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2025年3月 9日 (日)

私立学校の教育の質の展開(01)成城学園の生徒の視点

成城学園のホームページに、NHK(2025年2月26日)でも取り上げられている「除染によって取り除かれた土を2045年までに福島県外で最終処分することについて、自分たちの世代の問題と感じ、同じ若い世代に広く伝えようと取り組んで(NHK)」福島学カレッジで最優秀賞を2年連続受賞した高校2年生の記事が掲載されています。

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(言葉の世界で溢れている成城学園)

NHKの記事を読む限りでしか、その研究内容はわからないですが、3・11に対する情報や知識を自分たち世代はどのくらい知っているのか理解しているのか事実を丁寧にリサーチするアンケートやインタビューを重ねています。たとえば、自分たちが将来解決しなければならない大きな課題「除染で出た土などを2045年までに福島県外で最終処分すること」についてなど1000人以上の声を集め分析しています。

★アンケートやインタビューの過程で、福島の復興は進んでいると思っていたが、そうでないことを知って調べてみたいという反応などもあったようです。

★復興の光と影を見出し、私たちやマスメディアが見落としている盲点がまずどこにあるのか、社会学的想像力を働かせながら、リサーチし、その盲点をまず多くの人と共有していく活動は凄いことだと感じました。

★福島学カレッジの知のリーダーは、東京大学大学院情報学環の開沼博准教授です。社会学者で、参与観察をするアクティブでもある研究者ですから、福島学カレッジにかかわる多方面から参加しているスタッフとそこに応募してきた生徒と多くの時間対話をしていることでしょう。

★中道・知識・外部に対するものの見方・考え方が劣化している今日、ポピュリズムの刹那的な価値観にどこまで対抗できるかどうかわからないけれど、真摯に情熱的にミッションを果たすべく、中道・知識・外部への眼差しを次世代に共有していこうとしているのでしょう。

★内部に閉じこもって固定された価値観や考え方、感じ方から開かれるための知は次世代にとっては大変重要な資質・能力です。その出発点の1つに社会学的想像力があるのでしょう。福島学カレッジに参加した高校生がその視点を学び、実践研究をしたり、広めるパフォーマンス企画をしたりして、次世代に拡張しようとしているのでしょう。

★成城学園の高2生もそのミッションとパッションとイノベーションを自ら多くの人と協働して生みだし、そこからクエスチョンを立ち上げ続けていくのでしょう。そのような生徒がたまたま成城学園から生まれたのでしょうか。そうともいえるし、やはり経験をベースに対話やディスカッションを大事にし、常に問い続けるコンセプトを共有している言葉の世界がある成城学園の教育の影響もあるのではないでしょうか。

★もちろん、数少ない情報では、それは憶測にすぎませんが、そういう期待を抱けることは私自身にとってはありがたいことです。

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