者:教育の中で行われているようで行われてこなかったこれから注目される領域のフロンティア。誰にでも学びは開かれる感動を響かせる。)IBL授業を行っていて、哲学的・文化人類学的・精神生態系的・エトセトラな深い学びを実践しています。

開成でも哲学対話を授業の中で実践している教師もいるそうです。東洋大京北は、学祖がもともと東洋哲学者井上円了で、哲学の講座を実施しています。

哲学という言葉を使うか使わないかはともかくとして、クリティカルシンキングを通して先入観や既存の価値を覆す発想を養っている学校はすべて哲学的対話が行われているはずです。またよくリフレクションが大切だという話は聞きますが、このリフレクションが気づきをさらに深め、本質的なものの見方考え方を発見したとき、それは哲学といえるかもしれません。

そういう意味では、昭和女子大昭和や大妻中野、駒場東邦、桐朋女子、桐朋は、ジェンダーに対するアンコンシャスバイアスを払しょくするWSなどが頻繁に行われていますから、ここにも哲学的深さが横たわっています。

八雲学園や工学院はラウンドスクエアの加盟校ですが、この世界の私立学校のコミュニティでは、まさに哲学的対話が、加盟校同士の生徒が留学し合って行っています。もちろん、年一回行われる国際会議は圧巻です。

本質を見抜く目を養う授業、先入観やアンコンシャスバイアスを払しょくする学び、価値を転換し新しい価値を創出するプロジェクトなどをグローバルに行っている学校は、哲学のみならず、文化人類学、社会学、自然科学などの知見を融合して行っています。

そして生成AIの活用です。生成AIのハルシネーションを回避するために哲学対話が有効であると同時に、哲学とそれ以外の学問を融合して生徒自身の発想を豊かにしたり鋭角のクリティカルシンキングを育成するために、生成AIがサポーターになる活用の仕方も研究されています。工学院の田中歩教頭、駒沢学園女子の山口先生、聖学院の本橋先生はチームになってその研究と実践をしています。

哲学対話の様々な視座のうち生徒自身が自分の価値を創造するところまで行っています。さらに聖学院の山本周先生や土屋遙一朗先生、伊藤豊先生は、それを社会的インパクトに生徒自らが結び付けるところまでプロジェクトをDE-SIGNしています。

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