2026年中学入試 芝浦工大附属中学 「論理社会」を新設 3教科入試からシン4教科入試へ 歴史的な意味
★芝浦工業大学附属は、2017年に、板橋から豊洲の現校地にキャンパス移転し、大学キャンパスとも近接することになり、従来の芝浦工業大学中学校・高等学校から現在の芝浦工業大学附属中学校・高等学校への校名変更と高校共学化に踏み切り、その後2021年に中学共学化を果たしました。そして2026年、今まで行っていた国語・算数・理科の3教科入試に社会の入試を加えるようです。首都圏模試センターのサイトによると、「近年、目覚ましい進化と変貌を遂げつつある同校は、首都圏の中学入試でも大きな期待と注目を集めている学校です」と高評価がなされています。その目覚ましい進化を学校の顔として入試改革にも反映させたということでしょう。
(写真は首都圏模試センターサイトから)
★もともと、同校の入試は、3教科入試、言語と探究の入試、英語入試などの従来型の教科入試と新タイプ入試のハイブリッドでした。多様な才能を持った生徒を受け入れる入試であり、当然カリキュラムもそれぞれの才能が開花されていくシステムになっています。
★しかし、実際には、探究とグローバル教育とSTEAM教育と教科授業など多様な教育活動が有機的につながって循環している教育=フュージョン教育をしているわけですから、そのカリキュラムシステムを学校の顔とする入試にするとするなら、教科入試自体も新タイプ型に変えていく必要があったのでしょう。
★この有機的循環教育=フュージョン教育ができるのは、実は中学時代にランゲージアワーという言語技術を学ぶ授業が長年実践されてきたからです。日本の国を支える理数系・工学系の人材を輩出してきた同校ですが、実は言語技術もグローバル教育も同時並行で行われてきたのです。
★そして、いわば、リベラルアーツ×STEAM×グローバル教育×探究×教科教育というフュージョン教育を構築してきたわけです。言うまでもなく、社会課題とこの教育はフュージョンしているわけです。
★であれば、知識をベースにする社会科というより、社会問題について思考する記述問題を出題する論理社会的な入試問題を新たに追加するのは進化の必然だといえるでしょう。
★もっといえば、ソフトパワーとハードパワーを区別してきた近代産業社会にあって、ソフト・ハードパワー融合のシン知力を生み出しているとも言えます。これは、世界と比較すると、日本でしか果たせない教育かもしれません。
★2026年の芝浦工大附属中の入試改革が意味するものは、実は近代産業社会の新たな局面を開くビジョンを映し出しているかもしれないのです。
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