聖パウロ学園 グローバル×探究(PBL)×生成AI×パウロの森
★昨日聖パウロ学園では、理事会がありました。その中で、本日の京王プラザホテル八王子で行われた東京私立中高第11支部合同相談会にパウロも参加しているので、パウロの先生方の活躍ぶりを見て欲しいと小島校長に誘われました。東京私立中学高等学校協会の11支部が主催しているということもあり、仲間の学校の様子も見学しようと訪れました。何せ東京と言っても23区と多摩エリアでは、立地や生徒の数、帰国生の数など違いがあります。その難局を11支部の学校がこのように協力して説明会を行うことはとてもすばらしいことです。善い意味で競争的共在をしていき、各学校が輝きながら、多摩エリアを教育中心都市にしていくことがグローカルな時代に必要なソフトパワーを生み出す重要な使命でしょう。
(若き聖パウロ学園の教頭大久保先生。広報部長でもあり、校長小島先生と共に東京私学教育研究所でもリサーチしています。)
★そんなわけで、聖パウロ学園の理事でもあって東京私学教育研究所の所員でもある私は訪れることにしたのですが、百聞は一見に如かずでした。11支部全体が盛り上がっていました。知り合いの仲間の先生もたくさんいて、それぞれの学校ブースで柔らかい情熱をもって受験生・保護者と対話していました。その良い雰囲気が全体を包んでいました。
★聖パウロ学園も広報部長大久保教頭のチームが、心理的安全を生み出すパウロの教育のベースである柔らかい対話をしていました。パウロのメンバーは若々しく言語能力というコンピテンシーも豊かでした。受験生・保護者の対応をしているので、瞬間的にしか対話できませんでしたが、小島校長もそこにはいて、一瞬にして教育の軸づくりのワークショップをやろうと盛り上がりました。
★パウロは、東京ドーム5個分の学校森「パウロの森」を所有しています。その中に野球部や馬術部もあり、特徴的なキャンパスです。小島校長は、生徒と森の教室を開発しました。地域の農林水産業関係の方々も協力してくれています。建築家や東京農大や青山学院大学などとの連携も行って、パウロの森教室を探究の拠点にしています。
★パウロの生徒は、農作業やネイチャー体験、部活などのフィールドとして使っているだけではなく、パウロの森の保水量をリサーチし、数理モデルを作って自然と社会と人間の心の循環が持続可能になる保水量を持っている森のモデルを描いて、新しい自然に優しい都市創りの一歩を歩んでいます。
★八王子市とも協力していますから、2050年までに地球上の70%は都市化すると言われていますが、その都市のあり方に寄与できるアイデアと政策を探究活動によって生徒が自ら創発しているわけです。
★森の教室はインスピレーションも生み出すので、作家やアーティストも生まれる可能性があります。
★DXハイスクール認定校でもありますから、森の教室はwifiも完備しています。パウロGPTも作成して生成AIも活用しています。落合陽一さんではないですが、パウロ生もデジタルネイチャーの発想を触発されているかもしれません。
★大学進学率は年によって違いますが、80%前後です。そしてその60%は総合型選抜で進学します。本物の経験重視だし、八王子エリアの公立小中学校やNPOの活動を応援するボランティアに参加する生徒が全校生徒やはり80%を超えます。パウロの森に隣接する農家の方々と協力して梅干しを実際に生産し、販売もするアントレプレナーシップも行っています。
★しかし、総合型選抜や海外の大学は、経験は大切ですが、それを基に自分の生き方の軸を言語表現しなくてはなりません。論理的で他者を自分の世界に巻き込む創造的思考力が必要です。共感力や発想のインパクトもです。
★言語表現力は論文編集力、ストーリーテリングの力量、交渉力など総合的な言語能力です。それは、各教科の授業がそのような思考型の軸がトレーニングされる場になっています。学校設営会では、この生徒自身が自分軸を生み出すミニ授業体験も実施。感動の渦を生み出すイベントです。
★偏差値50前後の生徒が入学してきて、卒業するときには目を見張る伸び方をしていますが、それはそれぞれの生徒が自分物語を描く中でのいろいろなシーンの1つです。どのシーンも生徒1人ひとりにとっては感動的なシーンです。
★その現在進行形の感動を卒業後も語ってくれるOG・OB。チーム大久保先生の受験生との対話の姿にその感動が生まれる理由があると感じました。
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