2026中学入試準備(12)3Fマインドと3Tスキルを大切にする教師がいる学校を探そう
★昨日、和洋九段女子で、22世紀型教育研究センターは「問いの生成WS」を開催しました。3校の生徒の皆さん10人と先生方が共にWSを創っていました。いろいろなセミナーがありますが、一般には、先生方が学び合うものが主流です。生徒の探究発表というのもありますが、その発表に到るまでのプロセスを生徒と教師が共に3F(フラット・フリー・フレンドシップ)な雰囲気で行うものはほとんどありません。それを同センターの先生方は生徒と共にやってのけました。
★なぜできたのか?それは、生徒と教師の学びのベースは普段の授業です。その普段の授業が同センターの先生方は参加型授業だし、かつ広い視野を生徒と共有する仕組みを作っています。多くの場合、PBLやIBLの授業ですから、今回のWSそのままという感じです。普段の授業が上記の図の3F雰囲気であるというのは、日本の教育の世界ではまだまだレアケースです。
★一見参加型授業でも誘導的で、結果的に型に収まる学びだったり、広い視野を持ち込む授業でも一方通行型授業だと、おもしろいのですが、その先生のトークに憧れてしまいます。心地よい授業ですが、そこに自分の学びの座標軸が生まれる可能性は高くないのです。
★受験生や保護者は、それを見抜く心の目をこれからは学んでいく必要があります。
★学校改革を強く主張する学校は、たしかに素晴らしいのですが、それが誘導的だったり、憧憬的だったりする場合、入ってから子どもたちは何かが違うと思えばまだよいのですが、何も気づかず、そのまま社会に出て、多様な改革の次元がある中で、一握りのアイデアだけで様々なコンフリクトに出合います。そのコンフリクトを自分が創る場合もあります。
★6年間はハッピーでも、その後はどうなるかわかりません。
★いかなる局面でも広い視野で3Fの精神で乗り切る学びの座標軸が育つ環境を探そうということですね。そして、3Fと重なりますが、やはりタレントとテクノロジーとトレランス(寛容)の3Tのスキルも重要です。
★同センターのWSは、デジタルあり、付箋紙あり、何より対話ありで、3Fマインドと3Tスキルが自由自在に闊達に展開していました。
★どうしたらそのような環境があるのがわかるのか?それは教師をみればわかります。ハラスメントを起こさない配慮の行き届いた教師なのか、自分自身ハラスメントを引き起こしていることに気づかない教師なのか。学校説明会に行けばすぐにわかります。
★そのためにも、ハラスメントリスクを回避する感性を大事にしましょう。
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