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2025年9月 6日 (土)

工学院 グローバル×生成AI 風が吹く

★本日、14時から工学院大学附属中学校の学校説明会があります。教頭田中歩先生によると参加申込者の数は前年対比130%弱だそうです。また最近急激に増えているいろいろな国内外で開催されている国際教育フェアでも工学院のブースは黒山の人だかりだということです。Aレベル実施校でありラウンドスクエア校であることはもちろん、生成AI活用先進校でもあり、インターナショナルスクール以上の教育のクオリティなので、注目を浴びているわけです。

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★そんな忙しい最中、午前中田中歩教頭に対話の機会を頂きました。フュージョン教育の肝になる学びの循環とその循環が生み出す問いと創出型コンセプトの関係について対話をしました。今月フュージョン教育研究会のWSを行うので、パーパスとWSプログラムデザインについてが中心です。

★日本の教育の理論は、具体的な状況抜きで語られるので、空中戦が多いのですが、歩先生は、Aレベルを実施するようになるプロセスやラウンドスクエア校としての活動、多様な探究活動のデザインを実践的に行い、そこから生徒自らキャリアデザインに覚醒していく教育を行ってきました。地(=知)に足がついた教育実践です。

★教科の授業の中で生徒の内面から生まれてくる問いや創出型のコンセプトとそれを活用した探究や探究論文とのつながり。実際に行われ、成果も出ています。そこから理論も生まれてくるのです。歩先生は、生徒たちは道端の花からも好奇心は刺激され深い探究活動をおこなっていくものですと語ります。深いですね。

★2027年、2028年に、国公立大学が、英語で行う講義で学位が取れるコースを開設する動きが加速しています。

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★その大学が開設準備にあたって、工学院にリサーチに来ているようです。たしかに、廊下を歩けば、英語で話している生徒たちに遭遇します。インターナショナルコース以外でも英語で行う授業もあります。田中歩先生のIBL授業はまさに英語も使うわけです。生徒はそこに違和感を感じません。

★グローバル環境は自然体だし、ラップトップを使ったり生成AIを使ったりするのも当たり前です。しかし、何より当たり前なのは、授業の中に対話やディスカッションのシーンがあることです。生徒は特に構えることはありません。

★20人以上いる外国人講師は、別に英語の授業だけを教えているのではないのですから、そうなるのも当然なのかもしれません。何より中学のいわゆる職員室を覗くと、先生同士が対話をしています。

★かつてGoogleはプロジェクトアリストテレスを立ち上げて、効果的なチームの生態系を調べて報告しました。工学院の対話と生成AIが融合した学びの世界。そこはソクラテスというよりは、まさに実学的な要素と哲学的な要素を融合したアリストテレスモードといえましょう。工学院は受験情報だけ見ていてもその凄い教育はなかなか見えて着ないかもしれません。ぜひ直接説明会に行ってリアル工学院に浸ってください。子どもたちにとって大切なものがありますから。

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