なぜ今昭和女子大学附属昭和なのか!決定的に何が違うのか?
★先日昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校(以降「昭和女子大昭和」)を訪れ、真下校長からお話を拝聴しました。また、授業も拝見する機会を頂きました。同校のキャンパスは、海外の私立高校というか大学の雰囲気です。テンプル大学もキャンパスにあり、BST(ブリティッシュスクール)も中高に隣接しています。したがって、外国の学生や生徒が歩いて多様性の空間が広がっているのです。グローバル教育環境としてはこれ以上のものはないのですが、ボストンをはじめとする海外留学や研修もたくさんあります。隣接のBSTへの国内留学もあります。もちろん、英語の授業は4技能は当たり前です。
★サイエンスや探究も充実していて、多くの大学と連携しています。成果も当然海外大学をはじめとする難関大学も多数合格し、昭和医大との高大連携は、高3から大学の授業も受けられ、同大学に進学する場合そのまま単位は五感できるという単なる高大連携を超えたシステムが動いています。医学部進学の道も開かれているわけです。
★ですから、グローバル・探究は万全で、さらにDXハイスクールですから3Dプリンターでプロトタイプまで制作して探究もしているぐらいです。というわけで、昭和女子大昭和は、今注目されているのですが、実は、同じような教育環境を作り上げている学校と決定的に違うところがあります。
★それは授業を見て確信できました。サイエンスの授業は実験をしているわけですから好奇心駆動型のPBLです。重要なことは、生徒と話してみて明快にわかったことですが、ファクトとオピニオンを組み合わせて自分たちが行っていることについて明快に軽快に説明してくれるのです。それからサイエンスクラスの特徴の説明もしてくれました。自分たちがどういう環境で学んでいるのかモニタリングができているわけですね。
★また、保健体育科の授業では、現代の公害についてピアインストラクション型のラーニングをしていました。現代と従来の公害の比較をし、その違いを深堀していくことによって、構造的システムのパラドクスと企業内パラドクスの違いにまで及んでいました。おそらく、構造的システムのパラドクスは公害という具体的状況以外にも転移して活用できるコンセプトです。
★なるほどなあと。真下校長は生徒との対話の中で、あるいは校長講話の中で、女子校の教師も徒もその役割としてジェンダーバイアスを解消するリーダーシップを説かれています。このバイアスは、他人ごとではなく、構造的システムのパラドクスの中に自分も属していて(時代と社会を選んで生まれることはできないので当然です)、そこで意識してクリティカルシンキングを発揮し解決策を考え、行動するリーダーシップを養っているのだということでしょう。
★というわけで、何が決定的に違うのかというと、あくまで私の独断と偏見ですが、授業の中で、思いと考えることと行動することのメカニズムが生徒の中に渦巻いているということです。
★多くの学校も、昭和女子大昭和のように環境や経験から学んでいます。そして実際に活動しながら物を作りながら学んでいます。しかし、思考しそれが行動力を生みん出す学びのメカニズムまで意識しません。先生によってはそれはあるかもしれませんが、真下校長は昭和女子大昭和の独自のそれでいて普遍的な思考と行動の学びのメカニズムを先生方と生徒と作り上げています。
★それはすでに教師全体に広まり、生徒にも朝礼などの機会に折に触れ語り掛けているのです。そして気づいたことをフォームのようなアンケート機能のシステムで生徒から気づきを集約し、データマイニングして生徒にフィードバックしています。この語り掛けとフィードバックのサイクルによって、この独自の学びのメカニズムがどれくらいインパクトがあるのか真下校長自身がモニタリングしているのです。リーダーシップの自己調整能力をデータサイエンスで支えている真下校長でもあるのです。
★経験から学び、実践して学び、学びのメカニズムを学ぶの3要素が循環して成功するリーダーが生まれるとは、先日翻訳されたデビッド・ノヴァクの本にも書かれているのですが、まさに昭和女子大昭和が新たな教育に成功し注目されているのは、その3要素を教師も生徒もダイナミックな思考回路としているからでしょう。
★なおそのメカニズムは、実にシンプルにできています。それについては、いずれ真下校長がどこかで語ると思います。説明会などに足を運んでみてはいかがですか。
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