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2025年5月11日 (日)

国立音楽大学附属中高 変わる未来のリベラルアーツ学校

★国立音楽大学附属中学校・高等学校(以降「KUNION」)の副校長滝澤秀先生にお会いしました。この3年間学校改革が順調に進み、今年の中学入試・高校入試とも生徒募集は成功しました。立地としては国立という学問的雰囲気のある素敵な街です。一方で多摩エリアですから、中学受験市場としては、23区に比べてアドバンテージは高くないわけです。しかも、クラシック音楽を学ぶ殿堂ですから、サブカルチャーの勢いのある世の中にあって、トレンドであるとは一般には思われていません。しかし、滝澤先生は、学内の先生方と協力して、そのイメージを覆し、新しいKUNIONのイメージを描いているのです。

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★クラシックク業界自体、危機を感じ、もっとカジュアルに音楽を楽しめる方向も模索しています。滝澤先生は、だからKUNIONも転換のティッピングポイントを見つけることができたのですと。つまり、クラシック音楽に加え、サブカルチャーの音楽分野に進むキャリアデザインを生徒とともにつくっていく広がりを生み出したことが、生徒が集まりだした大きな要因だというのです。音楽業界は、決して演奏家と作曲家を育てるだけではなく、プロデューサーやイベントコーディネーター、音楽療法士、音楽サイエンティストなど、スポーツ業界のアスリートの環境全体がビジネスになると同じなわけです。音楽という芸術性を生かしたアイデアが生徒の中から生まれてくるようになっています。KUNIONのアントレプレナシップというわけですね。

★このように、時代の精神を読みつつ、生徒のキャリアの多様性に目を向けつつ、実際に、その多様性に気づく探究活動を3年間積み上げてきたというのです。それがKUNIONミライ探究ゼミです。

★もともと、音楽はクラッシックという領域だけではなく、リベラルアーツという土台があります。現在はSTEAMという領域にシフトしています。言語能力もAをリベラルアーツとすれば、養われますが、現実は、必ずしもそうはいかず、イノベーションやテクノロジー、エンジニアリングに引っ張られます。

★そこで、意識として、リベラルアーツをむしろ土台にして、KUNIONミライ探究ゼミを企画・開発・実施したということです。

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★そこは、滝澤先生が国語科教員でもあるので、言語能力にこだわるところがあったのでしょう。ゼミは、12種類あり、20人前後の生徒で構成されます。しかも、ゼミの講師は、身体表現、音楽サイエンス、音楽療法など学習指導要領を超えた分野が多数なので、大学や企業の専門家と連携して行っています。ディスカッションが活発で、いわゆるプロジェクト学習やチュータリング的な学びのプロセスが広がっています。

★もちろん、滝澤先生も「PRゼミ」を開設しています。イベントを企画したり、マーケティングを研究するゼミのようです。そして、ゼミのメンバーはKUNIONの説明会などイベントも企画するわけです。プラグマティックな組織運営を滝澤副校長は進めているのです。

★AI時代になって、創造的な感性や発想があらゆるビジネスシーンで重視されるようになります。AIが描く創造性を超えるのは、やはり人間の最後の役割かもしれません。

★音楽をベースにしたリベラルアーツは、AIの優れたシステムと共生できる人間の総合的な生き方のシステムという時が到来したのでしょう。KUNIONはその未来を生徒と共に生み出していく新しい展開を始めています。時代を導くKUNIONの教育。今後もウォッチしていきます。

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