インターナショナルスクール化する私立中高一貫校の次 3rdStageから今を(03)2ndStageへ
★こうして、2ndStageに進むわけですが、1stStageは実は2015年に出現しました。このころ思考コードや21世紀型教育というのが生まれた時期でもあり、偏差値という一つの指標から多角的な指標で生徒一人ひとりの才能を生み出す学びが生まれてきた時期です。そのときはまだAO入試で、今のように総合型選抜のような認知度が高くない時期です。中学入試でも新タイプ入試(医学部のMMIのような)が生まれた時期でもあります。
★だいたい創造的思考や4技能の英語力など大学に行ってからでよいと受験業界も考えていた時代です。それがパンデミックによって一変しました。またAO入試も総合型選抜に変更になり、急激に創造的思考や協働的学びが行われるようになりました。探究が始まったのも影響大だったでしょうが、オンライン授業が広がったのが大きかったのは無視できない事実です。
★そして、本質的には、エッセンシャルワーカーとしての医療関係者へのリスペクトが医療関係の仕事の新たな存在意義を掘り起こしたことも確かです。MMIが増えたのもパンデミックの影響は大きかったでしょう。
★そこに生成AIの誕生と東大のCollege of Design新設の話です。すでに早稲田や慶應は帰国生入試を縮小して、海外での学びや国内での国際的な学びの経験者を等しく対象とする入試を始めています。
★グローバル、イノベーション、そして何より創造的思考のベースになる哲学的思考が学びの前面にでてきました。当然2021年には、偏差値の高低関係なく、海外大学合格者がCreativeグループからたくさん出るようになりました。しかも、Advanceグループの中の開成や海城からも当然のように輩出されるようになりました。
★したがって、AdvanceグループとCreativeグループの図と地の交差が起こり始めたのです。そして、ここにインターナショナルスクールの数が増えたり、海外からやってきたり、オンラインでダブルディプロマを提供する海外の学校が増え、ますます私立中高一貫校はこの動きに対する対応戦略を練らなくてはならなくなりました。
★はじめは、インターナショナルスクールなど海外のカリキュラムや学びに学んでいましたが、海外大学に大量に入るようになった私立中高一貫校は、自ら1条校でありながらインターナショナルスクール以上の教育を充実させていきました。日本の坐禅や茶道をはじめとする道の哲学が、東洋の文化と西洋の文化の架け橋になる可能性が見えてきてもいます。欧米では、「西洋の敗北」という本がベストセラーになるぐらいです。
★そういう意味では、私立中高一貫校のインターナショナルスクール化が進んでいます。しかし、その逆転が2050年までに進むことでしょう。
★その象徴的な動きは、あのイギリスのレッチワースの田園都市計画の現代版が日本で進み始めていることや落合陽一さんのデジタルネーチャーという発想や安宅和人さんの最新刊である<「風の谷」という希望>という書籍の出版です。
★私立中高一貫校は、すでに3rdStageに動き始めていますが、2030年から加速するでしょう。
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