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2025年6月12日 (木)

聖パウロ学園の20%ルール授業 目からウロコ!

★聖パウロ学園は本当に小規模校。1学年の定員が80名で、全学年の生徒は240名。各学年3クラス体制だから、1クラス30名いかないわけです。東京ドーム5個分の広いパウロの森の中にキャンパスはあるし、馬術部もあります。米国では、このような私立学校は学費年間1000万円のエスタブリッシュスクールです。日本では、東大の数で学校の格付けランキングがあり、そんなすてきな学園であることは気づかれない密やかな学校です。

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★しかも高校無償化です。学校説明会に来た時に、知らなかったあ!見つけたあ!生徒が愛されてる~!と目からウロコなのです。この目からウロコは聖パウロが体験したときに生まれた言葉ですから、この感動体験を聖パウロ学園の先生方は大切にしています。

★20%ルールの授業も目からウロコです。たいていは、授業と探究をtなぎ、授業から探究に広がっていくというイメージでしょう。しかし、聖パウロは、探究で広がり、授業で深まっていくというつながり方なのです。その深まりの駆動力が授業の20%ギミックにあるのです。

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★この20%ギミックは、先生によって様々です。ですから分かち合い、共通部分と差分に気づき和集合にしていきます。そのような先生同士の分かち合い対話から新しいギミックが生まれてくる、まさに目からウロコ体験の研修を先生方は内製・内省しています。

★外部の講師も招きますが、ベースは内製・内省です。先生同士が互いにアップデートしていく学習する組織が日々バージョンアップしています。

★先日も最終的に8人の先生方(小さな学校なので、専任の先生方の40%が合間を調整して集合。校外学習に出かけている先生方もいるので、これだけ集合するのは熱が半端ないですね)が集まって、一色先生の講義とあとは分かち合い。生成AIを交えてメタローグもして、フィナーレは明日の授業のイメージをそれぞれが5分くらいで一気呵成に考えてシェアしていくという研修をやっていました。

★小島校長が研修環境をデザインするその技術は、森の教室を運営するときと同じです。教務部長であり数学科主任でもある松本先生が、数学的に20%ルール授業の解説をしたりして、フラットな対話は心地よかったですね。私も同校の理事なので、いっしょに交えてた楽しませてもらいました。

★世の中、何が起こるかわかりません。学校のシンプルな究極の役割は、言うまでもなく授業です。生徒一人ひとりの知の軸をデザインするのは、多様な教科のコンセプトが和集合になった時です。松本先生の集合論と社会や自然の現象を結びつける数学的思考が興味深かったですね。

★インタレストの語源は、inter-esseだそうです。相互にかかわることという本質的な存在の原点です。何せ、カトリックにおいて、愛の反対語は無関心ですから。探究で好奇心や興味を大事にし、それを発展させるのは20%ルール授業。探究だけで自己完結するのでも、授業だけで自己完結するのでもなく、探究と授業のinter-esse。

★パウロの先生方のミッション、ビジョン、パッション、イノベーション、トランスフォーメーション。希望です。

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