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2025年6月12日 (木)

聖パウロ学園 森の教室と探究と20%ルールの授業の希望

★聖パウロ学園高等学校は、中学時代自らの才能に気づかないまま、自分が変わりたいと思って入学してくる生徒がほとんどです。好奇心や自分のやりたいこと、自ら問いを創ることなどまだ覚醒していない生徒です。カトリック学校は、すべての生徒に賜物(タラント)があると確信しています。

★ですから、そのような生徒が、わずか3年間で互いに協力して自分物語を描いて自分の才能に気づいたり開発したりして卒業していきます。物語というのは、葛藤や壁、境界線をどう乗り越えていくか感情を震わせながらも、友情を育みながら高みに上っていきます。もちろん、人生のゴールへの道は、卒業してからまだまだ長いでしょう。

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★しかし、その紆余曲折の悲喜こもごもを互いに愛し愛される関係性の中でアップデートさせていく感動は、何にも代えがたい永遠の瞬間です。カトリック校であるパウロにとって、その瞬間は祝福される時間です。

★この体験をパウロの森の教室で学ぶ中で、静かな木々の葉音や風の音や鳥の鳴き声に包まれながら、同時にwifiの飛ぶ中で、デジタルネイチャーの時空を思索の中で広げていきます。

★自然の中の自分、そしてチーム、この幸せや希望は、しかし、森の向こうの世界では、果たされていない悲しみに転じます。この落差やギャップが、生徒の内面にゆらぎを引き起こします。問いが生まれる瞬間です。

★探究ゼミの意義の響きが内側で鳴り始めます。

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★そして、その意義と問いの連鎖を持続可能にする技術や概念の創出を教科の授業でさらに柔らかく剛よくトレーニングしていきます。知のコーチングとセルフトレーニング。パウロのこの授業を先生方は20%ルール授業と呼んでいます。

★最低でも20%は自らが問うゆらぎの響きに耳を傾ける思索の時間を設定します。それは自らの思索の時間ですから、画一的にゴールを設定するわけではないのです。あるときは、教師のイメージするゴールを軽快に超えていくときもあります。パウロChatGPTというAIツールを活用すると、教師も生徒も思ってもいない概念の結びつきを発見するときがあるからです。

★生成AIに回答を問うのではなく、自らの思索をメタローグする使い方をするのが20%ルールの授業の面目躍如なのかもしれません。メタローグ(メタ対話)。聖パウロ学園の教師と生徒と生成AIの対話の生み出す世界の広がりの果てから発想が響いてくるのです。

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