生成AIを活用する授業で今起ころうとしているコト メタ認知システムの本質的転換
★多くの学校でも探究の時間が広がり始めています。そして、探究型授業として各教科の授業も変わりつつあります。この変化があるところには、生成AIを取り組んでいきますから、その変化の質の転換が起ころうとしているのです。
(従来型の認知体験プロセスとメタ認知システムの関係。claudeが作成)
★探究というのは、標準的には、「体験→リサーチ→議論→編集→発表」という認知体験プロセスを経て行われます。探究のみならず、多様な研修や体験のプログラムにおいて、この認知体験プロセスを生徒は通過していきます。
★この認知体験プロセスを教師の誘導ではなく、生徒自らが主体的に進めていくことができれば、まずは学びの第一段階には到達です。第ニ段階としては、この認知体験プロセスを進行させるメタ認知システムを生徒自身が言語化するなり可視化するなりするところまでいけば、探究的な自分の活動を自己調整することができます。
★しかし、たいていの場合は、教師がリフレクションのコントロールをします。教師はすでにこのメタ認知システムを身体化させています。つまり暗黙知として自然に使っています。
★ですから、生徒がもし、この教師が暗黙知として活用しているメタ認知システムを言語化したり可視化できるようになると、かなり主体的な深い学びができるようになります。これが第2段階です。
★そして、言語化したものを身体化するのが第3段階で、ここまでくると総合型選抜にかなり対応できるようになります。
★しかし、実はこのメタ認知システムは、従来型のメタ認知システムなのです。つまり、
• メタ認知 = 既存の認知プロセスを「監視」する受動的機能
• 学習 = 外部の知識を「吸収」する活動
• 問題解決 = 正解を「発見」する作業
★ですから、探究を行っても主体的な学びにはなっていなかったというパラドクスというか限界点があったのです。
★そこで、新しいメタ認知システムとして、次のように本質的な転換を企てる動きが起こっているのです。
• メタ認知 = 認知世界を「制作」する能動的機能
• 学習 = 新しい世界ヴァージョンを「創造」する活動
• 問題解決 = 問題世界自体を「再構築」する作業
★正解のない問題を解きながらも、メタ認知システムを再構築しない限り、なかなかそのような問題に挑戦できないわけです。そこで、そこに挑戦している学校の先生方と生徒がどのような新しいメタ認知システムを身につけているのか、あるいは身につけようとしているのかを、生徒と共に授業実践研究を行いながら、構築していこうとしています。
※ フュージョン教育研究会「ワークショップ」
「プロンプト(生成AI)の作り方を工夫して、 生徒が主体的に考える視点を見つける学び 入門編」
①フュージョン教育の数学の授業の事例報告(数学の問題を解くのではありません)とWS
山口貴史先生 (駒沢学園女子中学校・高等学校 数学科教諭)
②フュージョン教育のIBL(Inquiry based Learning)の事例報告とWS
田中歩先生 (工学院大学附属中学校高等学校 教頭・英語科教諭)
③リフレクション 小論文などの生成AIによる評価をきっかけに
本橋真紀子先生(聖学院中学校高等学校 数学科教諭)
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