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2025年3月 7日 (金)

2026中学入試準備(25)インターナショナルスクールか私立学校かの時代の意味③鎌田浩毅京大名誉教授の新刊本にヒント

★鎌田浩毅京大教授が2月18日に新刊本を出版していました。真っ赤な溶岩色のジャンパーを羽織ってよくテレビにも登場していた先生で、皆さんもご存じでしょう。その本は<「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室>(ダイヤモンド社)です。鎌田先生のような知を生み出す学校が、超難関校ばかりではなく、日本の私立学校には増えているのです。でも、目立たたないかなあ。

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★やはり、鎌田先生のように真っ赤なジャンパーを羽織って、講義を軽やかに情熱的に行わなければだめかなと。いや、真っ赤なジャンパーを羽織るかどうかはともかく、鎌田先生のようなアイデアは必要です。というのも、鎌田先生は、日本沈没というあの映画が今も人気なぐらい私たちは地震大国に住んでいるのに、大学入試で地学が選択できる大学が少なくなったために、地学は中学で終了という生徒が多いことに危機感を抱いたわけです。だから、地学の知を広める広報活動も含めてそのような目立つ姿で講義をしたのでしょう。

★本質的なことは大事ですが、それをどう際立たせるかも大事です。本質的なことは目に見えないので、一般にはなかなか気づかれないからです。

★だからといって、本質を極めようとしていないのに、際立つ広報をしてもそれは本筋ではないわけで、鎌田先生のように地学は人間の存在基盤だというビッグコンセプトを掲げ、その理由として地学のシステムをわかりやすくも学問的に共有するアクションが必要です。

★そして、この学びのビッグコンセプトを生徒1人ひとりが自分の身体脳神経系全体に広げられるようになる学校が、真に魅力のある学校です。ここまでくれば、インターナショナルスクールだって必ずしも到達していないところもあります。日本の私立学校で到達している学校もあります。

★日本の学校は私立公立に関わらず、ビッグコンセプトを見出す教育はなかなかできていないのですね。ヨーロッパやIBではそれができるのはなぜかというと、別に意識しているわけではないのですが、哲学の教科があるからでしょう。もちろん、どちらの経験にしろ、気づくか気づかないかは生徒自身にもよります。環境がなくても気づく生徒もいます。環境があっても気づかない生徒もいます。

★そこで諦めないのが教育というおせっかいな学びのデザインシステムなのです。だから、そのビッグコンセプトを生徒1人ひとりが生み出せる教育を追求しているのでしょう。ビッグコンセプトは生徒によって違います。その違いは聖てぃとり一人の志納によって違います。生徒の才能を尊重する心理的安全性はこのビッグコンセプトに結びつくものであるかどうか、そこがカギなのです。

★それはともかく、地学はカントのような哲学者にとっては宇宙論ですし、存在論ですから実は地学を通して哲学を学ぶことができるわけです。人間の存在基盤を見出す科学です。

★私は、このヒントを中学生のころ地球物理学者竹内均先生がテレビで寺田寅彦の茶碗の湯の話を引用して、目の前の小さなモデルが、地球規模のシステムを解明するのに役立つというような話をされたのを聞いて、ワクワクしました。

★鎌田先生も本書の中で、竹内先生のことを話題にしていました。知はやはり普遍的な何かですね。

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