宇宙の中の自分としての社会の中の自分の生きる構想力
★生成AIを活用している自分を、社会の中の自分という人間観でみるならば、膨大な言語の海の中の点としての自分になってしまう可能性があります。しかし、宇宙の中の自分としての社会の中の自分という多次元の自分が生成AIを活用するとなると、生成AIは社会の中の一部であるという見方ができます。この感覚がまず大事です。
★とはいえ、生成AIの方が、宇宙の知識や情報は、自分以上にあるでしょう。しかし、まだ宇宙開発という科学的なお話であり、文化や生活、哲学という話にまではあまり至っていないでしょう。
★この構想力はしばらく人間のものかもしれません。学校において、生徒を社会というか学校の一員として扱いつつ実は宇宙の中の個人として捉えるならば、教師も生徒も構想力においてフラットです。社会の中のというか学校の中の知識は圧倒的に教師です。専門分野に関しては、まだまだ生成AIの知識は足りません。
★そうなると、教師と生徒の間に力関係が生まれてしまいます。まだこれから経験していく生徒と経験済みの教師とで格差があるのは当然です。この格差をなくす努力がオープンマインドの設定ですが、社会の中の個人として考えていたのでは、オープンマインドは雰囲気でしかありません。すると道徳的な匂いが漂ってきます。ここでいう道徳とは普遍的でないのに普遍的だと信じて押し付ける意味での道徳です。
★だから、生成AIも宇宙にまでは飛べないにしても、教師や生徒の知らない専門家を呼び出して、自分たちの考え方とその専門家の考え方と比較するわけです。この比較こそ対話です。テーゼーアンチテーゼージンテーゼなどという懐かしい理屈が、ここでは結構成り立つのです。
★もちろん、カントとヘーゲルについて生成AIについて聞いてみると、倫理の教科書以上のものは期待できませんが、コンテンツではないのです。理論構成の視点が大切です。それが本当にカントやヘーゲルが言っていることなのかは疑問なのですが、確率50%である程度正しいのです。そして、専門家によって解釈が違います。そこを追究していくのは哲学という学問でしょうが、私たちは生活者として社会の中に組み込まれないように生きていく自分を構想していく視点が欲しいわけです。その結果学問をやるのも良し、スタートアップをやるもよし、企業に勤めるもよし、医者になるも良し、弁護士になるも良し、会計士になるも良し・・・そこを一つに決めなければいけない道徳の匂いはとりあえず払拭したいわけです。
★教科の授業であれ探究の授業であれ、自分の周りを囲んでいる多様な社会課題を突破するには、いろいろな方法があるのだけれど、そのような課題に直面した時、自分の構想力はどのように稼働するのか。
★それが宇宙の中の自分としての社会の中の自分の生きる構想力であれば、まとわりついてくる諸条件や拘束を振り払うことができるでしょう。そのための一つの方法として、脳とAIと宇宙と自分たちの共生を想像しながら生きる構想力を創っていきたいものです。すべての生徒が自分自身の生きる構想力を持てると、どんな困難に出遭っても希望はあるでしょう。
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