« 聖学院 生徒1人ひとりがOnly Oneを発見する教育環境がデザイン | トップページ | 来るべきAGIとうまくやるために 生成AIの使い方で見逃されているところをさっさと汲み取る »

2025年4月27日 (日)

学校が変わる本質的な理由と生徒獲得のための理由 幕を閉じる教育組織とAPUのようにモデルになる教育組織

★ここのところ衝撃的なニュースが報道されています。それは❶インターナショナルスクールの増加とそこに通学する日本人の子どもの増加❷幕を閉じる老舗の大学➌留学生をたくさん受け入れて世界と日本の社会に影響を与える人材を輩出しているAPUの話題の3つです。いずれも現在の各学校が何か変わる必然性に迫られる危機的環境要因になり得ます。もちろん、この危機は、変わらない学校にとってあるいは組織にとって危機であるにすぎず、変わろうとしている学校や組織については、パラダイム転換の風になるわけです。

81qwrkfcosl_sy522__20250427082601

★学校がサバイバルするには、軍事的世界観で行くか、冒険型組織観で行くかどちらかです。APUは、冒険型組織観のスーパーモデルでしょう。幕を閉じる組織は、軍事的世界観がしっかりと土台になっていて、生徒獲得のためには、そうでない装いを描くというやり方で運営しているうちに、メンバーが軍事的世界観が払しょくできているという幻想につつまれながら仕事をしているケースが多いですね。

★一方、軍事的世界観を明確にメンバーに意識をさせ、かつ生徒獲得のために、新しい装いをデザインしている組織は、ポピュリズムには魅力的に映ります。しかし、土台から冒険型組織観が浸透している学校や組織が市場で支持されるようになると、それは昭和と令和のハラスメント事情が明快に違うように、その違いが明快に映し出されるようになります。

★そのとき、軍事的組織観が持続可能かどうかはわかりません。

★いずれにしても、インターナショナルスクールが増えてきているのは、その組織の在り方に冒険型組織観が反映しているように見えるからです。もちろん、土台までそうなのかは、インターナショナルスクールに限らず、どんな組織でも、そうでない場合は、ありますから、賢い選択願を養っておく必要があります。インターナショナルスクールの場合、保護者のネットワークコミュニティが分厚いので、その点、賢い選択眼は切磋琢磨されるチャンスは多いようです。

★老舗の大学が幕を閉じるとき、随分前から理事会は相当議論しているし、顧問弁護士や会計士も提案をするでしょう。そこで、理事長は決断をして改革ののろしをあげるのですが、大学の組織はどこもたいていは大学の組織をつくる本当の場である研究と教育は、経営の本質的部分に踏み込めないようになっています。APUのように英語で全部講義を行おうとしても、大学の先生の力量がないというのではなく、自分の大学の未来をどうするのかエージェンシーがなくても自分の研究と教育ができてしまからスルーしてしまうのです。ですから、改革は生徒獲得のための掛け声に終わります。

★軍事的組織観が、実は浸透していて、組織が決めた枠の中で自由にやるという、一見学問の自由が守られているわけですが、冒険的ではないので、組織としての社会への貢献的なインパクトは見えにくくなります。

★私立の中高の場合だと、理事会が冒険型組織になろうと決め、校長が信頼性の高い組織を作っていれば、経営陣と教師側が一丸となって進めます。大学でそれがやれているのが、APUなのでしょう。しかもAPUは学生も共に経営に参画できます。もちろん、間接的な場合が多いわけですが。

★そして、冒険型組織観を実装段階にシフトするには、組織文化がバイリンガル以上で精神的にも多様性を受け入れる、プロジェクト型の活動やディスカッションで満ちている、イノベーションを生み出す起業家精神に満ちていることが最小限の条件です。これは冒険型組織観を支える三種の神器みたいなものです。

★このような組織は、サバイバルできますし、自分の組織だけではなく、いろいろな人々や団体や国まで巻き込んでいくでしょう。そんな簡単なものではないよと言われるかもしれません。そのような人の発言は実はとても重要で、その人が所属している組織がやはり問題であるというサインなのです。

★ですから、SNSでそのような発言をしている方の所属している組織は、何か問題があるのだと、組織を選択する側はメタ認知を働かすといいわけです。APUをリサーチして、メタ認知の枠組を創っておくと便利かもしれません。

|

« 聖学院 生徒1人ひとりがOnly Oneを発見する教育環境がデザイン | トップページ | 来るべきAGIとうまくやるために 生成AIの使い方で見逃されているところをさっさと汲み取る »

創造的破壊」カテゴリの記事