shuTOMO7月号「保存版」 私立中高一貫校における「あわい」の概念を活かした教育の探究
★shuTOMO7月号の特集は保存版です。教育ジャーナリスト市川理香さんは、「あわい」というコンセプトレンズを通して私立中高一貫校の教育の新しい見方を映し出しています。
★総合地球環境学研究所(地球研)のような研究機関や京都大学前総長山極寿一先生のような研究者が、日本の従来の環境思想を軸に地球規模の議論を展開することで、現代の環境危機に対する新たなアプローチを可能にしようとしています。地球研で開催された国際シンポジウム「DANCE WITH ALL」は、このような取り組みの重要な一環として、日本の伝統的な思想である「あわい」の概念を再評価する機会となっています。
★この「間=あわい」というコンセプトと私立中高一貫教育を結びつけているのが、市川さんなのです。現代社会は二分法的思考に支配されており、「白黒をはっきりさせる」ことが重視されています。しかし、壊れかかった地球と生物圏を救うためには、この硬直した思考から脱却し、「あわい」という日本の伝統的な概念を再評価するダイナミズムが起きているのです。
★そして、その動きは、私立中高一貫校の教育実践でも起きているというのです。つまり、「あわい」の概念を活かした教育の可能性ということです。日本の私立中高一貫校には、「あわい」の概念に相当する豊かな教育実践を行っている学校が数多く存在します。これらの学校を探究することで、現代教育の新たな可能性を発見できるでしょう。
★たとえば、「あわい」の概念は、教科の境界を越えた学びを促進します。理系と文系、知識と体験、個人と集団の学習を自然に結び付ける教育プログラムを実践している学校では、生徒たちが多面的な視点を持って問題に取り組む力を育んでいます。
★また、6年間という時間軸を活かし、生徒同士や教師と生徒が深い信頼関係を築く教育環境を提供している学校があります。この関係性の中で、相互に影響し合いながら成長する「あわい」の精神が実践されています。
★さらに、論理的思考と直感的創造的思考、分析力と統合力を同時に育む教育カリキュラムを持つ学校では、生徒たちが複雑な現代社会の課題に対して柔軟で創造的なアプローチを取る能力を身につけています。
★それになんといっても、環境教育や社会貢献活動を通じて、人間と自然、個人と社会、現在と未来の間にある複雑な関係性を理解させる教育を実践している学校があります。これらの取り組みは、「あわい」の概念そのものといえるでしょう。
★このような私立中高一貫校で「あわい」の概念を活かした教育を実践している学校は次のような価値を生み出しています。
➊新しい教育モデルの発見:従来の枠組みを超えた革新的な教育実践から、未来の教育の方向性を見出すことができます。
➋多様な才能の開花:一人ひとりの個性を尊重しながら、他者との協調性も育む教育の具体的な方法論を学ぶことができます。
❸グローバル社会への対応:日本の伝統的な思想を基盤としながら、国際的な視野を持った人材育成のあり方を探ることができます。
➍持続可能な未来への貢献:変化の激しい現代社会において、柔軟性と創造性を兼ね備えた次世代の育成に向けた教育のヒントを得ることができます。
★このような私立中高一貫校の教育が、壊れかかった地球と生物圏を救うためには、「あわい」という日本の伝統的な概念を再評価するダイナミズムに直結していることは間違いないでしょう。
★そして、市川さんは、このような私立中高一貫校の事例として、次の学校を取材し詳しく論考しています。
・桐朋女子
・昭和女子大昭和
・田園調布学園
・十文字
・巣鴨
★ぜひご覧ください!
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